はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな

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第九十四話

 呪い返しで、顔が爛れてしまったという子爵家のご令嬢。

 なんの罪もない王太子妃殿下とダイアナ様を呪おうとしたご令嬢。

 申し訳ありませんけど、そんな方のお顔が爛れたと聞いても、全く同情する気になりませんわ。

 とにかく顔全てが爛れて、痛みもあるそうです。

 そして、どんなお医者様の手を借りても、痛みはもちろん爛れも治らないのだそうです。

 仕方ありませんわよね?
自業自得というものです。

「それでダイアナ様が」

 実はダイアナ様から、お手紙が届きましたの。

 国民の皆さんが、多くの貴族の方々が、第二王子殿下の結婚を三ヶ月、遅くても半年後には行うべきだと。

 国民の皆さんは、元国王陛下たちの愚行は知りません。

 ですが、きっと彼らなりに思うところはあったのでしょう。

 現在、元王弟殿下や王太子殿下、そして第二王子殿下はとても頑張っていらっしゃいます。

 今までカリスタ商会におんぶに抱っこだった王家を、本気で立て直し中です。

 その姿が、きっと国民や多くの貴族の方々に響いたのですわ。

 もう何度も結婚の準備をされていたので、結婚式は半年後と決まりました。

 さすがに他国の王族に出す招待状が、三ヶ月後では、ということになったのです。

 そして、もうひとつ。

 王太子妃殿下が、お子を授かったのです。

 もちろんこれは極秘事項で、ダイアナ様が秘密なのですけどと教えてくださいました。

 私が贈った魔道具を付けたことで、事態が好転したと感じたのだそうです。

 そしてそのことで、自分の結婚と王太子妃殿下の妊娠という、とても嬉しいことが起きた。

 だから、私には知らせていいと王太子殿下と王太子妃殿下がおっしゃったのだそうです。

 嬉しい報告ですわ。

 もちろん私も、そのことを他言するつもりはありません。

 魔道具に守られ、呪いはかからないでしょうが、実力行使の場合も絶対にないとは言えませんし、何もなくてもお子が生まれて安定するまでは公表しないのが慣習ですから。

 でも、アルバート様にはお話させていただきました。

 アルバート様は、王太子殿下としてちゃんと『言っていいこと悪いこと』は理解されている方です。

 それに魔法師の方にも、褒美を与えていただかなければなりませんから。

 でも・・・
本当に良かったですわ。

 お亡くなりになったことを喜ぶわけではありませんが、あの方々よりもダイアナ様の方が大切ですもの。

 その子爵令嬢は、顔が爛れたこともあって、していた婚約は流れたと聞きました。

 今は家から出されることもなく、一室に軟禁状態だそうですわ。

 
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