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第二章 戸惑う心 触れ合う身体
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アズベルトが出て行った後、カナはぼんやりと窓の外を眺めていた。
ベッドに横たわったまま重たい頭を枕に預け、夜空を明るく照らしていた月を眺めながら、涙を拭う事すらしないままただ外を眺めている。
涙で濡れた枕に多少の不快感を感じるも、それをどうこうしようという気力は無い。
時折瞼を閉じてはみるが眠りに落ちていく感覚は無く、再び目を開いては月を見上げる。
そんな事を繰り返すうちに、窓の外がうっすらと白んできた。夜が明けたようだ。
眠る事を諦めたカナは、重たい頭を持ち上げるとゆっくりと身体を起こした。
もそもそとベッドから起き上がると、すぐ側のドーマー窓を押し上げる。
今の季節はどこら辺なのか。真っ黒な泉の方から吹き込む穏やかな風は、緑の匂いと土の匂いを少しずつ交え、涙に濡れた頬をヒヤリと掠めていった。
白と藍の二色に色付いた空の淵には、うっすらと茜が広がりつつあり、屋敷を囲む周りの林からは鳥の囀る声が聞こえだす。
知っている朝の知らない景色を眺めながら、やけに冷静な頭でこれから先に思いを馳せる。
「これからどうしよう……」
アズベルトに『カナリアのフリは出来ない』と、そうはっきり言った以上、もうここには居られない。
見た目はカナリアだが、中身は別人だ。
そんな不可解な人間を側に置く程、彼はカナを信用していないだろうし、第一傷を抉るだけだ。
そんな事は自分自身が耐えられなかった。
「就活しなきゃ……」
頼れる人が他に誰もいない以上、生活する為には働くしかない。
幸い身体は大分元気になり体付きも戻りつつあるようだが、それでもこんな細腕では仕事を探すにも苦労しそうだ。
ひとつ年上のナタリーがメイドとして働けているのだから、こんな子供の姿でも就職先には困らない筈だ。
幸いにも家事は得意だ。
メイドはやり甲斐がありそうだけど、この体じゃ体力が持たないかもしれない。
家事代行やハンドメイドで仕事が出来れば一番いいけど、どうやって探せばいいのだろう。
ハローワークのような仕事を斡旋してくれるようなところがあるのだろうか。
そもそもきちんとした教育を受けていなければ無理だと言われてしまえばそれまでなのだが。
就職先が貴族の家でなくとも、街に行けばもしかして……。
ぐるぐると様々な思いが頭を過った。
結婚の話はどうなるだろう。
こうなったからには破談だろうけれど、カナリアの事を考えると申し訳ないと思う。
領地統合の件もあるし、カナリアの両親の事もある。屋敷で働いている使用人達にも、どう説明すればいいだろう。
クーラにはお菓子を作る約束をしてしまったのに、果たす事は難しいかもしれない。
アズベルトはただでさえ忙しい人なのに、余計な仕事を増やしてしまったら益々身体を酷使してしまいそうだ。
いっそのこと『失踪』という形にしてしまおうか。
その方がうやむやにしてしまえる分、負担は減るかもしれない。……ただ、そうすると今度はアズベルトを健のような目に合わせてしまう事になる。
やはりそれは心苦しい選択だった。
「とりあえず荷物の整理だけでもしておこう」
いつ出ていけと言われてもいいように荷物と心の準備はしておこうと、来た時に持って来たカバンへ持ち物を整理する為、クローゼットを開いた時だ。
カバンのすぐ後ろに化粧箱程の大きさの木箱がひっそりと置かれているのが目に入った。
他の調度品に比べるとやけに年季の入った箱だったのが気になり、カバンを脇によけると木箱を引っ張り出す。
鍵がかかるタイプのようだが、壊れているのか南京錠はロックが開いた状態で引っかかっているだけだ。
木箱の蓋の部分には、子供の字で『カナリア TO アズベルト』と書かれている。幼いカナリアからアズベルトへのプレゼントが入っているのかもしれないな、と想像すると、カナの口元は自然と綻んだ。
いけないだろうかとは思いつつ、そっと蓋を開けて見る。中にはたくさんの紙切れや封筒が入っていた。
「……手紙?」
カナはその場に座り込むと、一番上にあった綺麗な封筒を手に取った。表には『アズへ』と書かれており、裏面には『十六歳になったカナリアより』と書かれている。
封が開いていた事から、アズベルトは既に内容を知っているのだと思われた。
その封筒を床に置くと、別の紙切れを手に取った。
四つ折りにされたそれを開くと、辿々しい文字の羅列がある。今よりもずっと幼い頃に書かれたものだろう。
封筒に入ったちゃんとした手紙から、もうボロボロになってしまったものもある。
どれにも絵や文字が書かれていた。
それらの全てがカナリアからアズベルトに送られたものだった。
「こんなに沢山……全部とってあるのかしら……」
余程小さい頃に書かれたのか、解読出来ないものもあった。
一枚ずつ丁寧に開き、読んでは床へと並べる。こうして並べてみると、カナリアの成長がカナの目にもよくわかった。
象形文字のようなグリグリと書き殴ったようなものから、辿々しい文字の羅列へ。
文字自体は大きいがやや均整がとれ、やがて流暢な字へと変化が見て取れた。
それらのほとんどにアズベルトへの感謝が綴られている。
最後に一番最初に手に取った一番新しい手紙を広げた。『アズへ』という出だしから始まった手紙の中の一部分を読んで、カナがハッと息を呑む。
こんな身体になってしまった私を愛してくれてありがとう。
アズが妻にと望んでくれて、私も覚悟を決めました。
私はきっと十分に妻の役目は果たせない。
だからこそ最後の一秒まであなたの事を想い続けるわ。
アズはきっとどんな私でも愛してくれるから、私もどんな姿になったとしても、あなたを想い支えるわ。
例え魂だけになってしまったとしても。
ずっとずっと、愛しています。
「……そうか……これが、彼女の願い……」
いつどうなるかもわからない中で覚悟を決めるというのは、並大抵の事ではない筈だ。それこそ命をかけて一途に、真っ直ぐに、本当に彼だけをただ純粋に愛していたのだ。そんな彼女なら死の間際でもきっとアズベルトの事だけを考えていただろう。
『どんな姿になったとしても』
アズベルトの言葉から彼女が召喚術を知っていたとは考えにくい。だからこの状況はきっと予期せぬ事だったのだと思う。
それでも、カナがここにいるのは最後の最後でカナリアの意思だったように思う。
それなら……。
その手紙を何度も何度も読み返し、どうすべきなのかを必死で考えた。
カナリアの部屋にノックの音が響く。入室したのはアズベルトだった。外はすっかり陽が落ち、窓の外には白から藍へと美しいグラデーションが出来ている。
「これは……」
彼は床に広げられた手紙に驚き、窓の側に立ち外を眺める彼女へ視線を移した。
彼自身ここ数週間は忙しく過ごしていたせいで、この手紙の存在を失念していた。
無造作に四つ折りにされたものから丁寧に封筒に入っているもの、それから既に紙屑のようになってしまった古いものまで、今までカナリアから送られた全ての手紙が広げられている。
そのひとつひとつに思い出があった。
幼い姿から美しく成長していく過程のカナリアが思い出されて、アズベルトは懐かしさに目を細めた。
カナが立つ窓際の左手には、昔カナリアがここで療養していた時に使用していたお気に入りのドレッサーがそのまま残されている。
そこにカナリアからの最後の手紙が広げて置かれていた。
それに目を向け、改めて窓の側から動かない彼女へ歩み寄ると、手にしていたトレイを手紙の横に置いた。
昨日から何も口にしていない彼女を心配したメイドが、軽いものならと用意した食事とカカオミルクだ。二つあるカップを手に取ると、窓の側から動こうとしない彼女に近づき、片方を差し出した。
カナは微笑みを浮かべ「ありがとう」と受け取った。
温かいカップを両手で持ち、一口含む。
手のひらから伝わる熱にどこかホッとする気持ちと、飲み慣れたココアとは違う味わいにハッとさせられる気持ちとが入り混じる。それでも
「……美味しい」
「それは良かった」
「私ね、月を眺めるのも好きだけど、真っ暗な空に瞬く星を見るのも大好きなの」
「ならここは周りが木ばかりで暗いから、うってつけだな」
「私の生まれたところは田舎で……星が綺麗に見えたのよ?」
「……そうか」
窓の外を見ていたカナがアズベルトへ眼差しを向ける。その表情は凪いでいて、とても穏やかで優しい微笑みだ。
月明かりで美しく輝く彼女の姿がカナリアそのもので、アズベルトは息を呑んでその姿を見つめた。
「少し……話をしませんか?」
ベッドに横たわったまま重たい頭を枕に預け、夜空を明るく照らしていた月を眺めながら、涙を拭う事すらしないままただ外を眺めている。
涙で濡れた枕に多少の不快感を感じるも、それをどうこうしようという気力は無い。
時折瞼を閉じてはみるが眠りに落ちていく感覚は無く、再び目を開いては月を見上げる。
そんな事を繰り返すうちに、窓の外がうっすらと白んできた。夜が明けたようだ。
眠る事を諦めたカナは、重たい頭を持ち上げるとゆっくりと身体を起こした。
もそもそとベッドから起き上がると、すぐ側のドーマー窓を押し上げる。
今の季節はどこら辺なのか。真っ黒な泉の方から吹き込む穏やかな風は、緑の匂いと土の匂いを少しずつ交え、涙に濡れた頬をヒヤリと掠めていった。
白と藍の二色に色付いた空の淵には、うっすらと茜が広がりつつあり、屋敷を囲む周りの林からは鳥の囀る声が聞こえだす。
知っている朝の知らない景色を眺めながら、やけに冷静な頭でこれから先に思いを馳せる。
「これからどうしよう……」
アズベルトに『カナリアのフリは出来ない』と、そうはっきり言った以上、もうここには居られない。
見た目はカナリアだが、中身は別人だ。
そんな不可解な人間を側に置く程、彼はカナを信用していないだろうし、第一傷を抉るだけだ。
そんな事は自分自身が耐えられなかった。
「就活しなきゃ……」
頼れる人が他に誰もいない以上、生活する為には働くしかない。
幸い身体は大分元気になり体付きも戻りつつあるようだが、それでもこんな細腕では仕事を探すにも苦労しそうだ。
ひとつ年上のナタリーがメイドとして働けているのだから、こんな子供の姿でも就職先には困らない筈だ。
幸いにも家事は得意だ。
メイドはやり甲斐がありそうだけど、この体じゃ体力が持たないかもしれない。
家事代行やハンドメイドで仕事が出来れば一番いいけど、どうやって探せばいいのだろう。
ハローワークのような仕事を斡旋してくれるようなところがあるのだろうか。
そもそもきちんとした教育を受けていなければ無理だと言われてしまえばそれまでなのだが。
就職先が貴族の家でなくとも、街に行けばもしかして……。
ぐるぐると様々な思いが頭を過った。
結婚の話はどうなるだろう。
こうなったからには破談だろうけれど、カナリアの事を考えると申し訳ないと思う。
領地統合の件もあるし、カナリアの両親の事もある。屋敷で働いている使用人達にも、どう説明すればいいだろう。
クーラにはお菓子を作る約束をしてしまったのに、果たす事は難しいかもしれない。
アズベルトはただでさえ忙しい人なのに、余計な仕事を増やしてしまったら益々身体を酷使してしまいそうだ。
いっそのこと『失踪』という形にしてしまおうか。
その方がうやむやにしてしまえる分、負担は減るかもしれない。……ただ、そうすると今度はアズベルトを健のような目に合わせてしまう事になる。
やはりそれは心苦しい選択だった。
「とりあえず荷物の整理だけでもしておこう」
いつ出ていけと言われてもいいように荷物と心の準備はしておこうと、来た時に持って来たカバンへ持ち物を整理する為、クローゼットを開いた時だ。
カバンのすぐ後ろに化粧箱程の大きさの木箱がひっそりと置かれているのが目に入った。
他の調度品に比べるとやけに年季の入った箱だったのが気になり、カバンを脇によけると木箱を引っ張り出す。
鍵がかかるタイプのようだが、壊れているのか南京錠はロックが開いた状態で引っかかっているだけだ。
木箱の蓋の部分には、子供の字で『カナリア TO アズベルト』と書かれている。幼いカナリアからアズベルトへのプレゼントが入っているのかもしれないな、と想像すると、カナの口元は自然と綻んだ。
いけないだろうかとは思いつつ、そっと蓋を開けて見る。中にはたくさんの紙切れや封筒が入っていた。
「……手紙?」
カナはその場に座り込むと、一番上にあった綺麗な封筒を手に取った。表には『アズへ』と書かれており、裏面には『十六歳になったカナリアより』と書かれている。
封が開いていた事から、アズベルトは既に内容を知っているのだと思われた。
その封筒を床に置くと、別の紙切れを手に取った。
四つ折りにされたそれを開くと、辿々しい文字の羅列がある。今よりもずっと幼い頃に書かれたものだろう。
封筒に入ったちゃんとした手紙から、もうボロボロになってしまったものもある。
どれにも絵や文字が書かれていた。
それらの全てがカナリアからアズベルトに送られたものだった。
「こんなに沢山……全部とってあるのかしら……」
余程小さい頃に書かれたのか、解読出来ないものもあった。
一枚ずつ丁寧に開き、読んでは床へと並べる。こうして並べてみると、カナリアの成長がカナの目にもよくわかった。
象形文字のようなグリグリと書き殴ったようなものから、辿々しい文字の羅列へ。
文字自体は大きいがやや均整がとれ、やがて流暢な字へと変化が見て取れた。
それらのほとんどにアズベルトへの感謝が綴られている。
最後に一番最初に手に取った一番新しい手紙を広げた。『アズへ』という出だしから始まった手紙の中の一部分を読んで、カナがハッと息を呑む。
こんな身体になってしまった私を愛してくれてありがとう。
アズが妻にと望んでくれて、私も覚悟を決めました。
私はきっと十分に妻の役目は果たせない。
だからこそ最後の一秒まであなたの事を想い続けるわ。
アズはきっとどんな私でも愛してくれるから、私もどんな姿になったとしても、あなたを想い支えるわ。
例え魂だけになってしまったとしても。
ずっとずっと、愛しています。
「……そうか……これが、彼女の願い……」
いつどうなるかもわからない中で覚悟を決めるというのは、並大抵の事ではない筈だ。それこそ命をかけて一途に、真っ直ぐに、本当に彼だけをただ純粋に愛していたのだ。そんな彼女なら死の間際でもきっとアズベルトの事だけを考えていただろう。
『どんな姿になったとしても』
アズベルトの言葉から彼女が召喚術を知っていたとは考えにくい。だからこの状況はきっと予期せぬ事だったのだと思う。
それでも、カナがここにいるのは最後の最後でカナリアの意思だったように思う。
それなら……。
その手紙を何度も何度も読み返し、どうすべきなのかを必死で考えた。
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そのひとつひとつに思い出があった。
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カナが立つ窓際の左手には、昔カナリアがここで療養していた時に使用していたお気に入りのドレッサーがそのまま残されている。
そこにカナリアからの最後の手紙が広げて置かれていた。
それに目を向け、改めて窓の側から動かない彼女へ歩み寄ると、手にしていたトレイを手紙の横に置いた。
昨日から何も口にしていない彼女を心配したメイドが、軽いものならと用意した食事とカカオミルクだ。二つあるカップを手に取ると、窓の側から動こうとしない彼女に近づき、片方を差し出した。
カナは微笑みを浮かべ「ありがとう」と受け取った。
温かいカップを両手で持ち、一口含む。
手のひらから伝わる熱にどこかホッとする気持ちと、飲み慣れたココアとは違う味わいにハッとさせられる気持ちとが入り混じる。それでも
「……美味しい」
「それは良かった」
「私ね、月を眺めるのも好きだけど、真っ暗な空に瞬く星を見るのも大好きなの」
「ならここは周りが木ばかりで暗いから、うってつけだな」
「私の生まれたところは田舎で……星が綺麗に見えたのよ?」
「……そうか」
窓の外を見ていたカナがアズベルトへ眼差しを向ける。その表情は凪いでいて、とても穏やかで優しい微笑みだ。
月明かりで美しく輝く彼女の姿がカナリアそのもので、アズベルトは息を呑んでその姿を見つめた。
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