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第三章 近づく心
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「今夜は遅くなると思うから、先に寝ていていいから」
アズベルトがロングコートに袖を通すのを手伝いながら、カナは彼を直視出来ずに困惑していた。何故なら、今夜は城で開かれる晩餐会へ出席する為、アズベルトが正装しているのだ。
トラウザーズと腰から裾までスリットの入った長めのコート、ベストは黒で統一され、袖口や裾、大きく作られた襟には銀糸で繊細な刺繍が施されている。
普段、屋敷で当主として仕事をしている時の装いも素敵だが、今夜は一段と雰囲気が洗練されて見えた。
白いシャツの胸元にはたっぷりのフリルがあしらわれ、微風にも遊ばれてしまいそうなブロンドはワックスで撫で付けられ、前髪の一部を残して後ろへと流されている。
仕上げとばかりにメイド長のコーラルがクラヴァットを装着すると、いつもの何倍もイケメン度の爆上がりした王子が降臨していた。
カナは、準備の為に普段より多く別荘を訪れているメイド達に混ざって、黄色い声を上げながら王子の誕生を興奮気味に眺めていた。
本来ならカナも一緒に行くところだが、まだ淑女としては半人前なのと、体調面での不安から今回はお留守番となったのだ。
いつもと全然違う色気をこれでもかと放ちながら、アズベルトが柔らかい笑みを浮かべカナを見つめてくる。
その破壊力に一撃で撃沈させられたカナは、直視どころか顔も上げられずに両手で顔を覆うと耐えきれずに俯いてしまった。
耳まで真っ赤にして俯くカナにクスクスと楽しそうに笑うアズベルトに対し、ナタリーが「全くもう」と小さく溜め息を吐きながら、カナにシルクの真っ白なハンカチを差し出す。
「カナリア様。旦那様にチーフを」
ナタリーからチーフを受け取るカナの手は震えている。赤く染まった頬に緊張の色も含ませて、カナがアズベルトの正面に立った。
震える手でやっと折り畳んだチーフを、アズベルトの胸ポケットに差し込んだ。
「ありがとう、カナ」
すぐ真上から声が聞こえて、ただでさえうるさい心臓が大暴れしている。アズベルトの大きな手がカナの両肩をそっと掴んで抱き寄せる。
額に触れるだけのキスをされ、ようやくカナはアズベルトを見上げた。
「行ってくる」
「……気をつけてね」
置いて行くのが名残惜しいとでもいうかのように頬を撫でられ、アズベルトはレイリーと二人の執事と共に出かけて行った。
まだ彼の手の感触が残る頬を抑え、ドキドキと煩いままの鼓動を聴きながら、カナはナタリーに呼ばれるまで彼が出て行った扉を見つめていた。
今夜はアズベルトが居ない為、いつもはいない執事が三人泊まり込む事になっている。防犯の為と、有事の際のカナリアとナタリーの護衛だ。
いつもはアズベルトと摂る夕食は、今夜は一人で済まさなければならない。
そんなのは寂しすぎる。
日本にいた頃は、実家ではいつも家族で食卓を囲んでいたし、結婚してからは健と二人で食べていた。
一人だなんて耐えられないと、カナリアの特権と少しの我儘で、ここにいる全員で夕食を摂る事になった。
二人で使うには大きすぎるダイニングのテーブルを皆んなで囲む。アズベルトが居ない事には違和感はあったが、いつもと違う賑やかな食卓がとても楽しかった。
賑やかな食事を終えると、湯浴みを済ませ、夜着に着替え、寝るための準備をしてベッドに入る。
ナタリーがランプを持って退出すると、真っ暗な部屋に一人になった。
いつも隣にいるはずのアズベルトが居ない事に、酷く不安な気持ちが込み上げる。
少し前までは一人が当たり前だったのに、そんな事が思い出せない程、ただでさえ大きなベッドがより広く感じられた。
いつの間に彼が隣にいる事が当たり前になったのだろう。優しく穏やかにすっぽりとカナを包み込んでくれる彼の温もりが、なくてはならないものになっていたのだろう。
健を忘れた訳では無い。ふとした瞬間に、今どうしているだろうかと思い出してしまう。辛い思いをしているだろうかと、心を痛めてしまう。
それでも、その不安ごとカナを抱き締め寄り添ってくれるアズベルトに、日に日に惹かれていくのを止める事が出来なかった。
しかし、その事とは別に不安もあった。
目の前で愛しげにこちらを見つめる眉目秀麗なこの人が、本当に自分の夫なのかと。
自分は本当にこの人に相応しいのかと。
ナタリーが帰って来てくれたおかげで、今は色んな事を学んでいる。
領地の事や国の歴史なんかはもちろん、マナーや礼儀作法についてもだ。マナーや作法に関しては全くの無知ではなかったが、それでもやっぱり挫けそうになる事もある。
こんな状態で彼の側に居て大丈夫だろうか。
二つの領地が統合することもあって、今は彼にとっても大事な時期の筈だ。
今日の晩餐会に出席したのも領地の件があったからだと聞いた。
自分が中途半端なせいで、もしも彼の足を引っ張ってしまったら。
そんな不安が常に付き纏っていた。
「ダメね……ネガティブな事ばかり考えてしまって」
このままではとても眠れないと思ったカナは、ナタリーにお茶を淹れてもらおうと考え、部屋を出た。
廊下の角を曲がった奥にナタリーの姿を見つけ声を掛けようとした時、陰になっていて見えなかったが、誰かと一緒だという事が分かった。
誰といるのか気になってもう少し覗き込むと、それがクーラだと分かり、慌てて隠れてしまった。
別に隠れる必要なんてこれっぽっちも無いのだが、何となく邪魔をしてはいけない気がしたのだ。
こっそり覗くと、昼間に一緒に作ったお菓子を渡している様だ。遠目からでもクーラが喜んでくれているのが分かって、カナまで嬉しくなった。
何やら話し込んでいる様だが、何の話をしているのか。
気になってもう少し近くに行こうとした時、半開きのままにしていた寝室の扉が、バタンと音を立てて閉まってしまった。
それを二人も聞いていた様で、途端にクーラに腕を掴まれたナタリーがそのままどこかへ連れ去られてしまった。
これは明日女子会ね!
そう意気込んで寝室へ戻った。お茶を諦めて、大きなベッドへ潜り込む。ふうっと息を吐き出し、暗い部屋の天井を見つめた。
寂しい……
気を紛らわせる何かがある訳も無く、カナは無理やり目を閉じ掛布にくるまったが、眠気は中々やってこなかった。
ようやくうとうとしてきた頃、顔に何かが触れて重たい瞼を開けた。
「ごめん、起こした」
目の前にいたのは、カナの頬に手を触れたアズベルトだった。
「……あれ? お帰りなさい。……今何時?」
カナの問い掛けに、アズベルトが少し困った様に眉尻を下げた。
「夜中を少し回ったところだ」
カナが寝ていた場所を空けると、アズベルトが入ってくる。
彼からはほんのり石鹸の香りと熱気を感じる。髪が少し濡れている事からも、湯浴みを済ませてのこの時間という事に違和感を感じた。
「もっと遅くなると思っていたわ」
「……あぁ。……抜け出してきてしまった」
「え!? どうして……大丈夫なの?」
驚きで眠気が吹き飛んでしまった。途中で帰ってきたりしていいものなのか、大事な時期だと言っていたのにアズベルトの立場が悪くなってしまわないか心配になった。
それとも具合でも悪くなってしまったのか。
「一通り挨拶は済ませた。重要人物には会談の都合もつけてきたし、問題ないよ」
「……そう」
「それよりカナは? 大丈夫か?」
アズベルトの大きな手がカナの頬に触れてくる。目尻の下を優しく撫でられて、くすぐったさに目を細めた。
え、私? どうして……。
「泣いてただろう? 涙の跡がついてる」
「え? うそ……悲しい事なんて……」
なかったけど、と言いかけて、頬に触れる彼の手に自分のそれを重ねた。すり寄る様にその手を頬へと押し付ける。
「アズが居なくて、寂しかった……」
アズベルトの瞳が大きく開かれ、すぐに優しく細められる。
重ねていた方の手が絡め取られ、アルコールの匂いを感じた時には唇が塞がっていた。
「俺もだ。……君が隣に居ないのが耐えられなかった……」
甘くて芳醇なその香りは、吸い込むだけでクラクラしてしまいそうだ。
もうとっくに酔ってしまっているのかも……
絡んだ指を解いてうなじへと腕を回した。彼の腕が背中へ回され、体温も体重も全身で感じた。薄い夜着越しに伝わる体温に当てられて、カナの熱もあっという間に上がっていく。
熱く火照った身体を冷ます事が出来ないまま、甘く芳醇な夜がゆっくりと更けていった。
アズベルトがロングコートに袖を通すのを手伝いながら、カナは彼を直視出来ずに困惑していた。何故なら、今夜は城で開かれる晩餐会へ出席する為、アズベルトが正装しているのだ。
トラウザーズと腰から裾までスリットの入った長めのコート、ベストは黒で統一され、袖口や裾、大きく作られた襟には銀糸で繊細な刺繍が施されている。
普段、屋敷で当主として仕事をしている時の装いも素敵だが、今夜は一段と雰囲気が洗練されて見えた。
白いシャツの胸元にはたっぷりのフリルがあしらわれ、微風にも遊ばれてしまいそうなブロンドはワックスで撫で付けられ、前髪の一部を残して後ろへと流されている。
仕上げとばかりにメイド長のコーラルがクラヴァットを装着すると、いつもの何倍もイケメン度の爆上がりした王子が降臨していた。
カナは、準備の為に普段より多く別荘を訪れているメイド達に混ざって、黄色い声を上げながら王子の誕生を興奮気味に眺めていた。
本来ならカナも一緒に行くところだが、まだ淑女としては半人前なのと、体調面での不安から今回はお留守番となったのだ。
いつもと全然違う色気をこれでもかと放ちながら、アズベルトが柔らかい笑みを浮かべカナを見つめてくる。
その破壊力に一撃で撃沈させられたカナは、直視どころか顔も上げられずに両手で顔を覆うと耐えきれずに俯いてしまった。
耳まで真っ赤にして俯くカナにクスクスと楽しそうに笑うアズベルトに対し、ナタリーが「全くもう」と小さく溜め息を吐きながら、カナにシルクの真っ白なハンカチを差し出す。
「カナリア様。旦那様にチーフを」
ナタリーからチーフを受け取るカナの手は震えている。赤く染まった頬に緊張の色も含ませて、カナがアズベルトの正面に立った。
震える手でやっと折り畳んだチーフを、アズベルトの胸ポケットに差し込んだ。
「ありがとう、カナ」
すぐ真上から声が聞こえて、ただでさえうるさい心臓が大暴れしている。アズベルトの大きな手がカナの両肩をそっと掴んで抱き寄せる。
額に触れるだけのキスをされ、ようやくカナはアズベルトを見上げた。
「行ってくる」
「……気をつけてね」
置いて行くのが名残惜しいとでもいうかのように頬を撫でられ、アズベルトはレイリーと二人の執事と共に出かけて行った。
まだ彼の手の感触が残る頬を抑え、ドキドキと煩いままの鼓動を聴きながら、カナはナタリーに呼ばれるまで彼が出て行った扉を見つめていた。
今夜はアズベルトが居ない為、いつもはいない執事が三人泊まり込む事になっている。防犯の為と、有事の際のカナリアとナタリーの護衛だ。
いつもはアズベルトと摂る夕食は、今夜は一人で済まさなければならない。
そんなのは寂しすぎる。
日本にいた頃は、実家ではいつも家族で食卓を囲んでいたし、結婚してからは健と二人で食べていた。
一人だなんて耐えられないと、カナリアの特権と少しの我儘で、ここにいる全員で夕食を摂る事になった。
二人で使うには大きすぎるダイニングのテーブルを皆んなで囲む。アズベルトが居ない事には違和感はあったが、いつもと違う賑やかな食卓がとても楽しかった。
賑やかな食事を終えると、湯浴みを済ませ、夜着に着替え、寝るための準備をしてベッドに入る。
ナタリーがランプを持って退出すると、真っ暗な部屋に一人になった。
いつも隣にいるはずのアズベルトが居ない事に、酷く不安な気持ちが込み上げる。
少し前までは一人が当たり前だったのに、そんな事が思い出せない程、ただでさえ大きなベッドがより広く感じられた。
いつの間に彼が隣にいる事が当たり前になったのだろう。優しく穏やかにすっぽりとカナを包み込んでくれる彼の温もりが、なくてはならないものになっていたのだろう。
健を忘れた訳では無い。ふとした瞬間に、今どうしているだろうかと思い出してしまう。辛い思いをしているだろうかと、心を痛めてしまう。
それでも、その不安ごとカナを抱き締め寄り添ってくれるアズベルトに、日に日に惹かれていくのを止める事が出来なかった。
しかし、その事とは別に不安もあった。
目の前で愛しげにこちらを見つめる眉目秀麗なこの人が、本当に自分の夫なのかと。
自分は本当にこの人に相応しいのかと。
ナタリーが帰って来てくれたおかげで、今は色んな事を学んでいる。
領地の事や国の歴史なんかはもちろん、マナーや礼儀作法についてもだ。マナーや作法に関しては全くの無知ではなかったが、それでもやっぱり挫けそうになる事もある。
こんな状態で彼の側に居て大丈夫だろうか。
二つの領地が統合することもあって、今は彼にとっても大事な時期の筈だ。
今日の晩餐会に出席したのも領地の件があったからだと聞いた。
自分が中途半端なせいで、もしも彼の足を引っ張ってしまったら。
そんな不安が常に付き纏っていた。
「ダメね……ネガティブな事ばかり考えてしまって」
このままではとても眠れないと思ったカナは、ナタリーにお茶を淹れてもらおうと考え、部屋を出た。
廊下の角を曲がった奥にナタリーの姿を見つけ声を掛けようとした時、陰になっていて見えなかったが、誰かと一緒だという事が分かった。
誰といるのか気になってもう少し覗き込むと、それがクーラだと分かり、慌てて隠れてしまった。
別に隠れる必要なんてこれっぽっちも無いのだが、何となく邪魔をしてはいけない気がしたのだ。
こっそり覗くと、昼間に一緒に作ったお菓子を渡している様だ。遠目からでもクーラが喜んでくれているのが分かって、カナまで嬉しくなった。
何やら話し込んでいる様だが、何の話をしているのか。
気になってもう少し近くに行こうとした時、半開きのままにしていた寝室の扉が、バタンと音を立てて閉まってしまった。
それを二人も聞いていた様で、途端にクーラに腕を掴まれたナタリーがそのままどこかへ連れ去られてしまった。
これは明日女子会ね!
そう意気込んで寝室へ戻った。お茶を諦めて、大きなベッドへ潜り込む。ふうっと息を吐き出し、暗い部屋の天井を見つめた。
寂しい……
気を紛らわせる何かがある訳も無く、カナは無理やり目を閉じ掛布にくるまったが、眠気は中々やってこなかった。
ようやくうとうとしてきた頃、顔に何かが触れて重たい瞼を開けた。
「ごめん、起こした」
目の前にいたのは、カナの頬に手を触れたアズベルトだった。
「……あれ? お帰りなさい。……今何時?」
カナの問い掛けに、アズベルトが少し困った様に眉尻を下げた。
「夜中を少し回ったところだ」
カナが寝ていた場所を空けると、アズベルトが入ってくる。
彼からはほんのり石鹸の香りと熱気を感じる。髪が少し濡れている事からも、湯浴みを済ませてのこの時間という事に違和感を感じた。
「もっと遅くなると思っていたわ」
「……あぁ。……抜け出してきてしまった」
「え!? どうして……大丈夫なの?」
驚きで眠気が吹き飛んでしまった。途中で帰ってきたりしていいものなのか、大事な時期だと言っていたのにアズベルトの立場が悪くなってしまわないか心配になった。
それとも具合でも悪くなってしまったのか。
「一通り挨拶は済ませた。重要人物には会談の都合もつけてきたし、問題ないよ」
「……そう」
「それよりカナは? 大丈夫か?」
アズベルトの大きな手がカナの頬に触れてくる。目尻の下を優しく撫でられて、くすぐったさに目を細めた。
え、私? どうして……。
「泣いてただろう? 涙の跡がついてる」
「え? うそ……悲しい事なんて……」
なかったけど、と言いかけて、頬に触れる彼の手に自分のそれを重ねた。すり寄る様にその手を頬へと押し付ける。
「アズが居なくて、寂しかった……」
アズベルトの瞳が大きく開かれ、すぐに優しく細められる。
重ねていた方の手が絡め取られ、アルコールの匂いを感じた時には唇が塞がっていた。
「俺もだ。……君が隣に居ないのが耐えられなかった……」
甘くて芳醇なその香りは、吸い込むだけでクラクラしてしまいそうだ。
もうとっくに酔ってしまっているのかも……
絡んだ指を解いてうなじへと腕を回した。彼の腕が背中へ回され、体温も体重も全身で感じた。薄い夜着越しに伝わる体温に当てられて、カナの熱もあっという間に上がっていく。
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