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二 総真くん総真くん総真く(∞
side総真16
しおりを挟む「……」
「お前と想が決定的に違うのは、想は誰に嫌われても意に介さない奴だってとこかな。優しくないんだ。けど、息子のお前は優しすぎる。他人に敏感過ぎると、見ていて思うよ。想は、俺やさゆと縁遠くなっても、何も問題ない。離れたら塚原が哀しむから今の場所にいるだけだ」
想が優しくない……? うーん? そんなことないと思うんだけど……。
しかし晃さん、容赦ないな……。
「……晃さん、それだけ聞くと想、人間失格な人格に聞こえるんですけど……」
「そういう奴だったんだよ。――お前が生まれるまでは」
「俺?」
「総真と由羽が生まれてから、うちで話してたことがあったんだけどな―――
『同い年なんて、なんか嬉しいねえ』
『ね。親友になれるかな~?』
赤ん坊の由羽と総真を一緒に寝かせているのを、四人で見ているときだった。
『なんか、すごい嬉しいな……』
幸せすぎる光景に思わず口にすると、俺とは反対に想は難しい顔をしていた。
『うん。……でも晃、俺すっごく不安なんだけど……』
『なにがだ?』
『……総真に負けたらどうしよう……』
『? 意味わからん』
『美結が俺より総真を大事にしたら哀しいってこと……晃は思わないの?』
『微笑ましいだけだ』
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