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七 ありがとう
side羽咲13
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「羽咲ちゃんの勢いに押された感じで来たけど、呼んでもらってよかった……。ちょっと今、一人はきつかったかも」
「うん」
「だから……泣いてても、無視していいからね?」
「……それは応じかねる」
「なんで急にそんな口調」
いや、口調も変わるよ。
「だって水都ちゃんが泣いてるの無視とか無理。水都ちゃん、この前私が泣きまくった時教室で待っててくれた上にずっと傍にいてくれたじゃん」
「あれは――」
「だから、水都ちゃんは私がいるとこならいつ泣いてもいいの。っつーか泣け」
「脅し! 非道い! 由羽くんに告げ口してやる!」
「はははっ、ここの兄妹仲はめちゃくちゃ悪いから、今更告げ口されても何も問題ないね。はははっ」
「……ここの兄妹仲、めちゃくちゃいい方だって自覚ないんだね……」
「ええい、ごちゃごちゃ言うな! 泣け!」
「きゃーっ! なぜ悪代官風味! あはははっ」
……泣かせるどころか笑かせてしまったよ、総真くん……。
私、水都ちゃんに泣きつかれる才能はないらしい……。
くるっと、水都ちゃんがこっちを向いてきた。
「泣くね」
「えっ? う、うん!」
きゅっと、繋いでいた手に、水都ちゃんが自分のもう片方の手を添えて……額に押し当てた。
私は水都ちゃんをぽむぽむと布団の上から撫でながら、ただ隣にいた。
……二人して、いつの間にか眠るまで。
「うん」
「だから……泣いてても、無視していいからね?」
「……それは応じかねる」
「なんで急にそんな口調」
いや、口調も変わるよ。
「だって水都ちゃんが泣いてるの無視とか無理。水都ちゃん、この前私が泣きまくった時教室で待っててくれた上にずっと傍にいてくれたじゃん」
「あれは――」
「だから、水都ちゃんは私がいるとこならいつ泣いてもいいの。っつーか泣け」
「脅し! 非道い! 由羽くんに告げ口してやる!」
「はははっ、ここの兄妹仲はめちゃくちゃ悪いから、今更告げ口されても何も問題ないね。はははっ」
「……ここの兄妹仲、めちゃくちゃいい方だって自覚ないんだね……」
「ええい、ごちゃごちゃ言うな! 泣け!」
「きゃーっ! なぜ悪代官風味! あはははっ」
……泣かせるどころか笑かせてしまったよ、総真くん……。
私、水都ちゃんに泣きつかれる才能はないらしい……。
くるっと、水都ちゃんがこっちを向いてきた。
「泣くね」
「えっ? う、うん!」
きゅっと、繋いでいた手に、水都ちゃんが自分のもう片方の手を添えて……額に押し当てた。
私は水都ちゃんをぽむぽむと布団の上から撫でながら、ただ隣にいた。
……二人して、いつの間にか眠るまで。
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