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六 わりーわりー、足が滑った。
side咲桜15
しおりを挟む流夜といるととてもドキドキするのに、安心感まで広がっていくのはなんでだろう。
ずーっと一緒にいたいって、思うから……その先に結婚っていう道が、あるのかな……。
一生の約束が。
ヴー、と、机の上に放られた流夜くんのスマホが鳴った。びくりとして離れかけたけど、流夜くんがそれをゆるさない。
「あの、電話……」
「んー」
「お、お仕事関係だったらどうするの」
「ん~、咲桜のがいいな」
「だ、ダメでしょう色々!」
なんとか腕を延ばしてスマホを取って流夜くんに押し付ける。
流夜くんはあからさまに舌打ちして受け取った。
ちょっと。
「………」
そして停止した。
「……ごめん咲桜、無視出来ない筋からの電話だ」
「う、うん?」
勿論、まさか自分といるからなんて理由で無視してほしくはない。
大事な用だったらどうする。
流夜くんは空いている腕で私を抱き寄せたまま出た。
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