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番外編
side千波2
しおりを挟む「ラブラブなんだけどね。この前の由羽たちとはまた違うと思うんだけど、総真は自分の感情が恋愛感情かどうか、まだわかってなくて確かめてるとこなんだって。今はとにかく羽咲ちゃんと一緒にいて、感情につく名前を探してるって言ってた」
「それで……一緒にいたと?」
「うん。あいつ、羽咲ちゃんのこと悪く言われるのが昔から大嫌いでね。今回は握ってた会長の弱み突きつけて、退学するか撤回謝罪するかを迫ったんだって。……俺がいないとこで勝手に始めてたから俺も気づくの遅くて……この一週間、すっかり総真に怯えちゃった会長のメンタルケアしてた……。会長も総真程度に握られる弱み持ってんなよ……」
「……大変でしたね……としか言えないです……」
い、一週間も……。
碓氷くん、何やってる人だ。玲哉くん、お疲れさまです。
「そういうわけで俺も消耗してるから……慰めて?」
「うん」
玲哉くんの頭を両手で包むように抱き寄せた。
「ち、なみ、ちゃん……?」
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