13 / 77
3
嫉妬1 side作之助
しおりを挟む
「……ここか?」
スマホに表示された地図を見て、俺は首を傾げた。
住宅街の一軒家。
昔なじみではあるけど、今の家を訪ねるのは初めてだ。
知っている名前が書かれた表札を見て安心する。
よかった。間違ってなかった。
インターホンを鳴らすと、すぐにドアが開いた。
俺が来ることは知っていたからいちいち確認しなかったんだろうけど不用心だ。
「よー、来たな。コガサク」
「呼ばれたからな」
休日に俺を呼び出したのは玲哉だ。
今まで、玲哉がうちに来たり用事ついでに外で逢うことはあったけど、呼び出しとはこれいかに。
「何かあったのか?」
「特にはないけど、たまにはと思ってな。あがってあがって」
玲哉に言われて、藍田家に足を踏み入れる。
「二階の突き当りが俺の部屋だから入ってて。飲み物持ってくから」
「わかった」
二階……少しだけドキドキしながら階段をあがる。
うちはマンションとアパートの中間みたいな感じで、俺も部屋があるけど、家の中で階段はないからちょっとテンションあがる。
小学生みたいだけど。
二階にあがって廊下の突き当りのドアを開ける。
六畳ほどの洋室。
玲哉らしく、物が少なく整然としていた。
「テキトーに座ってりゃいいのに」
固まっていた俺をグラスが通り越して、部屋の真ん中のローテーブルに置かれた。
玲哉に呼びかけられてはっと頭が動き出した。
「いや、その……」
「ん? どうした」
「……あー……」
これは素直に言ってもいいやつだろうか。
俺が恥ずかしいだけな気がする……けど、玲哉に今更取り繕ってもな。
「……友達の家とか来たことないから、テキトーのさじ加減がわからない……」
「ああ。んじゃそこ座って」
と、玲哉はドアと対面になるローテーブルの前を示した。
俺の幼稚な言葉も笑わず、本当に面倒見がいいな……。
そこに正座すると、玲哉は勉強机の椅子に、背もたれを前にして座った。
「さっきは特に用はないって言ったけど、一応聞いておきたくてさ」
「何を?」
「水都ちゃんのこと」
――玲哉の視線が鋭くなった。
そういえば、玲哉と水都さんって幼馴染なんだっけ……。
「どう? 水都ちゃん高校でうまくやってる? 友達とかいる? もしかして彼氏できた? 水都ちゃん喧嘩してない? 学内で誰かぶん殴ってない?」
「え……あ、え?」
し、質問が多い……すごい真剣な顔で訊かれた分の迫力もプラスされて返答につまってしまった。
「あ、悪い急にたくさん」
「いや……いいけど、水都さんって……その、問題でもあるの?」
「問題って言うか、水都ちゃんは今まで羽咲ちゃん――水都ちゃんの同い年の幼馴染ね。羽咲ちゃん以外に同性の友達いなかったみたいで……羽咲ちゃんさえいればいいって考え方してた子だから。コガサクと仲良しってのも驚きだったんだけど、まあ色々心配で。あとナンパは蹴って逃げろって育てられ方してるから、喧嘩してないかなーと」
じょ、情報が多い……。でも幼馴染から見た心配事、全部現実化している……。
「………」
どう答えよう……水都さんに悪いように聞こえない言い方を……。
「コガサク。正直に答えてくれ」
……見透かされている……。
本当に正直に話すしかないな……。
「水都さんは……友達は最近出来たかな……。特に親しくしているのは二人だけど、ほかの人とも話してるとこ見かける。……今は俺が登下校一緒なこと多いからしてないと思うけど、逢った最初の頃は力技でナンパを撃退してたよ」
玲哉の額が椅子の背もたれのへりに落ちた。
「やっぱりか……うん、知ってた……」
知ってたんだ。水都さんの行動はそれほど簡単に予測できるのか。
「んじゃさ」
今度は椅子のへりに顎をついて平坦な目で俺を見て来る。
「コガサクにとっての水都ちゃんってなに?」
……? なに、とは? 戸惑いが顔に出ていたのか、玲哉は軽く手を振って続けた。
「友達?」
あ、そういうこと。
「うん、友達。あと……」
「あと?」
「護衛」
俺の言葉の意味がわからなかったみたいに、玲哉は何度か瞬いた。
「ごえい?」
「そう。この前水都さんの母様と逢ったんだけど、『水都のことよろしくね』って言われたんだ。水都さん、ナンパとかで男に近寄られやすいみたいだから、護衛として認めてもらったんだと思う」
一通りの説明をすると、玲哉は何か言いたそうな顔を色んな方向へ向けた。
悩んでいるみたいな苦悩の様子だけど……あ、幼馴染の護衛が、玲哉は知った仲でも、水都さんから見たらぽっと出に変わりはないから心配なのかな。
「玲哉、俺も最近は喧嘩を売られても買わないようにしてるから水都さんに悪影響は少ないと思うし、絶対に水都さんを危ない目に遭わせないから」
宣言すると玲哉は、「違うんだコガサク~」と苦しみまくっている声をあげた。
「廊下まで聞こえてんぞ、玲」
「玲どうしたの?」
え!? 苦悶の玲哉に気を取られていると、部屋のドアを開けた背の高い二人の青年がいた。
一人はこれでもかってくらいシャープな美形で、先に声をかけた方。
もう一人は隣の青年より背が高く、すっごくクールに見える。ちょっと冷たそうな感じ……。
そもそも……誰?
玲哉に救いを求める視線を向けると、玲哉は俺の方は見ずに「ちょうどよかった」と二人に言った。
「由羽(ゆう)、総真(そうま)。こいつは古閑作之助。俺の昔のお隣さんで、今は水都ちゃんと同じ高校の同級生で友達なんだって」
「水都の……友達……?」
シャープな美形の方は、俺を値踏みするような顔つきになった。
反対に、一見クールで冷たそうに見える方は、にこぉっと人の良さ満点みたいな笑顔になって、「水都の友達なんだ~。よろしくね」と言って来た。
「コガサク。こっちのすごんでるのは司由羽(つかさ ゆう)。水都ちゃんの親友の羽咲ちゃんの兄で、水都ちゃんにとっても兄みたいなもんだな。んで、そっちのぽわぽわしてるど天然が碓氷総真(うすい そうま)。水都ちゃんと同じ、親たちを通じた幼馴染」
揃いも揃って美形だなおい。
水都さんは言わずもがな。俺は一度立ち上がった。
「はじめまして。古閑作之助です。高一です」
「司由羽。妹もいるから、苗字じゃなくて由羽でいい。俺らは玲と同じ高三」
「はじめまして作之助くん。俺も総真でいいよ。水都の友達になってくれたんだね。ありがとう。よろしくね」
由羽さんは見た目通り、言動まで無駄がない。
総真さんの方は玲哉の言う通りぽわぽわしている……ど天然って紹介されたけど、癒し系ってやつだろうか。騙されないか心配になる人だな。デカいけど。
「あの、みなさんが来たなら俺お邪魔ですよね。失礼しま――
「待ったコガサク。お前を二人に逢わせるために呼んだの」
え、そうなの?
「なんでそんなこと?」
素直に不思議に思った。
俺が水都さんと友達になったからと言って、幼馴染さんたちにまで紹介する必要があるか?
……とか思っていたら、由羽さんがじーっと見て来る。
え、なに、こわい。俺の極悪ヅラ見ても面白くもなんともないよな?
「理由は色々あんだけど、一番は由羽かな。水都ちゃんの兄貴分として、コガサクのこと知っておきたいだろうなと思って」
ああ……つまり俺は、水都さんの友達に相応しいか審査されているってことか。
よし。受けて立とう。
俺だって簡単な気持ちで水都さんと友達やっているんじゃない。存分に見分してどうぞだ。
「……作之助くん? それとも玲みたいにコガサクくんって呼んだ方がいいかな?」
総真さんが言って来た。
「どちらでも大丈夫です。『コガサク』は玲哉がつけたあだ名ですし、呼び捨てでも」
最近水都さんが呼び捨てしてくるから、名前で呼ばれることにも慣れて来たところだ。
「じゃあ俺は作之助って呼ぶね。俺も呼び捨てでいいよ」
スマホに表示された地図を見て、俺は首を傾げた。
住宅街の一軒家。
昔なじみではあるけど、今の家を訪ねるのは初めてだ。
知っている名前が書かれた表札を見て安心する。
よかった。間違ってなかった。
インターホンを鳴らすと、すぐにドアが開いた。
俺が来ることは知っていたからいちいち確認しなかったんだろうけど不用心だ。
「よー、来たな。コガサク」
「呼ばれたからな」
休日に俺を呼び出したのは玲哉だ。
今まで、玲哉がうちに来たり用事ついでに外で逢うことはあったけど、呼び出しとはこれいかに。
「何かあったのか?」
「特にはないけど、たまにはと思ってな。あがってあがって」
玲哉に言われて、藍田家に足を踏み入れる。
「二階の突き当りが俺の部屋だから入ってて。飲み物持ってくから」
「わかった」
二階……少しだけドキドキしながら階段をあがる。
うちはマンションとアパートの中間みたいな感じで、俺も部屋があるけど、家の中で階段はないからちょっとテンションあがる。
小学生みたいだけど。
二階にあがって廊下の突き当りのドアを開ける。
六畳ほどの洋室。
玲哉らしく、物が少なく整然としていた。
「テキトーに座ってりゃいいのに」
固まっていた俺をグラスが通り越して、部屋の真ん中のローテーブルに置かれた。
玲哉に呼びかけられてはっと頭が動き出した。
「いや、その……」
「ん? どうした」
「……あー……」
これは素直に言ってもいいやつだろうか。
俺が恥ずかしいだけな気がする……けど、玲哉に今更取り繕ってもな。
「……友達の家とか来たことないから、テキトーのさじ加減がわからない……」
「ああ。んじゃそこ座って」
と、玲哉はドアと対面になるローテーブルの前を示した。
俺の幼稚な言葉も笑わず、本当に面倒見がいいな……。
そこに正座すると、玲哉は勉強机の椅子に、背もたれを前にして座った。
「さっきは特に用はないって言ったけど、一応聞いておきたくてさ」
「何を?」
「水都ちゃんのこと」
――玲哉の視線が鋭くなった。
そういえば、玲哉と水都さんって幼馴染なんだっけ……。
「どう? 水都ちゃん高校でうまくやってる? 友達とかいる? もしかして彼氏できた? 水都ちゃん喧嘩してない? 学内で誰かぶん殴ってない?」
「え……あ、え?」
し、質問が多い……すごい真剣な顔で訊かれた分の迫力もプラスされて返答につまってしまった。
「あ、悪い急にたくさん」
「いや……いいけど、水都さんって……その、問題でもあるの?」
「問題って言うか、水都ちゃんは今まで羽咲ちゃん――水都ちゃんの同い年の幼馴染ね。羽咲ちゃん以外に同性の友達いなかったみたいで……羽咲ちゃんさえいればいいって考え方してた子だから。コガサクと仲良しってのも驚きだったんだけど、まあ色々心配で。あとナンパは蹴って逃げろって育てられ方してるから、喧嘩してないかなーと」
じょ、情報が多い……。でも幼馴染から見た心配事、全部現実化している……。
「………」
どう答えよう……水都さんに悪いように聞こえない言い方を……。
「コガサク。正直に答えてくれ」
……見透かされている……。
本当に正直に話すしかないな……。
「水都さんは……友達は最近出来たかな……。特に親しくしているのは二人だけど、ほかの人とも話してるとこ見かける。……今は俺が登下校一緒なこと多いからしてないと思うけど、逢った最初の頃は力技でナンパを撃退してたよ」
玲哉の額が椅子の背もたれのへりに落ちた。
「やっぱりか……うん、知ってた……」
知ってたんだ。水都さんの行動はそれほど簡単に予測できるのか。
「んじゃさ」
今度は椅子のへりに顎をついて平坦な目で俺を見て来る。
「コガサクにとっての水都ちゃんってなに?」
……? なに、とは? 戸惑いが顔に出ていたのか、玲哉は軽く手を振って続けた。
「友達?」
あ、そういうこと。
「うん、友達。あと……」
「あと?」
「護衛」
俺の言葉の意味がわからなかったみたいに、玲哉は何度か瞬いた。
「ごえい?」
「そう。この前水都さんの母様と逢ったんだけど、『水都のことよろしくね』って言われたんだ。水都さん、ナンパとかで男に近寄られやすいみたいだから、護衛として認めてもらったんだと思う」
一通りの説明をすると、玲哉は何か言いたそうな顔を色んな方向へ向けた。
悩んでいるみたいな苦悩の様子だけど……あ、幼馴染の護衛が、玲哉は知った仲でも、水都さんから見たらぽっと出に変わりはないから心配なのかな。
「玲哉、俺も最近は喧嘩を売られても買わないようにしてるから水都さんに悪影響は少ないと思うし、絶対に水都さんを危ない目に遭わせないから」
宣言すると玲哉は、「違うんだコガサク~」と苦しみまくっている声をあげた。
「廊下まで聞こえてんぞ、玲」
「玲どうしたの?」
え!? 苦悶の玲哉に気を取られていると、部屋のドアを開けた背の高い二人の青年がいた。
一人はこれでもかってくらいシャープな美形で、先に声をかけた方。
もう一人は隣の青年より背が高く、すっごくクールに見える。ちょっと冷たそうな感じ……。
そもそも……誰?
玲哉に救いを求める視線を向けると、玲哉は俺の方は見ずに「ちょうどよかった」と二人に言った。
「由羽(ゆう)、総真(そうま)。こいつは古閑作之助。俺の昔のお隣さんで、今は水都ちゃんと同じ高校の同級生で友達なんだって」
「水都の……友達……?」
シャープな美形の方は、俺を値踏みするような顔つきになった。
反対に、一見クールで冷たそうに見える方は、にこぉっと人の良さ満点みたいな笑顔になって、「水都の友達なんだ~。よろしくね」と言って来た。
「コガサク。こっちのすごんでるのは司由羽(つかさ ゆう)。水都ちゃんの親友の羽咲ちゃんの兄で、水都ちゃんにとっても兄みたいなもんだな。んで、そっちのぽわぽわしてるど天然が碓氷総真(うすい そうま)。水都ちゃんと同じ、親たちを通じた幼馴染」
揃いも揃って美形だなおい。
水都さんは言わずもがな。俺は一度立ち上がった。
「はじめまして。古閑作之助です。高一です」
「司由羽。妹もいるから、苗字じゃなくて由羽でいい。俺らは玲と同じ高三」
「はじめまして作之助くん。俺も総真でいいよ。水都の友達になってくれたんだね。ありがとう。よろしくね」
由羽さんは見た目通り、言動まで無駄がない。
総真さんの方は玲哉の言う通りぽわぽわしている……ど天然って紹介されたけど、癒し系ってやつだろうか。騙されないか心配になる人だな。デカいけど。
「あの、みなさんが来たなら俺お邪魔ですよね。失礼しま――
「待ったコガサク。お前を二人に逢わせるために呼んだの」
え、そうなの?
「なんでそんなこと?」
素直に不思議に思った。
俺が水都さんと友達になったからと言って、幼馴染さんたちにまで紹介する必要があるか?
……とか思っていたら、由羽さんがじーっと見て来る。
え、なに、こわい。俺の極悪ヅラ見ても面白くもなんともないよな?
「理由は色々あんだけど、一番は由羽かな。水都ちゃんの兄貴分として、コガサクのこと知っておきたいだろうなと思って」
ああ……つまり俺は、水都さんの友達に相応しいか審査されているってことか。
よし。受けて立とう。
俺だって簡単な気持ちで水都さんと友達やっているんじゃない。存分に見分してどうぞだ。
「……作之助くん? それとも玲みたいにコガサクくんって呼んだ方がいいかな?」
総真さんが言って来た。
「どちらでも大丈夫です。『コガサク』は玲哉がつけたあだ名ですし、呼び捨てでも」
最近水都さんが呼び捨てしてくるから、名前で呼ばれることにも慣れて来たところだ。
「じゃあ俺は作之助って呼ぶね。俺も呼び捨てでいいよ」
0
あなたにおすすめの小説
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
バイトの時間なのでお先に失礼します!~普通科と特進科の相互理解~
スズキアカネ
恋愛
バイト三昧の変わり者な普通科の彼女と、美形・高身長・秀才の三拍子揃った特進科の彼。
何もかもが違う、相容れないはずの彼らの学園生活をハチャメチャに描いた和風青春現代ラブコメ。
◇◆◇
作品の転載転用は禁止です。著作権は放棄しておりません。
DO NOT REPOST.
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
元暗殺者の俺だけが、クラスの地味系美少女が地下アイドルなことを知っている
甘酢ニノ
恋愛
クラス一の美少女・強羅ひまりには、誰にも言えない秘密がある。
実は“売れない地下アイドル”として活動しているのだ。
偶然その正体を知ってしまったのは、無愛想で怖がられがちな同級生・兎山類。
けれど彼は、泣いていたひまりをそっと励ましたことも忘れていて……。
不器用な彼女の願いを胸に、類はひまりの“支え役”になっていく。
真面目で不器用なアイドルと、寡黙だけど優しい少年が紡ぐ、
少し切なくて甘い青春ラブコメ。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2026.1.21)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
【完結】好きって言ってないのに、なぜか学園中にバレてる件。
東野あさひ
恋愛
「好きって言ってないのに、なんでバレてるんだよ!?」
──平凡な男子高校生・真嶋蒼汰の一言から、すべての誤解が始まった。
購買で「好きなパンは?」と聞かれ、「好きです!」と答えただけ。
それなのにStarChat(学園SNS)では“告白事件”として炎上、
いつの間にか“七瀬ひよりと両想い”扱いに!?
否定しても、弁解しても、誤解はどんどん拡散。
気づけば――“誤解”が、少しずつ“恋”に変わっていく。
ツンデレ男子×天然ヒロインが織りなす、SNS時代の爆笑すれ違いラブコメ!
最後は笑って、ちょっと泣ける。
#誤解が本当の恋になる瞬間、あなたもきっとトレンド入り。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる