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嫉妬2 side作之助
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まあ座って、と続けながら、総真さんがにぱぁっとした笑顔で言って来た。
総真さんが胡坐をかいたので、俺はまた正座に戻る。
玲哉は椅子を逆向きに座ったままで、由羽さんは玲哉の机に軽く寄りかかる感じになった。
「それは……玲哉と同い年なら、総真さんは先輩ですし……」
年上を呼び捨てには簡単には出来ない……。
「俺と同い年の玲を呼び捨てなら問題ないよ。同じ学校でもないし」
……玲哉はガキの頃から知っているから呼べるんだと思いますが……。
「ほら作之助、一声! 総真って!」
「そ…………さん」
「惜しい! 次は呼び捨ていってみよう!」
「そう…………」
俺が総真さんと攻防を繰り広げている後ろで、玲哉と由羽さんが話しているようだった。
「さすがコミュ障とは無縁のど天然」
「コガサクにあそこまでグイグイいくやつ初めて見た」
「……なんでコガサクなんだ?」
「織田作之助と似てるから。名前」
「オダサクか。……で、今日の本当の目的は?」
「水都ちゃんがつるむ相手として、由羽と総真のお眼鏡にかなうかな? というのが目的です」
「なるほど?」
「コガサク、琴さんから『水都をよろしくね』って言われたんだって」
「……それは決定打だろう」
「そこをコガサクは、水都ちゃんの護衛として認められたと思っているらしい」
「……ラノベの主人公か」
「あれ、由羽ってラノベ好きだっけ?」
「……友達で本好きなやつが色々勧めてくるから、割と色んなジャンルに手を出してる」
「さすが」
「お前の彼女だよ」
「さすが千波ちゃん。でもコガサクが鈍感だとは思わなかった。鋭い方だと思ってたんだけどなー」
「確かに……人の好意とかそういうのには敏感そうだな」
「水都ちゃんが対人スキルなさすぎてコガサクに上手く好意が伝わっていない可能性はある」
「……水都、対人スキルゼロだからな」
「ね。俺ら過保護にしすぎたかね」
「家のこともあるだろうけど……自覚はあるのか?」
「あります。でも水都ちゃんも……わかってたことだろうからね」
「まあ……な」
「あ、景は? 声かけたはずなんだけど」
「なゆと一緒に、両親たちと出かける日」
「そっか」
「そう……ま……!」
「合格! これからはそれでよろしくね」
や、やっと呼び捨てできた……なんか……すごい精神使った気がする……。
何度もそう……まと問答して、やっと呼び捨てる覚悟が出来た。
「総真ってある意味無敵だよね」
俺が攻防の末の素直な感想を言うと、玲哉が呆れた風に言った。
「この前羽咲ちゃんに逢いに一年の教室行って、生徒会の仕事ちゃんとしろって怒られて泣きながらやってたぞ」
「羽咲のが強い……だと?」
「なんで二人がうーの話してるの? あ、作之助はうー……羽咲のことは知ってる?」
うさって名前、あれだよな? 水都さんから何度か聞いている……。
「水都さんの幼馴染で親友ですよね?」
「惜しい! ここまできたんだから敬語やめよう?」
う……このぽわぽわした人、グイグイ来るな……。なんか強ぇ。
「わかりました……わかった」
「なら俺も呼び捨てにしといて」
……由羽さんまで……。もう諦めるしかないよな。
「わかった。で、その……司羽咲さん? でいいのか? がどうかしたのか、総真」
「うーは俺の可愛い可愛い彼女だから作之助はうーを見ないでね?」
「見るのも駄目なのか」
「何かが減る気がして」
「そうなのか」
「うん」
総真に深く肯かれた。
『うー』は司さんの愛称だろう。なるほど。これが溺愛というやつか。
「そうだ。作之助って何がすき? スポーツとかゲームとか」
総真が前のめりに訊いてきた。すきなものって言ったら……
「俺は……小説かな」
「おお。書く方? 読む方?」
おお。書く方という発想は俺にはなかった。
「読む方専門。色々読むけど、文豪が特にすき……かな」
自分がすきなものを口にするのって恥ずかしいな……。
そんな俺からしたら、彼女という立場の人のことだって堂々と牽制できる総真のメンタルすごい。
総真がぱあっと顔を輝かせた。
「俺も文豪すき! 作品ももちろんだけど、文豪って人生がすごいよね」
「本気で破天荒なのばっかだよな。四メートルの手紙にライスカレー百人前とか」
「それこそ物語の中みたいだよね」
総真と文豪話で盛り上がっていると、ふと視線を感じた。
振り返ると、玲哉が満足そうな顔でこっちを見ていた。
「玲哉?」
不思議に思って呼びかけると、玲哉は「いやー」と感慨深そうに口を開いた。
「水都ちゃんと話してるの見てて、コガサクってこいつらとも話合うんじゃないかと思ったんだ。呼んでよかったわ」
……玲哉、俺が友達いないの知ってるから……本当はほしいのに、出来ないって……。
俺こそ感慨にふけっていると、総真がスマホを取り出していた。
「そうだよ玲。こんないい子隠してないでもっと早く教えてよ。俺、話が合う人貴重なんだから。作之助、連絡先教えて」
「あ、うん」
……話が合う人が貴重? こんなコミュ力の塊みたいな人が?
――と口にするのは失礼な気がして、深くは突っ込まずに総真に言われて自分のスマホを出した。
玲哉のは知っているから、総真と由羽とお互い登録した。
総真はずーっとにこにこしていて、由羽は無表情だけど怖い感じはしなくて。
……なんか、すっげ嬉しい。
玲哉とはもともと知り合いだけど、水都さんがいなかったら総真たちとは繋がらなかったんだろうな。
水都さんに感謝だ。……学校に行ったら報告しよう。
そう思って登校した月曜日。いつも通り一人で歩いていると、後ろから肩を叩かれた。
「おはよう作之助」
「あ、おはよう水都さん」
水都さんは朝からにこやか全開だ。
山手さんと常盤さんと友達になってから周囲の目も変わったようで、孤高のお姫様みたいな扱いはされなくなったようだ。
そりゃあ天使と言われている人が、机をこぶしで叩いて騒げば本当はどんな性格かもわかるだろう。
そしてオマケで、一人歩きしていたのが『藤沢水都』だけでなくなっていた。
俺の喧嘩狂いみたいな扱いも、いつの間にか止んでいた。
友達ってほど親しい人が出来たわけじゃないけど、話しかけてくれる同級生が増えて、俺から用があって話しかけても、あからさまに怯えたり逃げられることがなくなった。『コガサク』の一人歩きも収まったようだ。
と言っても、他校の生徒なんかから絡まれることが皆無になったわけでもない。
ただ俺は、『逃げる』を覚えた。
敵前逃亡カッコ悪い、とか言っている場合ではない。
俺は水都さんの友達になったので、水都さんや山手さん、常盤さんに被害がいってはいけない。『コガサクは弱くなった』『喧嘩も買わずに逃げるほど腑抜けた』という評判をまき散らして、本物のヤンキーたちに俺への興味を失ってもらおうとしている。
どのくらいで効果が出るかはわからないけど、ヤンキー界隈での俺の評判なんて落ちても問題ない。
「作之助、なんか嬉しそうだね?」
む。心のうちのニヤつきが顔に出ていたか。
水都さんと並んで歩きながら話す。
「友達ができた」
俺のその一言に、水都さんはぱあっと顔を輝かせた。いい人か。
「わあ! おめでとう! クラスの人?」
「いや、水都さんも知ってる人」
「? わたしのクラス?」
「総真と由羽。玲哉が逢わせてくれたんだ」
「……総真くんと……由羽くん……?」
「うん。総真と文豪話で盛り上がってさ。すごいよな、あいつ。俺なんかとは読み込む角度が違うって言うか、そう見てくるかって感じで――……水都さん? どうかした?」
浮かれている自覚ありで話していると、水都さんは黙ってうつむいてしまっていた。
……あ、もしかして幼馴染を取られたとか思ってしまったか?
「あの、水都さ――」
「ふーん」
「え……水……」
「へえ~」
「………」
古閑作之助、十五歳。まだまだ若輩者ですが、得体のしれない威圧を感じたのは初めてです……。
あと他人を怖いと思ったのも。
俺は水都さんを怒らせてしまったんだろうか……。
総真さんが胡坐をかいたので、俺はまた正座に戻る。
玲哉は椅子を逆向きに座ったままで、由羽さんは玲哉の机に軽く寄りかかる感じになった。
「それは……玲哉と同い年なら、総真さんは先輩ですし……」
年上を呼び捨てには簡単には出来ない……。
「俺と同い年の玲を呼び捨てなら問題ないよ。同じ学校でもないし」
……玲哉はガキの頃から知っているから呼べるんだと思いますが……。
「ほら作之助、一声! 総真って!」
「そ…………さん」
「惜しい! 次は呼び捨ていってみよう!」
「そう…………」
俺が総真さんと攻防を繰り広げている後ろで、玲哉と由羽さんが話しているようだった。
「さすがコミュ障とは無縁のど天然」
「コガサクにあそこまでグイグイいくやつ初めて見た」
「……なんでコガサクなんだ?」
「織田作之助と似てるから。名前」
「オダサクか。……で、今日の本当の目的は?」
「水都ちゃんがつるむ相手として、由羽と総真のお眼鏡にかなうかな? というのが目的です」
「なるほど?」
「コガサク、琴さんから『水都をよろしくね』って言われたんだって」
「……それは決定打だろう」
「そこをコガサクは、水都ちゃんの護衛として認められたと思っているらしい」
「……ラノベの主人公か」
「あれ、由羽ってラノベ好きだっけ?」
「……友達で本好きなやつが色々勧めてくるから、割と色んなジャンルに手を出してる」
「さすが」
「お前の彼女だよ」
「さすが千波ちゃん。でもコガサクが鈍感だとは思わなかった。鋭い方だと思ってたんだけどなー」
「確かに……人の好意とかそういうのには敏感そうだな」
「水都ちゃんが対人スキルなさすぎてコガサクに上手く好意が伝わっていない可能性はある」
「……水都、対人スキルゼロだからな」
「ね。俺ら過保護にしすぎたかね」
「家のこともあるだろうけど……自覚はあるのか?」
「あります。でも水都ちゃんも……わかってたことだろうからね」
「まあ……な」
「あ、景は? 声かけたはずなんだけど」
「なゆと一緒に、両親たちと出かける日」
「そっか」
「そう……ま……!」
「合格! これからはそれでよろしくね」
や、やっと呼び捨てできた……なんか……すごい精神使った気がする……。
何度もそう……まと問答して、やっと呼び捨てる覚悟が出来た。
「総真ってある意味無敵だよね」
俺が攻防の末の素直な感想を言うと、玲哉が呆れた風に言った。
「この前羽咲ちゃんに逢いに一年の教室行って、生徒会の仕事ちゃんとしろって怒られて泣きながらやってたぞ」
「羽咲のが強い……だと?」
「なんで二人がうーの話してるの? あ、作之助はうー……羽咲のことは知ってる?」
うさって名前、あれだよな? 水都さんから何度か聞いている……。
「水都さんの幼馴染で親友ですよね?」
「惜しい! ここまできたんだから敬語やめよう?」
う……このぽわぽわした人、グイグイ来るな……。なんか強ぇ。
「わかりました……わかった」
「なら俺も呼び捨てにしといて」
……由羽さんまで……。もう諦めるしかないよな。
「わかった。で、その……司羽咲さん? でいいのか? がどうかしたのか、総真」
「うーは俺の可愛い可愛い彼女だから作之助はうーを見ないでね?」
「見るのも駄目なのか」
「何かが減る気がして」
「そうなのか」
「うん」
総真に深く肯かれた。
『うー』は司さんの愛称だろう。なるほど。これが溺愛というやつか。
「そうだ。作之助って何がすき? スポーツとかゲームとか」
総真が前のめりに訊いてきた。すきなものって言ったら……
「俺は……小説かな」
「おお。書く方? 読む方?」
おお。書く方という発想は俺にはなかった。
「読む方専門。色々読むけど、文豪が特にすき……かな」
自分がすきなものを口にするのって恥ずかしいな……。
そんな俺からしたら、彼女という立場の人のことだって堂々と牽制できる総真のメンタルすごい。
総真がぱあっと顔を輝かせた。
「俺も文豪すき! 作品ももちろんだけど、文豪って人生がすごいよね」
「本気で破天荒なのばっかだよな。四メートルの手紙にライスカレー百人前とか」
「それこそ物語の中みたいだよね」
総真と文豪話で盛り上がっていると、ふと視線を感じた。
振り返ると、玲哉が満足そうな顔でこっちを見ていた。
「玲哉?」
不思議に思って呼びかけると、玲哉は「いやー」と感慨深そうに口を開いた。
「水都ちゃんと話してるの見てて、コガサクってこいつらとも話合うんじゃないかと思ったんだ。呼んでよかったわ」
……玲哉、俺が友達いないの知ってるから……本当はほしいのに、出来ないって……。
俺こそ感慨にふけっていると、総真がスマホを取り出していた。
「そうだよ玲。こんないい子隠してないでもっと早く教えてよ。俺、話が合う人貴重なんだから。作之助、連絡先教えて」
「あ、うん」
……話が合う人が貴重? こんなコミュ力の塊みたいな人が?
――と口にするのは失礼な気がして、深くは突っ込まずに総真に言われて自分のスマホを出した。
玲哉のは知っているから、総真と由羽とお互い登録した。
総真はずーっとにこにこしていて、由羽は無表情だけど怖い感じはしなくて。
……なんか、すっげ嬉しい。
玲哉とはもともと知り合いだけど、水都さんがいなかったら総真たちとは繋がらなかったんだろうな。
水都さんに感謝だ。……学校に行ったら報告しよう。
そう思って登校した月曜日。いつも通り一人で歩いていると、後ろから肩を叩かれた。
「おはよう作之助」
「あ、おはよう水都さん」
水都さんは朝からにこやか全開だ。
山手さんと常盤さんと友達になってから周囲の目も変わったようで、孤高のお姫様みたいな扱いはされなくなったようだ。
そりゃあ天使と言われている人が、机をこぶしで叩いて騒げば本当はどんな性格かもわかるだろう。
そしてオマケで、一人歩きしていたのが『藤沢水都』だけでなくなっていた。
俺の喧嘩狂いみたいな扱いも、いつの間にか止んでいた。
友達ってほど親しい人が出来たわけじゃないけど、話しかけてくれる同級生が増えて、俺から用があって話しかけても、あからさまに怯えたり逃げられることがなくなった。『コガサク』の一人歩きも収まったようだ。
と言っても、他校の生徒なんかから絡まれることが皆無になったわけでもない。
ただ俺は、『逃げる』を覚えた。
敵前逃亡カッコ悪い、とか言っている場合ではない。
俺は水都さんの友達になったので、水都さんや山手さん、常盤さんに被害がいってはいけない。『コガサクは弱くなった』『喧嘩も買わずに逃げるほど腑抜けた』という評判をまき散らして、本物のヤンキーたちに俺への興味を失ってもらおうとしている。
どのくらいで効果が出るかはわからないけど、ヤンキー界隈での俺の評判なんて落ちても問題ない。
「作之助、なんか嬉しそうだね?」
む。心のうちのニヤつきが顔に出ていたか。
水都さんと並んで歩きながら話す。
「友達ができた」
俺のその一言に、水都さんはぱあっと顔を輝かせた。いい人か。
「わあ! おめでとう! クラスの人?」
「いや、水都さんも知ってる人」
「? わたしのクラス?」
「総真と由羽。玲哉が逢わせてくれたんだ」
「……総真くんと……由羽くん……?」
「うん。総真と文豪話で盛り上がってさ。すごいよな、あいつ。俺なんかとは読み込む角度が違うって言うか、そう見てくるかって感じで――……水都さん? どうかした?」
浮かれている自覚ありで話していると、水都さんは黙ってうつむいてしまっていた。
……あ、もしかして幼馴染を取られたとか思ってしまったか?
「あの、水都さ――」
「ふーん」
「え……水……」
「へえ~」
「………」
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