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36 いわゆるピンチというやつです
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36 いわゆるピンチというやつです
「四年前の飢饉で餓えた我らが民に、何の見返りも求めずに手を差し伸べたお前のその高潔な姿に俺はずっと焦がれてきた。だが、お前はこの国の宰相だ。どんなに想えども手が届かぬ月のようだと思っていた所でこの騒動。……これは神が与えてくれた絶好の機会だと思わないか?」
慌てる俺とは裏腹に耳元で響く美声がどんどん熱を帯びていく。これはマジでやばい。視線で近くにいたアルバートに助けを求めるが、すっと視線を逸らされた。見捨てないでくれよ……!
「……御冗談を。婚約者がいらっしゃったでしょう」
軽く胸を押して拒否を示しながら真っ当な理由を提示する。グラシアールにはラソワ国内の有力貴族の令嬢との婚約が成立していた筈だ。
うちも向こうも重婚は出来ないからその婚約がある限り大丈……。
「彼女との婚約は破棄した」
「は?」
驚き過ぎてつい素の声が漏れてしまった。何が何だって?そんな簡単に破棄できる婚約ではない筈だ。
「お前を得られぬくらいなら妻などいらん」
おいおい、マジかよ何してるんだアンタ!!
驚いてシュアンの方を見遣るが、諦めたように首を軽く横に振られた。本当の事か。いや、止めろよ!他所の国の宰相に求婚しようとして婚約破棄とかうちのボケ王太子より酷いぞ!
「いや、無理ですよ!?」
「何故? 今は宰相ではないんだろう。一介の侯爵ならば俺が望めば娶る事も可能だ」
あ、まずい。さっきの自分の発言が全部悪い方に転がってる。まさに墓穴。早い所拒否しないとやばい。
「私なぞに貴方の伴侶が務まる訳がありません。第一、私程度の者なら貴方の国にはたくさんいるでしょう?」
機嫌を損ねないように上手いこと回避しようとするが、腰に回った腕が離れる気配がない。あー!さりげなく腰を撫でるんじゃない!
「前よりも更に美しくなったが、代わりに可愛げが失せたな。以前のお前ならもう少し殊勝な態度だったのに。……ああ、だが今のお前の方がずっと良い。俺の妻の座を望む者なんて大勢いるのにこんな風に拒否するなんてお前くらいだ」
俺の黒い髪を一筋掬い上げ、グラシアールが口付けを落とすのが見えた。
……オルテガだけのものだったのに。
オルテガを裏切っているようで苦しい。これ以上触れられるのが辛くて、力一杯にグラシアールの胸を押して必死で距離を取ろうとする。この細腕でも本気の抵抗と見て取ったのか、腰を抱き寄せる腕の力が少しだけ緩んだ。よし、言うなら今しかない。
「折角のお申し出ですが、既に将来を誓った相手がおりますので慎んで辞退させて頂きたく……」
「は? 誰だ、聞いていないぞ」
途端に怒気が滲む声に恐ろしさを感じながらも逃げる訳にはいかない。
例え伴侶になる事は出来なくとも、「私」はオルテガと生きると決めたのだから。
真っ直ぐにグラシアールを見上げれば、薄い青色の瞳が動揺したように揺れる。
「相手方に迷惑を掛けるといけないので内密にしております」
「言え。何処の誰だ」
「それは、御命令ですか?」
真っ直ぐに見つめたまま問い掛けた俺の言葉に、グラシアールがはっと息を呑んだ。暫し逡巡した後、彼はあーと声を漏らしながら名残惜しそうに俺を手離し、ぐしゃぐしゃと自らの頭を掻く。
「……本気なのか」
「ええ。例え共に未来を歩めずとも、この命を捧げると約束しました」
胸元に手をやりながらうっとりと答えれば、グラシアールが苦笑する。よし、最悪なルートは上手く回避出来そうだな。
「らしくもなく熱烈だな。……友として相手を訊ねるのは許してくれるか?」
「ええ、勿論。相手はオルテガ・フィン・ガーランドです」
「あー! そうか、奴か! クソ、一足遅かった……!!」
オルテガの名を出した所で本気で悔しそうに唸る姿にそういえば、と以前ラソワとの国境で起きたいざこざを思い出す。
初めは些細な小競り合いだったのがだんだん火種が大きくなり、無益に戦うつもりはないのにかと言ってお互いに退く事も出来ず、ついに開戦一歩手前までいった。そんな時にオルテガとグラシアールが一騎討ちを行ったのだ。
その一騎討ちで負けた方が賠償金を払うという事で話がついて行われたのだが、それはそれは見事な戦いだったらしい。ちなみに『私』は残念なことに王都で仕事をしていて見られなかった
お互いに一歩も引かない激しい撃ち合いは馬が疲れ果て、二人が大地に降りて尚夕刻を過ぎるまで続いた。そして、ついにオルテガの一閃が満月の下でグラシアールの剣を弾き飛ばし、勝負が決まったのだという。
あまりに見事な立ち合いに両国の観衆からはワッと歓声が湧き上がり、互いの健闘を讃えあう事で平和的にその場が収まったのはちょっとした伝説になっている。
その際に、グラシアールと友になったのだと帰ってきた後でオルテガが珍しく愉しげに話していたっけ。
「悔しいがオルテガならまだ許せるな……。他の奴だったら首を刎ねて奪っていた」
何気に恐ろしい事を宣いながらグラシアールが深い溜息を零す。彼の落胆は深いようで言ってることが本気なのだと否応にも思い知らされる。
いや、マジでやばかったな。髪で隠れて見えないだろうが、首筋の冷や汗が止まらない。これからは振る舞い方に気を付けよう。
「お前なら本気で嫁に迎えたかったんだがなぁ」
「御冗談を。貴方の懐刀に刺されるのは御免蒙ります」
心底残念そうに肩を落とすグラシアールに答えながら、ちらりとシュアンの方へと視線を向ける。彼は温和な表情のまま小首を傾げて見せた。
「貴方なら私も赦しましたけど?」
「……」
彼はにこやかにそう言うが、本心はどうなんだか……。
シュアンはグラシアールの乳兄弟であり、ラソワ国宰相の嫡男だ。俺とほぼ同じ立場な訳なんだが、絶対コイツの方が修羅場潜ってる数が多い。そんな人が生半可な婚約者を赦す筈がない。
「……私のような若輩者に、貴方様の伴侶は務まりませんよ」
にこっと笑って再度拒否すれば、グラシアールが拗ねたような顔をする。こういう風にしていれば、案外可愛いかもしれない。
「オルテガ以外にも理由があるだろう。怒らないから正直に言え」
「そちらの国の王配とか死ぬ程面倒そうで絶対無理」
正直に、というので遠慮なく言わせてもらった。これだけ真正面からぶった斬っておけば良いだろう。
うちの国でさえ手を焼いてるのに大陸一の強国の王配なんて絶対やりたくない。過労死する。そういうのは相応の野心を抱いた人にやってもらうのが一番だ。
「いやまあ確かにその通りなんだがなぁ。少しは歯に衣着せて言えよ」
「正直に、と仰ったでしょうに」
「可愛げのない」
「本音で話すのって楽しいですね」
「そりゃこの俺にその物言いが出来れば楽しいだろうよ。お前じゃなかったら不敬罪で即斬首だぞ」
「ふふ、仲良くなっておいて正解でした」
「あーくそ! 本当に惜しいな……。もっと早くこれば良かった」
軽口の応酬が楽しくて思わずクスリと笑みを零せば、再びグラシアールが残念そうに深い溜息を零す。肩を落とす姿は本気でがっかりしているようだ。
オルテガとの事がなかったら本気で拉致されててもおかしくなかったかもしれない。ダーランの話を思い出しながらそっと溜息をつく。好奇心に任せて香水を使わなくて良かった。使ってたらどうなっていたやら。
がっくり落ち込んでいる隙にそっとグラシアールから距離を取る。ついでにアルバートに目配せして茶やなんかの用意を頼もうとした時だ。
「リア!!」
背後から聞こえたオルテガの声に振り向き掛けた所でそれよりも早く後ろから抱き締められた。その腕を追うようにして少し遅れてあの香りがする。くそ、またあの香水付けてるのか!
「フ、フィン? どうした、そんなに慌てて」
「領民が魔物が襲ってきたと報せてくれたから飛んできたんだが……どうやら誤報のようだな」
俺を抱き締めたまま、オルテガがグラシアールと対峙する。あ、あれ?これはまた一触即発なやつだったりするのか?
やっぱりラソワの連中が来ると碌なことがない……!!
「四年前の飢饉で餓えた我らが民に、何の見返りも求めずに手を差し伸べたお前のその高潔な姿に俺はずっと焦がれてきた。だが、お前はこの国の宰相だ。どんなに想えども手が届かぬ月のようだと思っていた所でこの騒動。……これは神が与えてくれた絶好の機会だと思わないか?」
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「……御冗談を。婚約者がいらっしゃったでしょう」
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うちも向こうも重婚は出来ないからその婚約がある限り大丈……。
「彼女との婚約は破棄した」
「は?」
驚き過ぎてつい素の声が漏れてしまった。何が何だって?そんな簡単に破棄できる婚約ではない筈だ。
「お前を得られぬくらいなら妻などいらん」
おいおい、マジかよ何してるんだアンタ!!
驚いてシュアンの方を見遣るが、諦めたように首を軽く横に振られた。本当の事か。いや、止めろよ!他所の国の宰相に求婚しようとして婚約破棄とかうちのボケ王太子より酷いぞ!
「いや、無理ですよ!?」
「何故? 今は宰相ではないんだろう。一介の侯爵ならば俺が望めば娶る事も可能だ」
あ、まずい。さっきの自分の発言が全部悪い方に転がってる。まさに墓穴。早い所拒否しないとやばい。
「私なぞに貴方の伴侶が務まる訳がありません。第一、私程度の者なら貴方の国にはたくさんいるでしょう?」
機嫌を損ねないように上手いこと回避しようとするが、腰に回った腕が離れる気配がない。あー!さりげなく腰を撫でるんじゃない!
「前よりも更に美しくなったが、代わりに可愛げが失せたな。以前のお前ならもう少し殊勝な態度だったのに。……ああ、だが今のお前の方がずっと良い。俺の妻の座を望む者なんて大勢いるのにこんな風に拒否するなんてお前くらいだ」
俺の黒い髪を一筋掬い上げ、グラシアールが口付けを落とすのが見えた。
……オルテガだけのものだったのに。
オルテガを裏切っているようで苦しい。これ以上触れられるのが辛くて、力一杯にグラシアールの胸を押して必死で距離を取ろうとする。この細腕でも本気の抵抗と見て取ったのか、腰を抱き寄せる腕の力が少しだけ緩んだ。よし、言うなら今しかない。
「折角のお申し出ですが、既に将来を誓った相手がおりますので慎んで辞退させて頂きたく……」
「は? 誰だ、聞いていないぞ」
途端に怒気が滲む声に恐ろしさを感じながらも逃げる訳にはいかない。
例え伴侶になる事は出来なくとも、「私」はオルテガと生きると決めたのだから。
真っ直ぐにグラシアールを見上げれば、薄い青色の瞳が動揺したように揺れる。
「相手方に迷惑を掛けるといけないので内密にしております」
「言え。何処の誰だ」
「それは、御命令ですか?」
真っ直ぐに見つめたまま問い掛けた俺の言葉に、グラシアールがはっと息を呑んだ。暫し逡巡した後、彼はあーと声を漏らしながら名残惜しそうに俺を手離し、ぐしゃぐしゃと自らの頭を掻く。
「……本気なのか」
「ええ。例え共に未来を歩めずとも、この命を捧げると約束しました」
胸元に手をやりながらうっとりと答えれば、グラシアールが苦笑する。よし、最悪なルートは上手く回避出来そうだな。
「らしくもなく熱烈だな。……友として相手を訊ねるのは許してくれるか?」
「ええ、勿論。相手はオルテガ・フィン・ガーランドです」
「あー! そうか、奴か! クソ、一足遅かった……!!」
オルテガの名を出した所で本気で悔しそうに唸る姿にそういえば、と以前ラソワとの国境で起きたいざこざを思い出す。
初めは些細な小競り合いだったのがだんだん火種が大きくなり、無益に戦うつもりはないのにかと言ってお互いに退く事も出来ず、ついに開戦一歩手前までいった。そんな時にオルテガとグラシアールが一騎討ちを行ったのだ。
その一騎討ちで負けた方が賠償金を払うという事で話がついて行われたのだが、それはそれは見事な戦いだったらしい。ちなみに『私』は残念なことに王都で仕事をしていて見られなかった
お互いに一歩も引かない激しい撃ち合いは馬が疲れ果て、二人が大地に降りて尚夕刻を過ぎるまで続いた。そして、ついにオルテガの一閃が満月の下でグラシアールの剣を弾き飛ばし、勝負が決まったのだという。
あまりに見事な立ち合いに両国の観衆からはワッと歓声が湧き上がり、互いの健闘を讃えあう事で平和的にその場が収まったのはちょっとした伝説になっている。
その際に、グラシアールと友になったのだと帰ってきた後でオルテガが珍しく愉しげに話していたっけ。
「悔しいがオルテガならまだ許せるな……。他の奴だったら首を刎ねて奪っていた」
何気に恐ろしい事を宣いながらグラシアールが深い溜息を零す。彼の落胆は深いようで言ってることが本気なのだと否応にも思い知らされる。
いや、マジでやばかったな。髪で隠れて見えないだろうが、首筋の冷や汗が止まらない。これからは振る舞い方に気を付けよう。
「お前なら本気で嫁に迎えたかったんだがなぁ」
「御冗談を。貴方の懐刀に刺されるのは御免蒙ります」
心底残念そうに肩を落とすグラシアールに答えながら、ちらりとシュアンの方へと視線を向ける。彼は温和な表情のまま小首を傾げて見せた。
「貴方なら私も赦しましたけど?」
「……」
彼はにこやかにそう言うが、本心はどうなんだか……。
シュアンはグラシアールの乳兄弟であり、ラソワ国宰相の嫡男だ。俺とほぼ同じ立場な訳なんだが、絶対コイツの方が修羅場潜ってる数が多い。そんな人が生半可な婚約者を赦す筈がない。
「……私のような若輩者に、貴方様の伴侶は務まりませんよ」
にこっと笑って再度拒否すれば、グラシアールが拗ねたような顔をする。こういう風にしていれば、案外可愛いかもしれない。
「オルテガ以外にも理由があるだろう。怒らないから正直に言え」
「そちらの国の王配とか死ぬ程面倒そうで絶対無理」
正直に、というので遠慮なく言わせてもらった。これだけ真正面からぶった斬っておけば良いだろう。
うちの国でさえ手を焼いてるのに大陸一の強国の王配なんて絶対やりたくない。過労死する。そういうのは相応の野心を抱いた人にやってもらうのが一番だ。
「いやまあ確かにその通りなんだがなぁ。少しは歯に衣着せて言えよ」
「正直に、と仰ったでしょうに」
「可愛げのない」
「本音で話すのって楽しいですね」
「そりゃこの俺にその物言いが出来れば楽しいだろうよ。お前じゃなかったら不敬罪で即斬首だぞ」
「ふふ、仲良くなっておいて正解でした」
「あーくそ! 本当に惜しいな……。もっと早くこれば良かった」
軽口の応酬が楽しくて思わずクスリと笑みを零せば、再びグラシアールが残念そうに深い溜息を零す。肩を落とす姿は本気でがっかりしているようだ。
オルテガとの事がなかったら本気で拉致されててもおかしくなかったかもしれない。ダーランの話を思い出しながらそっと溜息をつく。好奇心に任せて香水を使わなくて良かった。使ってたらどうなっていたやら。
がっくり落ち込んでいる隙にそっとグラシアールから距離を取る。ついでにアルバートに目配せして茶やなんかの用意を頼もうとした時だ。
「リア!!」
背後から聞こえたオルテガの声に振り向き掛けた所でそれよりも早く後ろから抱き締められた。その腕を追うようにして少し遅れてあの香りがする。くそ、またあの香水付けてるのか!
「フ、フィン? どうした、そんなに慌てて」
「領民が魔物が襲ってきたと報せてくれたから飛んできたんだが……どうやら誤報のようだな」
俺を抱き締めたまま、オルテガがグラシアールと対峙する。あ、あれ?これはまた一触即発なやつだったりするのか?
やっぱりラソワの連中が来ると碌なことがない……!!
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