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65 久々の顔合わせ
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65 久々の顔合わせ
馬車で揺られる事30分。やっと湖畔の屋敷に帰り着いた俺はぐったりしていた。
理由はあれこれ聞いてくるサディアスだ。久々に会えて嬉しいのはわかるが、マシンガントークであれこれ聞かれて少し疲れてしまった。
普段はここまで喋るキャラでもなかったと思うんだが、これも「何か」の影響なんだろうか。それに、聞かれた内容が主にオルテガの行動についてなのも気掛かりだ。友人とはいえ、断罪された宰相を追い掛けていきなり騎士団長が出奔したとなれば、大事には間違いないんだろうけど。…あれ、良く考えたらこの状況は色々とヤバいのでは?
オルテガはこの国の騎士団を総括する騎士のトップで、サディアスは魔術師達を統括するトップだ。そんな軍事の頭と断罪されたとはいえ、宰相が一堂に会しているこの状況。謀反を企てていると言われてもおかしくないな。
いっそのこと潰してやるのもいいか、と一瞬思ったがそうなったらそうなると新たな国王として祭り上げられるのはセイアッドな気がするので速攻で考えるのをやめた。国のトップなんて絶対面倒臭いに決まっている。これ以上面倒事を抱えたく無い。俺は平穏無事に程々にのんびり暮らしたいんだ。
ぐったりしながら馬車から降りれば、外は夜の帷が降り始めていた。すっかり帰りが遅くなってしまったなと思いながらサディアスと連れ立って玄関に向かえば、不意にドアが開いてオルテガが顔を出す。彼は俺の隣にいるサディアスを見て一瞬目を丸くした。
「メイ? どうして此処に?」
「久しぶりー! 僕も休暇貰って遊びに来たんだ」
困惑するオルテガと対照的に、サディアスは楽しそうに答える。そして、ぐったりしている様子の俺を見て、オルテガが苦笑を浮かべた。
「おかえり、リア」
「ただいま……」
げんなりしながら返事をすると、オルテガが小さく笑みを浮かべて玄関を離れて俺の方に寄って来る。嫌な予感がして逃げようとするが、それより早くオルテガの手が俺の腕を掴んだ。そのまま流れるように抱き寄せられ、収まるのはオルテガの腕の中だ。
客の前では止めろと散々言っているのにこの男ときたら…!
「今日はお前の言い付けをちゃんと守ってオルディーヌ嬢と過ごしたんだ。御褒美を貰ったっていいだろう?」
文句を言おうとしたら文句より先に痛い所を突かれた。ぐぬと言葉に詰まれば、その隙にと言わんばかりにオルテガが俺の額や頭にキスを落として来る。そんな俺達の様子にサディアスは金色の瞳を丸くしていたが、直ぐに嬉しそうに破顔した。
「良かった。二人が幸せそうで本当に良かったよ」
涙を滲ませながらしみじみと嬉しそうに呟く姿に、更に文句が言えなくなる。
薄々思ってはいたんだが、セイアッドとオルテガ以外の幼馴染二人は、周囲の者達は両片想いに気が付いていたんじゃなかろうか。リンゼヒースとは「俺」になってから直接顔を合わせていないので何とも言えないが、サディアスと同じ反応をする気がした。
「フィンがリアの家に婿入りする感じ? 式には絶対よんでね!」
「待て、まだそんな所まで話はいってないから!」
暴走しかけるサディアスに慌てて声を掛ける。二人の身分の話も何も片付いていないし、何より一応俺は諸々の被疑者だ。まずは名誉回復が先だろう。
冤罪問題やら何やらの大仕事を片付けた後にも色々山積みになっているであろう仕事を思い、うんざりする。くそ、考えないようにしてたのに。
「求婚は受け入れてくれたんだから時間の問題だろう。まずはリアの問題を解決してからだが」
「まあ、既成事実作っちゃえばあとはどうとでもなるよね。今回の事で国はリアに大きな弱みが出来るだろうし、いざとなったら僕とフィンでちょちょっと脅せば……」
「なるほど、良い考えだな」
「やめろ、その後始末をするのは十中八九私なんだぞ」
軽い口調でとんでもない事を言い出す二人を嗜めるが、二人は残念そうな顔をする。コイツら、無駄に行動力があるから油断すると本気でやりかねない。これ以上厄介事を増やしてくれるなと睨めばやっと諦めたようだが、定期的に釘を刺しておこう。
色んな意味で疲れて思わず溜め息を零せば、オルテガが俺の頬を撫でる。
「疲れているようだな。立ち話も良いが、先に夕食にしよう」
「いいね! 僕お腹ぺこぺこ」
「そういえば、メイも遠征に出ていたんじゃなかったか?」
「そうだよー。王都に戻って来てそのまま魔物の巣のなり掛けを潰しながらこっちまで飛んで来た」
サディアスと話しながらごく自然に俺の腰を抱いて歩き出すオルテガのスマートさが悔しい。
二人に挟まれるような形で遠征の話を聞いていたが、どうやら例年に比べて魔物が増加傾向にあるようだ。ゲーム内のシナリオでも聖女であるステラがその試練の一環として魔物退治に赴く事になるが、そのフラグなのだろうか。
そういえば、ラソワの者と話していた時に気が付いたが、向こうには魔物の巣はあれど、それが大量発生まで至るのは稀な事らしい。グラシアールの話を聞いている限りではラソワの者達は上手く魔物と共存する環境を作っているようだ。
王都に戻ったらそこら辺の話を詳しく聞いてみよう。大量発生が抑制出来るなら遠征による国庫や騎士、魔術師達の負担が減らせるかもしれない。
そうなって来ると領地にいる時間が勿体無く思えるな。どうせ復職したらやる事山積みだろうし。
そんな事を考えながら歩いていれば、いつの間にか食堂の前までエスコートされていた。そこでふと思い出すのは今日は連れていけないからと俺の寝室に置いていった竜の卵だ。
「悪い、先に食事を始めていてくれ。少し部屋に寄って直ぐに戻る」
卵を取りに行こうとすれば、オルテガの腕が許さないと言わんばかりに俺を離さない。まだ卵に妬いているのか。
「少しくらい放っておいても大丈夫なんだからたまには俺を構ってくれ」
ライネに卵の育て方を聞いたのか、オルテガが不満そうに呟く。確かに、詳しく聞いた話では竜が狩りの為に一日から二日ほど巣を空けるのは良くある事らしい。なので、常に抱えて愛でている現状ほどべったりじゃなくても良いらしいが、それはそれとして俺が卵を手放したくない。
「今日は一日部屋に置きっぱなしにしたんだから少しくらい良いだろう?」
「ねぇ、さっきから何の話?」
状況が飲み込めないサディアスが不思議そうに首を傾げているのを見て、言い争いをやめる。どう説明しても興奮しそうだから何て説明したもんか。
「あー……実は先日、隣国ラソワの王太子からとある贈り物をもらってな。それを片時も手離したくなくて……」
口に出してから思ったが、これは大いに誤解を生む言い方だな。証拠にオルテガが面白くなさそうに目を細めたのが視界の端に見えるし、サディアスが驚愕に目を見開く。
「まさかくっついた矢先に修羅場!?」
「違う!!」
即座に否定したが、あんまり間違ってない気もするな。実際、一悶着はあったし、オルテガの立場から見ればライバルからの贈り物をやっと射止めた恋人が後生大事に抱えてる状態だ。
仕方ない、今は大人しく諦めた方が良さそうだな。
「フィン、夕食が終わった後ならいいか?」
おねだりするように可愛こぶって見せれば、セイアッドのおねだりに弱いオルテガは少しの間を置いてから深い溜め息を零した。
「……そこは譲歩しよう」
「ありがとう。メイにはその時に改めて説明するから」
「了解。たっぷりじっくり話してもらうからね」
食事が終わった後のひと騒動を想像して、俺はそっと溜め息を零しながら食堂へと足を踏み入れた。
馬車で揺られる事30分。やっと湖畔の屋敷に帰り着いた俺はぐったりしていた。
理由はあれこれ聞いてくるサディアスだ。久々に会えて嬉しいのはわかるが、マシンガントークであれこれ聞かれて少し疲れてしまった。
普段はここまで喋るキャラでもなかったと思うんだが、これも「何か」の影響なんだろうか。それに、聞かれた内容が主にオルテガの行動についてなのも気掛かりだ。友人とはいえ、断罪された宰相を追い掛けていきなり騎士団長が出奔したとなれば、大事には間違いないんだろうけど。…あれ、良く考えたらこの状況は色々とヤバいのでは?
オルテガはこの国の騎士団を総括する騎士のトップで、サディアスは魔術師達を統括するトップだ。そんな軍事の頭と断罪されたとはいえ、宰相が一堂に会しているこの状況。謀反を企てていると言われてもおかしくないな。
いっそのこと潰してやるのもいいか、と一瞬思ったがそうなったらそうなると新たな国王として祭り上げられるのはセイアッドな気がするので速攻で考えるのをやめた。国のトップなんて絶対面倒臭いに決まっている。これ以上面倒事を抱えたく無い。俺は平穏無事に程々にのんびり暮らしたいんだ。
ぐったりしながら馬車から降りれば、外は夜の帷が降り始めていた。すっかり帰りが遅くなってしまったなと思いながらサディアスと連れ立って玄関に向かえば、不意にドアが開いてオルテガが顔を出す。彼は俺の隣にいるサディアスを見て一瞬目を丸くした。
「メイ? どうして此処に?」
「久しぶりー! 僕も休暇貰って遊びに来たんだ」
困惑するオルテガと対照的に、サディアスは楽しそうに答える。そして、ぐったりしている様子の俺を見て、オルテガが苦笑を浮かべた。
「おかえり、リア」
「ただいま……」
げんなりしながら返事をすると、オルテガが小さく笑みを浮かべて玄関を離れて俺の方に寄って来る。嫌な予感がして逃げようとするが、それより早くオルテガの手が俺の腕を掴んだ。そのまま流れるように抱き寄せられ、収まるのはオルテガの腕の中だ。
客の前では止めろと散々言っているのにこの男ときたら…!
「今日はお前の言い付けをちゃんと守ってオルディーヌ嬢と過ごしたんだ。御褒美を貰ったっていいだろう?」
文句を言おうとしたら文句より先に痛い所を突かれた。ぐぬと言葉に詰まれば、その隙にと言わんばかりにオルテガが俺の額や頭にキスを落として来る。そんな俺達の様子にサディアスは金色の瞳を丸くしていたが、直ぐに嬉しそうに破顔した。
「良かった。二人が幸せそうで本当に良かったよ」
涙を滲ませながらしみじみと嬉しそうに呟く姿に、更に文句が言えなくなる。
薄々思ってはいたんだが、セイアッドとオルテガ以外の幼馴染二人は、周囲の者達は両片想いに気が付いていたんじゃなかろうか。リンゼヒースとは「俺」になってから直接顔を合わせていないので何とも言えないが、サディアスと同じ反応をする気がした。
「フィンがリアの家に婿入りする感じ? 式には絶対よんでね!」
「待て、まだそんな所まで話はいってないから!」
暴走しかけるサディアスに慌てて声を掛ける。二人の身分の話も何も片付いていないし、何より一応俺は諸々の被疑者だ。まずは名誉回復が先だろう。
冤罪問題やら何やらの大仕事を片付けた後にも色々山積みになっているであろう仕事を思い、うんざりする。くそ、考えないようにしてたのに。
「求婚は受け入れてくれたんだから時間の問題だろう。まずはリアの問題を解決してからだが」
「まあ、既成事実作っちゃえばあとはどうとでもなるよね。今回の事で国はリアに大きな弱みが出来るだろうし、いざとなったら僕とフィンでちょちょっと脅せば……」
「なるほど、良い考えだな」
「やめろ、その後始末をするのは十中八九私なんだぞ」
軽い口調でとんでもない事を言い出す二人を嗜めるが、二人は残念そうな顔をする。コイツら、無駄に行動力があるから油断すると本気でやりかねない。これ以上厄介事を増やしてくれるなと睨めばやっと諦めたようだが、定期的に釘を刺しておこう。
色んな意味で疲れて思わず溜め息を零せば、オルテガが俺の頬を撫でる。
「疲れているようだな。立ち話も良いが、先に夕食にしよう」
「いいね! 僕お腹ぺこぺこ」
「そういえば、メイも遠征に出ていたんじゃなかったか?」
「そうだよー。王都に戻って来てそのまま魔物の巣のなり掛けを潰しながらこっちまで飛んで来た」
サディアスと話しながらごく自然に俺の腰を抱いて歩き出すオルテガのスマートさが悔しい。
二人に挟まれるような形で遠征の話を聞いていたが、どうやら例年に比べて魔物が増加傾向にあるようだ。ゲーム内のシナリオでも聖女であるステラがその試練の一環として魔物退治に赴く事になるが、そのフラグなのだろうか。
そういえば、ラソワの者と話していた時に気が付いたが、向こうには魔物の巣はあれど、それが大量発生まで至るのは稀な事らしい。グラシアールの話を聞いている限りではラソワの者達は上手く魔物と共存する環境を作っているようだ。
王都に戻ったらそこら辺の話を詳しく聞いてみよう。大量発生が抑制出来るなら遠征による国庫や騎士、魔術師達の負担が減らせるかもしれない。
そうなって来ると領地にいる時間が勿体無く思えるな。どうせ復職したらやる事山積みだろうし。
そんな事を考えながら歩いていれば、いつの間にか食堂の前までエスコートされていた。そこでふと思い出すのは今日は連れていけないからと俺の寝室に置いていった竜の卵だ。
「悪い、先に食事を始めていてくれ。少し部屋に寄って直ぐに戻る」
卵を取りに行こうとすれば、オルテガの腕が許さないと言わんばかりに俺を離さない。まだ卵に妬いているのか。
「少しくらい放っておいても大丈夫なんだからたまには俺を構ってくれ」
ライネに卵の育て方を聞いたのか、オルテガが不満そうに呟く。確かに、詳しく聞いた話では竜が狩りの為に一日から二日ほど巣を空けるのは良くある事らしい。なので、常に抱えて愛でている現状ほどべったりじゃなくても良いらしいが、それはそれとして俺が卵を手放したくない。
「今日は一日部屋に置きっぱなしにしたんだから少しくらい良いだろう?」
「ねぇ、さっきから何の話?」
状況が飲み込めないサディアスが不思議そうに首を傾げているのを見て、言い争いをやめる。どう説明しても興奮しそうだから何て説明したもんか。
「あー……実は先日、隣国ラソワの王太子からとある贈り物をもらってな。それを片時も手離したくなくて……」
口に出してから思ったが、これは大いに誤解を生む言い方だな。証拠にオルテガが面白くなさそうに目を細めたのが視界の端に見えるし、サディアスが驚愕に目を見開く。
「まさかくっついた矢先に修羅場!?」
「違う!!」
即座に否定したが、あんまり間違ってない気もするな。実際、一悶着はあったし、オルテガの立場から見ればライバルからの贈り物をやっと射止めた恋人が後生大事に抱えてる状態だ。
仕方ない、今は大人しく諦めた方が良さそうだな。
「フィン、夕食が終わった後ならいいか?」
おねだりするように可愛こぶって見せれば、セイアッドのおねだりに弱いオルテガは少しの間を置いてから深い溜め息を零した。
「……そこは譲歩しよう」
「ありがとう。メイにはその時に改めて説明するから」
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