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シエルと言う護衛騎士(シエル視点回想)
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僕の名はシエル。
幼い頃伯爵家に引き取られて、今はお嬢様の護衛騎士として仕えていた。
当然だが輿入れ先にも帯同して、命に掛けてもお護りすると、剣に誓いを立てている。
それなのに…
僕は、お嬢様に付いて行く事が出来なくなってしまった。
悔しくて何度も抗議をしたが、旦那様も苦虫を嚙み潰した様な顔をされているだけだった。
お嬢様に付いて行く予定だった侍女たちも、悔しさを滲ませている。
よりによってメリーだなんてと、伯爵家の使用人たちは、口を揃えたかの様に話していた。
お嬢様の夫になるハロルド小侯爵は、メリーとの関係がおかしいと思う。
僕は、常にお嬢様のお傍に控えていたから、彼らがアイコンタクトを取っていた事を知っていた。
お嬢様も、その事に気付いている様で、心を痛めていたのも知っている。
大切なお嬢様を苦しめる奴は、許せない。
しかし、彼を切り捨ててしまえば、お嬢様は悲しむと思う。
僕は、耐えるしかない。
この先侯爵家の女主人となるお嬢様は、きっと不安を抱えているのだろう。
向こうの屋敷で、信頼できる者が居れば良いと、僕は願う事しか出来ないのだ。
結婚式の日、お嬢様は僕たち側近に笑顔でこう仰って下さった。
「披露宴が終わって落ち着いたら、手紙を書くわね。里帰りした時には、皆でお出かけをしましょう」
お嬢様は何時だって、使用人を気遣って下さる、優しい人だ。
それなのに、何時まで経っても手紙は来なかった。
僕は、お嬢様に何かあったのではないかと不安になり、旦那様の元へ行った。
すると、不機嫌そうに、お嬢様から届いたと言う手紙を読んでいたのだ。
奥様も表情が暗い。
やはり何かあったのかもしれない。
不安は募るばかりで、お嬢様の侍女たちも、僕と同じ気持ちの様だった。
輿入れしてから、どれ位経ったのだろう、結局お嬢様からの手紙は来なかった。
旦那様が血相を変えて、侯爵邸に行くから付いて来いと仰った。
お嬢様に、何かあったのだ。
不安を抑えながら、馬車に付いて馬を走らせた。
侯爵邸に付いてから、お嬢様の部屋に案内される間に、ハロルド小侯爵はおかしな事を口走った。
『この男は、何を言っている?』
隣に立つ同僚は、伯爵家の騎士団員の中でも、愛妻家として有名な男だ。
ポケットに忍ばせている家族の写真を、暇さえあれば眺めている様な男が、お嬢様と恋慕になる訳が無い。
当たり前の事だが、侯爵様から殴られていた。
お嬢様の不貞を疑う様な男を、僕は軽蔑した。
そして、お嬢様がお休みになっていると言う寝室を覗いて、絶句した。
怒りが頂点に達して、あの日の惨劇が鮮明に蘇る。
僕の家族は、複数の男に寝込みを襲われたのだ。
両親と少し歳の離れた姉と、兄と僕の五人家族だった。
ごく平均的な平民の暮らしをしていたのに…
僕はその日、珍しく夜中に目が覚めトイレに起きた事で、難を逃れる事が出来た。
ガタンと、扉が開く音がしたので、家族が起きたのかと思った。
その直後、複数の足音がしたので、扉の隙間から覗いて見たのだ。
僕の目の前で、姉と母は苛酷な目に遭いながらも、許しを請うていた。
しかし男たちは容赦なく弄び、非業の最期を遂げた時は、楽し気に笑っていた。
どうして父さんと兄さんは、助けに来てくれないの?
僕は目の前で繰り返される惨劇を、個室から声を殺して見ている事しか出来なかった。
男たちが満足して出て行った後、震える身体で寝室を覗いたら、兄は動かなくなっていた。
父は寝込みを襲われたせいで、抵抗もせずに刺されたのだろう。
血溜まりの上で、事切れていた。
犯人の顔は、嫌でもしっかりと、目に焼き付いていた。
孤児となった僕は、その日から声を失った。
女性である事も、知られるのが恐ろしくなったのだ。
そんな僕を旦那様は引き取り、事情を知ったうえで、男性として育てて下さった。
騎士団へ志願したのは、僕の意思だ。
大人になったら、絶対に復讐してやると誓っていた。
血反吐を吐きながらも、毎日厳しい訓練に耐えた。
鍛え上げられた所為なのか、僕の身体は大人になっても、奇跡的に女性らしさは出て来なかった。
髪も短く切り揃えているから、見ただけなら誰も性別を偽っているとは気付かないだろう。
そして剣の腕を磨いた僕は、奴らを探しに行こうと暇を告げに来たのだが、旦那様は幾つかの住所を書いたメモを渡して下さった。
「綺麗に片付ける事が出来たら、此処へ戻って来なさい」
その意味は、直ぐに理解出来た。
僕は頭を垂れて、旦那様に感謝をして、屋敷を飛び出した。
『必ず旦那様の元へ戻りたい』
書かれていた住所に行ってみたら、忘れもしない家族の敵の一人が、慈しむように幼い子供を抱いていた。
僕の母と姉は、美しい人だった。
街を歩くと、よく声を掛けられていた。
何度も断っていたのに、懲りずに連れて行こうとする愚か者がいた。
言う事を聞かなかった腹いせで襲って来たのだと、大人になった今なら理解出来る。
僕たち家族は、何も悪い事なんてしていなかったのに…
可愛い子供、着飾った妻。
幸せそうに笑う咎人。
僕から家族を奪った男たちは、証拠が無いとされ裁きを受ける事は無かった。
証拠が無いのなら、罪は償わなくも良いらしい。
ならば、迷う事は無い。
咎人、お前は僕と同じ苦しみを味わえばいい。
目の前で、愛する家族が苦しみ絶望しながら事切れる様を、その目で大人しく見ていろ。
僕は、家族の仇を打つことが出来た。
戻って来た僕を、旦那様は「お帰り」と言っただけで、何も聞いては来なかった。
僕も、何も知らせずに過ごしていた。
女性だと知られるのは、今でも怖い。
この気持ちは、復讐が終わった後も残っている。
極力他人と親しくしない様にしていたので、相変わらず屋敷の中でも僕は孤立していた。
そんな僕に幼かったお嬢様は、何時も天使の様な可愛らしい笑顔を、見せてくれていたのだ。
荒んでいた僕の心は、お嬢様の笑顔と、優しい伯爵夫妻のお蔭で人を保っていられた。
返し切れない恩が、伯爵家にはある。
それなのに、お二人にとってかけがえのないたった一人のお嬢様を、こんな惨い姿にして…
僕に出来る事は、ひとつしかない。
新たな復讐心が、心に宿った。
お嬢様を連れて帰って来た後、伯爵邸は大騒動になった。
国中から、名医と呼ばれる者たちが集まって来て、最新技術を使った治療が始まったのだ。
その間に貴族裁判が行われて、お嬢様に手を出した奴らが判明した。
裁判の結果を聞いて、僕は憤った。
『手ぬるい』
恩人でもある旦那様の、大切なお嬢様を傷付けて、その程度で済ますつもりなのか?
そんな簡単に、楽にして良いのか?
僕が時期を見て屋敷を抜け出そうとした時、騎士団長に呼び止められた。
「シエル、何処へ行く。刑務所に行こうとしているのなら、無駄足になるぞ。俺に付いて来い」
言われるがまま騎士団長に付いて行き、侯爵邸に来た。
「ここに残って居る者たちは、好きにして良いと旦那様から言われている。侯爵様も、了承したそうだ。明日には屋敷を取り壊すから、日が昇る前に片付けろ」
そうか…僕以上に、旦那様はお怒りなのだ。
『何故アレを生かしておいたのか、やっと理解出来た』
お嬢様を傷付けた者を、黙って見過ごす事なんて、する訳がなかったのだ。
僕は、旦那様の期待に応えられるよう、咎人共へ残酷な最期を送らせてあげた。
知っているんだ。
彼らが何をされたら、絶望を感じるかを…
僕はそれを、幼い頃に体験したんだ。
侯爵邸は、阿鼻叫喚となった。
恨むなら、咎人を恨めばいい。
悪魔の血統なんて、要らない。
咎人には、仇を打つ資格さえ与えられないんだ。
人となる事も、許されないんだよ。
後悔をするのなら、最初からやらなければ良かったんだ。
『さようなら、メイド長』
次は、お前達で最後だ。
『メリー。お前でも、そんな顔が、出来たんだね。その気持ちを、もっと早く知っていたら、幸せになれていたと思うよ。でも、遅過ぎたんだ。僕は絶対に、許さないよ』
悪戯にお嬢様を傷付けた事を、後悔しながら絶望と共に逝けばいい。
真っ赤な海となった侯爵邸は、夜明け前に静けさを取り戻した。
この屋敷と共に屠られる者へかける情けも、罪悪感も僕は持っていない。
幼い頃伯爵家に引き取られて、今はお嬢様の護衛騎士として仕えていた。
当然だが輿入れ先にも帯同して、命に掛けてもお護りすると、剣に誓いを立てている。
それなのに…
僕は、お嬢様に付いて行く事が出来なくなってしまった。
悔しくて何度も抗議をしたが、旦那様も苦虫を嚙み潰した様な顔をされているだけだった。
お嬢様に付いて行く予定だった侍女たちも、悔しさを滲ませている。
よりによってメリーだなんてと、伯爵家の使用人たちは、口を揃えたかの様に話していた。
お嬢様の夫になるハロルド小侯爵は、メリーとの関係がおかしいと思う。
僕は、常にお嬢様のお傍に控えていたから、彼らがアイコンタクトを取っていた事を知っていた。
お嬢様も、その事に気付いている様で、心を痛めていたのも知っている。
大切なお嬢様を苦しめる奴は、許せない。
しかし、彼を切り捨ててしまえば、お嬢様は悲しむと思う。
僕は、耐えるしかない。
この先侯爵家の女主人となるお嬢様は、きっと不安を抱えているのだろう。
向こうの屋敷で、信頼できる者が居れば良いと、僕は願う事しか出来ないのだ。
結婚式の日、お嬢様は僕たち側近に笑顔でこう仰って下さった。
「披露宴が終わって落ち着いたら、手紙を書くわね。里帰りした時には、皆でお出かけをしましょう」
お嬢様は何時だって、使用人を気遣って下さる、優しい人だ。
それなのに、何時まで経っても手紙は来なかった。
僕は、お嬢様に何かあったのではないかと不安になり、旦那様の元へ行った。
すると、不機嫌そうに、お嬢様から届いたと言う手紙を読んでいたのだ。
奥様も表情が暗い。
やはり何かあったのかもしれない。
不安は募るばかりで、お嬢様の侍女たちも、僕と同じ気持ちの様だった。
輿入れしてから、どれ位経ったのだろう、結局お嬢様からの手紙は来なかった。
旦那様が血相を変えて、侯爵邸に行くから付いて来いと仰った。
お嬢様に、何かあったのだ。
不安を抑えながら、馬車に付いて馬を走らせた。
侯爵邸に付いてから、お嬢様の部屋に案内される間に、ハロルド小侯爵はおかしな事を口走った。
『この男は、何を言っている?』
隣に立つ同僚は、伯爵家の騎士団員の中でも、愛妻家として有名な男だ。
ポケットに忍ばせている家族の写真を、暇さえあれば眺めている様な男が、お嬢様と恋慕になる訳が無い。
当たり前の事だが、侯爵様から殴られていた。
お嬢様の不貞を疑う様な男を、僕は軽蔑した。
そして、お嬢様がお休みになっていると言う寝室を覗いて、絶句した。
怒りが頂点に達して、あの日の惨劇が鮮明に蘇る。
僕の家族は、複数の男に寝込みを襲われたのだ。
両親と少し歳の離れた姉と、兄と僕の五人家族だった。
ごく平均的な平民の暮らしをしていたのに…
僕はその日、珍しく夜中に目が覚めトイレに起きた事で、難を逃れる事が出来た。
ガタンと、扉が開く音がしたので、家族が起きたのかと思った。
その直後、複数の足音がしたので、扉の隙間から覗いて見たのだ。
僕の目の前で、姉と母は苛酷な目に遭いながらも、許しを請うていた。
しかし男たちは容赦なく弄び、非業の最期を遂げた時は、楽し気に笑っていた。
どうして父さんと兄さんは、助けに来てくれないの?
僕は目の前で繰り返される惨劇を、個室から声を殺して見ている事しか出来なかった。
男たちが満足して出て行った後、震える身体で寝室を覗いたら、兄は動かなくなっていた。
父は寝込みを襲われたせいで、抵抗もせずに刺されたのだろう。
血溜まりの上で、事切れていた。
犯人の顔は、嫌でもしっかりと、目に焼き付いていた。
孤児となった僕は、その日から声を失った。
女性である事も、知られるのが恐ろしくなったのだ。
そんな僕を旦那様は引き取り、事情を知ったうえで、男性として育てて下さった。
騎士団へ志願したのは、僕の意思だ。
大人になったら、絶対に復讐してやると誓っていた。
血反吐を吐きながらも、毎日厳しい訓練に耐えた。
鍛え上げられた所為なのか、僕の身体は大人になっても、奇跡的に女性らしさは出て来なかった。
髪も短く切り揃えているから、見ただけなら誰も性別を偽っているとは気付かないだろう。
そして剣の腕を磨いた僕は、奴らを探しに行こうと暇を告げに来たのだが、旦那様は幾つかの住所を書いたメモを渡して下さった。
「綺麗に片付ける事が出来たら、此処へ戻って来なさい」
その意味は、直ぐに理解出来た。
僕は頭を垂れて、旦那様に感謝をして、屋敷を飛び出した。
『必ず旦那様の元へ戻りたい』
書かれていた住所に行ってみたら、忘れもしない家族の敵の一人が、慈しむように幼い子供を抱いていた。
僕の母と姉は、美しい人だった。
街を歩くと、よく声を掛けられていた。
何度も断っていたのに、懲りずに連れて行こうとする愚か者がいた。
言う事を聞かなかった腹いせで襲って来たのだと、大人になった今なら理解出来る。
僕たち家族は、何も悪い事なんてしていなかったのに…
可愛い子供、着飾った妻。
幸せそうに笑う咎人。
僕から家族を奪った男たちは、証拠が無いとされ裁きを受ける事は無かった。
証拠が無いのなら、罪は償わなくも良いらしい。
ならば、迷う事は無い。
咎人、お前は僕と同じ苦しみを味わえばいい。
目の前で、愛する家族が苦しみ絶望しながら事切れる様を、その目で大人しく見ていろ。
僕は、家族の仇を打つことが出来た。
戻って来た僕を、旦那様は「お帰り」と言っただけで、何も聞いては来なかった。
僕も、何も知らせずに過ごしていた。
女性だと知られるのは、今でも怖い。
この気持ちは、復讐が終わった後も残っている。
極力他人と親しくしない様にしていたので、相変わらず屋敷の中でも僕は孤立していた。
そんな僕に幼かったお嬢様は、何時も天使の様な可愛らしい笑顔を、見せてくれていたのだ。
荒んでいた僕の心は、お嬢様の笑顔と、優しい伯爵夫妻のお蔭で人を保っていられた。
返し切れない恩が、伯爵家にはある。
それなのに、お二人にとってかけがえのないたった一人のお嬢様を、こんな惨い姿にして…
僕に出来る事は、ひとつしかない。
新たな復讐心が、心に宿った。
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その間に貴族裁判が行われて、お嬢様に手を出した奴らが判明した。
裁判の結果を聞いて、僕は憤った。
『手ぬるい』
恩人でもある旦那様の、大切なお嬢様を傷付けて、その程度で済ますつもりなのか?
そんな簡単に、楽にして良いのか?
僕が時期を見て屋敷を抜け出そうとした時、騎士団長に呼び止められた。
「シエル、何処へ行く。刑務所に行こうとしているのなら、無駄足になるぞ。俺に付いて来い」
言われるがまま騎士団長に付いて行き、侯爵邸に来た。
「ここに残って居る者たちは、好きにして良いと旦那様から言われている。侯爵様も、了承したそうだ。明日には屋敷を取り壊すから、日が昇る前に片付けろ」
そうか…僕以上に、旦那様はお怒りなのだ。
『何故アレを生かしておいたのか、やっと理解出来た』
お嬢様を傷付けた者を、黙って見過ごす事なんて、する訳がなかったのだ。
僕は、旦那様の期待に応えられるよう、咎人共へ残酷な最期を送らせてあげた。
知っているんだ。
彼らが何をされたら、絶望を感じるかを…
僕はそれを、幼い頃に体験したんだ。
侯爵邸は、阿鼻叫喚となった。
恨むなら、咎人を恨めばいい。
悪魔の血統なんて、要らない。
咎人には、仇を打つ資格さえ与えられないんだ。
人となる事も、許されないんだよ。
後悔をするのなら、最初からやらなければ良かったんだ。
『さようなら、メイド長』
次は、お前達で最後だ。
『メリー。お前でも、そんな顔が、出来たんだね。その気持ちを、もっと早く知っていたら、幸せになれていたと思うよ。でも、遅過ぎたんだ。僕は絶対に、許さないよ』
悪戯にお嬢様を傷付けた事を、後悔しながら絶望と共に逝けばいい。
真っ赤な海となった侯爵邸は、夜明け前に静けさを取り戻した。
この屋敷と共に屠られる者へかける情けも、罪悪感も僕は持っていない。
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