7 / 78
一皿目 採用試験と練り切り
その4 夕さりに到着
しおりを挟む
「あの店が『甘味堂夕さり』だ。一階が店舗で二階は俺の住居になっている」
咲人が指さしたのは、周囲を高い樹木に囲まれた落ち着いた和風の料理店で、屋根は深緑色で壁は白色だ。
二階建ての建物の奥に広い庭が見え、入口横に『甘味堂夕さり 本日定休日』と看板が出ている。
「わぁ……和風の趣が全体を包んで、素敵なお店ですね」
思わずつぶやくと、咲人が射抜くような眼差しを向け、真剣に訊いてきた。
「気に入ったか?」
「はい。温泉宿みたいな雰囲気に癒されます。広い庭に色とりどりのお花がたくさん咲いているし、なんだかとても落ち着きます」
「そうか。では中へ入ってくれ」
安堵した表情で、咲人が鍵を開けた。ガラッと音を立てて扉を引き、菜々美に入るように促す。
「失礼します……店内も広くて趣がありますね」
クリーム色の壁と高い天井の店内は、大きな窓から陽射しが入り、明るく清潔な雰囲気だ。
広い店内の中央に冷蔵ケースが鎮座し、その奥に対面式の厨房とカウンター席とテーブル席がある。
(ここで働けるといいな……)
店内を見回していると、彼が咳ばらいをして、尋ねてきた。
「早速だが、何を……そうだな『えくぼ』はどうだ? 作れるか?」
「え、えくぼですか?」
この人の話はいつも突然だと思いながら、美月の愛らしいえくぼを思い出す。微笑んだ美月の両頬に、きれいなえくぼができるのだ。
双子だが似ていない菜々美は、片方の頬に少しだけ、えくぼができる。
「私はこんな感じで、片方だけ、えくぼが出来ます」
菜々美がぎこちなく微笑んでみせると、咲人は目を丸くした。
「――違う。薯蕷饅頭の主菓子、えくぼ薯蕷のことだ」
菜々美はハッと我に返った。薯蕷とは山芋のことで、すりおろした山の芋に砂糖をすり混ぜ、米粉と合わせた皮で餡を包み、ふっくらと蒸し上げて作ったものだ。
薯蕷饅頭の基本が『えくぼ』で、薄皮を一枚向いたものが『おぼろ』。柚子皮を生地に練り込み色を変えたものが『柚子』という。
えくぼ薯蕷は、よく母が買ってくるし、菜々美も正月に作ったことがある。それなのにえくぼを作れるかと問われて、笑顔を作るなんて。
(――私のバカ……!)
恥ずかしくて冷や汗が出た。あわてて頭を下げる。
「すみません。頂に赤い点がひとつの白いお饅頭ですね。もちろん、いただいたことがあります。ふんわりしっとりし滑らかな皮と山芋の風味と餡が混ざり合って、とても美味しかったです。一応、作ったこともあります」
咲人は安心したようにコクリと頷いた。
「そうだ。正月から節分に好んで食べられている慶事の和菓子だ。それで、お前はどんな和菓子が好きなんだ?」
「和菓子でしたら、どれも好きです。この時期でしたら『水無月』が美味しいと思います。家で作ってみましたが、母が美味しいと言ってくれました」
「ほう、『水無月』を作ったのか。食べたご家族が喜んでくれてよかったな」
咲人は初めて小さく微笑んだ。
「……っ」
初めて自分に向けられた咲人の笑顔を正面から見た菜々美は、心臓が止まるかと思い、胸を押さえた。
ドクンドクンと鼓動が早鐘を打ち付けていく。咲人がすっとカウンターの奥へ行き、白色のエプロンを持ってきた。
「これから実際に和菓子を作ってもらうが、そのリクルートスーツで調理は無理だろう。これに着替えろ。奥に控室がある」
菜々美はありがたく受け取り、奥の部屋でスーツの上着を脱いでエプロンをつけ、下ろしていた肩まである髪をポニーテールにした。
「お待たせしました」
「そうだな。初夏の練り切りをひとつ作ってもらう。厨房の中へ入れ」
「はい!」
厨房の中は、へらや棒、ふるい、木型、陶型、焼き印などがずらりと揃っている。
和菓子を作る道具は、家庭用のステンレス製、シリコン製なども開発されているが、咲人は天然素材の道具を大切に愛用しているようだ。
「餡は俺が作ったものを使ってもらう。他の材料と道具は、すべて店のものを使ってくれて構わない」
目の前に置かれたのは、初夏に相応しい涼しげな和菓子と、黒文字という和菓子用のようじが載った銘々皿とレシピのメモだ。
「きれいな練り切り……」
練り切りとは、水分を飛ばした餡に求肥を加えて練り込み、繊細な細工をほどこした生菓子で、形がしっかり作りやすく、色も自由に染めることができる。
「では始めてくれ」
深呼吸して、菜々美はまず、求肥作りに取りかかった。
求肥は、もち米を粉末にしたものに水、そして砂糖や水あめを加えて練り上げたもので、古くは牛皮とも記載された。牛のなめしのように白く、なめらかで弾力性を併せ持った餅生地だ。
(短時間で、美味しい練り切りを作らなきゃ……!)
焦燥から、菜々美は無理な体勢で粉類を混ぜようとして、靴底がずるりと滑った。
ものすごい勢いで体が後方へ傾き、視界いっぱいに天井が広がった。
動揺とともに「ひぃ……」と変な声が出て、さらに慌ててしまう。
咲人が指さしたのは、周囲を高い樹木に囲まれた落ち着いた和風の料理店で、屋根は深緑色で壁は白色だ。
二階建ての建物の奥に広い庭が見え、入口横に『甘味堂夕さり 本日定休日』と看板が出ている。
「わぁ……和風の趣が全体を包んで、素敵なお店ですね」
思わずつぶやくと、咲人が射抜くような眼差しを向け、真剣に訊いてきた。
「気に入ったか?」
「はい。温泉宿みたいな雰囲気に癒されます。広い庭に色とりどりのお花がたくさん咲いているし、なんだかとても落ち着きます」
「そうか。では中へ入ってくれ」
安堵した表情で、咲人が鍵を開けた。ガラッと音を立てて扉を引き、菜々美に入るように促す。
「失礼します……店内も広くて趣がありますね」
クリーム色の壁と高い天井の店内は、大きな窓から陽射しが入り、明るく清潔な雰囲気だ。
広い店内の中央に冷蔵ケースが鎮座し、その奥に対面式の厨房とカウンター席とテーブル席がある。
(ここで働けるといいな……)
店内を見回していると、彼が咳ばらいをして、尋ねてきた。
「早速だが、何を……そうだな『えくぼ』はどうだ? 作れるか?」
「え、えくぼですか?」
この人の話はいつも突然だと思いながら、美月の愛らしいえくぼを思い出す。微笑んだ美月の両頬に、きれいなえくぼができるのだ。
双子だが似ていない菜々美は、片方の頬に少しだけ、えくぼができる。
「私はこんな感じで、片方だけ、えくぼが出来ます」
菜々美がぎこちなく微笑んでみせると、咲人は目を丸くした。
「――違う。薯蕷饅頭の主菓子、えくぼ薯蕷のことだ」
菜々美はハッと我に返った。薯蕷とは山芋のことで、すりおろした山の芋に砂糖をすり混ぜ、米粉と合わせた皮で餡を包み、ふっくらと蒸し上げて作ったものだ。
薯蕷饅頭の基本が『えくぼ』で、薄皮を一枚向いたものが『おぼろ』。柚子皮を生地に練り込み色を変えたものが『柚子』という。
えくぼ薯蕷は、よく母が買ってくるし、菜々美も正月に作ったことがある。それなのにえくぼを作れるかと問われて、笑顔を作るなんて。
(――私のバカ……!)
恥ずかしくて冷や汗が出た。あわてて頭を下げる。
「すみません。頂に赤い点がひとつの白いお饅頭ですね。もちろん、いただいたことがあります。ふんわりしっとりし滑らかな皮と山芋の風味と餡が混ざり合って、とても美味しかったです。一応、作ったこともあります」
咲人は安心したようにコクリと頷いた。
「そうだ。正月から節分に好んで食べられている慶事の和菓子だ。それで、お前はどんな和菓子が好きなんだ?」
「和菓子でしたら、どれも好きです。この時期でしたら『水無月』が美味しいと思います。家で作ってみましたが、母が美味しいと言ってくれました」
「ほう、『水無月』を作ったのか。食べたご家族が喜んでくれてよかったな」
咲人は初めて小さく微笑んだ。
「……っ」
初めて自分に向けられた咲人の笑顔を正面から見た菜々美は、心臓が止まるかと思い、胸を押さえた。
ドクンドクンと鼓動が早鐘を打ち付けていく。咲人がすっとカウンターの奥へ行き、白色のエプロンを持ってきた。
「これから実際に和菓子を作ってもらうが、そのリクルートスーツで調理は無理だろう。これに着替えろ。奥に控室がある」
菜々美はありがたく受け取り、奥の部屋でスーツの上着を脱いでエプロンをつけ、下ろしていた肩まである髪をポニーテールにした。
「お待たせしました」
「そうだな。初夏の練り切りをひとつ作ってもらう。厨房の中へ入れ」
「はい!」
厨房の中は、へらや棒、ふるい、木型、陶型、焼き印などがずらりと揃っている。
和菓子を作る道具は、家庭用のステンレス製、シリコン製なども開発されているが、咲人は天然素材の道具を大切に愛用しているようだ。
「餡は俺が作ったものを使ってもらう。他の材料と道具は、すべて店のものを使ってくれて構わない」
目の前に置かれたのは、初夏に相応しい涼しげな和菓子と、黒文字という和菓子用のようじが載った銘々皿とレシピのメモだ。
「きれいな練り切り……」
練り切りとは、水分を飛ばした餡に求肥を加えて練り込み、繊細な細工をほどこした生菓子で、形がしっかり作りやすく、色も自由に染めることができる。
「では始めてくれ」
深呼吸して、菜々美はまず、求肥作りに取りかかった。
求肥は、もち米を粉末にしたものに水、そして砂糖や水あめを加えて練り上げたもので、古くは牛皮とも記載された。牛のなめしのように白く、なめらかで弾力性を併せ持った餅生地だ。
(短時間で、美味しい練り切りを作らなきゃ……!)
焦燥から、菜々美は無理な体勢で粉類を混ぜようとして、靴底がずるりと滑った。
ものすごい勢いで体が後方へ傾き、視界いっぱいに天井が広がった。
動揺とともに「ひぃ……」と変な声が出て、さらに慌ててしまう。
10
あなたにおすすめの小説
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる