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異世界トリップ&ドロップ
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これはいわゆる、異世界転移だと思う。
今日も出勤、はー憂鬱と思って一歩踏み出したら、落ちた。
間違いなく、落ちた。
落ちたとしか言いようがない。
そして気が付くと――私は、どこかわからない所で目覚めた。
明らかに日本ではないとすぐにわかる調度品。木製のベッド、肌触りのよろしくないシーツ。
電気はなくてぼんやりと、淡い光のランプ。
目が覚めて、瞬いて。そうしてもう一度寝入ったものの、それは目覚めても変わらなかった。
しばらくぼーっとしていると部屋の扉が開いて、そこにいたのはファンタジー映画に出てきそうなおじさん。
あわい栗色の髭を無造作にはやしたイケメンならぬイケオジ。
わたしは色々とここはどこ、とかまくしたてたんだけどイケオジは困ったように首を捻る。
そう、つまり。お互いに何言ってるかわからない!
互いにしゃべる言葉が通じないのを理解して、ひとまず、私たちは名前を教え合った。
イケオジの名前は、フェニという。イケオジなのにかわいい名前だと思ったのは内緒。
私は自分の名前、ヒバリと告げた。けれど、良くわからなかったみたいで、それならどーよ! と並べたのはヒバリの、他の言葉での響き。
レルフェと、ドイツ語の響き。それはわかってくれたみたいで、私はレルフェということになった。
多分、フェニの中では名前がレルフェ、姓がヒバリみたいなことになってると思う。
それはさておき、イケオジのフェニは私をわけありと見た様子。
で、放り出されるかなと思ったけどそうならなかった。フェニとの二人暮らしが始まったのである!
えー! 私20歳越えててこれは、いいのかな!? 今まで同棲経験なんてないんですけど! と思ったのだけど。
フェニは私を10歳の子供だと思っている。
というか、本当に10歳なのだ。縮んでいる。気付かぬふりをしていた事実。しかし、フェニからすれば私は10歳よりももっと小さく見えたらしい。
そんな少女に欲情するわけもなく、私はフェニの娘のように過ごしている。
そう、過ごして――もう三年経ってしまった。
言葉もなんとなく覚えて、カタコトでの会話はできるようになった。
そしてあれだよ、イケオジだと思ってたフェニ。出会った頃、実は20そこそこだったという事実を最近知った。
そうか、外国人は老けて見える(失礼)というやつ。年齢より上にみえていたのだ。あとだいたい無精ひげのせいかな。
フェニが私を拾ったのは、ヴェゼの森という所。
大樹の下でぶかぶかの服をきて倒れていたらしい。その服も、周囲にあったものも一緒に持ってきてくれた。
それは今、私のベッドの下に仕舞いこまれている。見ると、懐かしくなっちゃうから忘れたふり。
フェニとの暮らしは自給自足。フェニが狩猟をして、家にある自家菜園の野菜を食べる。
必要最低限の物は月に一度、街に買いに行っているけど私はお留守番。
しゃべれないし、これ以上、世界が違うってことを突きつけられたくないから。一緒に行くか、とは言ってくれているけど私は、いかない。
一泊二日の買い物、家に一人の時は、私は思い切り泣くのだ。懐かしいと喚いて。
フェニも気付いている。でも何も言わないでくれているのは優しいと思う。
そうそう、フェニと言えば。
見た目は粗野なイケオジなんだけど。所作はとっても綺麗だと思う。あと、すごく女性の扱いが上手いタイプだとみた。
だってちんちくりんの、10歳くらいの私に対してもお嬢さん、って言うのだもの。
フェニの事は、名前と。実は魚がちょっと苦手なのと、野菜はトマトみたいなのが好きなのと。
あと、強いこと。すごく礼儀正しいということはわかる。でもそれ以外は、あんまり知らないかも。
まぁ、いいかーと思いつつ。フェニとの二人暮らしは楽しい。いつまで続くかは、わからないけれど。
「フェニ、あまいみつ、欲しい」
「甘い蜜……ジュゼの花蜜か」
「それ」
瓶を見せてあと少しなのを確認してもらう。これはわたしがドロップを作ってるから、減るのが早い。
そもそも甘いもの、というのが果物の甘み、花の蜜、はちみつっていう感じらしくて。
お菓子とかつくりたいなぁと思って、その蜜でダメ元でドロップを作ったのだ。美味しかった。
フェニにもおすそ分けしたらびっくりしてた。
それから、そのドロップはフェニが月一で買い物に行くときに売りに出るものになっている。
月一の買い物ではフェニが獲った獲物の毛皮とか、牙とか、そういうのも売りに出してる。収入は大事。
これから月一の買い物。私はお見送り。
フェニと住んでいるここは森の辺鄙なところで人が寄りつかない。獣避けみたいなのも多分、してあるんだと思う。
柵で囲った所からは出ないのがお約束。私もそれを破らない。一人で大丈夫だなんて思わないもの。
そしてフェニを見送って、その日は思いっきりないて、次の日――帰ってきたフェ二の横には見知らぬ人がいた。
フェニとちょっと、似てる?
その人は私をみて瞬いて、フェニに何か言い募っているけれど、早すぎて何を言っているのかよくわからない。
けど、何かこう、やばい、まずい、何やってるんだみたいな感じなのはわかる。
「レルフェ」
「なに?」
「こいつはバラド」
「ばらど」
「俺の****だ」
うぅん、初めて聞く単語。わかんない、けどなんとなく。予想としては兄と弟とか、そういう感じ、なのだと思う。
フェ二の推定、弟。バラドさんは……フェニをこぎれいにして細身にしたような感じだ。
たとえるなら、フェニは物語の騎士なのだけど、バラドさんは王子、みたいな?
そんな雰囲気。
とりあえず、何か話しこみそうな雰囲気だったので、お茶をだして私は台所に。
持って帰った荷物から蜜を勝手に探して、そしてそれを鍋の中へ。
あとは頑張って煮詰めるのみ。
煮詰めて、煮詰めて。鼻歌歌いながら、煮詰めて。
そして色が変わってきたらまな板の上に流す。まな板というか、台というか。
そこは大理石っぽい感じで作業台でもあるのだけど。
そしてそのまま、触らず冷えるのを待つのみ。
本当は型とかあったらいいんだけどないしー。
完全に冷め切って硬くなる前にナイフでちょちょいと切って、丸めてドロップのできあがり。ちょっとだけ不格好。
なんとなくこんな感じだったかなーって。うろ覚えで作りはじめたもの。今日はなかなかの出来栄え。
甘いけど、とっても美味しい! とは思わない。でも、甘い飴玉には違いない。時々ハッカみたいなのも入れてみるけどそのままが一番マシだった。
冷めたのを瓶に入れて終わり。ひとつ口に入れて味見。
こんなもんだなぁー。
それを作り終わると、フェニが私を呼ぶ。なぁにと近づけばバラドさんの視線は厳しい。
「あー、その……****」
「?」
「王都に、****……ことに、なった」
えっと。
王都に、遊びにいく、のかな? それはちょっと違うかな。兄弟がやってきて、あの厳しい表情で、遊びに誘いに来たということはない。
行かなきゃいけない用事ができた、かな。ということは私はしばらく一人ってこと?
「うん、わかった。お留守番、する」
「いや、違う。レルフェも一緒に行こう」
「一緒?」
「一人にはできないだろ?」
行って良いのかな? バラド、さん? はめっちゃくちゃ、嫌そうな顔をしてるんだけど。
でもフェニは私を連れて行くつもりなんだ。だから嫌そうな顔、かな。
いいのかなぁと思うけど、王都も見てみたい。どんなところなのかなーって。
私は一緒に行くと応えて、王都に向かうのが楽しみになった。
「兄上、言葉もあやふやじゃないですか」
「勉強すればわかるようになる」
「しかし」
「バラド。俺が拾ったんだ」
「……それなら、王都に行って孤児院にでも預けてしまえば」
「それは……したくない」
兄上は語らない。
あのレルフェという少女をどこで、どうして見つけたかを。
行方不明になった兄上を捜し、やっと見つければ――娘がいる、なんて言う。
何を冗談をと思ったのだが、森で拾ったのだと。あきらかに訳ありの娘だろう。
兄上は彼女を連れていくことを条件に家に戻ると言った。
家に――国の、中枢に。
どこからともなく現れた怪しい呪術師に籠絡された王太子。病んだ王。
軍部はどうにか、体裁を保っているが腐敗も甚だしい。
兄上が軍部に戻れば、それも多少はまともになる。その間に、あの呪術師をどうにかしなければいけない。
国が傾く前に、どうにか。そんな時にあんな娘――お荷物を抱えていくなんて、と思うが兄上は譲らない。
あんな幼い少女に懸想をしているのか? と思うがそうでもないらしい。
しかしここでダメだと言うよりは、配慮したほうがいいのだろう。
我が家に居れば安全ではある。不自由のない生活をさせておけばこの娘も大人しくしているだろう。
なんてかんじで王都にいってから色々やらかす話。
尻ぬぐいは弟のバラドのお仕事ですが最終的にくっつく気配がある。
喧嘩っぷる!
今日も出勤、はー憂鬱と思って一歩踏み出したら、落ちた。
間違いなく、落ちた。
落ちたとしか言いようがない。
そして気が付くと――私は、どこかわからない所で目覚めた。
明らかに日本ではないとすぐにわかる調度品。木製のベッド、肌触りのよろしくないシーツ。
電気はなくてぼんやりと、淡い光のランプ。
目が覚めて、瞬いて。そうしてもう一度寝入ったものの、それは目覚めても変わらなかった。
しばらくぼーっとしていると部屋の扉が開いて、そこにいたのはファンタジー映画に出てきそうなおじさん。
あわい栗色の髭を無造作にはやしたイケメンならぬイケオジ。
わたしは色々とここはどこ、とかまくしたてたんだけどイケオジは困ったように首を捻る。
そう、つまり。お互いに何言ってるかわからない!
互いにしゃべる言葉が通じないのを理解して、ひとまず、私たちは名前を教え合った。
イケオジの名前は、フェニという。イケオジなのにかわいい名前だと思ったのは内緒。
私は自分の名前、ヒバリと告げた。けれど、良くわからなかったみたいで、それならどーよ! と並べたのはヒバリの、他の言葉での響き。
レルフェと、ドイツ語の響き。それはわかってくれたみたいで、私はレルフェということになった。
多分、フェニの中では名前がレルフェ、姓がヒバリみたいなことになってると思う。
それはさておき、イケオジのフェニは私をわけありと見た様子。
で、放り出されるかなと思ったけどそうならなかった。フェニとの二人暮らしが始まったのである!
えー! 私20歳越えててこれは、いいのかな!? 今まで同棲経験なんてないんですけど! と思ったのだけど。
フェニは私を10歳の子供だと思っている。
というか、本当に10歳なのだ。縮んでいる。気付かぬふりをしていた事実。しかし、フェニからすれば私は10歳よりももっと小さく見えたらしい。
そんな少女に欲情するわけもなく、私はフェニの娘のように過ごしている。
そう、過ごして――もう三年経ってしまった。
言葉もなんとなく覚えて、カタコトでの会話はできるようになった。
そしてあれだよ、イケオジだと思ってたフェニ。出会った頃、実は20そこそこだったという事実を最近知った。
そうか、外国人は老けて見える(失礼)というやつ。年齢より上にみえていたのだ。あとだいたい無精ひげのせいかな。
フェニが私を拾ったのは、ヴェゼの森という所。
大樹の下でぶかぶかの服をきて倒れていたらしい。その服も、周囲にあったものも一緒に持ってきてくれた。
それは今、私のベッドの下に仕舞いこまれている。見ると、懐かしくなっちゃうから忘れたふり。
フェニとの暮らしは自給自足。フェニが狩猟をして、家にある自家菜園の野菜を食べる。
必要最低限の物は月に一度、街に買いに行っているけど私はお留守番。
しゃべれないし、これ以上、世界が違うってことを突きつけられたくないから。一緒に行くか、とは言ってくれているけど私は、いかない。
一泊二日の買い物、家に一人の時は、私は思い切り泣くのだ。懐かしいと喚いて。
フェニも気付いている。でも何も言わないでくれているのは優しいと思う。
そうそう、フェニと言えば。
見た目は粗野なイケオジなんだけど。所作はとっても綺麗だと思う。あと、すごく女性の扱いが上手いタイプだとみた。
だってちんちくりんの、10歳くらいの私に対してもお嬢さん、って言うのだもの。
フェニの事は、名前と。実は魚がちょっと苦手なのと、野菜はトマトみたいなのが好きなのと。
あと、強いこと。すごく礼儀正しいということはわかる。でもそれ以外は、あんまり知らないかも。
まぁ、いいかーと思いつつ。フェニとの二人暮らしは楽しい。いつまで続くかは、わからないけれど。
「フェニ、あまいみつ、欲しい」
「甘い蜜……ジュゼの花蜜か」
「それ」
瓶を見せてあと少しなのを確認してもらう。これはわたしがドロップを作ってるから、減るのが早い。
そもそも甘いもの、というのが果物の甘み、花の蜜、はちみつっていう感じらしくて。
お菓子とかつくりたいなぁと思って、その蜜でダメ元でドロップを作ったのだ。美味しかった。
フェニにもおすそ分けしたらびっくりしてた。
それから、そのドロップはフェニが月一で買い物に行くときに売りに出るものになっている。
月一の買い物ではフェニが獲った獲物の毛皮とか、牙とか、そういうのも売りに出してる。収入は大事。
これから月一の買い物。私はお見送り。
フェニと住んでいるここは森の辺鄙なところで人が寄りつかない。獣避けみたいなのも多分、してあるんだと思う。
柵で囲った所からは出ないのがお約束。私もそれを破らない。一人で大丈夫だなんて思わないもの。
そしてフェニを見送って、その日は思いっきりないて、次の日――帰ってきたフェ二の横には見知らぬ人がいた。
フェニとちょっと、似てる?
その人は私をみて瞬いて、フェニに何か言い募っているけれど、早すぎて何を言っているのかよくわからない。
けど、何かこう、やばい、まずい、何やってるんだみたいな感じなのはわかる。
「レルフェ」
「なに?」
「こいつはバラド」
「ばらど」
「俺の****だ」
うぅん、初めて聞く単語。わかんない、けどなんとなく。予想としては兄と弟とか、そういう感じ、なのだと思う。
フェ二の推定、弟。バラドさんは……フェニをこぎれいにして細身にしたような感じだ。
たとえるなら、フェニは物語の騎士なのだけど、バラドさんは王子、みたいな?
そんな雰囲気。
とりあえず、何か話しこみそうな雰囲気だったので、お茶をだして私は台所に。
持って帰った荷物から蜜を勝手に探して、そしてそれを鍋の中へ。
あとは頑張って煮詰めるのみ。
煮詰めて、煮詰めて。鼻歌歌いながら、煮詰めて。
そして色が変わってきたらまな板の上に流す。まな板というか、台というか。
そこは大理石っぽい感じで作業台でもあるのだけど。
そしてそのまま、触らず冷えるのを待つのみ。
本当は型とかあったらいいんだけどないしー。
完全に冷め切って硬くなる前にナイフでちょちょいと切って、丸めてドロップのできあがり。ちょっとだけ不格好。
なんとなくこんな感じだったかなーって。うろ覚えで作りはじめたもの。今日はなかなかの出来栄え。
甘いけど、とっても美味しい! とは思わない。でも、甘い飴玉には違いない。時々ハッカみたいなのも入れてみるけどそのままが一番マシだった。
冷めたのを瓶に入れて終わり。ひとつ口に入れて味見。
こんなもんだなぁー。
それを作り終わると、フェニが私を呼ぶ。なぁにと近づけばバラドさんの視線は厳しい。
「あー、その……****」
「?」
「王都に、****……ことに、なった」
えっと。
王都に、遊びにいく、のかな? それはちょっと違うかな。兄弟がやってきて、あの厳しい表情で、遊びに誘いに来たということはない。
行かなきゃいけない用事ができた、かな。ということは私はしばらく一人ってこと?
「うん、わかった。お留守番、する」
「いや、違う。レルフェも一緒に行こう」
「一緒?」
「一人にはできないだろ?」
行って良いのかな? バラド、さん? はめっちゃくちゃ、嫌そうな顔をしてるんだけど。
でもフェニは私を連れて行くつもりなんだ。だから嫌そうな顔、かな。
いいのかなぁと思うけど、王都も見てみたい。どんなところなのかなーって。
私は一緒に行くと応えて、王都に向かうのが楽しみになった。
「兄上、言葉もあやふやじゃないですか」
「勉強すればわかるようになる」
「しかし」
「バラド。俺が拾ったんだ」
「……それなら、王都に行って孤児院にでも預けてしまえば」
「それは……したくない」
兄上は語らない。
あのレルフェという少女をどこで、どうして見つけたかを。
行方不明になった兄上を捜し、やっと見つければ――娘がいる、なんて言う。
何を冗談をと思ったのだが、森で拾ったのだと。あきらかに訳ありの娘だろう。
兄上は彼女を連れていくことを条件に家に戻ると言った。
家に――国の、中枢に。
どこからともなく現れた怪しい呪術師に籠絡された王太子。病んだ王。
軍部はどうにか、体裁を保っているが腐敗も甚だしい。
兄上が軍部に戻れば、それも多少はまともになる。その間に、あの呪術師をどうにかしなければいけない。
国が傾く前に、どうにか。そんな時にあんな娘――お荷物を抱えていくなんて、と思うが兄上は譲らない。
あんな幼い少女に懸想をしているのか? と思うがそうでもないらしい。
しかしここでダメだと言うよりは、配慮したほうがいいのだろう。
我が家に居れば安全ではある。不自由のない生活をさせておけばこの娘も大人しくしているだろう。
なんてかんじで王都にいってから色々やらかす話。
尻ぬぐいは弟のバラドのお仕事ですが最終的にくっつく気配がある。
喧嘩っぷる!
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みんなの感想(1件)
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