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贄の王と奴隷と剣
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「この、奴隷め!」
「お前のせいで!」
ガッと音を立てて石が当たる。それは一度ではなく、複数だ。
鈍い音と共に熱。痛みは後からやってくる。
目の前が赤くなり、ぼろ布を纏った少女はやっと現状を認識した。
けれどこんなものは毎日良くある事。
頑丈な鉄の檻の中、一振りの剣と共に鎖に繋がれ見世物に。
いくら捨てても、身から離されても気付けば傍にある剣は少女と釣り合いのとれぬ立派な物だった。
褪せる事のない白い鞘に収まったその剣は勇者の剣。
少女に託された、祈りと呪いの込められた剣だ。
祈りは――人々を脅かす魔を倒すよう込められたもの。
呪いは――剣の担い手であったものによってこめられたもの。
次の担い手が見つかるまで、少女の傍にあり見定めよと。この少女を守るものが、次の担い手なのだと。
少女は、剣の担い手が助けた奴隷だった。
そして勇者とうたわれた担い手は、少女を守って死んだのだ。
それも強敵ではなく、下級の、多少力があれば倒せるような魔のものに。
少女は勇者が死んだ理由。勇者殺しだと人々に罵られ、そして引き回されている。
勇者の死の原因となった咎で処刑されようとしたが、剣がそれを阻む。
少女と引き離しても、剣はたちどころに彼女の元に戻り命を狩ろうとすればひとりでに動き少女を守る。
ゆえに、少女はこうして引き回され、罵られながら次の担い手を探しているのだ。
みたいなのかきたいんですけど。
ここまでかいて満足した感ー!
先代のやんでる勇者が込めた呪いと向き合う快活少年ともうほんとうに何もかもどうでもいいみたいな少女の恋愛みたいな。
病んでる先代さんそのうち生き返ってきてラスボスとかになるやつだよね。
そのうちちゃんと昇華できたらいいなぁ…と思うだけでした。
「お前のせいで!」
ガッと音を立てて石が当たる。それは一度ではなく、複数だ。
鈍い音と共に熱。痛みは後からやってくる。
目の前が赤くなり、ぼろ布を纏った少女はやっと現状を認識した。
けれどこんなものは毎日良くある事。
頑丈な鉄の檻の中、一振りの剣と共に鎖に繋がれ見世物に。
いくら捨てても、身から離されても気付けば傍にある剣は少女と釣り合いのとれぬ立派な物だった。
褪せる事のない白い鞘に収まったその剣は勇者の剣。
少女に託された、祈りと呪いの込められた剣だ。
祈りは――人々を脅かす魔を倒すよう込められたもの。
呪いは――剣の担い手であったものによってこめられたもの。
次の担い手が見つかるまで、少女の傍にあり見定めよと。この少女を守るものが、次の担い手なのだと。
少女は、剣の担い手が助けた奴隷だった。
そして勇者とうたわれた担い手は、少女を守って死んだのだ。
それも強敵ではなく、下級の、多少力があれば倒せるような魔のものに。
少女は勇者が死んだ理由。勇者殺しだと人々に罵られ、そして引き回されている。
勇者の死の原因となった咎で処刑されようとしたが、剣がそれを阻む。
少女と引き離しても、剣はたちどころに彼女の元に戻り命を狩ろうとすればひとりでに動き少女を守る。
ゆえに、少女はこうして引き回され、罵られながら次の担い手を探しているのだ。
みたいなのかきたいんですけど。
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