雑多に紡いで

ナギ

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好きって言ったら死にそう

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※痛い感じで愛がない。 
 よってご注意。 




「い゛っ……!」 
「あはは! 何その声! ありえない! もう一回出せよ!」 
「や、うぁ、あああ、いづっ」 
 無理やりこじ開ける。 
 普通は受け入れることなんてしないその場所を。 
 いつも白い肌が余計白くなる。ああ、それは一部だけでピンク色に他は上気している。 
 冷たく見下ろしながらただその痴態をあおることが、そう。
 楽しくて、しょうがない。 
 いつもすました顔をしているのに、今の表情は必死だ。それがまた、俺を煽る。
「ケツにつっこまれてよがるなんて、本当変態だよなぁ!」 
「やぁ、あああっ、ぬい、やぁ」 
「ナカに出してやるから喜べよ、ほら!」 
 無理やり捕まえて、無理やり足開かせて、あまり慣らしもせず、遠慮なんてせずに突っ込んだ場所は赤くなっている。 
 勢いだけで突っ込んだ。 正直こっちも多少は痛かったのだが、それは一時。
 ふと目に入った色を見て、舌舐めずり。綺麗な色だと思う、血の赤だったもの。 
 狭くてきゅうきゅう締まるのは気持ちいい。 
 食い千切られそうっていうのか、なんとなくわかる。 
 自分の快楽だけ優先。下で押さえつけてるやつのことは、気にしない。
 一番奥まで何度か突き上げて、熱をそこに叩きつけるみたいに吐き出した。 
 出すたびに、ひくりひくりと背中が爆ぜる。 
 さっきまで上がっていた高い声はうめき声みたいになっていた。 
「なんっ……こん、なっ……」 
「なんでこんなことするのか? 楽しいからに決まってるだろ」 
「うや、あああああっ」 
 ぎりぎりまで引き抜いて勢いよく打ちつける。 まだいけるだろって囁けば喉奥ひきつれるような声が聞こえた。
 ギシギシと身体をきしませている。 
 なんだもう、楽しすぎる。 
 顔をぐちゃぐちゃにして泣いてる。 
 楽しすぎる。 
 すがってくるのはもうやめて、諦めた目をしている。 
 それをもっと打ちのめしてしまいたい。 
「逃がしてやらねぇ」 
 逃がさない。
 代わりに絶対、いう事はない。
 好きだなんて、言えない。
 今更、言えない。
 こんな仕打ち、という顔をしている相手に今更、好きだからやったなんて言えるはずがない。
 だから最後まで、この関係を貫くしかない。



道間違えた系。
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