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第一章 理想
第12話 新居
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僕は老神父に聞いた場所へと向かっていた。確かに村から離れており周りは森に囲まれていてコロと生活をしても問題なさそうだ。
全く人の往来がないからか道は草や倒木で荒れ果てている。さらに森を分け入っていくと小さな小屋が見えてきた。おそらくここが老神父が話していた建物だろう。
小屋の横には井戸があり荒れ果ててはいるが畑のようなものもあった。
そしてそばには湖のほとりでお世話になった果物の木も生えている。
『もう大丈夫かな』
(おいで!コロ)
(はい!ソラ様!)
僕はコロに念話でこちらに来るように指示する。するとコロが僕の前に颯爽と現れた。
呼ばれて喜んでいるのかしっぽを千切れんばかりにぶん回している。
そんな可愛さにやられて僕はコロの体をわしゃわしゃと撫でまわした。
「ソラ様っ!そんなっ!なんとっ!そこはっ!」
コロも喜んでくれたようで満足満足。
『今日からここが僕達の家だ!』
「わおぉーーーん!」
この場所で僕たちの新しい生活が始まるんだ!僕の心は何とも言えない嬉しい感情に包まれていた。
だが、住むためにはこの荒れ果てた小屋を何とかしなければいけない。僕たちはさっそく荒れた家を綺麗にすることにした。
まずは家の周りを整える。コロは張り切りながら雑草を取っているようだが・・・
『あのーコロさん』
「はい!ソラ様!」
コロはしっぽをぶん回しながら目をキラキラさせて僕を見ている。
『家の周りを穴ぼこだらけにするの辞めてもらっていいかい?』
千切れそうなほど振り回されていたしっぽはシュンと垂れ下がり
「申し訳ございません…」
酷い落ち込み様になんだか申し訳なくなり
『これから気を付けてくれたら大丈夫!雑草だけ抜いてくれたらいいから!頼りにしてるからね!』
『…っ!はい!ソラ様のご期待に応えられるよう頑張ります!』
どうやら気持ちを切り替えてくれたようだ。
周りの雑草や倒木をかたずけた後は井戸を確認してみる事にした。井戸に水は溜まっているようだが念のためコロに確認してもらう。
コロは井戸から汲んだ水の匂いを嗅いで
「問題ありません。飲んでも大丈夫です!」
とコロからお墨付きが出た。
今度はいよいよ小屋の中を掃除する。
所々蜘蛛の巣が張り一面に埃が積もっている。これは大仕事になりそうだ。コロは蜘蛛の巣に絡まりあたふたしていた。…ほっといてあげよう。
配置されていた家具を外に運び出し家具がなくなった部屋の埃を掃き出していく。外に出した家具の埃もきれいにふき取っていく。どんどん綺麗になっていく我が家に気持ちもどんどん高ぶってくる。
母さんと一緒に引っ越し先を掃除していた時の事を思い出していた。母さんは綺麗好きで時間があれば掃除してたな。僕もどうやらそんな母さんの血をしっかりと受け継いでいるらしい。
外に出した家具を部屋に入れる頃にはあたりは薄暗くなり始めていた。老神父からもらったランプに火を灯す。ランプの明かりに照らされた部屋に僕は満足感を得ていた。
だが今はテーブルとイス布団のないベットしかない。他にも家具はあったが壊れて使い物にならなくなっていた。
『明日色々買い足さないといけないな。この魔晶石売ったらどれくらいになるんだろう?』
ランプの光に照らした魔晶石はキラキラと輝きを放っている。
すると突然ウィンドウが表れた。
【ゴブリンの魔晶石 ランクD】
魔晶石内の魔力を取り込むことが出来る。魔力を取り込みますか?
『魔力を取り込む?ステータスが上がるのか?』
突然現れたウィンドウに困惑したがとりあえずは保留しておくことにした。まずは先立つものが必要だからな。ベットにしく布団を買わないといつまでも床で寝なきゃいけない。まずは生活必需品を優先させよう。急ぐ事でもないし余裕が出来てから試してみたらいいか。
コロが狩ってきてくれてた獲物を調理して簡単な食事を済ませた僕たちは二人で寄り添うように眠りについた。
全く人の往来がないからか道は草や倒木で荒れ果てている。さらに森を分け入っていくと小さな小屋が見えてきた。おそらくここが老神父が話していた建物だろう。
小屋の横には井戸があり荒れ果ててはいるが畑のようなものもあった。
そしてそばには湖のほとりでお世話になった果物の木も生えている。
『もう大丈夫かな』
(おいで!コロ)
(はい!ソラ様!)
僕はコロに念話でこちらに来るように指示する。するとコロが僕の前に颯爽と現れた。
呼ばれて喜んでいるのかしっぽを千切れんばかりにぶん回している。
そんな可愛さにやられて僕はコロの体をわしゃわしゃと撫でまわした。
「ソラ様っ!そんなっ!なんとっ!そこはっ!」
コロも喜んでくれたようで満足満足。
『今日からここが僕達の家だ!』
「わおぉーーーん!」
この場所で僕たちの新しい生活が始まるんだ!僕の心は何とも言えない嬉しい感情に包まれていた。
だが、住むためにはこの荒れ果てた小屋を何とかしなければいけない。僕たちはさっそく荒れた家を綺麗にすることにした。
まずは家の周りを整える。コロは張り切りながら雑草を取っているようだが・・・
『あのーコロさん』
「はい!ソラ様!」
コロはしっぽをぶん回しながら目をキラキラさせて僕を見ている。
『家の周りを穴ぼこだらけにするの辞めてもらっていいかい?』
千切れそうなほど振り回されていたしっぽはシュンと垂れ下がり
「申し訳ございません…」
酷い落ち込み様になんだか申し訳なくなり
『これから気を付けてくれたら大丈夫!雑草だけ抜いてくれたらいいから!頼りにしてるからね!』
『…っ!はい!ソラ様のご期待に応えられるよう頑張ります!』
どうやら気持ちを切り替えてくれたようだ。
周りの雑草や倒木をかたずけた後は井戸を確認してみる事にした。井戸に水は溜まっているようだが念のためコロに確認してもらう。
コロは井戸から汲んだ水の匂いを嗅いで
「問題ありません。飲んでも大丈夫です!」
とコロからお墨付きが出た。
今度はいよいよ小屋の中を掃除する。
所々蜘蛛の巣が張り一面に埃が積もっている。これは大仕事になりそうだ。コロは蜘蛛の巣に絡まりあたふたしていた。…ほっといてあげよう。
配置されていた家具を外に運び出し家具がなくなった部屋の埃を掃き出していく。外に出した家具の埃もきれいにふき取っていく。どんどん綺麗になっていく我が家に気持ちもどんどん高ぶってくる。
母さんと一緒に引っ越し先を掃除していた時の事を思い出していた。母さんは綺麗好きで時間があれば掃除してたな。僕もどうやらそんな母さんの血をしっかりと受け継いでいるらしい。
外に出した家具を部屋に入れる頃にはあたりは薄暗くなり始めていた。老神父からもらったランプに火を灯す。ランプの明かりに照らされた部屋に僕は満足感を得ていた。
だが今はテーブルとイス布団のないベットしかない。他にも家具はあったが壊れて使い物にならなくなっていた。
『明日色々買い足さないといけないな。この魔晶石売ったらどれくらいになるんだろう?』
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すると突然ウィンドウが表れた。
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突然現れたウィンドウに困惑したがとりあえずは保留しておくことにした。まずは先立つものが必要だからな。ベットにしく布団を買わないといつまでも床で寝なきゃいけない。まずは生活必需品を優先させよう。急ぐ事でもないし余裕が出来てから試してみたらいいか。
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