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第1章
1-8 四天騎士
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城内へと入りそこで待っていたのは執事服を来た眼鏡の人だった
「まず確認を取らせて貰います、貴方達が冒険者アルヴィス様のパーティーで間違いありませんね?」
この人、、、強い、その動作に一切の無駄が無く、達人クラスと言っても信じてしまうくらいに彼の動きは洗練されたものだった
「はい、間違いありません。俺がアルヴィスです」
「私の名前は、クレア・ハヴェルカと申します」
「私の名前は、リーナ・レイアロードです、これからお願いします」
俺は会釈を、クレア、リーナはお辞儀をそれぞれした。そして証明をする為先程の手紙を出して渡す、それを受け取り読んだ後、執事は申し訳無さそうに喋る
「申し訳ありません、貴方達なら知っているかと思いますがティアル様が危険に晒される事は出来る限り排除したかったのです重ね重ね御無礼をお掛けしました。私はティアル様の執事をさせて貰っています、ヴィンセント・セルアデスと申します、ヴィンセントとお申し下さい」
「いえいえ、頭を上げて下さい。ヴィンセントさんの気持ちは分かりますから」
「いえ、これでも執事の端くれですから。それにしても、貴方は強さだけで無く優しさも兼ね備えておいでのようでティアル様に聞いた通りの良きお人です」
ティアル、、、一体何を言ったんだ?気にはなるが取り敢えず話を進めよう
「それで俺達は何をすれば良いですか?ギルド長には護衛をしてくれと言われるばかりで」
「失礼しましたそれでは、御案内致します」
そして顔を上げた、ヴィンセントさんは俺達をティアルの元へまで案内して貰った
「こちらがティアル様のお部屋となって居ります」
ドアを開ける、そこはまるで違う世界の様な豪華な部屋だった。その世界の中で椅子に座りポツンと静かに佇むティアルが居た
「ティアル様、アルヴィス様を御案内致しました」
ティアルはその声に反応して、こちらを向く、凛とした顔が徐々に笑顔に染めていく
「アルヴィス様!!」
あの時とあまり変わって無いなぁ、呆れながらも微笑み声をかける
「やぁ、ティアル元気にして居たか?」
元気に俺達の方へ早足で向かって来た
そして抱き付き、安堵の声を出す
「はぁ、アルヴィス様、やはり貴方といると落ち着きますぅ」
ぐわぁ!ティアルちょっと離れて!密着されると君のとっても柔らかい胸がぁ!しかしこれもまた役得だなぁ、ポーカーフェイスを顔に貼り付けてティアルを引き剥がす
「あはは、大袈裟だなぁ。それに今日を含めて2回しかまだあった事無いよ?」
「分かって無いですね、回数など関係無いのです!貴方と過ごした密度が大切なんですぅー」
いや、そんな事言われてもこっちも困るんですぅー。ほらぁ、さっきのやり取りを見た2人が何やら話あってるし
「やはり、、、」
「分かっていた、、、、」
2人は呆れながらもティアルに挨拶をする
「ご機嫌麗しゅうございます。姫様、私クレアと申します。今日から姫様の護衛として精神誠意尽くさせていただきます」
クレアらしく無い、何処ぞの貴族令嬢の様に挨拶をする
「お初お目にかかります。私リーナ・レイアロードも精神誠意尽くさせて貰います」
先程までのリーナが嘘の様に、真面目な顔をして挨拶をする
「そんなに畏まらないで下さい。ここは公の場ではありませんから、クレアもリーナも私の事は、ティアルと呼んで下さいね、でないと泣いてしまいますよ」
ペロッと舌を出してこっちを見る。まったく困った人だ。しかし頭を下げて今の顔を見ていなかった2人は困った顔しながらお願いを聞いた
「で、では、ティ、ティアル、、、これで宜しいですの?」
まぁそういった反応になるよな。しかしリーナは一味違った
「分かった、ティアル、実は後で大切な話がある、聞いて欲しい」
リーナは遠慮なく呼び捨てを実行する、しかも何やら話があるらしい
「話、ですか、、、、分かりました後で時間を作りましょう。それにしても呼び捨ては良いものです、幼少期から固い言葉ばかりを聞いていたのでこういったものはとても新鮮ですね」
まぁ幼少期からずっと畏まられていた事に息苦しいものがあったのだろう。相手は国の第一王女であるから周りもそれに合わせてそうなってしまうだろう、だからこうして呼び捨てで呼べる様な関係を彼女はとても大切に思うのだろう
「姫様、例の件が、、」
「そうでしたね」
「?」
「すみませんが、皆様私について来てもらえますか?」
そう言ってヴィンセントさんの後を付いていくと、大きな扉の前で立ち止まる
「皆様、先に言っておきますこちらの扉の先には陛下がお待ちしておりますが、畏まった態度は余りしなくてもよろしいです、陛下勅命で畏まった態度は要らないと申しておりましたゆえ」
変わった陛下だな、、、
「分かりました。では普段通りでいかせて貰います」
そうして扉を開ける、そこは王室などでは無く兵士の訓練場又はコロシアムの様な円形型の場所だった。中心部で4人の人が頭を垂れていた、その先にこれぞ王様という様な風貌をした陛下がいた
「ギルゼス陛下、ただいま参上致しました、かの者が例の者です」
「うむ、よくぞ連れて参った、下がると良い」
「はっ!」
ヴィンセントさんと陛下のやり取りを見ていたが、挨拶をしなければいけない事を思い出す。普通に普通に
「初めまして、今回ティアル姫の護衛をさせて頂く、アルヴィス、クレア、リーナ以下3名であります」
「むぅ」
「ぶぅ」
陛下とティアル、2人揃って渋い顔をした。え?何か間違った事した?普通の挨拶をしたつもりなんだが
「アルヴィスとやら、何、畏まらんで良い其方には我が娘を救って貰った恩がある」
「アルヴィス様!名前の後ろに要らないものが付いてます!」
「は、はぁ」
「しかしながらあの時は謝礼も貰いましたし王都へ入る際も口利きをしてもらいました、それに流石にティアル姫、陛下の目の前で貴女を呼び捨てにする事は出来ない!」
心の声が思いっきり出ていた
「大丈夫ですよ、アルヴィス様、お父様や周りの人がその事でアルヴィス様に何か言われたら関節技決めて黙らせます!」
おい!それはダメだろ、実の父親に関節技決める娘が居てたまるか!!
「ほっほっほっ、我が娘ながら怖いのぅ、良いワシの前であろうとティアルの事を好きに呼ぶが良い、儂の名前はギルゼス・アレストじゃ、何故か我ら王族は女に滅法弱いからのぅ、まったく冷や汗が止まらんわい」
「何ですかそれは、、、、、」
「これは何と言うか陛下のイメージが変わりますわね」
「了承は取った問題ない」
「それでな、アルヴィス君よ、ここに来てもらったのには理由がある。君達が銀狼を倒した事をは知っておる、だがこの目で実力を見て置かないと安心出来んと言う奴が3人居てな」
そう言って先程頭を垂れて居た4人がこちらへ歩いてくる。1人は見覚えがあるな名前が確か、、、、やばい思いで出せない、だが彼女が四天騎士の1人で間違いは無かった筈だ
「やぁ、アルヴィス、ゴブリン事件以来だね、息災にして居ましたか?」
「えぇ、寧ろ元気が有り余ってますよ」
うーん、本当に名前が思い出せない、、、
「初めましてだな、アルヴィス君よ、レイナ以外は初対面だから紹介させてもらおう」
「あっ!!そうだ神速のレイナさんだ!はっ!?」
心の声が思いっきり出てしまった所為でレイナさんの名前を忘れていた事がバレてしまう。急いで口を塞ぐが手遅れだ
「ま、まさか私の事を忘れられて居たとは、、、こう見えても人に覚えらる事は多いのだが、少し残念だ」
美女にシュンとされた時の罪悪感が半端なくやばい、何とかフォローしないと
「あっ!いや、違いますよあのときは、ほら!ちょっとだけしか話してなかったですし、戦闘後で疲れていたんですよ」
「それでもショックです、それなりに容姿が良いので、前は男性達によく声を掛けられる事もあったのですが、、、、」
「はぁ、もういいだろうレイナ、俺の名前はガルク・ガンフォード、四天騎士のリーダーみたいなものだ。皆からは豪傑のガルクと呼ばれている」
「オッス!俺っちは、カイル・ヴァングルグ、四天騎士の槍のスペシャリストで、渾名は槍天のカイルって呼ばれてるぜ坊主よろしくな」
「次は儂かの?ゼノ・クローリーじゃ四天騎士の魔法使い担当じゃな。求道者のゼノと言われておるわ」
ヨシ!次はちゃんと覚えたぞ
「よし、全員自己紹介が終わったなそれ「ちょぉっとまってーーー!!」
「なんだ?レイナ」
「私!私の自己紹介忘れてますよガルク!」
考える様な素振りをしたガルクは少ししたら頷く
「、、、、、必要か?」
「なぁに言ってるんですか!私忘れられていたんですよ!ならばもう一度自己紹介しないといけないじゃ無いですか!!」
「分かった、分かったから熱くなるなレイナ」
「おほん!私はレイナ・エルレイド、四天騎士を拝命しています、皆さんからは神速のレイナと言われていますよ、次は忘れないで下さいね、アルヴィス君!!」
「は、はい!!」
「よし、今度こそ終わったな。さてこれから俺達、四天騎士と戦って実力を見して欲しい、銀狼を倒したという話は確かに聞いたがやはりな、この目で確認したいのだ、姫を護れる器かどうか」
「分かりました。ですが1つお願いがあります、リーナとクレアは外して貰っても良いですか?見た所貴方達にはまだ及ばないので、無駄に怪我をする事は避けたいのです」
「なっ!何を言ってるんですの!私達だって強くなりましたわ、一緒に戦います」
「肯定、人数が多い方が良い、私もそれなりに指示を出せる様になった」
「それでもダメだ、、、」
見た所、四天騎士1人と戦ってもクレアとリーナでは勝てないと確信が持てる程力量に差がある。それに女の子には怪我をしてもらいたく無いし、ちょっとクサイけど
「ほう、ではアルヴィス君1人で戦いを挑むのか?我々全員に?舐められたものだな」
「舐めているわけではありませんよ、ただ俺にとって彼女達は大切な存在なんで怪我をしてほしく無いんですよ」
「「「た、大切、、、」」」
「ん?どうしたんじゃティアル、お前まで混ざりおって、、、、まさか!!グォッ!!」
「お父様、それ以上余計な事を口走れば蹴りを叩き込みますよ。ふふっ」
「てぃ、ティアルよそれは蹴りを腹に入れた後で言う言葉では、、、ぐぅ、無いぞい」
ちょおおお!陛下の最初のオーラが完全に霧散してるし、蹴り入れられてたぞ!陛下大丈夫か?大変そうだなぁ、、
「ちょっと、四天騎士の皆さん、あれ大丈夫なんですか!陛下、ティアルに蹴り入れられていましたよ!」
「何の事だ?俺は何も見ていないが?」
「まぁまぁ気にするなよ坊主、ありゃ一種の家族愛って奴だろ」
「ふぉふぉ、いつもの事じゃ、ギルゼスの奴天然じゃからのぅ、大体本人が気付いた時には既に遅しじゃ」
「わ、私はどうすれば、、、、、」
この4人、動くつもりが一切ない、どうなってんだこりゃ!孤立無援の陛下ってどんだけだよ!
「さて始めようか、どうする?一対一を所望するか?」
「いや、時間も勿体無いし4人纏めて来てくれ」
「ほっほっ!いよいよ持って舐められとるのぉ」
「分かった4人でいいのか?言っておくが一切手を抜くつもりはないぞ」
「ああ、構わない俺もどこまで出来るか試してみたい!」
「では!忘れられているかもしれませんがこの執事であるヴィンセントが審判を務めましょう!」
うお!忘れてた!いつのまにか出て来たヴィンセントさんが審判をするつもりらしい
「では、まずルールの方を説明させて貰います、えーあくまで模擬戦となりますので殺傷の類は禁止させて貰います。こちらに関して武器はそのままでよろしいです、私が特殊な魔法を皆様の武器に掛けさせてもらいます、ですので致命的なダメージを食らった場合は私の判断で失格とさせてもらいます。基本的に何でもありなのでそれらを守って頂ければ問題有りません」
成る程ね、使い慣れた武器は使っていいが殺さない様に特殊な魔法をかける、そしてダメージを食らった場合ヴィンセントさんの判断によっては失格となる訳か
「では失礼して、付与魔法」
「武器殺傷能力消失」
この人何者だ!!超短文詠唱で魔法を完成させるなんて、聞いていた物よりずっと使い回しがいい
「あっ、あり得ない!!」
リーナがこんなに驚いている辺りこの人は完全に普通じゃない
「ああ、それとこの訓練場自体に防御魔法をかけましたので、皆さん存分に気兼ね無く本気を出して下さい」
「はは、相変わらずヴィンセントさんはとんでもねぇな」
「はぁ、こっちとしては有り難いが出て来ていい所掻っ攫って行くからなぁ」
「ふぉふぉ、待ったくのぉ」
「私は何も言いませんよ」
「さてそれでは、3、2、1、始め!!」
そして、王国最強騎士達との戦いの火蓋は切って落とされた
ーーーーーーーーー
あとがき
24日に投稿するつもりでしたが少し遅れてしました。申し訳ない!!
次はちゃんと四天騎士と戦わせますのでどうぞお楽しみください、ハラハラする様な展開が書ければ良いかなっと思っております
それでは!
「まず確認を取らせて貰います、貴方達が冒険者アルヴィス様のパーティーで間違いありませんね?」
この人、、、強い、その動作に一切の無駄が無く、達人クラスと言っても信じてしまうくらいに彼の動きは洗練されたものだった
「はい、間違いありません。俺がアルヴィスです」
「私の名前は、クレア・ハヴェルカと申します」
「私の名前は、リーナ・レイアロードです、これからお願いします」
俺は会釈を、クレア、リーナはお辞儀をそれぞれした。そして証明をする為先程の手紙を出して渡す、それを受け取り読んだ後、執事は申し訳無さそうに喋る
「申し訳ありません、貴方達なら知っているかと思いますがティアル様が危険に晒される事は出来る限り排除したかったのです重ね重ね御無礼をお掛けしました。私はティアル様の執事をさせて貰っています、ヴィンセント・セルアデスと申します、ヴィンセントとお申し下さい」
「いえいえ、頭を上げて下さい。ヴィンセントさんの気持ちは分かりますから」
「いえ、これでも執事の端くれですから。それにしても、貴方は強さだけで無く優しさも兼ね備えておいでのようでティアル様に聞いた通りの良きお人です」
ティアル、、、一体何を言ったんだ?気にはなるが取り敢えず話を進めよう
「それで俺達は何をすれば良いですか?ギルド長には護衛をしてくれと言われるばかりで」
「失礼しましたそれでは、御案内致します」
そして顔を上げた、ヴィンセントさんは俺達をティアルの元へまで案内して貰った
「こちらがティアル様のお部屋となって居ります」
ドアを開ける、そこはまるで違う世界の様な豪華な部屋だった。その世界の中で椅子に座りポツンと静かに佇むティアルが居た
「ティアル様、アルヴィス様を御案内致しました」
ティアルはその声に反応して、こちらを向く、凛とした顔が徐々に笑顔に染めていく
「アルヴィス様!!」
あの時とあまり変わって無いなぁ、呆れながらも微笑み声をかける
「やぁ、ティアル元気にして居たか?」
元気に俺達の方へ早足で向かって来た
そして抱き付き、安堵の声を出す
「はぁ、アルヴィス様、やはり貴方といると落ち着きますぅ」
ぐわぁ!ティアルちょっと離れて!密着されると君のとっても柔らかい胸がぁ!しかしこれもまた役得だなぁ、ポーカーフェイスを顔に貼り付けてティアルを引き剥がす
「あはは、大袈裟だなぁ。それに今日を含めて2回しかまだあった事無いよ?」
「分かって無いですね、回数など関係無いのです!貴方と過ごした密度が大切なんですぅー」
いや、そんな事言われてもこっちも困るんですぅー。ほらぁ、さっきのやり取りを見た2人が何やら話あってるし
「やはり、、、」
「分かっていた、、、、」
2人は呆れながらもティアルに挨拶をする
「ご機嫌麗しゅうございます。姫様、私クレアと申します。今日から姫様の護衛として精神誠意尽くさせていただきます」
クレアらしく無い、何処ぞの貴族令嬢の様に挨拶をする
「お初お目にかかります。私リーナ・レイアロードも精神誠意尽くさせて貰います」
先程までのリーナが嘘の様に、真面目な顔をして挨拶をする
「そんなに畏まらないで下さい。ここは公の場ではありませんから、クレアもリーナも私の事は、ティアルと呼んで下さいね、でないと泣いてしまいますよ」
ペロッと舌を出してこっちを見る。まったく困った人だ。しかし頭を下げて今の顔を見ていなかった2人は困った顔しながらお願いを聞いた
「で、では、ティ、ティアル、、、これで宜しいですの?」
まぁそういった反応になるよな。しかしリーナは一味違った
「分かった、ティアル、実は後で大切な話がある、聞いて欲しい」
リーナは遠慮なく呼び捨てを実行する、しかも何やら話があるらしい
「話、ですか、、、、分かりました後で時間を作りましょう。それにしても呼び捨ては良いものです、幼少期から固い言葉ばかりを聞いていたのでこういったものはとても新鮮ですね」
まぁ幼少期からずっと畏まられていた事に息苦しいものがあったのだろう。相手は国の第一王女であるから周りもそれに合わせてそうなってしまうだろう、だからこうして呼び捨てで呼べる様な関係を彼女はとても大切に思うのだろう
「姫様、例の件が、、」
「そうでしたね」
「?」
「すみませんが、皆様私について来てもらえますか?」
そう言ってヴィンセントさんの後を付いていくと、大きな扉の前で立ち止まる
「皆様、先に言っておきますこちらの扉の先には陛下がお待ちしておりますが、畏まった態度は余りしなくてもよろしいです、陛下勅命で畏まった態度は要らないと申しておりましたゆえ」
変わった陛下だな、、、
「分かりました。では普段通りでいかせて貰います」
そうして扉を開ける、そこは王室などでは無く兵士の訓練場又はコロシアムの様な円形型の場所だった。中心部で4人の人が頭を垂れていた、その先にこれぞ王様という様な風貌をした陛下がいた
「ギルゼス陛下、ただいま参上致しました、かの者が例の者です」
「うむ、よくぞ連れて参った、下がると良い」
「はっ!」
ヴィンセントさんと陛下のやり取りを見ていたが、挨拶をしなければいけない事を思い出す。普通に普通に
「初めまして、今回ティアル姫の護衛をさせて頂く、アルヴィス、クレア、リーナ以下3名であります」
「むぅ」
「ぶぅ」
陛下とティアル、2人揃って渋い顔をした。え?何か間違った事した?普通の挨拶をしたつもりなんだが
「アルヴィスとやら、何、畏まらんで良い其方には我が娘を救って貰った恩がある」
「アルヴィス様!名前の後ろに要らないものが付いてます!」
「は、はぁ」
「しかしながらあの時は謝礼も貰いましたし王都へ入る際も口利きをしてもらいました、それに流石にティアル姫、陛下の目の前で貴女を呼び捨てにする事は出来ない!」
心の声が思いっきり出ていた
「大丈夫ですよ、アルヴィス様、お父様や周りの人がその事でアルヴィス様に何か言われたら関節技決めて黙らせます!」
おい!それはダメだろ、実の父親に関節技決める娘が居てたまるか!!
「ほっほっほっ、我が娘ながら怖いのぅ、良いワシの前であろうとティアルの事を好きに呼ぶが良い、儂の名前はギルゼス・アレストじゃ、何故か我ら王族は女に滅法弱いからのぅ、まったく冷や汗が止まらんわい」
「何ですかそれは、、、、、」
「これは何と言うか陛下のイメージが変わりますわね」
「了承は取った問題ない」
「それでな、アルヴィス君よ、ここに来てもらったのには理由がある。君達が銀狼を倒した事をは知っておる、だがこの目で実力を見て置かないと安心出来んと言う奴が3人居てな」
そう言って先程頭を垂れて居た4人がこちらへ歩いてくる。1人は見覚えがあるな名前が確か、、、、やばい思いで出せない、だが彼女が四天騎士の1人で間違いは無かった筈だ
「やぁ、アルヴィス、ゴブリン事件以来だね、息災にして居ましたか?」
「えぇ、寧ろ元気が有り余ってますよ」
うーん、本当に名前が思い出せない、、、
「初めましてだな、アルヴィス君よ、レイナ以外は初対面だから紹介させてもらおう」
「あっ!!そうだ神速のレイナさんだ!はっ!?」
心の声が思いっきり出てしまった所為でレイナさんの名前を忘れていた事がバレてしまう。急いで口を塞ぐが手遅れだ
「ま、まさか私の事を忘れられて居たとは、、、こう見えても人に覚えらる事は多いのだが、少し残念だ」
美女にシュンとされた時の罪悪感が半端なくやばい、何とかフォローしないと
「あっ!いや、違いますよあのときは、ほら!ちょっとだけしか話してなかったですし、戦闘後で疲れていたんですよ」
「それでもショックです、それなりに容姿が良いので、前は男性達によく声を掛けられる事もあったのですが、、、、」
「はぁ、もういいだろうレイナ、俺の名前はガルク・ガンフォード、四天騎士のリーダーみたいなものだ。皆からは豪傑のガルクと呼ばれている」
「オッス!俺っちは、カイル・ヴァングルグ、四天騎士の槍のスペシャリストで、渾名は槍天のカイルって呼ばれてるぜ坊主よろしくな」
「次は儂かの?ゼノ・クローリーじゃ四天騎士の魔法使い担当じゃな。求道者のゼノと言われておるわ」
ヨシ!次はちゃんと覚えたぞ
「よし、全員自己紹介が終わったなそれ「ちょぉっとまってーーー!!」
「なんだ?レイナ」
「私!私の自己紹介忘れてますよガルク!」
考える様な素振りをしたガルクは少ししたら頷く
「、、、、、必要か?」
「なぁに言ってるんですか!私忘れられていたんですよ!ならばもう一度自己紹介しないといけないじゃ無いですか!!」
「分かった、分かったから熱くなるなレイナ」
「おほん!私はレイナ・エルレイド、四天騎士を拝命しています、皆さんからは神速のレイナと言われていますよ、次は忘れないで下さいね、アルヴィス君!!」
「は、はい!!」
「よし、今度こそ終わったな。さてこれから俺達、四天騎士と戦って実力を見して欲しい、銀狼を倒したという話は確かに聞いたがやはりな、この目で確認したいのだ、姫を護れる器かどうか」
「分かりました。ですが1つお願いがあります、リーナとクレアは外して貰っても良いですか?見た所貴方達にはまだ及ばないので、無駄に怪我をする事は避けたいのです」
「なっ!何を言ってるんですの!私達だって強くなりましたわ、一緒に戦います」
「肯定、人数が多い方が良い、私もそれなりに指示を出せる様になった」
「それでもダメだ、、、」
見た所、四天騎士1人と戦ってもクレアとリーナでは勝てないと確信が持てる程力量に差がある。それに女の子には怪我をしてもらいたく無いし、ちょっとクサイけど
「ほう、ではアルヴィス君1人で戦いを挑むのか?我々全員に?舐められたものだな」
「舐めているわけではありませんよ、ただ俺にとって彼女達は大切な存在なんで怪我をしてほしく無いんですよ」
「「「た、大切、、、」」」
「ん?どうしたんじゃティアル、お前まで混ざりおって、、、、まさか!!グォッ!!」
「お父様、それ以上余計な事を口走れば蹴りを叩き込みますよ。ふふっ」
「てぃ、ティアルよそれは蹴りを腹に入れた後で言う言葉では、、、ぐぅ、無いぞい」
ちょおおお!陛下の最初のオーラが完全に霧散してるし、蹴り入れられてたぞ!陛下大丈夫か?大変そうだなぁ、、
「ちょっと、四天騎士の皆さん、あれ大丈夫なんですか!陛下、ティアルに蹴り入れられていましたよ!」
「何の事だ?俺は何も見ていないが?」
「まぁまぁ気にするなよ坊主、ありゃ一種の家族愛って奴だろ」
「ふぉふぉ、いつもの事じゃ、ギルゼスの奴天然じゃからのぅ、大体本人が気付いた時には既に遅しじゃ」
「わ、私はどうすれば、、、、、」
この4人、動くつもりが一切ない、どうなってんだこりゃ!孤立無援の陛下ってどんだけだよ!
「さて始めようか、どうする?一対一を所望するか?」
「いや、時間も勿体無いし4人纏めて来てくれ」
「ほっほっ!いよいよ持って舐められとるのぉ」
「分かった4人でいいのか?言っておくが一切手を抜くつもりはないぞ」
「ああ、構わない俺もどこまで出来るか試してみたい!」
「では!忘れられているかもしれませんがこの執事であるヴィンセントが審判を務めましょう!」
うお!忘れてた!いつのまにか出て来たヴィンセントさんが審判をするつもりらしい
「では、まずルールの方を説明させて貰います、えーあくまで模擬戦となりますので殺傷の類は禁止させて貰います。こちらに関して武器はそのままでよろしいです、私が特殊な魔法を皆様の武器に掛けさせてもらいます、ですので致命的なダメージを食らった場合は私の判断で失格とさせてもらいます。基本的に何でもありなのでそれらを守って頂ければ問題有りません」
成る程ね、使い慣れた武器は使っていいが殺さない様に特殊な魔法をかける、そしてダメージを食らった場合ヴィンセントさんの判断によっては失格となる訳か
「では失礼して、付与魔法」
「武器殺傷能力消失」
この人何者だ!!超短文詠唱で魔法を完成させるなんて、聞いていた物よりずっと使い回しがいい
「あっ、あり得ない!!」
リーナがこんなに驚いている辺りこの人は完全に普通じゃない
「ああ、それとこの訓練場自体に防御魔法をかけましたので、皆さん存分に気兼ね無く本気を出して下さい」
「はは、相変わらずヴィンセントさんはとんでもねぇな」
「はぁ、こっちとしては有り難いが出て来ていい所掻っ攫って行くからなぁ」
「ふぉふぉ、待ったくのぉ」
「私は何も言いませんよ」
「さてそれでは、3、2、1、始め!!」
そして、王国最強騎士達との戦いの火蓋は切って落とされた
ーーーーーーーーー
あとがき
24日に投稿するつもりでしたが少し遅れてしました。申し訳ない!!
次はちゃんと四天騎士と戦わせますのでどうぞお楽しみください、ハラハラする様な展開が書ければ良いかなっと思っております
それでは!
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