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しおりを挟む気が付くともう日が暮れていた。
梨沙子とランチを食べてさんざん話をしたけどまだ話したりなくて、じゃあカフェに行こうかと言う事になり、駅前広場に面している店に移動した。
それからまたずっと旦那の愚痴の言い合い。
お互いの旦那を極悪非道のクソやろうみたくこき下ろすが、吐き出しきるとスッキリする。
すると、散々今まで酷いことを言っていたにもかかわらず、雅彦の事が少し可哀そうになる。
私の中に眠っている彼への愛情が、ほんの少しだけ眠りから覚めるのだ。
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