Dream Come True Online

倉井松戸

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王国編

レベル上げ①

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「おいおいもう休んでんのかぁ!?」
グラウンドに怒号が響き渡る
「はぁ…はぁ…すいません!」
その矛先は俺だった。
確かにまだ30分しか経ってないけど!
漫画でしか見た事ないような筋トレしてたら疲れるって!
ていうかゲームなのになんでこんな疲労感あんの!?
そこはリアリティいらないでしょ!?

数分後

「はぁ…はぁ…」
「おーい、迎えに来たぞー…って」
「ぷふっ、はははは!お前疲れすぎだろw」
「うる、せぇ、よ!」
「うむ、少し厳しくしすぎたか?」
「いいんだよ。これくらいで、
    そんで?レベルは上がったのか?」
そういえばレベル上げだったなこれ…
「OPEN」

ステータス
Lv5
HP35/70
MP70
STR60
VIT60
DEX60
AGI60
INT60
LUC60
スキル✕✕✕
称号持たざる故に持つ者

おおーレベル上がってる……って
体力半分持ってかれてんじゃねぇか!
絶対オーバーワークだろ…
あとステータスは変わってない…
「はははは!体力半分なってんじゃねぇか望夢」
「うるせぇよ…体力ってどうやって回復するんだ?…あとステータスはレベルじゃ上がんないのか?…」
「普通は自然治癒か、ポーションあとは…見てろ、『ヒール』」
体の疲労感が消えていく
「こんな感じで魔法でも回復できる。あとステータスだが、ステータスポイントを割り振って上げることができる。」

ステータスポイント?
あー、ステータスの画面にそんなボタンあったかも…
えーと、ステータスポイントは?
残り50か、1レベルで10ポイントってところか
ていうか、なりたいものがないからポイントをどう振るかも迷うなぁ
最初が平均的なんだしやっぱり平均的に振るべきか?
「あー、意見が欲しいんだがステータスってどういう風に振るべきだと思う?」
「あーそっか、普通はなりたいもので決めるけど望夢にはそれがねぇのか」
「そういう事だ」
「うーん……まだ何になりたいかも分からないんだったら…AGI.VIT.DEX.HPあたりはとってそんはないと思うぞ?」
じゃあ今のステータスとINTに10ずつ振るか

ステータス
HP80
MP70
STR60
VIT70
DEX70
AGI70
INT70
LUC60
スキル✕✕✕
称号持たざる故に持つ者

これでよしっと、そういえばスキルは結局変わらなかったな…
「どうだ?なんか変わったことでもあったか?」
ガルフが興味深々な様子できいてくる
「いや、何も分からなかったよ」
「そっか、変わらなかったか…
    そうだ!図書館に行こう!あそこなら何かわかるかも!」
「図書館か、いいかもしれないな」
「おし、じゃあ次は図書館行くか!」
「その前にレオンさんに挨拶しないとな?」
声が大きいから見つけやすくて助かる、なんて本人に言ったら怒られそうだ
「レオンさん!そろそろ行こうと思います。」
「そうか俺にはレベル上げしか出来ねぇが。
    どうする?明日も来るか?」
「いえ、明日は別の方法を試してみます。」
「そうか、また来いよ!」
手を振ってレオンさんと別れる
そういえば筋トレしたのにSTR1つも振らなかったな…
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