12 / 17
記憶を無くした青年
10話 脱衣所にて(グレイ視点)**
しおりを挟む
「ん?…これはレイの着替えか??」
もうレイが風呂に行ってから10分程度は立っていたが、まだ出る気配はなさそうなので届けることにする。
随分と嬉しそうに風呂に入っていくレイを見ると風呂好きなのだろうとすぐに分かった。
そういえば前に大浴場には絶対に入らないでくれとレイに頼んだ時、随分と悲しそうに落ち込んだ顔をしていた。なんだか可哀想なことをしてしまったと思い返す。
整備していた道具を片付け脱衣所の中に入り、レイに声をかけようと前を向くと、曇ったガラスの向こうにレイが背を向けて座っているのが見えた。
「…?」
体が揺れて下を向いてることがわかった。気分でも悪くなったのかと気になり、近づくとレイが1人で自慰をしていることに気がついた。
「なっ……!」
口を押さえてすぐに下を向き、レイから視線を逸らす。
この風呂場は脱衣所とガラスで隔てられており、脱衣所の入り口付近では曇ってよく見えなかったが、近くまで近づいたことでレイが何をしていたのか気づいてしまったのだ。
軽く声が出てしまったが運良くレイにはバレていなかった。ほっと胸を撫で下ろすと、今度は少しでもいいから見たいという欲求が心の中でジワジワと溢れてきた。
理性ではこのまま静かに立ち去ったほうがいいと理解しているが、本能がそれを拒否する。
レイと治療という名目で体を重ねてから、既に1週間以上が経過していた。レイが常に近くにいるため、満足に一人で処理することもできない。正直言うとかなりたまっているのだ。恐らくレイもそうなのだろう。
ゆっくりと顔を前に向ける。風呂場と脱衣所を隔てるドアを音を立てないように細い隙間ができる様に開き、レイの自慰を背徳感で胸をいっぱいにしながら眺める。わずかに漏れてくるレイの吐息で自分のモノは緩く立ち上がりかけていた。
レイの手の動きが次第に早くなっていき、呼吸も荒くなってくる。終わりが近いのだと理解できた。
「………あっ…。んっ…!……いきそぅ、、」
かすかに聞こえてきたレイの声があまりにも艶めいていて…、喉をゴクリと鳴らし、思わず一歩後退りした瞬間。床に引いてあったマットがズルりと滑り、思いっきり音を立てて倒れてしまった。
瞬間レイがこちらを振り返る。大きく開かれた瞳と完全に視線が交差してしまった。
もうレイが風呂に行ってから10分程度は立っていたが、まだ出る気配はなさそうなので届けることにする。
随分と嬉しそうに風呂に入っていくレイを見ると風呂好きなのだろうとすぐに分かった。
そういえば前に大浴場には絶対に入らないでくれとレイに頼んだ時、随分と悲しそうに落ち込んだ顔をしていた。なんだか可哀想なことをしてしまったと思い返す。
整備していた道具を片付け脱衣所の中に入り、レイに声をかけようと前を向くと、曇ったガラスの向こうにレイが背を向けて座っているのが見えた。
「…?」
体が揺れて下を向いてることがわかった。気分でも悪くなったのかと気になり、近づくとレイが1人で自慰をしていることに気がついた。
「なっ……!」
口を押さえてすぐに下を向き、レイから視線を逸らす。
この風呂場は脱衣所とガラスで隔てられており、脱衣所の入り口付近では曇ってよく見えなかったが、近くまで近づいたことでレイが何をしていたのか気づいてしまったのだ。
軽く声が出てしまったが運良くレイにはバレていなかった。ほっと胸を撫で下ろすと、今度は少しでもいいから見たいという欲求が心の中でジワジワと溢れてきた。
理性ではこのまま静かに立ち去ったほうがいいと理解しているが、本能がそれを拒否する。
レイと治療という名目で体を重ねてから、既に1週間以上が経過していた。レイが常に近くにいるため、満足に一人で処理することもできない。正直言うとかなりたまっているのだ。恐らくレイもそうなのだろう。
ゆっくりと顔を前に向ける。風呂場と脱衣所を隔てるドアを音を立てないように細い隙間ができる様に開き、レイの自慰を背徳感で胸をいっぱいにしながら眺める。わずかに漏れてくるレイの吐息で自分のモノは緩く立ち上がりかけていた。
レイの手の動きが次第に早くなっていき、呼吸も荒くなってくる。終わりが近いのだと理解できた。
「………あっ…。んっ…!……いきそぅ、、」
かすかに聞こえてきたレイの声があまりにも艶めいていて…、喉をゴクリと鳴らし、思わず一歩後退りした瞬間。床に引いてあったマットがズルりと滑り、思いっきり音を立てて倒れてしまった。
瞬間レイがこちらを振り返る。大きく開かれた瞳と完全に視線が交差してしまった。
10
あなたにおすすめの小説
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる