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第1章 ダンジョン編
第7話(エピローグ)終わりの始まり
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side:???
とあるアラル王国トール辺境伯領:6話の少し前
「閣下! 閣下!」
「どうした、騒がしい」
「ダンジョンが! アラルダンジョンの魔物が出現しなくなりました!」
「なんだと!?」
「測定班によると、何かしらの存在が、魔物を倒している可能性があるとのことです」
「そうか、思い当たるのは、テネルという、伝説の剣士か? 先々代の国王陛下が、ダンジョンに閉じ込めたと言うあれだ」
「噂程度には聞いたことがありますが、何かの条件と交換に、最下層にとどまっているように言ったのではないでしたっけ」
「ああ、それに、魔法契約も結んだのだから。ないとは思うが、伝わっている話によると、相当な化け物だったようだ。ないとは言い切れないだろう」
「そうですか」
「まあ、そうでないとしても、緊急事態であることは間違いないだろう。国王陛下に報告し、軍の派遣を要請するべきだろう」
それに、これまでの事例と照らし合わせると、
「と、なりますと。閣下は王都へ?」
「ああ、数人の供を連れて向かうことにする。お主は、引き続き伝令を頼む」
「はっ」
「それでは向かうとするか」
平和が一番だ。何もなければそれが一番良いのだが
~~~
数日後、王都、謁見室
ここは何度来ても緊張するな
「国王陛下がいらっしゃるぞ! 皆のもの! 頭を下げよ」
「表をあげよ。トール辺境伯、何用でここに参った?」
「軍の派遣を願いに参りました」
「なぜだ? お主の軍でもよろしいではないか」
「いえ、ダンジョンに何かしら異変が生じておりまして。この兆候は悪いことにつながると思いまして、派遣を願いに来させていただきました」
「ふむ、そうか。異変とはどのようなものだ?」
「ダンジョンから、魔物が急に姿を消したのです。ほかのダンジョンの事例と重ね合わせるに、スタンピードもしくは、過去にあのダンジョンに封じられた、剣聖が、やってきたのかもしれません」
「なるほど、よろしい、軍を派遣するとしよう」
「ありがたき幸せでございます」
「しかし、もし軍が全滅した場合はおぬしに責任を取ってもらうぞ」
「はっ!」
「それと、ここまで疲れただろう。宴会の用意をしている、少し休んでいくがよい」
「ご心配ありがとうございます。その提案、喜んでお受けさせていただきます」
「うむ」
まったく、お優しいかただ
「陛下ー!」
「なんじゃ?」
「辺境伯領から早馬が!」
「なんだと!」
「なんですと!」
何事だ。もしやダンジョンが
「ダンジョンから、不死者の大軍が現れました!」
「なんと!」
「現状は?」
「非常に申し訳にくいのですが、壊滅的といってもよろしいかと、何の用いもしていない軍、ましてや精鋭が少ない軍となると厳しいでしょう。なかには伝説のドラゴンゾンビなどもいました」
「なんということだ!」
「となると、王都で待ち受けることになることがいいかもしれません」
「そうだな。ふむ、軍に命じよ! 用意せよと!」
「はっ!」
「陛下……」
「どうした」
「申し訳ないのですが、領に行かせてもらえないでしょうか」
「……わかった、しかし、死ぬではないぞ。死んだら、死刑じゃ」
「はっ」
1人でも多く、民を救い、帰ってみせる。
~~~
side:???
とある王国の辺境の村
「やぁ!」
「うわぁ、ルチア姉ちゃんやっぱりつぇぇや。さすが勇者のスキルを持つだけあるな」
「まあね、でも、それにプラスで、ちゃんと素振りをしたり、魔力を体の中で回したりして、他のスキルのレベルも上げてるの。これができたら強くなれるの」
「それって僕でもできる?」
「できるよ。教える?」
「教えて!」
「わかったわ」
楽しい生活だなぁ。あの博打のガチャを引いてよかった。勇者スキルと、賢者スキル、そして、人間の体。それに、こんな村に転生できたわけだしね。まあ、レベルが普通の人よりも上がりにくいっていう欠点もあるけど、勇者スキルが補ってくれてるから、大丈夫そうね。それと、精神退行っていうスキルがあったけど、まぁ、問題ないか
このまま強くなって、王都の学園に行って、貴族になって、お金をたくさん稼いで、お父さんとお母さんを楽させてあげるんだ!
「あれ? 姉ちゃん、あの赤いのは?」
「なにかしら? あれは、アラル王国の辺境伯領のあたりだけれど。かなり遠いのに、どうして見えるんだろう?」
「わかんない」
「まあ、いいか。新聞とかになるだろうし、あとで母さんとかが教えてくれると思うよ」
「うん、姉ちゃん!」
「そろそろ夕飯だし帰りましょう」
「うん!」
~~~
それより1日前
side:デクト
ダンジョンに入り口の町か……まずは、あそこを滅ぼそう。
そのあと近辺も滅ぼそう
「来い」
「「「「「――――」」」」」
「ほろぼせ」
俺は、ここから指揮をするとするか。
初めての征服といったところか。
―――――――――――
一応ここで1章はおしまいとなります。
続きが気になる方や、少しでも面白いと思っていただけたなら。お気に入り登録をしたり、応援コメントをしていただいたりしていただけると、非常にうれしいです。
とあるアラル王国トール辺境伯領:6話の少し前
「閣下! 閣下!」
「どうした、騒がしい」
「ダンジョンが! アラルダンジョンの魔物が出現しなくなりました!」
「なんだと!?」
「測定班によると、何かしらの存在が、魔物を倒している可能性があるとのことです」
「そうか、思い当たるのは、テネルという、伝説の剣士か? 先々代の国王陛下が、ダンジョンに閉じ込めたと言うあれだ」
「噂程度には聞いたことがありますが、何かの条件と交換に、最下層にとどまっているように言ったのではないでしたっけ」
「ああ、それに、魔法契約も結んだのだから。ないとは思うが、伝わっている話によると、相当な化け物だったようだ。ないとは言い切れないだろう」
「そうですか」
「まあ、そうでないとしても、緊急事態であることは間違いないだろう。国王陛下に報告し、軍の派遣を要請するべきだろう」
それに、これまでの事例と照らし合わせると、
「と、なりますと。閣下は王都へ?」
「ああ、数人の供を連れて向かうことにする。お主は、引き続き伝令を頼む」
「はっ」
「それでは向かうとするか」
平和が一番だ。何もなければそれが一番良いのだが
~~~
数日後、王都、謁見室
ここは何度来ても緊張するな
「国王陛下がいらっしゃるぞ! 皆のもの! 頭を下げよ」
「表をあげよ。トール辺境伯、何用でここに参った?」
「軍の派遣を願いに参りました」
「なぜだ? お主の軍でもよろしいではないか」
「いえ、ダンジョンに何かしら異変が生じておりまして。この兆候は悪いことにつながると思いまして、派遣を願いに来させていただきました」
「ふむ、そうか。異変とはどのようなものだ?」
「ダンジョンから、魔物が急に姿を消したのです。ほかのダンジョンの事例と重ね合わせるに、スタンピードもしくは、過去にあのダンジョンに封じられた、剣聖が、やってきたのかもしれません」
「なるほど、よろしい、軍を派遣するとしよう」
「ありがたき幸せでございます」
「しかし、もし軍が全滅した場合はおぬしに責任を取ってもらうぞ」
「はっ!」
「それと、ここまで疲れただろう。宴会の用意をしている、少し休んでいくがよい」
「ご心配ありがとうございます。その提案、喜んでお受けさせていただきます」
「うむ」
まったく、お優しいかただ
「陛下ー!」
「なんじゃ?」
「辺境伯領から早馬が!」
「なんだと!」
「なんですと!」
何事だ。もしやダンジョンが
「ダンジョンから、不死者の大軍が現れました!」
「なんと!」
「現状は?」
「非常に申し訳にくいのですが、壊滅的といってもよろしいかと、何の用いもしていない軍、ましてや精鋭が少ない軍となると厳しいでしょう。なかには伝説のドラゴンゾンビなどもいました」
「なんということだ!」
「となると、王都で待ち受けることになることがいいかもしれません」
「そうだな。ふむ、軍に命じよ! 用意せよと!」
「はっ!」
「陛下……」
「どうした」
「申し訳ないのですが、領に行かせてもらえないでしょうか」
「……わかった、しかし、死ぬではないぞ。死んだら、死刑じゃ」
「はっ」
1人でも多く、民を救い、帰ってみせる。
~~~
side:???
とある王国の辺境の村
「やぁ!」
「うわぁ、ルチア姉ちゃんやっぱりつぇぇや。さすが勇者のスキルを持つだけあるな」
「まあね、でも、それにプラスで、ちゃんと素振りをしたり、魔力を体の中で回したりして、他のスキルのレベルも上げてるの。これができたら強くなれるの」
「それって僕でもできる?」
「できるよ。教える?」
「教えて!」
「わかったわ」
楽しい生活だなぁ。あの博打のガチャを引いてよかった。勇者スキルと、賢者スキル、そして、人間の体。それに、こんな村に転生できたわけだしね。まあ、レベルが普通の人よりも上がりにくいっていう欠点もあるけど、勇者スキルが補ってくれてるから、大丈夫そうね。それと、精神退行っていうスキルがあったけど、まぁ、問題ないか
このまま強くなって、王都の学園に行って、貴族になって、お金をたくさん稼いで、お父さんとお母さんを楽させてあげるんだ!
「あれ? 姉ちゃん、あの赤いのは?」
「なにかしら? あれは、アラル王国の辺境伯領のあたりだけれど。かなり遠いのに、どうして見えるんだろう?」
「わかんない」
「まあ、いいか。新聞とかになるだろうし、あとで母さんとかが教えてくれると思うよ」
「うん、姉ちゃん!」
「そろそろ夕飯だし帰りましょう」
「うん!」
~~~
それより1日前
side:デクト
ダンジョンに入り口の町か……まずは、あそこを滅ぼそう。
そのあと近辺も滅ぼそう
「来い」
「「「「「――――」」」」」
「ほろぼせ」
俺は、ここから指揮をするとするか。
初めての征服といったところか。
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