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第一章 夜市に浮かぶ火の玉
6 エリート令息、また火の玉をつかむ
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翌朝、いつも通りに二乃子をたたき起こし、身だしなみを整えてやりながら、満は昨夜仕入れた情報のことを考えていた。
「やはり、久遠寺家の三男のバーニーさんが疑わしいんですか?」
「万里殿ですね。疑ってくれと言わんばかりに怪しい情報が出てきましたが、脱税ができるような頭のいい人なのか、疑問が残りますね。」
「脱税は頭がよくないとできないんですか?」
「少なくとも税のシステムを完全に理解していないとできません。」
「じゃあ私にはできませんね…。」
「二乃子殿はそもそもお金に執着がありませんからね。」
衝立から出てきた二乃子に満が片手で捕まえていた妖狐は飛びつこうとしたが、満の手からは逃げられなかった。みじめにキャンキャンと鳴いている。
昨夜の調査では檻に入れられて宿に置き去りにされてへそを曲げた妖狐は、夜は生意気にも二乃子に引っ付いて眠っていた。さすがに朝の準備は邪魔させないと満に引きはがされたわけだ。
「今日はどうしますか?」
「とりあえず、二乃子殿に確認してもらった顔を市役所に探しに行きましょうか。こっそり。」
「こっそり。」
二乃子は満に捕らえられている妖狐を見た。
「じゃあ、この子はまたお留守番ですね。」
キャインという情けない鳴き声が響いた。
ー---
翠都ではとある噂が広まっていた。
「火の玉が消えたって、本当ですか?」
「絵師の彦丸しか確認していないのよ。」
「今夜確認するかい?」
「そんな度胸とてもないわ!」
そんな町民たちの様子を見た市役所帰りの二乃子は満の方を振り返る。
「今日の夜は火の玉の様子を見に来る人を見に行ってもいいですか?こっそり。」
「いいですよ。またあいつはお留守番ですね。」
満は入手した昨日の晩餐会参加者のリストを二乃子の使い魔を使って王都に送るとすっかり機嫌を損ねた妖狐の相手をしながら夜を待った。
細かい雑務を片付けているとあっという間に夕食の時間になり、また檻に入れられた妖狐はキャンキャン鳴いて二乃子を呼び止めていたが、二人は宿を出てきた。
「あいつ、妙に甘ったれですよね?二乃子殿に懐きすぎでは?」
「九尾の狐の能力はよくわかっていませんが、先見の力があるかも、とおばあさまが言っていました。とても都合がいいタイミングで現れるのだと。」
「あいつにもあると?」
「使役してみればわかりますが…、高位の妖怪を使役するのにはリスクがありますからね…。」
「…そうなんですか?たくさん使役されてますよね?」
「普通の動物を一時的に使役するように使役はできませんから、一生面倒を見るつもりで使役しないといけません。向こうの許可がないと使役できませんし、許可なしで使役に挑むと返り討ちにあうことも。」
「無理はしないでくださいね。害がないなら謎のままでもかまいませんから。」
しかし、と満は顎に手をやって考え込む。
「もし仮に先見の力があるとして、二乃子殿がここに来るのを見越してここで火の玉になっていた可能性があるということですね?」
「もしかしたら、今日の夜の様子を見れば本当は何が起きていたのかわかるかもしれません。」
二乃子の言い様に満は首を傾げたが、またあのイマイチな蕎麦屋で蕎麦を食べた後は火の玉となった妖狐が出没していた辺りに身を潜め、見物に来る人々を見守った。
「日中噂になって早速夜に確認に来るのは相当の勇者だと思いますが…、誰も来ない可能性もありますよ?」
この時代、人々は怪異を極端に恐れる傾向があった。好んで見に来るような人物はいない。あの絵師は例外である。
「それはそれでいいです。」
二人が姿を隠して待っている。町には明かりもなく、月明かりだけがその場を照らしていた。
絵師の男性が残念そうな顔で去って行ったあと、待つこと三時間。ついにランタンを掲げて一人のまだ若い男がその場を訪れた。男はその場を一瞥すると、立ち止まりもせずに去っていった。その人物に満は見覚えがあった。
「あれは…。」
「知っている人ですか?」
「市役所に勤める役人ですね。確か一般採用の者だったはずです。」
「ということは平民ですね。」
「彼が何か気になりますか?」
「はい。明日もここに来ていいですか?こっそり。」
「それは構いませんが…。」
結局その日は一人しかやってこなかった。
ー---
翌日の夜、いつもは火の玉が発生していた時間の一時間ほど前ににその男はまた現れた。今度は大きな荷物を背負い、屋根に上った。何やら周囲を警戒しながら準備をしている。
「あれを予想していたんですか?」
「はい。」
やがて男は夜空に溶け込む黒い釣り竿のようなものに球を括り付けてその先に火をつけた。ボッという小さい音は人のいない通りに以外に響いた。球は火に包まれ、妖狐が作り出していた火の玉よりも黄色っぽい色の火の玉となった。
それを男が掲げようとしたところで音もなく背後に立った満が肩をつかんだ。男はびくりと震えて手から竿を落とした。お手製の火の玉がぼてっという音とともに地面に落ちたところに二乃子が水球を投げつけて鎮火した。
ー---
「まず、疑問に思ったのは絵師の方が初日に描いた絵とその後の妖狐を描いたと思われる絵の違いです。模写の時間が短かったためかとも思いましたが、妖狐の絵は絵だけでもおそらく妖魔の仕業だろうと思えたのに対して、初日の絵は怪異だとは思えませんでした。ランタン?のような何かです。」
「あの絵師の腕前は恐ろしいですね…。」
拘束された男を地面に転がして、火の消えた火の玉を片手に満は二乃子に説明を頼んでいた。
「それに、妖狐が自らここで意図的に火の玉騒ぎを起こすとは思えなかったのです。頭のいい九尾の子供、と言ってもここが人間に有名な観光地で火の玉騒ぎが大騒ぎを起こして私のことを呼び寄せられるとわかりますか?先見の力がそこまで有能だったら今頃脳がパンクしてますよ。」
「つまり、誰かがここで火の玉騒ぎをおこし、そこに二乃子殿が来ると予知して、火の玉を乗っ取ったと考える方が自然ということですね?」
「はい。」
「となると、何らかの意図で火の玉を出した最初の犯人が舞い戻ってきて再び火の玉を出す可能性がある、ということで噂が流れた日からここで見張っていたわけですね。
…これ、もっと早く俺に教えてくれても問題なかったですよね?」
「聞かれなかったので。」
「遠慮したんですよ。」
さて、と満は捕らえた犯人に向き直る。男は気まずそうな顔で満の視線から逃れようと目を背ける。
「あなたは市役所の一般採用の役人ですよね?名前は、田中康太、翠都の卸問屋の息子でしたね…。」
満の口から出てくる自分の情報に男、田中はびくりとした。
「教えてもらいましょうか、なんでこんなことをしたのか。」
「やはり、久遠寺家の三男のバーニーさんが疑わしいんですか?」
「万里殿ですね。疑ってくれと言わんばかりに怪しい情報が出てきましたが、脱税ができるような頭のいい人なのか、疑問が残りますね。」
「脱税は頭がよくないとできないんですか?」
「少なくとも税のシステムを完全に理解していないとできません。」
「じゃあ私にはできませんね…。」
「二乃子殿はそもそもお金に執着がありませんからね。」
衝立から出てきた二乃子に満が片手で捕まえていた妖狐は飛びつこうとしたが、満の手からは逃げられなかった。みじめにキャンキャンと鳴いている。
昨夜の調査では檻に入れられて宿に置き去りにされてへそを曲げた妖狐は、夜は生意気にも二乃子に引っ付いて眠っていた。さすがに朝の準備は邪魔させないと満に引きはがされたわけだ。
「今日はどうしますか?」
「とりあえず、二乃子殿に確認してもらった顔を市役所に探しに行きましょうか。こっそり。」
「こっそり。」
二乃子は満に捕らえられている妖狐を見た。
「じゃあ、この子はまたお留守番ですね。」
キャインという情けない鳴き声が響いた。
ー---
翠都ではとある噂が広まっていた。
「火の玉が消えたって、本当ですか?」
「絵師の彦丸しか確認していないのよ。」
「今夜確認するかい?」
「そんな度胸とてもないわ!」
そんな町民たちの様子を見た市役所帰りの二乃子は満の方を振り返る。
「今日の夜は火の玉の様子を見に来る人を見に行ってもいいですか?こっそり。」
「いいですよ。またあいつはお留守番ですね。」
満は入手した昨日の晩餐会参加者のリストを二乃子の使い魔を使って王都に送るとすっかり機嫌を損ねた妖狐の相手をしながら夜を待った。
細かい雑務を片付けているとあっという間に夕食の時間になり、また檻に入れられた妖狐はキャンキャン鳴いて二乃子を呼び止めていたが、二人は宿を出てきた。
「あいつ、妙に甘ったれですよね?二乃子殿に懐きすぎでは?」
「九尾の狐の能力はよくわかっていませんが、先見の力があるかも、とおばあさまが言っていました。とても都合がいいタイミングで現れるのだと。」
「あいつにもあると?」
「使役してみればわかりますが…、高位の妖怪を使役するのにはリスクがありますからね…。」
「…そうなんですか?たくさん使役されてますよね?」
「普通の動物を一時的に使役するように使役はできませんから、一生面倒を見るつもりで使役しないといけません。向こうの許可がないと使役できませんし、許可なしで使役に挑むと返り討ちにあうことも。」
「無理はしないでくださいね。害がないなら謎のままでもかまいませんから。」
しかし、と満は顎に手をやって考え込む。
「もし仮に先見の力があるとして、二乃子殿がここに来るのを見越してここで火の玉になっていた可能性があるということですね?」
「もしかしたら、今日の夜の様子を見れば本当は何が起きていたのかわかるかもしれません。」
二乃子の言い様に満は首を傾げたが、またあのイマイチな蕎麦屋で蕎麦を食べた後は火の玉となった妖狐が出没していた辺りに身を潜め、見物に来る人々を見守った。
「日中噂になって早速夜に確認に来るのは相当の勇者だと思いますが…、誰も来ない可能性もありますよ?」
この時代、人々は怪異を極端に恐れる傾向があった。好んで見に来るような人物はいない。あの絵師は例外である。
「それはそれでいいです。」
二人が姿を隠して待っている。町には明かりもなく、月明かりだけがその場を照らしていた。
絵師の男性が残念そうな顔で去って行ったあと、待つこと三時間。ついにランタンを掲げて一人のまだ若い男がその場を訪れた。男はその場を一瞥すると、立ち止まりもせずに去っていった。その人物に満は見覚えがあった。
「あれは…。」
「知っている人ですか?」
「市役所に勤める役人ですね。確か一般採用の者だったはずです。」
「ということは平民ですね。」
「彼が何か気になりますか?」
「はい。明日もここに来ていいですか?こっそり。」
「それは構いませんが…。」
結局その日は一人しかやってこなかった。
ー---
翌日の夜、いつもは火の玉が発生していた時間の一時間ほど前ににその男はまた現れた。今度は大きな荷物を背負い、屋根に上った。何やら周囲を警戒しながら準備をしている。
「あれを予想していたんですか?」
「はい。」
やがて男は夜空に溶け込む黒い釣り竿のようなものに球を括り付けてその先に火をつけた。ボッという小さい音は人のいない通りに以外に響いた。球は火に包まれ、妖狐が作り出していた火の玉よりも黄色っぽい色の火の玉となった。
それを男が掲げようとしたところで音もなく背後に立った満が肩をつかんだ。男はびくりと震えて手から竿を落とした。お手製の火の玉がぼてっという音とともに地面に落ちたところに二乃子が水球を投げつけて鎮火した。
ー---
「まず、疑問に思ったのは絵師の方が初日に描いた絵とその後の妖狐を描いたと思われる絵の違いです。模写の時間が短かったためかとも思いましたが、妖狐の絵は絵だけでもおそらく妖魔の仕業だろうと思えたのに対して、初日の絵は怪異だとは思えませんでした。ランタン?のような何かです。」
「あの絵師の腕前は恐ろしいですね…。」
拘束された男を地面に転がして、火の消えた火の玉を片手に満は二乃子に説明を頼んでいた。
「それに、妖狐が自らここで意図的に火の玉騒ぎを起こすとは思えなかったのです。頭のいい九尾の子供、と言ってもここが人間に有名な観光地で火の玉騒ぎが大騒ぎを起こして私のことを呼び寄せられるとわかりますか?先見の力がそこまで有能だったら今頃脳がパンクしてますよ。」
「つまり、誰かがここで火の玉騒ぎをおこし、そこに二乃子殿が来ると予知して、火の玉を乗っ取ったと考える方が自然ということですね?」
「はい。」
「となると、何らかの意図で火の玉を出した最初の犯人が舞い戻ってきて再び火の玉を出す可能性がある、ということで噂が流れた日からここで見張っていたわけですね。
…これ、もっと早く俺に教えてくれても問題なかったですよね?」
「聞かれなかったので。」
「遠慮したんですよ。」
さて、と満は捕らえた犯人に向き直る。男は気まずそうな顔で満の視線から逃れようと目を背ける。
「あなたは市役所の一般採用の役人ですよね?名前は、田中康太、翠都の卸問屋の息子でしたね…。」
満の口から出てくる自分の情報に男、田中はびくりとした。
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