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王太子に矢が突き刺さりました
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「さっさと出てこい。そこにいるのは分かっているぞ。悪役令嬢ジャンヌ。出てこない場合は馬車ごと破壊するがそれでも良いのか?」
なんか言っているけれど、私としては別に攻撃して来ようがしまいがどうでも良いのだが、寝ているて天使な息子のシャルルが音で起こされるのはまずい。
私は仕方無しに外に出ることにした。
「大丈夫なのですか、ジャンヌ様?」
メリーが心配してくれた。
「有難う、心配してくれるのはメリーだけよ」
私が喜んでいうと、
「お前はジャンヌの恐ろしさを知らないからそんな事言うのだ。こいつは許してくれって泣いて頭を下げてきた巨大ドラゴン相手に、もっと泣けって強要するやつだぞ。血も涙もない奴だ。気にしなくて良い」
エドが酷いこと言ってくれるんだけど、
「ちょっとエド。それと私が安全かは別の話でしょう!」
私が文句を言うと
「冷血非道なジャンヌがあんな奴らなんて、相手してもびくともしないのは当然のことだ」
エドは自信を持っていってくれるんだけど。
「あっそう、次からはエドを弓矢よけに使ってあげるわ」
私が不敵な笑みを浮かべたら
「いや、ジャンヌ。それだけはやめて」
慌ててエドが頭を下げてくるが無視だ。
「おい、いいかげんにしろよ」
そこへさらに大きな音量で叫んで来たのだ。
「本当にもう煩いわね」
私は仕方無しに外へ出てやった。
「ジャンヌ。ようやく出てきたか」
「ヴァーナス」
そこには今回のバーバラら伯母等の放棄の責任を取って止めた執事長のヴァーナスがいた。
「どういうつもりなの?」
私は一応聞いてやった。
「どういうつもりだと! よくもお館様達を殺してくれたな。お館様と奥様の仇討ちだ」
ヴァーナスは言い切った。
「仇を討ってどうするのよ」
「お館様と奥様のお孫様に継いでいただく」
私の問にヴァーナスが答えてくれる。
「孫って言っても、あちもまだ2歳くらいじゃなかったっけ」
「貴様の息子に比べればましだ」
「そんなの陛下に認められるわけ無いでしょう」
ヴァーナスに私が言うと
「何を言っている。王太子殿下に自分の体を使って息子の爵位の継承を迫った貴様には言われたくないわ」
「何言っているのよ。そんな事していないわよ」
「そうだ。されていないぞ。やめろ、変な噂を流すのは」
私に続いて黙っていられなくなったのかエドまで馬車から出てきたんだけど。
「王太子殿下!」
ヴァーナスは驚いてエドを見た。
「貴様ら判っていると思うが、俺はジャンヌとは寝ていないからな。余計な噂を流したら不敬罪で訴えるぞ」
なんかとてつもなくエドが酷いことを言っているような気がするのだけど……
叩いていい?
私が目でアリスに合図したらアリスが首を振ってくれた。
「それよりもあなた達、剣を引きなさい。エドはこれでも王族よ。王族に剣を向けたら3族皆殺しよ。それでも良いの?」
私はついでに脅してやったのだ。
「えっ?」
兵士たちはぎょっとしたみたいだった。
元々我が侯爵家の兵士だと思うけれど。
「ええい。何をうろたえている。今回の件は側妃様もご存知であるぞ。何かあっても庇っていただけるそうだ。こうなったら第一王子殿下もろとも殺すのだ」
ヴァーナスが叫んだ。
「貴様ら反逆罪で処刑されたいのか」
エドが王子の貫禄で脅した。
兵士たちは完全に止まってしまった。
その時だ。
そのエドにグサリと矢が突き刺さったのだった。
******************************************
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
エドの運命やいかに?
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私は仕方無しに外に出ることにした。
「大丈夫なのですか、ジャンヌ様?」
メリーが心配してくれた。
「有難う、心配してくれるのはメリーだけよ」
私が喜んでいうと、
「お前はジャンヌの恐ろしさを知らないからそんな事言うのだ。こいつは許してくれって泣いて頭を下げてきた巨大ドラゴン相手に、もっと泣けって強要するやつだぞ。血も涙もない奴だ。気にしなくて良い」
エドが酷いこと言ってくれるんだけど、
「ちょっとエド。それと私が安全かは別の話でしょう!」
私が文句を言うと
「冷血非道なジャンヌがあんな奴らなんて、相手してもびくともしないのは当然のことだ」
エドは自信を持っていってくれるんだけど。
「あっそう、次からはエドを弓矢よけに使ってあげるわ」
私が不敵な笑みを浮かべたら
「いや、ジャンヌ。それだけはやめて」
慌ててエドが頭を下げてくるが無視だ。
「おい、いいかげんにしろよ」
そこへさらに大きな音量で叫んで来たのだ。
「本当にもう煩いわね」
私は仕方無しに外へ出てやった。
「ジャンヌ。ようやく出てきたか」
「ヴァーナス」
そこには今回のバーバラら伯母等の放棄の責任を取って止めた執事長のヴァーナスがいた。
「どういうつもりなの?」
私は一応聞いてやった。
「どういうつもりだと! よくもお館様達を殺してくれたな。お館様と奥様の仇討ちだ」
ヴァーナスは言い切った。
「仇を討ってどうするのよ」
「お館様と奥様のお孫様に継いでいただく」
私の問にヴァーナスが答えてくれる。
「孫って言っても、あちもまだ2歳くらいじゃなかったっけ」
「貴様の息子に比べればましだ」
「そんなの陛下に認められるわけ無いでしょう」
ヴァーナスに私が言うと
「何を言っている。王太子殿下に自分の体を使って息子の爵位の継承を迫った貴様には言われたくないわ」
「何言っているのよ。そんな事していないわよ」
「そうだ。されていないぞ。やめろ、変な噂を流すのは」
私に続いて黙っていられなくなったのかエドまで馬車から出てきたんだけど。
「王太子殿下!」
ヴァーナスは驚いてエドを見た。
「貴様ら判っていると思うが、俺はジャンヌとは寝ていないからな。余計な噂を流したら不敬罪で訴えるぞ」
なんかとてつもなくエドが酷いことを言っているような気がするのだけど……
叩いていい?
私が目でアリスに合図したらアリスが首を振ってくれた。
「それよりもあなた達、剣を引きなさい。エドはこれでも王族よ。王族に剣を向けたら3族皆殺しよ。それでも良いの?」
私はついでに脅してやったのだ。
「えっ?」
兵士たちはぎょっとしたみたいだった。
元々我が侯爵家の兵士だと思うけれど。
「ええい。何をうろたえている。今回の件は側妃様もご存知であるぞ。何かあっても庇っていただけるそうだ。こうなったら第一王子殿下もろとも殺すのだ」
ヴァーナスが叫んだ。
「貴様ら反逆罪で処刑されたいのか」
エドが王子の貫禄で脅した。
兵士たちは完全に止まってしまった。
その時だ。
そのエドにグサリと矢が突き刺さったのだった。
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