84 / 103
王妃様から天使な息子のために王子との結婚を勧められました
辺境伯の娘の独り言3 厄災女のせいで王妃様に怒られました
しおりを挟む
「どういうことなのよ!」
私はタウンハウスに帰ると、自分の部屋にあった花瓶を地面に叩きつけた。
バリン
大きな音がする。
花瓶が割れて破片が飛び散った。
慌てて侍女たちが飛んでくるが、それがどうしたというのだ。
「厄災女がでかい顔をしているのは王太子殿下を脅して言うことを聞かせているからだ。
その厄災女から王太子殿下を引き離して、お前の魅力で迫れば王太子殿下は必ず落ちる」
お父さまがそう言ってくれた事を信じたんだけど、本当なんだろうか?
その言葉を信じた私は殿下と厄災女がいないところでお会いして、私の魅力を見せつけようとしたんだけど、中々うまく行かなかったのだ。
あの女のいないところで殿下に私の自慢の胸を押し付けて迫れば一発で落ちると思ったのに。
何しろあの厄災女は本当に慎ましやかな胸しか無いのだから。男の胸と言ってもよいほどの胸しか無かったし。
私はできる限り王太子殿下と二人だけでお会いしようとしたのだけれど、そもそも中々二人きりにはなれなかった。
殿下が王宮を歩いている所はあの厄災女が一緒にいたし、殿下の執務室には私では近衛騎士が通してくれなかったのだ。
父の辺境伯と一緒に二度ばかりお邪魔したのだけれど、王太子殿下の反応は芳しくはなかった。
父とは話をしても私とは目も合わせようとはしてくれないのだ。
厄災女といる時に私の自慢の胸を押し付けても反応はそれほど良くはなかった。
やはり厄災女を怖れてのことだと思ったから、今度は二人きりのときにしようとしたんだけど、殿下は何処に行くのも騎士たちと一緒で、ムカつくことに騎士たちが中々近寄らせてもくれなかったのだ。
仕方がないから、今度は将を落とすにはまず馬を射よという言葉とおりに、王妃様の所に行ったのよ。そして、私は厄災女と違って若くて使い古しではないとアピールしたんだけど、何故か王妃様のお怒りを買ってしまった。
「あなたなんて出ていきなさい!」
って追い出されたんだけど……
あの厄災女、絶対になにか良からぬことをして王妃様のご機嫌を取ったんだわ。
本当に許せない!
私はタウンハウスに帰ると、自分の部屋にあった花瓶を地面に叩きつけた。
バリン
大きな音がする。
花瓶が割れて破片が飛び散った。
慌てて侍女たちが飛んでくるが、それがどうしたというのだ。
「厄災女がでかい顔をしているのは王太子殿下を脅して言うことを聞かせているからだ。
その厄災女から王太子殿下を引き離して、お前の魅力で迫れば王太子殿下は必ず落ちる」
お父さまがそう言ってくれた事を信じたんだけど、本当なんだろうか?
その言葉を信じた私は殿下と厄災女がいないところでお会いして、私の魅力を見せつけようとしたんだけど、中々うまく行かなかったのだ。
あの女のいないところで殿下に私の自慢の胸を押し付けて迫れば一発で落ちると思ったのに。
何しろあの厄災女は本当に慎ましやかな胸しか無いのだから。男の胸と言ってもよいほどの胸しか無かったし。
私はできる限り王太子殿下と二人だけでお会いしようとしたのだけれど、そもそも中々二人きりにはなれなかった。
殿下が王宮を歩いている所はあの厄災女が一緒にいたし、殿下の執務室には私では近衛騎士が通してくれなかったのだ。
父の辺境伯と一緒に二度ばかりお邪魔したのだけれど、王太子殿下の反応は芳しくはなかった。
父とは話をしても私とは目も合わせようとはしてくれないのだ。
厄災女といる時に私の自慢の胸を押し付けても反応はそれほど良くはなかった。
やはり厄災女を怖れてのことだと思ったから、今度は二人きりのときにしようとしたんだけど、殿下は何処に行くのも騎士たちと一緒で、ムカつくことに騎士たちが中々近寄らせてもくれなかったのだ。
仕方がないから、今度は将を落とすにはまず馬を射よという言葉とおりに、王妃様の所に行ったのよ。そして、私は厄災女と違って若くて使い古しではないとアピールしたんだけど、何故か王妃様のお怒りを買ってしまった。
「あなたなんて出ていきなさい!」
って追い出されたんだけど……
あの厄災女、絶対になにか良からぬことをして王妃様のご機嫌を取ったんだわ。
本当に許せない!
21
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
聖女を怒らせたら・・・
朝山みどり
ファンタジー
ある国が聖樹を浄化して貰うために聖女を召喚した。仕事を終わらせれば帰れるならと聖女は浄化の旅に出た。浄化の旅は辛く、聖樹の浄化も大変だったが聖女は頑張った。聖女のそばでは王子も励ました。やがて二人はお互いに心惹かれるようになったが・・・
修道女エンドの悪役令嬢が実は聖女だったわけですが今更助けてなんて言わないですよね
星井ゆの花
恋愛
『お久しぶりですわ、バッカス王太子。ルイーゼの名は捨てて今は洗礼名のセシリアで暮らしております。そちらには聖女ミカエラさんがいるのだから、私がいなくても安心ね。ご機嫌よう……』
悪役令嬢ルイーゼは聖女ミカエラへの嫌がらせという濡れ衣を着せられて、辺境の修道院へ追放されてしまう。2年後、魔族の襲撃により王都はピンチに陥り、真の聖女はミカエラではなくルイーゼだったことが判明する。
地母神との誓いにより祖国の土地だけは踏めないルイーゼに、今更助けを求めることは不可能。さらに、ルイーゼには別の国の王子から求婚話が来ていて……?
* この作品は、アルファポリスさんと小説家になろうさんに投稿しています。
* 2025年12月06日、番外編の投稿開始しました。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
せっかく双子で恋愛ゲームの主人公に転生したのに兄は男に妹は女にモテすぎる。
風和ふわ
恋愛
「なんでお前(貴女)が俺(私)に告白してくるんだ(のよ)!?」
二卵生の双子である山田蓮と山田桜がドハマりしている主人公性別選択可能な恋愛ゲーム「ときめき☆ファンタスティック」。
双子は通り魔に刺されて死亡後、そんな恋愛ゲームの主人公に転生し、エボルシオン魔法学園に入学する。
双子の兄、蓮は自分の推しである悪役令嬢リリスと結ばれる為、
対して妹、桜は同じく推しである俺様王子レックスと結ばれる為にそれぞれ奮闘した。
──が。
何故か肝心のリリス断罪イベントでレックスが蓮に、リリスが桜に告白するというややこしい展開になってしまう!?
さらには他の攻略対象男性キャラ達までも蓮に愛を囁き、攻略対象女性キャラ達は皆桜に頬を赤らめるという混沌オブ混沌へと双子は引きずり込まれるのだった──。
要約すると、「深く考えては負け」。
***
※桜sideは百合注意。蓮sideはBL注意。お好きな方だけ読む方もいらっしゃるかもしれないので、タイトルの横にどちらサイドなのかつけることにしました※
BL、GLなど地雷がある人は回れ右でお願いします。
書き溜めとかしていないので、ゆっくり更新します。
小説家になろう、アルファポリス、エブリスタ、カクヨム、pixivで連載中。
表紙はへる様(@shin69_)に描いて頂きました!自作ではないです!
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる