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極秘に抜け出るためにお兄様達と合同のお泊まり会を開こうとしたら、邪魔な子供と監視役が追加されてしまいました
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翌朝お兄様がやってきたら、何故かブラッドまでついてきたんだけど……
お兄様が人払いしようとしたら、
「フランク様。クリス様がデザート断ちを宣言されたのに、流石に何回もアリス様にお菓子をお持ちになるのはまずいと思うのですが……」
ミアが文句を言ってきた。
本当にミアはお母様に忠実だ。
でも、今は病気のお母様のために私達は集まっているのよ。
ミアにいさせるわけにはいかない。
「ミア、何の話をしているんだ? 俺はそんなのはミアに渡したことはないぞ」
「今回だけですからね」
お兄様の言葉を全然信用していない風で、ブツブツ文句を言いつつミアが下がってくれた。
「で、なんでブラッドまでいるのよ?」
ミアがいなくなると同時に私が文句を言うと、
「お前、なんでって事は無いだろう!」
ブラッドがむっとしてきた。
「ブラッドも最果てのダンジョンに潜りたいって言いだしたんだ」
お兄様が肩をすくめてくれた。
「ええええ!」
お兄様と二人だけで行くつもりだったのに!
「でも、最果てのダンジョンは竜がいるかもしれないわよ!」
私が脅したが、
「それがどうした。ダンジョンの最奥にラスボスとして竜がいるのは当然のことだろう」
余裕でブラッドが頷いてくれたけれど、こいつは竜と戦ったことがあるのか? まあ、私もなかったけれど……
ブラッドは少しは使えるとは思うけど、足手まといになるんじゃないんだろうか?
「まあ、ブラッドは赤い死神と周辺諸国に恐れられているアレクおじさまの息子だからな。騎士としては一流だよ」
お兄様が援護してくれるけれど、二人を連れて行くとなると結構大変なんてけど……
「ふんっ、冒険者グループには必ずいる前衛の騎士がいないだろう。仕方がないからノルディン若手の中で最強と言われている俺がついて行ってやろう」
胸を張ってブラッドが申し出てくれたんだけど、別に私がいるから問題ないんだけど……
「足手まといになったら置いていくわよ」
「誰が足手まといになるか! お前こそ、疲れたといってもおぶってやらないぞ」
私の言葉にブラッドが言い返したくれた。
まあ、こうなったら、仕方が無い。
私は諦めた。
後はどうやって抜け出すかよ。
私達は相談して、取り敢えず子供だけのお泊まり会を開催することにした。
そうすればお兄様とブラッドを連れ出すのも簡単だし。
幸いなことにお兄様と私の部屋は子供部屋を通して繋がっているし、簡単に抜け出せるはずよ。
その上、抜け出すのに、魔力の多いビアンカと口うるさいミアが休みの時が、2日後にあった。
私はその日に焦点を合わせて、スケジュールを組んだのよ。
二人には知られないように防寒具を手配するように話しもした。
夏と言っても最果てのダンジョンの周りは雪が積もっているはずだ。
私は非常食も着替えも、お泊まりセットもミアやビアンカに知られないように準備したのよ。
着々と冒険の準備をしたのに、その当日私はお母様に呼び出されてしまった。
げっ、ブラッドの奴が何かドジを踏んでくれたのか?
だから人数増やすのは嫌だったのよ。
私は何も知りませんという顔をしてお母様のところに顔を出した。
そこにはお兄様とブラッドだけでは無くて、イリーナとモンモンまでいたんだけど……なんなのこれは?
私がお兄様とブラッドを睨み付けると二人とも肩をすくめてくれたんだけど……
「アリス、あなたが男勝りなのはよく知っているけれど、今日、フランクとブラッド殿下とお泊まり会やるんですって?」
誰だよ! 余計な事をお母様にバラしたのは?
私がお兄様とブラッドを睨むと二人は慌てて手を振ってくれた。
「何しているの、アリス?」
お母様の言葉にとげが満載なんだけど……
「いえ、何でもないです」
私は慌てて首を振った。
「イリーナ殿下から自分も仲間に入れてほしいってお姉様を通して申し入れがあったのよ。何でも、氷の中を歩く訓練するんですって?」
「えっ?」
私はブラッドを睨み付けたけれど、ブラッドは必死に首を降ってくれた。
確かに防寒具は必要だと言ったけれど、氷の中を歩くなんて一言も言っていないのに!
「どこでやるのか知らないけれど、部屋の中で氷を出すのは駄目よ。やるなら絶対に外でやりなさいよ」
お母様の頭の中では、どうやら私が魔力に任せて氷を出してその中で遊ぶと言う事になっているらしい。
私はほっとした。
それなら、まだバレていない。
「はい。それは大丈夫です」
私はしおらしく頷いた。
「それと貴方たちは子供って言っても男の子二人の仲にアリスだけは駄目よ。イリーナ殿下とモンモン殿下をお呼びしたから5人で仲良くするのよ」
「えっ」
私はお母様の言葉に絶句した。
「何か文句があるの?」
その途端お母様の声がワンオクタープ高くなった。
「いえ、何でもありません」
私は慌てて首を振った。
どうしよう?
モンモンとイリーナの二人もいるのか?
私はどうやって二人を出し抜いて抜け出すか必死に考え出した。
「それとミアとビアンカ、貴方たちは今日の夕方からお休みのはずだったけれど、申し訳ないけれど、今日はお客様がいるから休みは取り消してくれないかしら。他の日に埋め合わせはするから」
お母様がとんでもないことを言い出してくれた。
「えっ、でも、お母様。ミアもビアンカも予定があると思いますし、悪いと思うわ」
私は必死に阻止しようとしたのよ。
「そう思うなら前もってミアとビアンカに言っておきなさい」
きっとしてお母様は私を睨み付けてきた。
これはまずい奴だ。
「申し訳ないけれど、他のものではまだ心配だからミアとビアンカは今日の夜も子供部屋に付いて欲しいの」
私は心の中で「予定がありますから」と言って絶対に断れって祈っていたんだけど……
「判りました」
「大した予定ではありませんから、大丈夫ですよ。クリス様」
ミアとビアンカは頷かなくても良いのに頷いてくれた。
「でも、ビアンカ、お休みを楽しみにしていたんじゃないの?」
「なんか、アリス様にそこまで私のお休みのことを気にして頂けたているなんて思ってもいませんでした。精一杯務めさせて頂きます」
きっぱりとビアンカが言ってくれたんだけど……
ええええ!
モンモンとイリーナを撒くのだけでも大変なのに……更にビアンカとミアの監視下で抜け出すの?
私は秘密裏に抜け出すのが限りなく難しくなったのを感じてしまった。
*******************************************************
ここまで読んで頂いて有り難うございます。
せっかくお兄様とブラッドの3人だけでひっそりと抜け出して最果てのダンジョンに行こうと画策していたアリス。しかし、邪魔なイリーナとモンモンだけでも誤魔化すのが大変なのに、その上、魔力の多いビアンカとお母様に忠実なミアが子供部屋に付いてくれることになって更に難しくなりました。
無事にアリス達は最果てのダンジョンに向かえるのか?
続きが気になる方はお気に入り登録、感想等をして頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾
お兄様が人払いしようとしたら、
「フランク様。クリス様がデザート断ちを宣言されたのに、流石に何回もアリス様にお菓子をお持ちになるのはまずいと思うのですが……」
ミアが文句を言ってきた。
本当にミアはお母様に忠実だ。
でも、今は病気のお母様のために私達は集まっているのよ。
ミアにいさせるわけにはいかない。
「ミア、何の話をしているんだ? 俺はそんなのはミアに渡したことはないぞ」
「今回だけですからね」
お兄様の言葉を全然信用していない風で、ブツブツ文句を言いつつミアが下がってくれた。
「で、なんでブラッドまでいるのよ?」
ミアがいなくなると同時に私が文句を言うと、
「お前、なんでって事は無いだろう!」
ブラッドがむっとしてきた。
「ブラッドも最果てのダンジョンに潜りたいって言いだしたんだ」
お兄様が肩をすくめてくれた。
「ええええ!」
お兄様と二人だけで行くつもりだったのに!
「でも、最果てのダンジョンは竜がいるかもしれないわよ!」
私が脅したが、
「それがどうした。ダンジョンの最奥にラスボスとして竜がいるのは当然のことだろう」
余裕でブラッドが頷いてくれたけれど、こいつは竜と戦ったことがあるのか? まあ、私もなかったけれど……
ブラッドは少しは使えるとは思うけど、足手まといになるんじゃないんだろうか?
「まあ、ブラッドは赤い死神と周辺諸国に恐れられているアレクおじさまの息子だからな。騎士としては一流だよ」
お兄様が援護してくれるけれど、二人を連れて行くとなると結構大変なんてけど……
「ふんっ、冒険者グループには必ずいる前衛の騎士がいないだろう。仕方がないからノルディン若手の中で最強と言われている俺がついて行ってやろう」
胸を張ってブラッドが申し出てくれたんだけど、別に私がいるから問題ないんだけど……
「足手まといになったら置いていくわよ」
「誰が足手まといになるか! お前こそ、疲れたといってもおぶってやらないぞ」
私の言葉にブラッドが言い返したくれた。
まあ、こうなったら、仕方が無い。
私は諦めた。
後はどうやって抜け出すかよ。
私達は相談して、取り敢えず子供だけのお泊まり会を開催することにした。
そうすればお兄様とブラッドを連れ出すのも簡単だし。
幸いなことにお兄様と私の部屋は子供部屋を通して繋がっているし、簡単に抜け出せるはずよ。
その上、抜け出すのに、魔力の多いビアンカと口うるさいミアが休みの時が、2日後にあった。
私はその日に焦点を合わせて、スケジュールを組んだのよ。
二人には知られないように防寒具を手配するように話しもした。
夏と言っても最果てのダンジョンの周りは雪が積もっているはずだ。
私は非常食も着替えも、お泊まりセットもミアやビアンカに知られないように準備したのよ。
着々と冒険の準備をしたのに、その当日私はお母様に呼び出されてしまった。
げっ、ブラッドの奴が何かドジを踏んでくれたのか?
だから人数増やすのは嫌だったのよ。
私は何も知りませんという顔をしてお母様のところに顔を出した。
そこにはお兄様とブラッドだけでは無くて、イリーナとモンモンまでいたんだけど……なんなのこれは?
私がお兄様とブラッドを睨み付けると二人とも肩をすくめてくれたんだけど……
「アリス、あなたが男勝りなのはよく知っているけれど、今日、フランクとブラッド殿下とお泊まり会やるんですって?」
誰だよ! 余計な事をお母様にバラしたのは?
私がお兄様とブラッドを睨むと二人は慌てて手を振ってくれた。
「何しているの、アリス?」
お母様の言葉にとげが満載なんだけど……
「いえ、何でもないです」
私は慌てて首を振った。
「イリーナ殿下から自分も仲間に入れてほしいってお姉様を通して申し入れがあったのよ。何でも、氷の中を歩く訓練するんですって?」
「えっ?」
私はブラッドを睨み付けたけれど、ブラッドは必死に首を降ってくれた。
確かに防寒具は必要だと言ったけれど、氷の中を歩くなんて一言も言っていないのに!
「どこでやるのか知らないけれど、部屋の中で氷を出すのは駄目よ。やるなら絶対に外でやりなさいよ」
お母様の頭の中では、どうやら私が魔力に任せて氷を出してその中で遊ぶと言う事になっているらしい。
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お母様がとんでもないことを言い出してくれた。
「えっ、でも、お母様。ミアもビアンカも予定があると思いますし、悪いと思うわ」
私は必死に阻止しようとしたのよ。
「そう思うなら前もってミアとビアンカに言っておきなさい」
きっとしてお母様は私を睨み付けてきた。
これはまずい奴だ。
「申し訳ないけれど、他のものではまだ心配だからミアとビアンカは今日の夜も子供部屋に付いて欲しいの」
私は心の中で「予定がありますから」と言って絶対に断れって祈っていたんだけど……
「判りました」
「大した予定ではありませんから、大丈夫ですよ。クリス様」
ミアとビアンカは頷かなくても良いのに頷いてくれた。
「でも、ビアンカ、お休みを楽しみにしていたんじゃないの?」
「なんか、アリス様にそこまで私のお休みのことを気にして頂けたているなんて思ってもいませんでした。精一杯務めさせて頂きます」
きっぱりとビアンカが言ってくれたんだけど……
ええええ!
モンモンとイリーナを撒くのだけでも大変なのに……更にビアンカとミアの監視下で抜け出すの?
私は秘密裏に抜け出すのが限りなく難しくなったのを感じてしまった。
*******************************************************
ここまで読んで頂いて有り難うございます。
せっかくお兄様とブラッドの3人だけでひっそりと抜け出して最果てのダンジョンに行こうと画策していたアリス。しかし、邪魔なイリーナとモンモンだけでも誤魔化すのが大変なのに、その上、魔力の多いビアンカとお母様に忠実なミアが子供部屋に付いてくれることになって更に難しくなりました。
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