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二人の深夜ダンジョンデートはスライムまみれで終わりました・・・・
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私達はダンジョンの入り口で魔石に力を込め、ヘッドライトをつけて中に入った。
ヒカリゴケは4層に、月見草は7層にあるはずだった。
カートと私を障壁で囲って中に入っていく。
7層までは大した魔物はいないはずだった。
いても障壁で弾き飛ばすし。
途中でいろんな薬草があって私は次々にいれられるだけ入れていく。
7層に降り立った時だ。
なにかの気配を感じる。
「何かいるぞ」
カートが警戒をマックスにする。
「いた、オークキングだ」
なんでこんなところにオークキングがいるのだ。普通はこんなとこにいないはずなのに。もっと下層にいるはずだった。
オークキングは結構強くて初心者パーティーがよく被害にあっていた。でも、私達のコンビの敵ではなかった。
オークキングは私達に斬りかかってきたが、私の障壁はびくともしない。オークキングはその事に焦りを覚えたみたいだった。必死に棍棒を打ち込んでくる。
でも、私の障壁はかすり傷すら付かなかった。
「ここは俺がやる。俺を障壁から出してくれ」
「判った。気をつけてね」
私はカートの前の障壁を外した。
その瞬間カートが飛び出す。
オークが棍棒を構えた時だ。
カートは衝撃波を放っていた。
衝撃派はオークキングの棍棒を弾き飛ばしていた。
驚いたオークキングの顔は思わず飛んでいった棍棒を追ってしまった。
それが命取りになった。
慌てて首を元に戻したオークキングの前でカートの剣が一閃した。
その瞬間オークキングの首が一刀両断された。
オークキングは次の瞬間消滅してオークキングのいた所には赤い魔石が残った。
「はいっ、リア」
カートが魔石を差し出してきた。
「これはカートのよ。私は何もしていないし。カートがもらっておいて」
「じゃ、冒険者ギルドで金貨に代えてもらって、また美味しいものでも食べに行くか」
「えっ、本当に。じゃあ麦の定食ね」
喜んで私が言った。麦っていう定食屋があってそこの定食が絶品なのだ。
「おいおい、麦の定食って銀貨1枚で行けるところじゃんか。オークキングの魔石は金貨1枚はするぞ」
「まあ良いじゃない。私はカートと美味しくご飯が食べられればそれだけで良いし」
私はサラリととんでもない事を言ったような気がした。
「まあ俺もリアと食事できたらそれでいいけど。
おい、まさか俺以外の人にもホイホイついていっているんじゃないだろうな」
カートは嬉しいことを言ってくれた後に慌てて聞いてきた。
「失礼な。私はそんなに安い女じゃないわよ。でも今日ホームルームのあとでまた食事をしようって2、3人に言われたかな」
「何だと」
何故かカートがいきり立ってきた。
「ベッキーがまた美味しい所に連れて行ってくれるって言ったんだけど、いけなかった?」
「女は別に良い。男だよ。他の男に付いていくの禁止」
私の冗談にムッとしてカートが言う。
「えええ、でもクラスの付き合いあるかも知れないし、学食では近くにいた人と食べる事になると思うよ」
「でも、他の男と1対1は禁止」
「えええ! カートは横暴」
「何言っても駄目だ」
私の抗議の声をカートは否定した。
カートはどうなのよ。3年生は可愛い女の子も多いじゃない」
私はカートに聞いた。考えれば私もカートが他の女の子と一対一で食べているのは嫌だ。
「俺は一対一は絶対にない」
カートが言い切った。
「どうだか」
「気になるなら見に来たら良いじゃないか」
「どこにいるかわからないし、カートが迎えに来てよ」
私はどちらかと言うと人の多いところは苦手だ。街ではカートに連れて行ってもらわないと、迷ってしまう。学食もあれだけ多くの人がいるとカートを中々見つけられないと思う。
「うーん。ちょっと待て。何だあれは」
「あ~ん。カート誤魔化し・・・・なにこれ」
月見草のある所に巨大な水色の壁があった。
これは・・・・
「ウォータースライムだ」
カートが叫んでいた。そっかオークキングはこれを目当てにこの階層まで来ていたのかもしれない。こんなの食べて何がいいんだと思うが変な趣向のオークキングもいるのだ。
「ぎゃーーーこのスライム。私の大切な月見草を下敷きにするな」
次の瞬間月見草を躰の下敷きにして摂取しているスライムを見て私は切れてしまった。
「ちょっと待て、リア!」
カートが注意したがその時には何も考えていない脳筋の私はやってしまっていた。
障壁でウォータースライムを弾き飛ばしたのだ。
でもそれをスライムにすると・・・・・
スライムの上の部分が遥か彼方に弾き飛ばされた。
しかし、月見草を残すためにその上で障壁を展開したのだが、その下の部分がバッチリと残ってしまったのだ。すなわち、月見草の群生地を飲み込んでいるドロドロのスライムの粘液プールが・・・・・
**************************************************
スライムの粘液で死滅寸前の月見草群生地、このままでは月見草の全滅も・・・・・
せっかくのダンジョンデートがスライムまみれに・・・・
ヒカリゴケは4層に、月見草は7層にあるはずだった。
カートと私を障壁で囲って中に入っていく。
7層までは大した魔物はいないはずだった。
いても障壁で弾き飛ばすし。
途中でいろんな薬草があって私は次々にいれられるだけ入れていく。
7層に降り立った時だ。
なにかの気配を感じる。
「何かいるぞ」
カートが警戒をマックスにする。
「いた、オークキングだ」
なんでこんなところにオークキングがいるのだ。普通はこんなとこにいないはずなのに。もっと下層にいるはずだった。
オークキングは結構強くて初心者パーティーがよく被害にあっていた。でも、私達のコンビの敵ではなかった。
オークキングは私達に斬りかかってきたが、私の障壁はびくともしない。オークキングはその事に焦りを覚えたみたいだった。必死に棍棒を打ち込んでくる。
でも、私の障壁はかすり傷すら付かなかった。
「ここは俺がやる。俺を障壁から出してくれ」
「判った。気をつけてね」
私はカートの前の障壁を外した。
その瞬間カートが飛び出す。
オークが棍棒を構えた時だ。
カートは衝撃波を放っていた。
衝撃派はオークキングの棍棒を弾き飛ばしていた。
驚いたオークキングの顔は思わず飛んでいった棍棒を追ってしまった。
それが命取りになった。
慌てて首を元に戻したオークキングの前でカートの剣が一閃した。
その瞬間オークキングの首が一刀両断された。
オークキングは次の瞬間消滅してオークキングのいた所には赤い魔石が残った。
「はいっ、リア」
カートが魔石を差し出してきた。
「これはカートのよ。私は何もしていないし。カートがもらっておいて」
「じゃ、冒険者ギルドで金貨に代えてもらって、また美味しいものでも食べに行くか」
「えっ、本当に。じゃあ麦の定食ね」
喜んで私が言った。麦っていう定食屋があってそこの定食が絶品なのだ。
「おいおい、麦の定食って銀貨1枚で行けるところじゃんか。オークキングの魔石は金貨1枚はするぞ」
「まあ良いじゃない。私はカートと美味しくご飯が食べられればそれだけで良いし」
私はサラリととんでもない事を言ったような気がした。
「まあ俺もリアと食事できたらそれでいいけど。
おい、まさか俺以外の人にもホイホイついていっているんじゃないだろうな」
カートは嬉しいことを言ってくれた後に慌てて聞いてきた。
「失礼な。私はそんなに安い女じゃないわよ。でも今日ホームルームのあとでまた食事をしようって2、3人に言われたかな」
「何だと」
何故かカートがいきり立ってきた。
「ベッキーがまた美味しい所に連れて行ってくれるって言ったんだけど、いけなかった?」
「女は別に良い。男だよ。他の男に付いていくの禁止」
私の冗談にムッとしてカートが言う。
「えええ、でもクラスの付き合いあるかも知れないし、学食では近くにいた人と食べる事になると思うよ」
「でも、他の男と1対1は禁止」
「えええ! カートは横暴」
「何言っても駄目だ」
私の抗議の声をカートは否定した。
カートはどうなのよ。3年生は可愛い女の子も多いじゃない」
私はカートに聞いた。考えれば私もカートが他の女の子と一対一で食べているのは嫌だ。
「俺は一対一は絶対にない」
カートが言い切った。
「どうだか」
「気になるなら見に来たら良いじゃないか」
「どこにいるかわからないし、カートが迎えに来てよ」
私はどちらかと言うと人の多いところは苦手だ。街ではカートに連れて行ってもらわないと、迷ってしまう。学食もあれだけ多くの人がいるとカートを中々見つけられないと思う。
「うーん。ちょっと待て。何だあれは」
「あ~ん。カート誤魔化し・・・・なにこれ」
月見草のある所に巨大な水色の壁があった。
これは・・・・
「ウォータースライムだ」
カートが叫んでいた。そっかオークキングはこれを目当てにこの階層まで来ていたのかもしれない。こんなの食べて何がいいんだと思うが変な趣向のオークキングもいるのだ。
「ぎゃーーーこのスライム。私の大切な月見草を下敷きにするな」
次の瞬間月見草を躰の下敷きにして摂取しているスライムを見て私は切れてしまった。
「ちょっと待て、リア!」
カートが注意したがその時には何も考えていない脳筋の私はやってしまっていた。
障壁でウォータースライムを弾き飛ばしたのだ。
でもそれをスライムにすると・・・・・
スライムの上の部分が遥か彼方に弾き飛ばされた。
しかし、月見草を残すためにその上で障壁を展開したのだが、その下の部分がバッチリと残ってしまったのだ。すなわち、月見草の群生地を飲み込んでいるドロドロのスライムの粘液プールが・・・・・
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スライムの粘液で死滅寸前の月見草群生地、このままでは月見草の全滅も・・・・・
せっかくのダンジョンデートがスライムまみれに・・・・
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