58 / 144
定期テストに向けて必死に勉強しました
しおりを挟む
結局、私達は図書館では勉強出来ないので、食堂でやることにした。
学校側もさすがにテスト期間は、特別措置で図書館も食堂も24時間開いていることになっていた。食事時間の最盛期の18時から20時は食堂は追い出されるが、それ以外は大丈夫だ。
私はベッキーには帝国語の判らない事を教え、ベッキーからは数学を教えてもらった。問題は礼儀作法と魔導学だった。礼儀作法の授業のテストは一曲ワルツを踊ることだった。最後の授業の時にペアを組んでやるのだ。
何故かザカリーがやってくれると言って来た。ベッキーとやらなくて良いのかと聞いたが、テストとサマーパーティーは別物だと言われ、出来ない子を出来るように踊らすことは得点アップに繋がるのだと言う。確かに私は最高にうまく踊ってもCを取るのが精一杯なのに、ザカリーなら私をうまくリードできれば最高のSを取れるはずだ。ベッキーと踊っても余程の事がない限りA止まりだろう。
私は有り難くその申し出を受けることにした。帝国語の補講を同じ時間やるとの約束で。
魔導実技は先生の
「お前は受けなくて良い。Sをやるから。学校を破壊されたら事だから」の一言でテスト免除が決まった。
珍しくブリトニーとドロシアは静かだった。余程巨大ファイアーボールが恐かったらしい。
ま、文句を言う奴がいれば訓練場で対決する気満々だったが。私もローソクの火で練習するのははっきり言ってもう嫌だ。
でも誰も名乗りでなかった。つまらない・・・・
テスト勉強で一番頭が痛いのは魔導学だった。神を信じれば魔力は増えるなんて、嘘教えてるとんでもない授業だ。そう思うから更に頭に入らない。ベッキーのノート見せてもらったけど、全然頭に入らなかった。
これは必須だから、落とすわけにもいかず、私は途方にくれた。
カートに相談すると
「ああ、あのおばちゃんか。適当によいしょしておけば、Cはくれるよ」
「本当に?私、神を信じていないって言ったら、最初から目をつけられて散々なんだから」
私が言うと
「そんなの簡単だろ。先生の話を聞いて神を信じる事にしたら魔力が増えました。的な事を書けばCはくれるって」
「本当?」
私はその言葉が信じられなかった。あの頭の固い自分勝手な先生が私の言葉を信じるのだろうか?
「俺の言うことを信じろって」
カートが言うが、
「入試の情報はいい加減だったじゃない」
私は中々信じられなかった。
「他に何かやりようがあるか?」
しかし、そうカートに言われたら返しようが無かった。
「なら、信じろって!」
「もし、こんな変なことを書いた奴がいるって笑われたらどうするのよ」
私が不安に思って聞くと、
「その時はその時だろ!そもそもリアの伝説は一杯あるんだから、更に一つ増えたくらいどうってこと無いだろ」
「何その言い方」
私がブスッとして言うと、
「もし何かあって、退学になっても、お前一人くらいの面倒くらい、見てやるから」
「じゃあ一生涯面倒見てよ!」
私が言うと、
「お前が良ければ一生涯見てやる!」
カートが言いきってくれた。
私はそれに安心して、そうすることにした。
一生涯面倒見てくれるって、一生涯ダンジョンに潜るのついてきてくれるって事だよね・・・・
一抹の不安を懐きながら・・・・
テスト当日、私は生まれて初めて作文に嘘の創作をした。
「私は先生の言うことに反発していて、ちゃんとお祈りしていなかった。しかし、友人に、信じる事にしたら(テストが)救われる。と言われて毎日お祈りしていたら、魔力が増えた(気がした)。(テストのために)必死に、お祈りしていたら、魔力が増えた(事に仕方無しにした)。先生のお考えがどれだけ素晴らしいか良く判った。半年間私のために教えてくださった先生は先生の鏡です。大変有り難うございました」
というような内容だった。
もう良心の呵責に苛まれて、ボロボロになりながら時間一杯をかけて大作を何とか書き上げたのだった・・・・。
学校側もさすがにテスト期間は、特別措置で図書館も食堂も24時間開いていることになっていた。食事時間の最盛期の18時から20時は食堂は追い出されるが、それ以外は大丈夫だ。
私はベッキーには帝国語の判らない事を教え、ベッキーからは数学を教えてもらった。問題は礼儀作法と魔導学だった。礼儀作法の授業のテストは一曲ワルツを踊ることだった。最後の授業の時にペアを組んでやるのだ。
何故かザカリーがやってくれると言って来た。ベッキーとやらなくて良いのかと聞いたが、テストとサマーパーティーは別物だと言われ、出来ない子を出来るように踊らすことは得点アップに繋がるのだと言う。確かに私は最高にうまく踊ってもCを取るのが精一杯なのに、ザカリーなら私をうまくリードできれば最高のSを取れるはずだ。ベッキーと踊っても余程の事がない限りA止まりだろう。
私は有り難くその申し出を受けることにした。帝国語の補講を同じ時間やるとの約束で。
魔導実技は先生の
「お前は受けなくて良い。Sをやるから。学校を破壊されたら事だから」の一言でテスト免除が決まった。
珍しくブリトニーとドロシアは静かだった。余程巨大ファイアーボールが恐かったらしい。
ま、文句を言う奴がいれば訓練場で対決する気満々だったが。私もローソクの火で練習するのははっきり言ってもう嫌だ。
でも誰も名乗りでなかった。つまらない・・・・
テスト勉強で一番頭が痛いのは魔導学だった。神を信じれば魔力は増えるなんて、嘘教えてるとんでもない授業だ。そう思うから更に頭に入らない。ベッキーのノート見せてもらったけど、全然頭に入らなかった。
これは必須だから、落とすわけにもいかず、私は途方にくれた。
カートに相談すると
「ああ、あのおばちゃんか。適当によいしょしておけば、Cはくれるよ」
「本当に?私、神を信じていないって言ったら、最初から目をつけられて散々なんだから」
私が言うと
「そんなの簡単だろ。先生の話を聞いて神を信じる事にしたら魔力が増えました。的な事を書けばCはくれるって」
「本当?」
私はその言葉が信じられなかった。あの頭の固い自分勝手な先生が私の言葉を信じるのだろうか?
「俺の言うことを信じろって」
カートが言うが、
「入試の情報はいい加減だったじゃない」
私は中々信じられなかった。
「他に何かやりようがあるか?」
しかし、そうカートに言われたら返しようが無かった。
「なら、信じろって!」
「もし、こんな変なことを書いた奴がいるって笑われたらどうするのよ」
私が不安に思って聞くと、
「その時はその時だろ!そもそもリアの伝説は一杯あるんだから、更に一つ増えたくらいどうってこと無いだろ」
「何その言い方」
私がブスッとして言うと、
「もし何かあって、退学になっても、お前一人くらいの面倒くらい、見てやるから」
「じゃあ一生涯面倒見てよ!」
私が言うと、
「お前が良ければ一生涯見てやる!」
カートが言いきってくれた。
私はそれに安心して、そうすることにした。
一生涯面倒見てくれるって、一生涯ダンジョンに潜るのついてきてくれるって事だよね・・・・
一抹の不安を懐きながら・・・・
テスト当日、私は生まれて初めて作文に嘘の創作をした。
「私は先生の言うことに反発していて、ちゃんとお祈りしていなかった。しかし、友人に、信じる事にしたら(テストが)救われる。と言われて毎日お祈りしていたら、魔力が増えた(気がした)。(テストのために)必死に、お祈りしていたら、魔力が増えた(事に仕方無しにした)。先生のお考えがどれだけ素晴らしいか良く判った。半年間私のために教えてくださった先生は先生の鏡です。大変有り難うございました」
というような内容だった。
もう良心の呵責に苛まれて、ボロボロになりながら時間一杯をかけて大作を何とか書き上げたのだった・・・・。
15
あなたにおすすめの小説
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた
夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。
そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。
婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる