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私はやる気になれませんでした
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本日2話目です
***
後期の授業が始まっても私はご機嫌だった。
結局、私が選択した選択科目は植物の育成で、私は頑張って今は稲を育てていた。植物育成の先生は薬学の権威のアシュトン先生で、後期は薬草の飼育をするということで取ったのだが、まだ今は稲の刈り取りの段階だった。
「オーレリアさん。ご機嫌ですね」
鼻歌を歌って刈り取りしている私にアシュトン先生が声をかけてくれた。
、
「はい、この夏休みに祖母が来て、色々ポーションの作り方を教えてくれたんです」
私がごきげんで言う。
「お祖母様と言うと」
「先生のことも知っていましたよ」
「ひょっとしてエリザベス先生ですか」
驚いてアシュトン先生が聞いた。
「そうです」
「な、なんと、あなたはかの有名な薬学の大家、エリザベス先生のお孫さんでしたか」
先生は私の手をとらんばかりに近づいて感激していた。
「先生はまだいらっしゃいますか?」
今にも私の家に来そうな勢いで先生は聞いてきた。
「いえ、もう帝国に帰りました」
「な、何ということだ。せっかく先生にお会いする機会があったのに・・・・」
先生はとても残念そうだった。
「先生は何か私のことを言っていらっしゃいましたか」
「えっ」
私はない頭で考えた。こんなに希望に満ちた目で見られて、全然使えない奴だと言っていたなんて口が裂けても言えない。
「そうですね。先生ほど薬草を上手に育てられる方はいないと褒めてました」
嘘は言っていないはずだ。あの約立たずは草木を育てるのだけは優れていた・・・と言ってたはずだから
「そ、それは本当ですか」
思わず先生は私の手を握りしめて感動していた。
「あの、いつも、私に対して、約立たずとか、能無しとかしか言われていなかったエリザベス先生に褒められる時が来るなんて。こんな良い日はありません」
やっぱり祖母はアシュトン先生のことボロクソに言っていたんだ。
「あああ、オーレリアさん。このまえの実習の点数90点しかあげられていませんでしたが、間違いました。あなた100点です」
「えっ」
私は驚いた。
「そんな、先生。えこひいきでは無いですか」
ブリトニーが文句を言ってきた。
「はいっ、あなたブリトニーさん。あなたの米の収穫量はどう見てもオーレリアさんの半分ですよ。なのに、それがおかしいと言われるならばあなたには赤点を差し上げるしかなくなりますが」
先生はいきなり真面目な話を始めた。
「えっ、いや、先生。嘘です。先生のおっしゃるとおりです」
ブリトニーは慌てて修正した。
本当にブリトーは米の収穫量は私の半分くらいだ。どうしたらここまで少なく出来るんだろう。
他の皆の見ても似たりよったりだ。私のだけが何故か大きい。なんでだろう。
私はよく判らなかった。薬草を育てたことしか無かったけれど、(月見草とヒカリゴケは地上では中々育たなかった)、母が不思議そうな顔をして以来私しか育てていないのだど、それとなんか関係あるんだろうか?
「リア、相変わらず勉強以外のヨイショが上手ね」
ベッキーに嫌味を言われて私は笑うしか無かった。
でも待って、植物育成は高得点科目だから殆ど変わらないって。
そして、翌日のお昼の食堂は11月末のクラス対抗戦の件で私以外は灼熱と化していた。
いまだかつて、オリエン、学祭、クラス対抗戦の三冠を達成した1年生のクラスはないのだ。それも平民クラスから出ることは無かった。
「打倒お貴族様で頑張るぞーーー」
オーガストが声を上げる。
「ちょっとオーガスト。私、一応男爵家の娘なんですけど」
「そうよ。私も子爵けよ」
ベッキーにその上にブリトニーが言う。
「だから、何度も言うように、このクラスにいる時点で学校側からはお貴族様とは認められていないんだって」
オーガストが正直に言う。
「そうそう、今度も絶対にお貴族様をギャフンと言わしてやる。そうだよなリア」
ベンジャミンが私を見た。
「えええ、そうかな」
私はどうでも良かった。今回ドラゴンの角もかかっていないし、この前、学祭で皆で約束したのに、神秘の森で薬草採取は認められなかったのだ。なんかつまらない。
「ちょっとリア、しっかりしてよ。勝てるかどうかはリア次第なんだから」
ザカリーまでもが言う。
「だって、第二王子のお母様の王妃様って恐ろしいんでしょ。貴族年鑑でも鬼ババアみたいに恐ろしい顔しているし、私に勝てなかったらまた、第二王子怒られるんじゃない」
「リアさん、王妃様になんてこと言っているの。流石に鬼ババアは不敬よ」
レベッカが言ってきた。なんでこのお貴族様が一般食堂にいるんだろう。
「だって目がこんなに吊り上がっているのよ。普通有り得なくない。プリシラもお城にあがって顔見た途端に泣き出したんだって」
「ちょっとリア、何子供の頃の恥ずかしい話を蒸し返してくれているのよ」
赤くなったプリシラが抗議した。何故かプリシラもこの平民食堂にいる。最近お貴族様率が高くなりつつあるんですけど。
「えっ、貴族令嬢の鏡みたいなプリシラさんが」
ベッキーが驚いて聞いた。
「いや、ちょっとその時はまだ5歳と小さくて、見た目が怖かった・・・いや、ゴメン、今の聞かなかったことにして」
プリシラが途中から必死に否定する。
でも、私は無視した。
「でしょう。そうよ。王子も負けたら、絶対に怒られるって。下手したら叩かれるんじゃない。私母親には叩かれたことは・・・あるわ」
私は嫌な思い出を思い出していた。
「そうだよ。聞く限り絶対にリアのところのほうが大変だって」
オーガストが言ってほしくないことを言う。
「どんな時にしばかれたの」
「毒飲んだ時」
私の回答に皆唖然としていた。
「それはふつうしばかれるでしょ」
ベッキーが皆を代表して言ってくれた。
「でも、母さんもやっていたのよ。味見だって。それ真似ただけなのに」
そう私は母を真似ただけなのだ。
でも皆の目はそうは言っていない。これ以上バカにされては面白くないので、次の話題に行くことにした。
「それ以外にはね、お貴族様を助けた時。あああ、思い出した。レベッカあんたのところのお父さん、吊り目で金髪でしょ」
「えっ、そうよ」
レベッカはいきなりふられて慌てた。
「瞳の色は灰色」
「そうたげど」
「あんたところのお父さん助けたときよ。あんたところのお父さんがいきなり来て『今すぐ超特級のポーション作れって』母に言ってきたの」
「えっ」
「うちの母親切れると何するかわからないから、やばいと思ったのよね。一瞬よ、一瞬。爆裂魔術そのままあんたのお父さんに浴びせようとししたのよ」
「は?」
レベッカはぽかんとしている。そう、普通は10大貴族の当主にそんな事しない。命が惜しければ。でも母はそんな事関係ないのだ。
「すごいな、お前ンとこの母親、侯爵様になんてことするんだよ」
「貴族が大嫌いだから平気でやるわよ。だから破壊の魔女なんじゃないかな」
「えっ、あなたのお母様って破壊の魔女なの」
レベッカが蒼白になっている。
「そうよ。だからまずいと思って障壁をお父さんの前に壁張ってあげたの」
私が言った。
「で、どうなったの」
ベッキーが聞いてきた。
「私の障壁は無敵よ。当然跳ね返したわ」
「えっ、跳ね返したの?」
「そう、おそらくミラーがかかっていたんじゃないかな。その時は、まだ7歳くらいだったからそのへんがよく判っていなくて」
「あなた、破壊の魔女の爆裂魔術跳ね返したの?」
プリシラまでもが驚いて聞いてくる。
「だってドラゴンのブレスも跳ね返した事あるよ」
「・・・・」
皆目が点だった。ドラゴンは普通は巨大な力を持っていて人間ではかなわない。無敵だ。
この前ジルおじさんがドラゴン退治したときも優秀な剣士が100人以上戦ったって言っていた。
私はダンジョン潜ったら大きなトカゲがいきなり襲ってきたと思ったから障壁で思いっきり張り倒したのだ。そのトカゲは驚いて空を飛んで逃げていったのだ。後でカートにその話ししたら、どう考えてもドラゴンだろう。何てむちゃするんだ。と怒られたが、いきなり私に襲いかかってくるやつが悪い。
「で、どうなったの」
「当然爆裂魔術がそのままお母さんに行ったわよ」
「えっ、破壊の魔女を攻撃したの?」
ブリトニーが聞いてきた。
「だって仕方ないじゃない。まあ、当然ぼろぼろになってすぐに超特級ポーション飲んでいたけど。その後、私をしばいたのよ。子供の私を。信じられる? 普通、貴族のおっちゃんの命を助けたんだから褒められるべきよね」
私が怒って言った。
「いや、あの、どこから突っ込んでいいかわからないけど。あなた大丈夫だったの」
ベッキーが驚いて聞いてきた。
「そんなの痛いに決まっているじゃない。大声で泣き出しわよ」
「いや、まあそうだとは思うけど、それで済んだの。破壊の魔女って怒らせたら怖いんでしょう?」
「切れた母は私に更に私に殴りかかって来たんだけど、私も1発以上殴られる気はなかったから、障壁張ってやったわよ。おそらく母は指骨折したと思うわ。でもそれ以来しばかれなくなったわね。さすがに、痛い目にあってしばかれたら痛いって自分で判ったんじゃない」
「いや、リア、お前しばくと骨折するって判ったからしばかなくなったんだって、絶対に」
「そうよ、あんたん所の母親、絶対に王妃殿下より怖いわよ」
「うーん、そうかな」
「だから王子の心配なんてしなくていいって」
「そうだ。今こそ平民パワーを見せつけよう」
皆勝手に盛上っていたのだ。
うーん、でも、うちの母は私が勝とうが負けようがどうでもいいと思うのだが、王子の母はそう言うわけにも行かないのではないかな。なんせ私の障壁は無敵なのだ。
私はもう一つ盛り上がりに欠けていた。
***
後期の授業が始まっても私はご機嫌だった。
結局、私が選択した選択科目は植物の育成で、私は頑張って今は稲を育てていた。植物育成の先生は薬学の権威のアシュトン先生で、後期は薬草の飼育をするということで取ったのだが、まだ今は稲の刈り取りの段階だった。
「オーレリアさん。ご機嫌ですね」
鼻歌を歌って刈り取りしている私にアシュトン先生が声をかけてくれた。
、
「はい、この夏休みに祖母が来て、色々ポーションの作り方を教えてくれたんです」
私がごきげんで言う。
「お祖母様と言うと」
「先生のことも知っていましたよ」
「ひょっとしてエリザベス先生ですか」
驚いてアシュトン先生が聞いた。
「そうです」
「な、なんと、あなたはかの有名な薬学の大家、エリザベス先生のお孫さんでしたか」
先生は私の手をとらんばかりに近づいて感激していた。
「先生はまだいらっしゃいますか?」
今にも私の家に来そうな勢いで先生は聞いてきた。
「いえ、もう帝国に帰りました」
「な、何ということだ。せっかく先生にお会いする機会があったのに・・・・」
先生はとても残念そうだった。
「先生は何か私のことを言っていらっしゃいましたか」
「えっ」
私はない頭で考えた。こんなに希望に満ちた目で見られて、全然使えない奴だと言っていたなんて口が裂けても言えない。
「そうですね。先生ほど薬草を上手に育てられる方はいないと褒めてました」
嘘は言っていないはずだ。あの約立たずは草木を育てるのだけは優れていた・・・と言ってたはずだから
「そ、それは本当ですか」
思わず先生は私の手を握りしめて感動していた。
「あの、いつも、私に対して、約立たずとか、能無しとかしか言われていなかったエリザベス先生に褒められる時が来るなんて。こんな良い日はありません」
やっぱり祖母はアシュトン先生のことボロクソに言っていたんだ。
「あああ、オーレリアさん。このまえの実習の点数90点しかあげられていませんでしたが、間違いました。あなた100点です」
「えっ」
私は驚いた。
「そんな、先生。えこひいきでは無いですか」
ブリトニーが文句を言ってきた。
「はいっ、あなたブリトニーさん。あなたの米の収穫量はどう見てもオーレリアさんの半分ですよ。なのに、それがおかしいと言われるならばあなたには赤点を差し上げるしかなくなりますが」
先生はいきなり真面目な話を始めた。
「えっ、いや、先生。嘘です。先生のおっしゃるとおりです」
ブリトニーは慌てて修正した。
本当にブリトーは米の収穫量は私の半分くらいだ。どうしたらここまで少なく出来るんだろう。
他の皆の見ても似たりよったりだ。私のだけが何故か大きい。なんでだろう。
私はよく判らなかった。薬草を育てたことしか無かったけれど、(月見草とヒカリゴケは地上では中々育たなかった)、母が不思議そうな顔をして以来私しか育てていないのだど、それとなんか関係あるんだろうか?
「リア、相変わらず勉強以外のヨイショが上手ね」
ベッキーに嫌味を言われて私は笑うしか無かった。
でも待って、植物育成は高得点科目だから殆ど変わらないって。
そして、翌日のお昼の食堂は11月末のクラス対抗戦の件で私以外は灼熱と化していた。
いまだかつて、オリエン、学祭、クラス対抗戦の三冠を達成した1年生のクラスはないのだ。それも平民クラスから出ることは無かった。
「打倒お貴族様で頑張るぞーーー」
オーガストが声を上げる。
「ちょっとオーガスト。私、一応男爵家の娘なんですけど」
「そうよ。私も子爵けよ」
ベッキーにその上にブリトニーが言う。
「だから、何度も言うように、このクラスにいる時点で学校側からはお貴族様とは認められていないんだって」
オーガストが正直に言う。
「そうそう、今度も絶対にお貴族様をギャフンと言わしてやる。そうだよなリア」
ベンジャミンが私を見た。
「えええ、そうかな」
私はどうでも良かった。今回ドラゴンの角もかかっていないし、この前、学祭で皆で約束したのに、神秘の森で薬草採取は認められなかったのだ。なんかつまらない。
「ちょっとリア、しっかりしてよ。勝てるかどうかはリア次第なんだから」
ザカリーまでもが言う。
「だって、第二王子のお母様の王妃様って恐ろしいんでしょ。貴族年鑑でも鬼ババアみたいに恐ろしい顔しているし、私に勝てなかったらまた、第二王子怒られるんじゃない」
「リアさん、王妃様になんてこと言っているの。流石に鬼ババアは不敬よ」
レベッカが言ってきた。なんでこのお貴族様が一般食堂にいるんだろう。
「だって目がこんなに吊り上がっているのよ。普通有り得なくない。プリシラもお城にあがって顔見た途端に泣き出したんだって」
「ちょっとリア、何子供の頃の恥ずかしい話を蒸し返してくれているのよ」
赤くなったプリシラが抗議した。何故かプリシラもこの平民食堂にいる。最近お貴族様率が高くなりつつあるんですけど。
「えっ、貴族令嬢の鏡みたいなプリシラさんが」
ベッキーが驚いて聞いた。
「いや、ちょっとその時はまだ5歳と小さくて、見た目が怖かった・・・いや、ゴメン、今の聞かなかったことにして」
プリシラが途中から必死に否定する。
でも、私は無視した。
「でしょう。そうよ。王子も負けたら、絶対に怒られるって。下手したら叩かれるんじゃない。私母親には叩かれたことは・・・あるわ」
私は嫌な思い出を思い出していた。
「そうだよ。聞く限り絶対にリアのところのほうが大変だって」
オーガストが言ってほしくないことを言う。
「どんな時にしばかれたの」
「毒飲んだ時」
私の回答に皆唖然としていた。
「それはふつうしばかれるでしょ」
ベッキーが皆を代表して言ってくれた。
「でも、母さんもやっていたのよ。味見だって。それ真似ただけなのに」
そう私は母を真似ただけなのだ。
でも皆の目はそうは言っていない。これ以上バカにされては面白くないので、次の話題に行くことにした。
「それ以外にはね、お貴族様を助けた時。あああ、思い出した。レベッカあんたのところのお父さん、吊り目で金髪でしょ」
「えっ、そうよ」
レベッカはいきなりふられて慌てた。
「瞳の色は灰色」
「そうたげど」
「あんたところのお父さん助けたときよ。あんたところのお父さんがいきなり来て『今すぐ超特級のポーション作れって』母に言ってきたの」
「えっ」
「うちの母親切れると何するかわからないから、やばいと思ったのよね。一瞬よ、一瞬。爆裂魔術そのままあんたのお父さんに浴びせようとししたのよ」
「は?」
レベッカはぽかんとしている。そう、普通は10大貴族の当主にそんな事しない。命が惜しければ。でも母はそんな事関係ないのだ。
「すごいな、お前ンとこの母親、侯爵様になんてことするんだよ」
「貴族が大嫌いだから平気でやるわよ。だから破壊の魔女なんじゃないかな」
「えっ、あなたのお母様って破壊の魔女なの」
レベッカが蒼白になっている。
「そうよ。だからまずいと思って障壁をお父さんの前に壁張ってあげたの」
私が言った。
「で、どうなったの」
ベッキーが聞いてきた。
「私の障壁は無敵よ。当然跳ね返したわ」
「えっ、跳ね返したの?」
「そう、おそらくミラーがかかっていたんじゃないかな。その時は、まだ7歳くらいだったからそのへんがよく判っていなくて」
「あなた、破壊の魔女の爆裂魔術跳ね返したの?」
プリシラまでもが驚いて聞いてくる。
「だってドラゴンのブレスも跳ね返した事あるよ」
「・・・・」
皆目が点だった。ドラゴンは普通は巨大な力を持っていて人間ではかなわない。無敵だ。
この前ジルおじさんがドラゴン退治したときも優秀な剣士が100人以上戦ったって言っていた。
私はダンジョン潜ったら大きなトカゲがいきなり襲ってきたと思ったから障壁で思いっきり張り倒したのだ。そのトカゲは驚いて空を飛んで逃げていったのだ。後でカートにその話ししたら、どう考えてもドラゴンだろう。何てむちゃするんだ。と怒られたが、いきなり私に襲いかかってくるやつが悪い。
「で、どうなったの」
「当然爆裂魔術がそのままお母さんに行ったわよ」
「えっ、破壊の魔女を攻撃したの?」
ブリトニーが聞いてきた。
「だって仕方ないじゃない。まあ、当然ぼろぼろになってすぐに超特級ポーション飲んでいたけど。その後、私をしばいたのよ。子供の私を。信じられる? 普通、貴族のおっちゃんの命を助けたんだから褒められるべきよね」
私が怒って言った。
「いや、あの、どこから突っ込んでいいかわからないけど。あなた大丈夫だったの」
ベッキーが驚いて聞いてきた。
「そんなの痛いに決まっているじゃない。大声で泣き出しわよ」
「いや、まあそうだとは思うけど、それで済んだの。破壊の魔女って怒らせたら怖いんでしょう?」
「切れた母は私に更に私に殴りかかって来たんだけど、私も1発以上殴られる気はなかったから、障壁張ってやったわよ。おそらく母は指骨折したと思うわ。でもそれ以来しばかれなくなったわね。さすがに、痛い目にあってしばかれたら痛いって自分で判ったんじゃない」
「いや、リア、お前しばくと骨折するって判ったからしばかなくなったんだって、絶対に」
「そうよ、あんたん所の母親、絶対に王妃殿下より怖いわよ」
「うーん、そうかな」
「だから王子の心配なんてしなくていいって」
「そうだ。今こそ平民パワーを見せつけよう」
皆勝手に盛上っていたのだ。
うーん、でも、うちの母は私が勝とうが負けようがどうでもいいと思うのだが、王子の母はそう言うわけにも行かないのではないかな。なんせ私の障壁は無敵なのだ。
私はもう一つ盛り上がりに欠けていた。
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