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転校生が翔太を庇って刺されました
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ダンッ
翔太は扉を思いっきり蹴飛ばして、飛び出した。
何も考えずに、男のいた電柱に駆けていく。
男が武器を持っているなんて思ってもいなかった。
そして、ダッシュで電柱に駆け込むと男が驚いてこちらを見た。
男は顔に覆面をしていて本当に真っ黒ろだ。
「お前は一体何をしているんだ! まどかはどこにいるんだ?」
そう叫んで、翔太は男に飛びかかろうとした。
「な! お前」
男は一瞬隙をつかれて驚いた。
「ふんっ、馬鹿が、こちらに来てくれたなんて拐かす手間が省けたぜ」
しかし、男が驚いたのは一瞬で、ニヤつくといきなり懐からナイフ掴んで出してきた。
「えっ!」
翔太は驚いた。
まさか相手が武器を出してくるとは思ってもいなかったのだ。
「お前は死ね!」
そのまま男がナイフを翔太に向けて突き出してきた。
殺られる! 翔太が観念した時だ。
「危ない、翔太!」
そう叫んで誰かが飛び込んできた!
その子は翔太と男の間に飛び込んで来たのだ。
ブスリッ
次の瞬間、その子のお腹にナイフが深々と刺さっていた。
「まどか!」
翔太は唖然として、倒れてきたまどかを抱き止めた。
まさか、まどかが翔太を庇ってナイフをお腹に突き刺されるなんて、翔太は思ってもいなかったのだ。
「まどかさん!」
まどかの後ろから堀田が飛び出してきた。
「ヤバい」
堀田を見て黒服は男は慌てて、逃げ出した。
「おい、待て!」
堀田が慌てて追っていく。
「まどか、しっかりしろよ!」
翔太が叫んでまどかを揺らす。
「翔太、良かった。翔太が無事で!」
まどかが翔太に微笑みかけてきた。
「おい、まどか。なんで俺を庇って刺されたんだよ!」
翔太は叫んでいた。
「だって、私にとって翔太はいちばん大切な人だもの」
まどかが笑顔で言ってくれた。
「でも、そんなんで死んだらどうしようもないだろう!」
翔太は泣き叫んでいた。
「普通は男が女をかばうものだろうが! 男を庇って彼女が死ぬなんてあり得ないだろう!」
翔太がまどかを抱いて泣き叫んでいた。
「私は良いのよ。あなたさえ無事でいれば」
「何言っているんだよ。まどかは俺の彼女何だよ。死んで良いはずはないだろう!」
翔太は必死にまどかに言った。
「何言っているのよ。翔太、あなたには結衣ちゃんがいるじゃない」
「結衣は俺の兄妹だろう。彼女になれるわけないじゃないか」
まどかの言葉に驚いて翔太は反論した。
「えっ?」
まどかが驚いて翔太を見た。
「だって翔太と結衣ちゃんは……知らないのは翔太だけなの」
まどかは戸惑って翔太を見た。
「まどか、何か言った?」
「ううん、なんでもない」
まどかは首を振った。
「それよりも翔太。最後のお願いがあるの」
「最後ってなんだよ」
翔太が慌てた。
「翔太。良い? 時間がないの」
「でも、まどか」
「城の山の秘密の洞窟があるわ」
「秘密の洞窟?」
長い間住んでいたが、そんなのは翔太は聞いたことがなかった。
「そう、秘密の洞窟があるのよ」
まどかが頷いた。
「それはどこにあるんだ?」
「堀田くんが知っているわ」
「堀田が?」
翔太は嫌そうな顔をした。
「そう。そこに門があるの」
「門ってなんだよ」
「大切な門が。お願い。その門を突き抜けて来てほしいの」
「来て欲しいって、そこには何があるんだよ」
「お願い!」
まどかの息があがってきた。
「まどか!」
翔太が抱きしめるがまどかはだんだん、呼吸が粗くなっていた。
「お願い、翔太」
「判った。そこに行けば良いんだな」
「お願い。何としても来て助けてほしいの!」
まどかは翔太の手を掴んで頼んできた。
「助けるって何をだよ?」
「来てくれたら、す、全てわかるわ」
話しずらそうにまどかが言葉を振り絞った。
「ま、まどか!」
「翔太、一緒、に、いられ、て、楽し、かったわ」
そう言うとまどかはガクッと首を垂れたのだ。
「まどか! まどかしっかりしろよ」
翔太は必死にまどかを揺すった。
でも、いくらゆすっても、まどかは二度と目を開かなかった。
翔太は扉を思いっきり蹴飛ばして、飛び出した。
何も考えずに、男のいた電柱に駆けていく。
男が武器を持っているなんて思ってもいなかった。
そして、ダッシュで電柱に駆け込むと男が驚いてこちらを見た。
男は顔に覆面をしていて本当に真っ黒ろだ。
「お前は一体何をしているんだ! まどかはどこにいるんだ?」
そう叫んで、翔太は男に飛びかかろうとした。
「な! お前」
男は一瞬隙をつかれて驚いた。
「ふんっ、馬鹿が、こちらに来てくれたなんて拐かす手間が省けたぜ」
しかし、男が驚いたのは一瞬で、ニヤつくといきなり懐からナイフ掴んで出してきた。
「えっ!」
翔太は驚いた。
まさか相手が武器を出してくるとは思ってもいなかったのだ。
「お前は死ね!」
そのまま男がナイフを翔太に向けて突き出してきた。
殺られる! 翔太が観念した時だ。
「危ない、翔太!」
そう叫んで誰かが飛び込んできた!
その子は翔太と男の間に飛び込んで来たのだ。
ブスリッ
次の瞬間、その子のお腹にナイフが深々と刺さっていた。
「まどか!」
翔太は唖然として、倒れてきたまどかを抱き止めた。
まさか、まどかが翔太を庇ってナイフをお腹に突き刺されるなんて、翔太は思ってもいなかったのだ。
「まどかさん!」
まどかの後ろから堀田が飛び出してきた。
「ヤバい」
堀田を見て黒服は男は慌てて、逃げ出した。
「おい、待て!」
堀田が慌てて追っていく。
「まどか、しっかりしろよ!」
翔太が叫んでまどかを揺らす。
「翔太、良かった。翔太が無事で!」
まどかが翔太に微笑みかけてきた。
「おい、まどか。なんで俺を庇って刺されたんだよ!」
翔太は叫んでいた。
「だって、私にとって翔太はいちばん大切な人だもの」
まどかが笑顔で言ってくれた。
「でも、そんなんで死んだらどうしようもないだろう!」
翔太は泣き叫んでいた。
「普通は男が女をかばうものだろうが! 男を庇って彼女が死ぬなんてあり得ないだろう!」
翔太がまどかを抱いて泣き叫んでいた。
「私は良いのよ。あなたさえ無事でいれば」
「何言っているんだよ。まどかは俺の彼女何だよ。死んで良いはずはないだろう!」
翔太は必死にまどかに言った。
「何言っているのよ。翔太、あなたには結衣ちゃんがいるじゃない」
「結衣は俺の兄妹だろう。彼女になれるわけないじゃないか」
まどかの言葉に驚いて翔太は反論した。
「えっ?」
まどかが驚いて翔太を見た。
「だって翔太と結衣ちゃんは……知らないのは翔太だけなの」
まどかは戸惑って翔太を見た。
「まどか、何か言った?」
「ううん、なんでもない」
まどかは首を振った。
「それよりも翔太。最後のお願いがあるの」
「最後ってなんだよ」
翔太が慌てた。
「翔太。良い? 時間がないの」
「でも、まどか」
「城の山の秘密の洞窟があるわ」
「秘密の洞窟?」
長い間住んでいたが、そんなのは翔太は聞いたことがなかった。
「そう、秘密の洞窟があるのよ」
まどかが頷いた。
「それはどこにあるんだ?」
「堀田くんが知っているわ」
「堀田が?」
翔太は嫌そうな顔をした。
「そう。そこに門があるの」
「門ってなんだよ」
「大切な門が。お願い。その門を突き抜けて来てほしいの」
「来て欲しいって、そこには何があるんだよ」
「お願い!」
まどかの息があがってきた。
「まどか!」
翔太が抱きしめるがまどかはだんだん、呼吸が粗くなっていた。
「お願い、翔太」
「判った。そこに行けば良いんだな」
「お願い。何としても来て助けてほしいの!」
まどかは翔太の手を掴んで頼んできた。
「助けるって何をだよ?」
「来てくれたら、す、全てわかるわ」
話しずらそうにまどかが言葉を振り絞った。
「ま、まどか!」
「翔太、一緒、に、いられ、て、楽し、かったわ」
そう言うとまどかはガクッと首を垂れたのだ。
「まどか! まどかしっかりしろよ」
翔太は必死にまどかを揺すった。
でも、いくらゆすっても、まどかは二度と目を開かなかった。
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