75 / 115
落ち込んでいるクリフを慰めました
しおりを挟む
その日はその後も順調に進んだ。
私が散々好きなことを言った皇女殿下の逆襲もなかった。
珍しい。どうしたんだろう?
「殿下に何か酷いことを言われませんでしたか?」
そして、迎えに来たエイミーはとても心配していた。
「大丈夫よ。エイミー。それよりも私の方が皇女殿下に酷いことを言ったんだけど……」
「たまには殿下にはいい薬になったんじゃないですか?」
エイミーがとんでもないことを言ってくれるんだけど。
まあ、私は自分では当然の反論をしただけだと思うけれど、王女殿下に話すには言い過ぎだったと思う。
「なわけ無いじゃない。絶対にまた何か言われるわ。それより、この近衛騎士の方々はどうされたの?」
私の送り迎えの馬車の周りに騎乗した近衛騎士が10人もいるんだけど。
「実は、アオイ様に捕まえて頂いたアリストンの破落戸共が地下牢で全員死んでいるのが確認されまして」
なんかエイミーがとんでもないことを言い出したんだけど。
「えっ、クリフが怒りの余り殺したの?」
私は慌てて聞いた。
「アオイ様。殿下はそのような考え無しのことはなさいません」
エイミーが言うが、いやいや、実際に現場では殺しそうだったし……
でも、エイミーの言葉によるとクリフは捕まえた神官たちに証人にして、アリストンの聖女殺しの黒幕を暴き立てるつもりだったらしい。それが尋問する前に、死なれたので、永遠にわからなくなってしまったのだ。
それでクリフも頭を抱えているらしい。
「でも、宮殿の地下牢は警戒も厳重じゃないの」
私が疑問に思って聞いた。
「それはそうなのですが、宮殿の医師の一人が行方不明になっており、関与が疑われているのです。全容が見えていないので、まだ、アリストンの手のものが宮殿に潜んでいる可能性もリますので、アオイ様の警護も万全を期すようにとのことで、近衛の方が増員になった次第でして」
エイミーが説明してくれた。
私はそのまま、宮殿に戻った。
帰った宮殿の中は警備する近衛騎士の数が倍くらいに増えていてとても物々しかった。
私はそのまま自分の部屋に向かったのだ。
宮殿全体がとても重苦しい雰囲気に包まれていた。
今日は誰かと一緒に食べるとかいう事は遠慮してほしいという要請が近衛騎士団長から出ていて、私は一人で食事を取ることにしたのだ。
その後は、しばらく休んでいた間のノートをポーラから借りていたので、そのノートを写して判らないことをエイミーに聞いて過ごした。
数学や理科はエイミーも不得意で、いつもなら、クリフに聞くのに、聞けなくて、明日友達か先生に聞こうと思ったのだ。
もっともポーラもエイブもボビーも脳筋だから、おそらく私よりも出来ないことは予想できたので、
魔術実技で同じクラスになったアレンにでも聞こうと思ったのだ。
結局やることも無くなって、私はさっさと寝ることにしたのだ。
夜中にガチャリと隣の部屋の扉が開く音がした。
おそらく、クリフだ。
私はすぐに行こうとして、少し躊躇した。
また、「アオイ、邪魔するな!」って怒られたらどうしようと思ったのだ。
そうなったらもう立ち直れない。
でも、考え無しに、聖女様が殺されたということをクリフに言ってしまったのは私だ。
その点もちゃんと謝ろうと扉の前に立ったのだ。
「怒られませんように!」
私はそう祈ると、
トントン
とノックしたのだ。
「ん、開いているぞ」
クリフ声はとても不機嫌そうだった。私はノックしたことをとても後悔した。
でも、もうノックしてしまったのだ。いつまでも固まったままではいけない。
私はゆっくりと扉を開けたのだ。
「アオイ、どうしたんだ? そんなところから顔を出して」
クリフは私を驚いた顔で見つめた。
「えっ、ここ私の部屋だから」
「何だって! アオイの部屋が隣になったのか?」
私の言葉にクリフが驚いていた。
「ごめん、クリフは嫌だったよね。ここは未来のクリフのお嫁さんの場所だし、私は遠慮したんだけど、皇太后様からの命令だってエイミーから言われて、それで、仕方なく……」
やっぱりクリフは知らなかったんだ。嫌だよね。私が隣では。そう思うと私の声は途中からとても小さくなった。
「いや、すまん。どうやって証言させるか、奴らのことで頭が一杯で、アオイのことも報告は受けたと思うんだが、よく聞いていなかったんだ」
なんか怖れたほど拒否はしていないみたいだ。
よし今だ。
「ごめん、クリフ」
私は今謝るしかないと私は思ったのだ。
「この前はクリフに何も考えずに、聖女様のことを話してしまって」
私がその場で頭を下げた。
「えっ、いや、それは良いよ。よく教えてくれたよ。俺もアスカが何故死んだのか疑問だったんだ。その疑問が解けてよかったよ」
クリフはそう言ってくれるが、
「でも、クリフはその聖女様を愛していたんでしょ。その聖女様が殺されたっていきなり知ったら驚くよね。それに、その犯人を殴っていたのに、私がヒールで邪魔してしまって……私本当に嫌なやつだったと思う」
「いや、アオイ、あそこで止めてくれて良かったよ。思わず証人を殺すところだった。まあ、でも、その証人を殺させてしまったけれどな。本当に馬鹿な皇子だよ」
自嘲気味にクリフは言うんだけど。
「そんなことないよ。クリフはよく我慢したと思うよ。まさか宮廷医が殺すなんて思ってもいなかったんでしょ」
私が言うが、
「本来はアリストンの手の者がどこにいるか把握していないといけないのに、出来ていなかった俺が悪いのさ。完全に俺のミスだ」
クリフが頭を抱えて自分を責めるんだけど……
私はそんなクリフを見ていられなかった。
私はトコトコとクリフに近づくとクリフの頭を抱きしめていた。
「アオイ!」
クリフは驚いて顔を上げる。
「クリフ、私はクリフがアリストンで助けてくれたから、ここに今いられるの。少なくとも私を助けてくれたのはクリフだよ。だからっていうのはおかしいかもしれないけれど、自分をそんなに責めないで」
私はクリフの瞳を見て言った。
「ふんっ、いつもは慰めるのは俺の役目なのにな」
「たまには逆に慰めないと」
私は笑って言うと今度はクリフにぐっと抱きしめられたのだ。
「えっ?」
私は驚いた。まあ、いつもは私から抱きしめて抱き返してもらっているんだけど……今日は逆だ。
私はおずおずとクリフを抱きしめ返しただった。
クリフはとても暖かかった。
私が散々好きなことを言った皇女殿下の逆襲もなかった。
珍しい。どうしたんだろう?
「殿下に何か酷いことを言われませんでしたか?」
そして、迎えに来たエイミーはとても心配していた。
「大丈夫よ。エイミー。それよりも私の方が皇女殿下に酷いことを言ったんだけど……」
「たまには殿下にはいい薬になったんじゃないですか?」
エイミーがとんでもないことを言ってくれるんだけど。
まあ、私は自分では当然の反論をしただけだと思うけれど、王女殿下に話すには言い過ぎだったと思う。
「なわけ無いじゃない。絶対にまた何か言われるわ。それより、この近衛騎士の方々はどうされたの?」
私の送り迎えの馬車の周りに騎乗した近衛騎士が10人もいるんだけど。
「実は、アオイ様に捕まえて頂いたアリストンの破落戸共が地下牢で全員死んでいるのが確認されまして」
なんかエイミーがとんでもないことを言い出したんだけど。
「えっ、クリフが怒りの余り殺したの?」
私は慌てて聞いた。
「アオイ様。殿下はそのような考え無しのことはなさいません」
エイミーが言うが、いやいや、実際に現場では殺しそうだったし……
でも、エイミーの言葉によるとクリフは捕まえた神官たちに証人にして、アリストンの聖女殺しの黒幕を暴き立てるつもりだったらしい。それが尋問する前に、死なれたので、永遠にわからなくなってしまったのだ。
それでクリフも頭を抱えているらしい。
「でも、宮殿の地下牢は警戒も厳重じゃないの」
私が疑問に思って聞いた。
「それはそうなのですが、宮殿の医師の一人が行方不明になっており、関与が疑われているのです。全容が見えていないので、まだ、アリストンの手のものが宮殿に潜んでいる可能性もリますので、アオイ様の警護も万全を期すようにとのことで、近衛の方が増員になった次第でして」
エイミーが説明してくれた。
私はそのまま、宮殿に戻った。
帰った宮殿の中は警備する近衛騎士の数が倍くらいに増えていてとても物々しかった。
私はそのまま自分の部屋に向かったのだ。
宮殿全体がとても重苦しい雰囲気に包まれていた。
今日は誰かと一緒に食べるとかいう事は遠慮してほしいという要請が近衛騎士団長から出ていて、私は一人で食事を取ることにしたのだ。
その後は、しばらく休んでいた間のノートをポーラから借りていたので、そのノートを写して判らないことをエイミーに聞いて過ごした。
数学や理科はエイミーも不得意で、いつもなら、クリフに聞くのに、聞けなくて、明日友達か先生に聞こうと思ったのだ。
もっともポーラもエイブもボビーも脳筋だから、おそらく私よりも出来ないことは予想できたので、
魔術実技で同じクラスになったアレンにでも聞こうと思ったのだ。
結局やることも無くなって、私はさっさと寝ることにしたのだ。
夜中にガチャリと隣の部屋の扉が開く音がした。
おそらく、クリフだ。
私はすぐに行こうとして、少し躊躇した。
また、「アオイ、邪魔するな!」って怒られたらどうしようと思ったのだ。
そうなったらもう立ち直れない。
でも、考え無しに、聖女様が殺されたということをクリフに言ってしまったのは私だ。
その点もちゃんと謝ろうと扉の前に立ったのだ。
「怒られませんように!」
私はそう祈ると、
トントン
とノックしたのだ。
「ん、開いているぞ」
クリフ声はとても不機嫌そうだった。私はノックしたことをとても後悔した。
でも、もうノックしてしまったのだ。いつまでも固まったままではいけない。
私はゆっくりと扉を開けたのだ。
「アオイ、どうしたんだ? そんなところから顔を出して」
クリフは私を驚いた顔で見つめた。
「えっ、ここ私の部屋だから」
「何だって! アオイの部屋が隣になったのか?」
私の言葉にクリフが驚いていた。
「ごめん、クリフは嫌だったよね。ここは未来のクリフのお嫁さんの場所だし、私は遠慮したんだけど、皇太后様からの命令だってエイミーから言われて、それで、仕方なく……」
やっぱりクリフは知らなかったんだ。嫌だよね。私が隣では。そう思うと私の声は途中からとても小さくなった。
「いや、すまん。どうやって証言させるか、奴らのことで頭が一杯で、アオイのことも報告は受けたと思うんだが、よく聞いていなかったんだ」
なんか怖れたほど拒否はしていないみたいだ。
よし今だ。
「ごめん、クリフ」
私は今謝るしかないと私は思ったのだ。
「この前はクリフに何も考えずに、聖女様のことを話してしまって」
私がその場で頭を下げた。
「えっ、いや、それは良いよ。よく教えてくれたよ。俺もアスカが何故死んだのか疑問だったんだ。その疑問が解けてよかったよ」
クリフはそう言ってくれるが、
「でも、クリフはその聖女様を愛していたんでしょ。その聖女様が殺されたっていきなり知ったら驚くよね。それに、その犯人を殴っていたのに、私がヒールで邪魔してしまって……私本当に嫌なやつだったと思う」
「いや、アオイ、あそこで止めてくれて良かったよ。思わず証人を殺すところだった。まあ、でも、その証人を殺させてしまったけれどな。本当に馬鹿な皇子だよ」
自嘲気味にクリフは言うんだけど。
「そんなことないよ。クリフはよく我慢したと思うよ。まさか宮廷医が殺すなんて思ってもいなかったんでしょ」
私が言うが、
「本来はアリストンの手の者がどこにいるか把握していないといけないのに、出来ていなかった俺が悪いのさ。完全に俺のミスだ」
クリフが頭を抱えて自分を責めるんだけど……
私はそんなクリフを見ていられなかった。
私はトコトコとクリフに近づくとクリフの頭を抱きしめていた。
「アオイ!」
クリフは驚いて顔を上げる。
「クリフ、私はクリフがアリストンで助けてくれたから、ここに今いられるの。少なくとも私を助けてくれたのはクリフだよ。だからっていうのはおかしいかもしれないけれど、自分をそんなに責めないで」
私はクリフの瞳を見て言った。
「ふんっ、いつもは慰めるのは俺の役目なのにな」
「たまには逆に慰めないと」
私は笑って言うと今度はクリフにぐっと抱きしめられたのだ。
「えっ?」
私は驚いた。まあ、いつもは私から抱きしめて抱き返してもらっているんだけど……今日は逆だ。
私はおずおずとクリフを抱きしめ返しただった。
クリフはとても暖かかった。
14
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
聖女の任期終了後、婚活を始めてみたら六歳の可愛い男児が立候補してきた!
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
23歳のメルリラは、聖女の任期を終えたばかり。結婚適齢期を少し過ぎた彼女は、幸せな結婚を夢見て婚活に励むが、なかなか相手が見つからない。原因は「元聖女」という肩書にあった。聖女を務めた女性は慣例として専属聖騎士と結婚することが多く、メルリラもまた、かつての専属聖騎士フェイビアンと結ばれるものと世間から思われているのだ。しかし、メルリラとフェイビアンは口げんかが絶えない関係で、恋愛感情など皆無。彼を結婚相手として考えたことなどなかった。それでも世間の誤解は解けず、婚活は難航する。そんなある日、聖女を辞めて半年が経った頃、メルリラの婚活を知った公爵子息ハリソン(6歳)がやって来て――。
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる