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帝国軍壊乱す シリポーン目線
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シリポーン目線
私はシリポーン、ハル姫の妹
お母様は宰相の娘のシリラット。
姉は昔はきれいだと思ったけど、今はただの豚姫。
目障りなだけだったというか、気持ち悪かった。
宰相のおじいさまが豚姫を帝国の野獣王に差し出すと言った時に
確かに賛成しましたわ。、
豚の顔見て逆切れしたらどうしようと若干危惧したけど、
でも、その危惧が現実になりましたの。
野獣王の前軍がハッパという野獣王を小型にした将軍に率いられて
王都に押し寄せてきた時は引きつりました。
「こんなだったら私が行けばよかった。」
野獣王と言えどもスラバ帝国の帝王。
その妃ともなれば30番目の妻だとしても今より良い生活が送れたかもしれません。
うまくいけば正妻にそして次期国王の母ともなれば素晴らしい生活が送れたでしょう。
あの豚では火に油をそそぐだけでした。
それに引き換えて私の美貌であればどんなハンサムボーイでも振り向かずにはいられないでしょう。
なのに今目の前に怒りに任せた大軍が押し寄せているんです。
敵は5万に対してわが軍は10分の1の5千
それも相手は戦慣れしている帝国軍です。
対してこちらは盗賊退治しか実践していないなまくら軍隊。勝てるわけはないのです。
でも私、あの脂ぎった野蛮王に触れられると考えるだけでじんましんが出るくらい嫌だったのです。
でも、このままでは城砦を乗り越えて帝国軍が侵入してくること確実です。
野蛮な帝国兵士がはしごを使い次々に城壁を超えようとします。
城からは必死の防戦の兵士たちが見えます。
弓矢を放ちはしごを倒し。
しかし帝国軍の兵士どもはそれをものともせずに数に物言わせて次から次に乗り越えようとしてきます。
野獣王は嫌。でも殺されるのは嫌。
「神様仏様。この可憐なシリポーンをお救い下さい。」
生まれて初めて神様にお祈りした。
「ハレルヤ王国の皆さん」
そこに魔法を使った放送で豚姉の声が響いてきました。
あの顔あの体からは想像もできないアニメ声と言いましょうか
かわいらしい声です。
この声だけ聴いたら野獣王も許したと思います。
最もその顔を見た瞬間に殺したと思われますが。
姉さまは捕まって一刀のもと切られたわけではないようです。
最後通牒をするように野蛮王に言われたのでしょうか。
「私、ハル王女は兵士の皆さんの協力のもと帝国の野獣王を倒しました。」
えっ、倒した????
殺されたの間違いでは
帝国軍の兵士が思わず止まりました。
わが軍の兵士も固まりました。
「繰り返します。帝国の野獣王はわが軍によって倒し、本軍5万人は壊乱、敗走中です。」
そんな馬鹿な。姉さまには100人しか兵士はついていなかったはずです。
どんな汚い手を使ったのでしょうか。
風上にも置けない。ととと私はそんなことしませんわよ。
「今精鋭2万の軍で帝国前衛軍に向かっています。我が軍には近隣諸国から続々と援軍が増えております。野獣王が亡き今、ハレルヤ本国からすべての帝国軍を一掃するのも時間の問題です。」
慌てて帝国軍兵士らは城壁から降り始めました。
「エッヘン。ビバ ハレルヤ。今こそ帝国を追い出すぞ。エイエイオー」
その叫び声におーーーという声が響いていました。
城壁の兵士たちも訳が分からないまま叫んでいました。
はったりにしてもすごいものです。
とりあえず帝国の兵士たちは城壁から離れていきました。
「ハルがあんなはったり言うなんて、やはり野蛮王のところにやらせたのは間違いだったか。」
涙声で父上が叫んでいます。
「陛下、ハル姫を追っていた偵察兵から連絡です。どうやら事実らしいです。」
ラタナポン・チャイチュア将軍が国王に報告した。
「しかし、姫には100人しかつけていなかったのだぞ。」
国王が言った。
「それもあのデブの集団よ」
王妃も言う。
「どうやって」
「誰かにたまたま毒を盛られた」
「押倒した拍子に頭を打って死んだとか。」
「姉さまの体重に耐えられなかったとか」
そう私が言うとみんなが白い目で見てきた。
えええ、そんなに変わらない事しか言っていないのに。
まとりあえず、野獣王にいけにえにされなくて良かった。
姫様を派遣して正解だった。
ついでに姫様敵も掃討してくれないかしら。私のために…・
私はシリポーン、ハル姫の妹
お母様は宰相の娘のシリラット。
姉は昔はきれいだと思ったけど、今はただの豚姫。
目障りなだけだったというか、気持ち悪かった。
宰相のおじいさまが豚姫を帝国の野獣王に差し出すと言った時に
確かに賛成しましたわ。、
豚の顔見て逆切れしたらどうしようと若干危惧したけど、
でも、その危惧が現実になりましたの。
野獣王の前軍がハッパという野獣王を小型にした将軍に率いられて
王都に押し寄せてきた時は引きつりました。
「こんなだったら私が行けばよかった。」
野獣王と言えどもスラバ帝国の帝王。
その妃ともなれば30番目の妻だとしても今より良い生活が送れたかもしれません。
うまくいけば正妻にそして次期国王の母ともなれば素晴らしい生活が送れたでしょう。
あの豚では火に油をそそぐだけでした。
それに引き換えて私の美貌であればどんなハンサムボーイでも振り向かずにはいられないでしょう。
なのに今目の前に怒りに任せた大軍が押し寄せているんです。
敵は5万に対してわが軍は10分の1の5千
それも相手は戦慣れしている帝国軍です。
対してこちらは盗賊退治しか実践していないなまくら軍隊。勝てるわけはないのです。
でも私、あの脂ぎった野蛮王に触れられると考えるだけでじんましんが出るくらい嫌だったのです。
でも、このままでは城砦を乗り越えて帝国軍が侵入してくること確実です。
野蛮な帝国兵士がはしごを使い次々に城壁を超えようとします。
城からは必死の防戦の兵士たちが見えます。
弓矢を放ちはしごを倒し。
しかし帝国軍の兵士どもはそれをものともせずに数に物言わせて次から次に乗り越えようとしてきます。
野獣王は嫌。でも殺されるのは嫌。
「神様仏様。この可憐なシリポーンをお救い下さい。」
生まれて初めて神様にお祈りした。
「ハレルヤ王国の皆さん」
そこに魔法を使った放送で豚姉の声が響いてきました。
あの顔あの体からは想像もできないアニメ声と言いましょうか
かわいらしい声です。
この声だけ聴いたら野獣王も許したと思います。
最もその顔を見た瞬間に殺したと思われますが。
姉さまは捕まって一刀のもと切られたわけではないようです。
最後通牒をするように野蛮王に言われたのでしょうか。
「私、ハル王女は兵士の皆さんの協力のもと帝国の野獣王を倒しました。」
えっ、倒した????
殺されたの間違いでは
帝国軍の兵士が思わず止まりました。
わが軍の兵士も固まりました。
「繰り返します。帝国の野獣王はわが軍によって倒し、本軍5万人は壊乱、敗走中です。」
そんな馬鹿な。姉さまには100人しか兵士はついていなかったはずです。
どんな汚い手を使ったのでしょうか。
風上にも置けない。ととと私はそんなことしませんわよ。
「今精鋭2万の軍で帝国前衛軍に向かっています。我が軍には近隣諸国から続々と援軍が増えております。野獣王が亡き今、ハレルヤ本国からすべての帝国軍を一掃するのも時間の問題です。」
慌てて帝国軍兵士らは城壁から降り始めました。
「エッヘン。ビバ ハレルヤ。今こそ帝国を追い出すぞ。エイエイオー」
その叫び声におーーーという声が響いていました。
城壁の兵士たちも訳が分からないまま叫んでいました。
はったりにしてもすごいものです。
とりあえず帝国の兵士たちは城壁から離れていきました。
「ハルがあんなはったり言うなんて、やはり野蛮王のところにやらせたのは間違いだったか。」
涙声で父上が叫んでいます。
「陛下、ハル姫を追っていた偵察兵から連絡です。どうやら事実らしいです。」
ラタナポン・チャイチュア将軍が国王に報告した。
「しかし、姫には100人しかつけていなかったのだぞ。」
国王が言った。
「それもあのデブの集団よ」
王妃も言う。
「どうやって」
「誰かにたまたま毒を盛られた」
「押倒した拍子に頭を打って死んだとか。」
「姉さまの体重に耐えられなかったとか」
そう私が言うとみんなが白い目で見てきた。
えええ、そんなに変わらない事しか言っていないのに。
まとりあえず、野獣王にいけにえにされなくて良かった。
姫様を派遣して正解だった。
ついでに姫様敵も掃討してくれないかしら。私のために…・
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