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他の聖女達に筆頭聖女の器では無いと言われた時、騎士達が跪いて私のお陰で生き延びられたと感謝されました
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ええええ!
私はエドガルド様から次の筆頭聖女って言われて頭がパニクっていた。
私は元々ヒロインがエドガルド様と仲良くするこの小説の世界を目に焼き付けるためにこの王立学園に入学したのだ。なのに、いつの間にか私がエドガルド様と仲良くなっているからおかしいなと思っていたのに、今度は筆頭聖女をやれなんて絶対にあり得ない!
私がパニクっている時だ。
馬車は王立学園に着いたのだ。
馬車止まりに入っていく。
「王太子殿下よ!」
「殿下がいらっしゃったわ!」
馬車を見つけてエドガルド様目当ての女の子達がわらわらと集まってきたんだけど……
エドガルド様がその中降り立つ。
「エドガルド様!」
「キャーーーー王太子殿下よ」
「殿下こちらです!」
女達が黄色い声を上げていた。
ええええ!
この中降りるの?
私が躊躇した時だ。
「まあ、サラ、あなたが何故殿下の馬車から降りてきたの?」
エビータの大きな声が聞こえた。
どうやら、サラも御者台から降りてくれたみたいだ。
良し、今だ
このすきに降りようと私が出ようとしてエドガルド様に抱き抱えられてしまったのだ。
「キャーーーー」
「あの子、誰?」
「殿下の馬車から女の子が降りてきたわ」
「あれは下っ端聖女よ」
「一年の女の子だわ」
黄色い悲鳴が上った。
全員こちらを見るんだけど。
「パ、パウリーナ、何故あなたが王太子殿下の馬車から出て来たの?」
私の目の前に怒髪天のアレハンドラ様が立ち塞がってくれたんだけど……
アレハンドラ様の手がふるふる震えていた。
これは下手したら命がなくなるかも……
私の背筋に冷たい物が走った。
「君たちがパウリーナを虐めていたと母が激怒してね。王宮で預かることになったんだ」
アレハンドラ様達をエドガルド様が冷たい視線で見渡した。
「えっ、殿下、それはどういう事ですの?」
「どういう事と言われてもその通りだとしか言えないんだけど」
「いや、でも、殿下。お城で平民出の聖女を預かられるというのはどうかと思われますが……」
「ミラネス侯爵令嬢。君は母の言う事に何か文句があるのか?」
エドガルド様は氷のように冷たい声でアレハンドラ様を睨み付けられた。
あれ、これヒロインを守って悪役令嬢に宣言するエドガルド様のシーンだ。
ええええ!
でも、相手はモブですら無い私なんだけど、良いのか?
私はとても混乱した。
「し、しかし、殿下の婚約者選定を前にして他の女を王宮で預かるというのはいかがなものかと思われますが」
アレハンドラ様は必死に反論していた。
「ふんっ、そのようなことはどうでも良いだろう」
「どうでも良くはないと思われますが……」
唖然とするアレハンドラ様の代わりにエビータが反論しだした。
「ほお、デンパサール伯爵令嬢も母に思うところがあるのか」
「いえ、決してそういう訳では」
しかし、エドガルド様の冷たい視線の前に慌ててエビータが頭を振った。
「なら、別に良いよね」
ニコリとエドガルド様が笑われた。
でもこれは黒い笑みだ……
多くの女がこの笑みに赤くなっているけれど、これは碌でもないことを考えた時にエドガルド様がする笑みだ。
アニメの時と同じだ。
「まあ、君たちがパウリーナを王宮で預かることについて、いろいろと心配する事は理解できる」
エドガルド様の言葉にアレハンドラ様たちは頷いた。
「色々勘ぐりする輩も現れるだろう。でも、俺はそれで良いと思っている」
「「「えっ?」」」
その言葉に女達は固まってしまった。
「あのう、それはどういう意味ですか?」
たまらずにアレハンドラ様が聞いていた。
「うん、そのままの意味だよ。俺は別に相手がパウリーナで良いと思っているんだけど」
ニコニコと笑ってエドガルド様は爆弾を投じられたのだ。
アニメそのままだった。
まあ、時期はもっと後だったはずだけど、ほとんど同じ台詞だった。
相手がヒロインでは無くて私という点だけが違ったけれど……
「ええええ!」
「殿下、殿下のお相手が平民の下っ端聖女のパウリーナなんかで良い訳がないではありませんか!」
「そうです。平民出の聖女が筆頭聖女になるなんてあり得ません!」
「パウリーナが筆頭聖女になるなんてあり得ないです!」
アレハンドラ様を筆頭に皆反対してくれた。
「ほおおおお、初級ポーションですら満足に作れない君たちが何か言うのか」
地から這うような低い声でエドガルド様が聖女達を睨み付けた。
「我々は初級ポーションなんて屑ポーションを作りたくて聖女になった訳ではありません」
アレハンドラ様が言い切ってくれたんだけど……
屑ポーションしか作っていない私で悪かったですね!
「そんなことを言っていて努力しないからお前らの能力は伸びないんだよ」
エドガルド様が呆れて言われた。
「屑ポーションをいくら作ってもランクは上がらないではありませんか」
アレハンドラ様が私の方を蔑むように見てくれた。
「お前らは本当に何も知らないんだな」
肩をすくめてエドガルド様が後ろに合図された。
エドガルド様の護衛騎士達が慌てて前に出て来た。
「ベルナルド、お前パウリーナに言いたいことがあると言っていたな。許す。ここで言え」
「はっ!」
そう頷くとベルナルドさんが私の前に跪いてくれたのだ。
まわりの近衞騎士達も慌てて跪いてくれた。
ええええ!
何なの、これは?
私は口を開いて固まってしまった。
「聖女、パウリーナ様。此度のクエンカで、スタンピードを抑えていただき、本当にありがとうございました。このベルナルド感謝の言葉もありません。我々が生きてここにいられるのは全てパウリーナ様のお陰です」
「えっ、いえ、それは貴方たちを癒やしてくれた他の聖女方のお陰で」
私は慌てた。
「何をおっしゃっていらっしゃるのです。パウリーナ様が大半の魔物を浄化していただけなければ我々は全滅。クエンカの街もこの世から消滅しておりました」
「我らはこのご恩は忘れません」
「本当にありがとうございました」
騎士さん達が跪いてお礼を言ってくれるんだけど……
私はポーションが魔物達に台無しにされてぷっつん切れて魔術をぶっ放しただけなのに……そこまで感謝される事はないのに……
私は真っ赤になって固まってしまったのだった。
私はエドガルド様から次の筆頭聖女って言われて頭がパニクっていた。
私は元々ヒロインがエドガルド様と仲良くするこの小説の世界を目に焼き付けるためにこの王立学園に入学したのだ。なのに、いつの間にか私がエドガルド様と仲良くなっているからおかしいなと思っていたのに、今度は筆頭聖女をやれなんて絶対にあり得ない!
私がパニクっている時だ。
馬車は王立学園に着いたのだ。
馬車止まりに入っていく。
「王太子殿下よ!」
「殿下がいらっしゃったわ!」
馬車を見つけてエドガルド様目当ての女の子達がわらわらと集まってきたんだけど……
エドガルド様がその中降り立つ。
「エドガルド様!」
「キャーーーー王太子殿下よ」
「殿下こちらです!」
女達が黄色い声を上げていた。
ええええ!
この中降りるの?
私が躊躇した時だ。
「まあ、サラ、あなたが何故殿下の馬車から降りてきたの?」
エビータの大きな声が聞こえた。
どうやら、サラも御者台から降りてくれたみたいだ。
良し、今だ
このすきに降りようと私が出ようとしてエドガルド様に抱き抱えられてしまったのだ。
「キャーーーー」
「あの子、誰?」
「殿下の馬車から女の子が降りてきたわ」
「あれは下っ端聖女よ」
「一年の女の子だわ」
黄色い悲鳴が上った。
全員こちらを見るんだけど。
「パ、パウリーナ、何故あなたが王太子殿下の馬車から出て来たの?」
私の目の前に怒髪天のアレハンドラ様が立ち塞がってくれたんだけど……
アレハンドラ様の手がふるふる震えていた。
これは下手したら命がなくなるかも……
私の背筋に冷たい物が走った。
「君たちがパウリーナを虐めていたと母が激怒してね。王宮で預かることになったんだ」
アレハンドラ様達をエドガルド様が冷たい視線で見渡した。
「えっ、殿下、それはどういう事ですの?」
「どういう事と言われてもその通りだとしか言えないんだけど」
「いや、でも、殿下。お城で平民出の聖女を預かられるというのはどうかと思われますが……」
「ミラネス侯爵令嬢。君は母の言う事に何か文句があるのか?」
エドガルド様は氷のように冷たい声でアレハンドラ様を睨み付けられた。
あれ、これヒロインを守って悪役令嬢に宣言するエドガルド様のシーンだ。
ええええ!
でも、相手はモブですら無い私なんだけど、良いのか?
私はとても混乱した。
「し、しかし、殿下の婚約者選定を前にして他の女を王宮で預かるというのはいかがなものかと思われますが」
アレハンドラ様は必死に反論していた。
「ふんっ、そのようなことはどうでも良いだろう」
「どうでも良くはないと思われますが……」
唖然とするアレハンドラ様の代わりにエビータが反論しだした。
「ほお、デンパサール伯爵令嬢も母に思うところがあるのか」
「いえ、決してそういう訳では」
しかし、エドガルド様の冷たい視線の前に慌ててエビータが頭を振った。
「なら、別に良いよね」
ニコリとエドガルド様が笑われた。
でもこれは黒い笑みだ……
多くの女がこの笑みに赤くなっているけれど、これは碌でもないことを考えた時にエドガルド様がする笑みだ。
アニメの時と同じだ。
「まあ、君たちがパウリーナを王宮で預かることについて、いろいろと心配する事は理解できる」
エドガルド様の言葉にアレハンドラ様たちは頷いた。
「色々勘ぐりする輩も現れるだろう。でも、俺はそれで良いと思っている」
「「「えっ?」」」
その言葉に女達は固まってしまった。
「あのう、それはどういう意味ですか?」
たまらずにアレハンドラ様が聞いていた。
「うん、そのままの意味だよ。俺は別に相手がパウリーナで良いと思っているんだけど」
ニコニコと笑ってエドガルド様は爆弾を投じられたのだ。
アニメそのままだった。
まあ、時期はもっと後だったはずだけど、ほとんど同じ台詞だった。
相手がヒロインでは無くて私という点だけが違ったけれど……
「ええええ!」
「殿下、殿下のお相手が平民の下っ端聖女のパウリーナなんかで良い訳がないではありませんか!」
「そうです。平民出の聖女が筆頭聖女になるなんてあり得ません!」
「パウリーナが筆頭聖女になるなんてあり得ないです!」
アレハンドラ様を筆頭に皆反対してくれた。
「ほおおおお、初級ポーションですら満足に作れない君たちが何か言うのか」
地から這うような低い声でエドガルド様が聖女達を睨み付けた。
「我々は初級ポーションなんて屑ポーションを作りたくて聖女になった訳ではありません」
アレハンドラ様が言い切ってくれたんだけど……
屑ポーションしか作っていない私で悪かったですね!
「そんなことを言っていて努力しないからお前らの能力は伸びないんだよ」
エドガルド様が呆れて言われた。
「屑ポーションをいくら作ってもランクは上がらないではありませんか」
アレハンドラ様が私の方を蔑むように見てくれた。
「お前らは本当に何も知らないんだな」
肩をすくめてエドガルド様が後ろに合図された。
エドガルド様の護衛騎士達が慌てて前に出て来た。
「ベルナルド、お前パウリーナに言いたいことがあると言っていたな。許す。ここで言え」
「はっ!」
そう頷くとベルナルドさんが私の前に跪いてくれたのだ。
まわりの近衞騎士達も慌てて跪いてくれた。
ええええ!
何なの、これは?
私は口を開いて固まってしまった。
「聖女、パウリーナ様。此度のクエンカで、スタンピードを抑えていただき、本当にありがとうございました。このベルナルド感謝の言葉もありません。我々が生きてここにいられるのは全てパウリーナ様のお陰です」
「えっ、いえ、それは貴方たちを癒やしてくれた他の聖女方のお陰で」
私は慌てた。
「何をおっしゃっていらっしゃるのです。パウリーナ様が大半の魔物を浄化していただけなければ我々は全滅。クエンカの街もこの世から消滅しておりました」
「我らはこのご恩は忘れません」
「本当にありがとうございました」
騎士さん達が跪いてお礼を言ってくれるんだけど……
私はポーションが魔物達に台無しにされてぷっつん切れて魔術をぶっ放しただけなのに……そこまで感謝される事はないのに……
私は真っ赤になって固まってしまったのだった。
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