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兄の婚約者の機嫌をとって友人に部屋を交換してもらったら、友人の愚痴を聞く羽目になり翌日寝不足になりました
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私はセシリアの部屋に慌てて飛んでいった。
そこではいきり立ったセシリアを支配人のアーモンドが抑えようとしていた。
「ホルテル様、申し訳ありません。私どもパレスホテルはネイモフ旅行社から、ホルテル様は1つのダブルルームとお伺いしていたのです」
最も支配人は嘘をついてだけど……
「支配人。どういう事ですか? 我が社としてはホルテル様は2ダブルルームでアサインさせて頂いていますけれど」
嘘を言うのもいい加減にして欲しい!
私は昨日もちゃんと確認したのだ。
「ウホン、ウホン!」
支配人が咳払いをして、私の手を引いて外に連れ出そうとしてくれた。ても、支配人が私の手を掴んだ瞬間だ。私は周りから凄まじい殺気を感じた。
ええええ! 何故か私の護衛がいる!
私は慌てて、支配人の手を振り払ったのだ。
「ギャッ」
支配人がもんどり打って地面に激突していた。
でも良かった。これで支配人が不敬罪で抹殺されることは無いだろう。
「ちょっとあなた、添乗員の分際でこの支配人の私になんてことをしてくれるんです」
支配人がキレだしたんだけど、こいつは客商売が判っていないのか?
前世、ホテルでは社長から支配人から添乗員はお客様を連れてくる大お得意様としてとても丁重にお迎えされたのだ。こんな風にキレる支配人なんて初めてみた。でも、この世界はどうやら支配人の方が上らしい。
でも、今は支配人なんてどうでも良い。セシリアの怒りを抑えないと。
「申し訳ありません。セシリア様。ホテル側の不注意で大変なご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません」
こんなところで問題を起こさせる訳にいかなかった。
それにセシリアの父のグランドール公爵がキレるとこんなホテルなんて瞬時に潰されてしまう。
未来の王妃様に変な事したなんて噂になれば貴族は誰一人泊まろうとしないだろう。
私はホテルのことを考えて言ってあげたのに、
「小娘、何をホテル側のせいにしてくれているのだ!」
折角丸く収めようとしているのに、後ろから支配人が又余計な事を言い出してくれた。
このホテル本当に潰してしまおうかしら?
私が少し悪巧みをしそうになった時だ。
「ちょっと、アーモンド、何しているのよ!」
後ろから奴と追いついてきたステファニーがアーモンドの蝶ネクタイを掴んで、部屋の外に引っ張り出したのだ。
「しかし、ステファニー様、当ホテルとしても……」
「あなた、誰に喧嘩売ろうとしているのか判っているの……」
その後が聞こえなかった。ひょっとしてステファニーの奴、私の正体をばらした?
「ヒェェェェ」
後ろから支配人の悲鳴が聞こえているんだけど……
私は頭を押えたくなってきたが、ここは我慢だ。
「本当にホテル側のミスなの?」
不審そうにセシリアが私を見てくる。
「はい、こちらに予約確認書があります」
私は1週間前の確認書を見せたのだ。
確認書は確認書で一般客には知られていないが、超一流ホテルでもキャンセル客を見込んだオーバーブックなどは往々にして行われていて、現場の都合で往々にして変わるものだ。それは前世も現世も同じなのだが、ここは強引にこれで押し通すしかない。
「でも、あなた、チーフ添乗員高何か知らないけれど、個人的に仕入れた王宮の情報を流しすぎよ」
怒りが収まらないという感じでセシリアが文句を言ってきた。
「申し訳ありません。セシリア様」
私は平身低頭したのだ。
「しかし、私が話したのはあくまでも噂話でして、真偽のほどは定かではございません」
そうだ。これは絶対に言っておかないと。
適当に盛ったのも事実だし、大幅に誇張しているのだ。
「それはそうかもしれないけれど」
セシリアのトーンが少し下がった。
「それに私といたしましては、セシリア様の事は一言も触れておりません」
「私の事ってどういう事よ」
「いえ、王宮の侍女によると王太子殿下は自分の部屋にセシリア様の姿絵を飾っておられるそうでございます」
「えっ、あなた、本当なの?」
セシリアは自分がお兄様の婚約者だと言外に認めていた。
「セシリア様!」
「あっ」
侍女が慌てて指摘して、セシリアが口を抑えたがもう遅い。
「王太子殿下は、その絵に向かって毎夜、その日に起こったことをいろいろ話していらっしゃるとか」
「えっ、それは本当なの?」
セシリアはまじまじと私を見てきた。
「お嬢様。騙されてはいけません」
「これは事実です。何でしたら王太子殿下に私の姿絵を見せて欲しいとお願いされればいかがですか? もっとも殿下は恥ずかしがって否定されるかもしれませんが、侍女達にさりげなく聞かれたら、教えてくれると思いますよ」
そう、私は兄の侍女達にその話を聞いて驚いたのだ。
エヴァに頼み込んでお兄様の部屋に潜り込んでみたら、本当にその絵に向かって話しかけていたのだ。
私は本当に驚いた。
最も話の内容は全部私に対する愚痴だったが……それをセシリアにばらす必要は無いだろう。
怒った私が思わず声を出してしまって、お兄様に見つかってその後エヴァと一緒に怒られてしまったのだったけど……
「そうなんだ。アウフスタイン様が私の絵姿を部屋に飾って毎日話しかけられているなんて」
セシリアはいきなり嬉しそうに微笑んでいた。
良かった!
気味悪がるかと危惧したけれど、機嫌は直してもらったみたいだ。
ホテルの部屋だが、全ての頑強はステファニーだった。
元々満員だったところを何とステファニーが強引にホテルのオーナーに部屋を一部屋開けろと強要したから、オーナーとしては懇意にしている伯爵令嬢に逆らうことが出来ず、その指示を受けた支配人が無理矢理スイートルームに泊まる予定だった商人を普通の部屋に追い出して、その玉突きで公爵令嬢のセシリアの2ダブルルームが1ダブルルームになったようだった。
「でも、それを言うなら、無理屋おり私に馬車を貸してくれと言ってきたリーゼが悪いんじゃない!」
そう言われたら元も子もなかった。
更に元々強引にロンの予約をシモン部長が入れたことから、ホテル側からは最悪1部屋出して欲しいと前もって言われていたのだとか。部長がよく調べもせずに平民だと思われたセシリアのところを1部屋にしても良いと私の承認も得ずに勝手に了承していたそうだ。
部長も何やっているのよ!
添乗員がわたしじゃなきゃ、セシリアの正体が判らなかったら、我が旅行社とパレスホテルは大問題に巻き込まれるところだった。
私は胸を撫で下ろした。
私はセシリアの部屋をスイートに変更して、ステファニーを普通のダブルに変更してもらったのだ。
その見返りに私の続き部屋にしてあげたのだ。そのお陰で、私は夜遅くまで延々とステファニーの婚約者の愚痴を聞かされる羽目になり、翌朝、私は寝不足になったのだ。
そこではいきり立ったセシリアを支配人のアーモンドが抑えようとしていた。
「ホルテル様、申し訳ありません。私どもパレスホテルはネイモフ旅行社から、ホルテル様は1つのダブルルームとお伺いしていたのです」
最も支配人は嘘をついてだけど……
「支配人。どういう事ですか? 我が社としてはホルテル様は2ダブルルームでアサインさせて頂いていますけれど」
嘘を言うのもいい加減にして欲しい!
私は昨日もちゃんと確認したのだ。
「ウホン、ウホン!」
支配人が咳払いをして、私の手を引いて外に連れ出そうとしてくれた。ても、支配人が私の手を掴んだ瞬間だ。私は周りから凄まじい殺気を感じた。
ええええ! 何故か私の護衛がいる!
私は慌てて、支配人の手を振り払ったのだ。
「ギャッ」
支配人がもんどり打って地面に激突していた。
でも良かった。これで支配人が不敬罪で抹殺されることは無いだろう。
「ちょっとあなた、添乗員の分際でこの支配人の私になんてことをしてくれるんです」
支配人がキレだしたんだけど、こいつは客商売が判っていないのか?
前世、ホテルでは社長から支配人から添乗員はお客様を連れてくる大お得意様としてとても丁重にお迎えされたのだ。こんな風にキレる支配人なんて初めてみた。でも、この世界はどうやら支配人の方が上らしい。
でも、今は支配人なんてどうでも良い。セシリアの怒りを抑えないと。
「申し訳ありません。セシリア様。ホテル側の不注意で大変なご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません」
こんなところで問題を起こさせる訳にいかなかった。
それにセシリアの父のグランドール公爵がキレるとこんなホテルなんて瞬時に潰されてしまう。
未来の王妃様に変な事したなんて噂になれば貴族は誰一人泊まろうとしないだろう。
私はホテルのことを考えて言ってあげたのに、
「小娘、何をホテル側のせいにしてくれているのだ!」
折角丸く収めようとしているのに、後ろから支配人が又余計な事を言い出してくれた。
このホテル本当に潰してしまおうかしら?
私が少し悪巧みをしそうになった時だ。
「ちょっと、アーモンド、何しているのよ!」
後ろから奴と追いついてきたステファニーがアーモンドの蝶ネクタイを掴んで、部屋の外に引っ張り出したのだ。
「しかし、ステファニー様、当ホテルとしても……」
「あなた、誰に喧嘩売ろうとしているのか判っているの……」
その後が聞こえなかった。ひょっとしてステファニーの奴、私の正体をばらした?
「ヒェェェェ」
後ろから支配人の悲鳴が聞こえているんだけど……
私は頭を押えたくなってきたが、ここは我慢だ。
「本当にホテル側のミスなの?」
不審そうにセシリアが私を見てくる。
「はい、こちらに予約確認書があります」
私は1週間前の確認書を見せたのだ。
確認書は確認書で一般客には知られていないが、超一流ホテルでもキャンセル客を見込んだオーバーブックなどは往々にして行われていて、現場の都合で往々にして変わるものだ。それは前世も現世も同じなのだが、ここは強引にこれで押し通すしかない。
「でも、あなた、チーフ添乗員高何か知らないけれど、個人的に仕入れた王宮の情報を流しすぎよ」
怒りが収まらないという感じでセシリアが文句を言ってきた。
「申し訳ありません。セシリア様」
私は平身低頭したのだ。
「しかし、私が話したのはあくまでも噂話でして、真偽のほどは定かではございません」
そうだ。これは絶対に言っておかないと。
適当に盛ったのも事実だし、大幅に誇張しているのだ。
「それはそうかもしれないけれど」
セシリアのトーンが少し下がった。
「それに私といたしましては、セシリア様の事は一言も触れておりません」
「私の事ってどういう事よ」
「いえ、王宮の侍女によると王太子殿下は自分の部屋にセシリア様の姿絵を飾っておられるそうでございます」
「えっ、あなた、本当なの?」
セシリアは自分がお兄様の婚約者だと言外に認めていた。
「セシリア様!」
「あっ」
侍女が慌てて指摘して、セシリアが口を抑えたがもう遅い。
「王太子殿下は、その絵に向かって毎夜、その日に起こったことをいろいろ話していらっしゃるとか」
「えっ、それは本当なの?」
セシリアはまじまじと私を見てきた。
「お嬢様。騙されてはいけません」
「これは事実です。何でしたら王太子殿下に私の姿絵を見せて欲しいとお願いされればいかがですか? もっとも殿下は恥ずかしがって否定されるかもしれませんが、侍女達にさりげなく聞かれたら、教えてくれると思いますよ」
そう、私は兄の侍女達にその話を聞いて驚いたのだ。
エヴァに頼み込んでお兄様の部屋に潜り込んでみたら、本当にその絵に向かって話しかけていたのだ。
私は本当に驚いた。
最も話の内容は全部私に対する愚痴だったが……それをセシリアにばらす必要は無いだろう。
怒った私が思わず声を出してしまって、お兄様に見つかってその後エヴァと一緒に怒られてしまったのだったけど……
「そうなんだ。アウフスタイン様が私の絵姿を部屋に飾って毎日話しかけられているなんて」
セシリアはいきなり嬉しそうに微笑んでいた。
良かった!
気味悪がるかと危惧したけれど、機嫌は直してもらったみたいだ。
ホテルの部屋だが、全ての頑強はステファニーだった。
元々満員だったところを何とステファニーが強引にホテルのオーナーに部屋を一部屋開けろと強要したから、オーナーとしては懇意にしている伯爵令嬢に逆らうことが出来ず、その指示を受けた支配人が無理矢理スイートルームに泊まる予定だった商人を普通の部屋に追い出して、その玉突きで公爵令嬢のセシリアの2ダブルルームが1ダブルルームになったようだった。
「でも、それを言うなら、無理屋おり私に馬車を貸してくれと言ってきたリーゼが悪いんじゃない!」
そう言われたら元も子もなかった。
更に元々強引にロンの予約をシモン部長が入れたことから、ホテル側からは最悪1部屋出して欲しいと前もって言われていたのだとか。部長がよく調べもせずに平民だと思われたセシリアのところを1部屋にしても良いと私の承認も得ずに勝手に了承していたそうだ。
部長も何やっているのよ!
添乗員がわたしじゃなきゃ、セシリアの正体が判らなかったら、我が旅行社とパレスホテルは大問題に巻き込まれるところだった。
私は胸を撫で下ろした。
私はセシリアの部屋をスイートに変更して、ステファニーを普通のダブルに変更してもらったのだ。
その見返りに私の続き部屋にしてあげたのだ。そのお陰で、私は夜遅くまで延々とステファニーの婚約者の愚痴を聞かされる羽目になり、翌朝、私は寝不足になったのだ。
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