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或いは夢のようなはじまり
31 学園内探索・直樹
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「どうなってんだ、これ」
校舎内の廊下をゆっくりと進みながら、直樹は苛立ちを隠す事なく呟いた。
視線を落とすまでもなく、濃密な霧が膝近くまで立ち込めている。
この霧が妖気から発生しているのは間違いないのだが、どの階、どの階段も等しく膝下までを埋めているというのは理解の及ばぬところである。
妖気という科学では解明できないものに起因しているため、そういうものだと納得するしかない。
「それにしても…」
通り慣れた筈の廊下だというのに距離感に妙な齟齬があり、それは違和感となって歩を進めると共に確実に大きくなってゆく。
だが、今さら動かす足を止める訳にもいかない。
とにかく香月を見つけ出すまでは。
視界の中の微細な変化さえ逃がさぬようにしながらも急ぎ進む直樹だったが、普段と比べて明らかに歩みは遅くなっていた。
自身の爪先さえ見えぬほどの濃霧である。
罠の類や害意を持つ存在が隠れていないとも言い切れず、また、そんなものが無いのだとしても、慎重派の直樹としてはどうしても注意を払いながら進む事になる。
直樹本人は急いでいるつもりでも、結果として普通に歩く程度の速度でしか進めていない。
「……くっそ」
この状況が自らの不甲斐なさだと自覚する直樹は、憚る事なく舌打ちした。
自分はもっと出来る存在だと思っていた。そう思えるだけの訓練を受け、結果を出していたと。
だが、こうして思うままにならない状況に置かれてしまえば、それは根拠の無い自惚れであったと認めない訳にはいかない。
これまでに経験のない状況ではあったが、それを理由に自分を正当化するような真似はできない。
目の前に敵意を持つ存在が現れた際に、慣れていない環境だからといって攻撃に手心を加えてくれるような期待は持てないのだから。
「…なるようにしか、ならんか」
むしろ、くるならこい! という意気込みの直樹である。
自分に対して敵意を持つような存在ならば、ひいては香月に対しても害をなすと考えて間違いない。
こんな場所からは一刻も早く立ち去りたいという考えに変わりはないが、ここでの立ち回り次第で今後の火種を少しでも潰す事が出来るのならば。
いずれ香月に牙を剥くかもしれない存在を、ここで屠る事が出来るのならば。
今夜こうしてこの地に足を運んだのも、意味のあるものになるのかも知れない。
半ば自身を鼓舞するための方便ではあったが、可能性としては決してゼロではない。
過度の期待はしないと自身に言い聞かせながらも、静かに闘志を燃やして次なる一歩を踏み込む直樹だった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「…んむ?」
足を動かし続けながら、直樹はふと疑問を感じた。
自分が今居る場所は、校舎のどこであったかと。
香月の教室を目指していた筈だったのだが、どこをどう移動してきたのか記憶が曖昧なものになっている。
(時間はどのくらい経ってる?)
左腕の腕時計に視線を落とすと、学園に到着してから10分と経っていない。
時間の経過具合は直樹の肌感覚と差がない事に安堵するが、その一方でもっと長い時間を過ごしているような気にもなってくる。
気を張った状態を続けているのが要因である事は想像に難くないが、そこを差し引いても異質さは拭えず、校舎――学園全体が五感を惑わせるような空間になっていると考えてよいのかもしれない。
(まさかとは思うが……)
既にこの妖気の主の術中に嵌められているという事はないか、という疑問が直樹の脳裏をよぎる。
もしもそんな事態に陥っていたならば、術中にある直樹だけの力では打破は出来ない。外部からの助力、あるいは強力な加護の力が必要とされる。
そうでない事を祈りながら、足を動かし続ける。
香月を見つけ出す事が目的ではあるが、自分がどこに居るのかが分かる目印も探さねばならない。
手近な教室のクラス番号を見れば瞭然なのだが、どうした事か文字の類は壁に貼り出されている掲示物やロッカーの名札に至るまで、モザイクがかけられたかのように判読不能な状態になっていた。
腕時計の文字盤や服のタグなど身に着けている物は問題はなかったが、現在地を知るためには特別教室か職員室のように特別な場所、あるいは外に出る必要があるだろう。
窓から出れば手っ取り早いとも考えたが、窓はがっちりと固定されて動かず、窓の外も濃霧が広がっていて何階なのか判別がつかない。
よしんば窓を開ける事ができたとしても、2階以上の高さであったならば怪我どころでは済まなくなる事態もあり得るのだ。
「自分の足を使うしかないって事だな」
己を律する事自体は苦に感じない直樹である。というのも、中途半端に楽をすると後々によくない事が起こると考えているため、地道な行動を心掛ける事が常となっているからだ。
目的達成のため急がねばならないところではあるが、直樹にとってみれば通常運行。急がば回れ、だ。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
(目の前で起きた出来事を、ありのままに語って聞かせたい……)
しかし残念ながら、直樹はここに至るまでに香月どころか誰にも遭遇する事はなかった。
この時間のこんな状態の校舎に誰かが居ればそれはそれで問題ではあるが、直樹は自分の体験した出来事を誰かに確認したい欲求に駆られていた。
廊下を進み、その途中の階段を直樹は上ってきたのだ。
この学園に地下施設は存在しない。せいぜい、体育館の舞台下の設備が多少地下に位置しているという程度だ。
行動当初の記憶が曖昧になってはいたが階段を使った覚えはあり、屋上か最上階にある特別教室を目指した方が早いだろうと考えた結果である。
だが。
直樹の目の前にあるのは整然と並んだ下駄箱であった。つまりは昇降口に辿り着いたのである。
(いやいや、おかしいだろこれ……)
校舎内に充満する妖気が意識を乱す効果もあると感じ取った直樹は、途中からではあったが強く意識を保つようにしていた。
階段を上った行動にしろ、漫然と足を動かしていた訳ではない。間違いなく直樹は校舎内を上の階へと移動していたのだ。
移動していた『はず』なのだ。
妖気の影響は遮断できていた『はず』なのだ。
自身の思考とその結果の正反対さに、さすがに直樹も自信が薄らいでしまう。
直樹は確かに、妖気の影響を受けてはいない。
だが校舎自体はその影響を強く受けており、異空間さながらに校舎内の空間のあちこちを無作為に繋げてしまっていた。
そうである事は直樹も可能性として考えていたが、こうして足を踏み入れてしまった以上、思索のみを巡らせてもどうしようもない。
とにかく歩き回り脱出の糸口を探すほかにないのだが、こうして昇降口を目の前にしても開放された気がまったくしない。
状況的に、昇降口から外に出たとしても校舎の外に繋がっているとは限らないからだ。
むしろ、この状況で外に出られると安易に喜べる者がいるだろうか。
「それにしても、誰かいないか…?」
この際、香月でなくとも構わないと思った。
延々と一人で彷徨っていては、いずれ頭がどうかしてしまいそうな気がしてならない。
誰に呼びかけたつもりでもなかったが、独り言にしては大きい呟きが校舎内に反響した。
「呼んだ? センパイ?」
「……っ!?」
直樹が驚いたのも無理はない。
その声は、直樹の背後から気配もなく発せられたものだったからだ。
さらに、その声が聞き覚えのあるものだった事も驚いた一因だった。
「誰だ!?」
声の主が何者であるか、直樹の脳裏にはその人物の顔が浮かんではいたが、それでも誰何せずにはいられなかった。
なぜなら、思い浮かんだ人物こそが自分達――香月が捜そうとしていた相手であったからだ。
校舎内の廊下をゆっくりと進みながら、直樹は苛立ちを隠す事なく呟いた。
視線を落とすまでもなく、濃密な霧が膝近くまで立ち込めている。
この霧が妖気から発生しているのは間違いないのだが、どの階、どの階段も等しく膝下までを埋めているというのは理解の及ばぬところである。
妖気という科学では解明できないものに起因しているため、そういうものだと納得するしかない。
「それにしても…」
通り慣れた筈の廊下だというのに距離感に妙な齟齬があり、それは違和感となって歩を進めると共に確実に大きくなってゆく。
だが、今さら動かす足を止める訳にもいかない。
とにかく香月を見つけ出すまでは。
視界の中の微細な変化さえ逃がさぬようにしながらも急ぎ進む直樹だったが、普段と比べて明らかに歩みは遅くなっていた。
自身の爪先さえ見えぬほどの濃霧である。
罠の類や害意を持つ存在が隠れていないとも言い切れず、また、そんなものが無いのだとしても、慎重派の直樹としてはどうしても注意を払いながら進む事になる。
直樹本人は急いでいるつもりでも、結果として普通に歩く程度の速度でしか進めていない。
「……くっそ」
この状況が自らの不甲斐なさだと自覚する直樹は、憚る事なく舌打ちした。
自分はもっと出来る存在だと思っていた。そう思えるだけの訓練を受け、結果を出していたと。
だが、こうして思うままにならない状況に置かれてしまえば、それは根拠の無い自惚れであったと認めない訳にはいかない。
これまでに経験のない状況ではあったが、それを理由に自分を正当化するような真似はできない。
目の前に敵意を持つ存在が現れた際に、慣れていない環境だからといって攻撃に手心を加えてくれるような期待は持てないのだから。
「…なるようにしか、ならんか」
むしろ、くるならこい! という意気込みの直樹である。
自分に対して敵意を持つような存在ならば、ひいては香月に対しても害をなすと考えて間違いない。
こんな場所からは一刻も早く立ち去りたいという考えに変わりはないが、ここでの立ち回り次第で今後の火種を少しでも潰す事が出来るのならば。
いずれ香月に牙を剥くかもしれない存在を、ここで屠る事が出来るのならば。
今夜こうしてこの地に足を運んだのも、意味のあるものになるのかも知れない。
半ば自身を鼓舞するための方便ではあったが、可能性としては決してゼロではない。
過度の期待はしないと自身に言い聞かせながらも、静かに闘志を燃やして次なる一歩を踏み込む直樹だった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「…んむ?」
足を動かし続けながら、直樹はふと疑問を感じた。
自分が今居る場所は、校舎のどこであったかと。
香月の教室を目指していた筈だったのだが、どこをどう移動してきたのか記憶が曖昧なものになっている。
(時間はどのくらい経ってる?)
左腕の腕時計に視線を落とすと、学園に到着してから10分と経っていない。
時間の経過具合は直樹の肌感覚と差がない事に安堵するが、その一方でもっと長い時間を過ごしているような気にもなってくる。
気を張った状態を続けているのが要因である事は想像に難くないが、そこを差し引いても異質さは拭えず、校舎――学園全体が五感を惑わせるような空間になっていると考えてよいのかもしれない。
(まさかとは思うが……)
既にこの妖気の主の術中に嵌められているという事はないか、という疑問が直樹の脳裏をよぎる。
もしもそんな事態に陥っていたならば、術中にある直樹だけの力では打破は出来ない。外部からの助力、あるいは強力な加護の力が必要とされる。
そうでない事を祈りながら、足を動かし続ける。
香月を見つけ出す事が目的ではあるが、自分がどこに居るのかが分かる目印も探さねばならない。
手近な教室のクラス番号を見れば瞭然なのだが、どうした事か文字の類は壁に貼り出されている掲示物やロッカーの名札に至るまで、モザイクがかけられたかのように判読不能な状態になっていた。
腕時計の文字盤や服のタグなど身に着けている物は問題はなかったが、現在地を知るためには特別教室か職員室のように特別な場所、あるいは外に出る必要があるだろう。
窓から出れば手っ取り早いとも考えたが、窓はがっちりと固定されて動かず、窓の外も濃霧が広がっていて何階なのか判別がつかない。
よしんば窓を開ける事ができたとしても、2階以上の高さであったならば怪我どころでは済まなくなる事態もあり得るのだ。
「自分の足を使うしかないって事だな」
己を律する事自体は苦に感じない直樹である。というのも、中途半端に楽をすると後々によくない事が起こると考えているため、地道な行動を心掛ける事が常となっているからだ。
目的達成のため急がねばならないところではあるが、直樹にとってみれば通常運行。急がば回れ、だ。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
(目の前で起きた出来事を、ありのままに語って聞かせたい……)
しかし残念ながら、直樹はここに至るまでに香月どころか誰にも遭遇する事はなかった。
この時間のこんな状態の校舎に誰かが居ればそれはそれで問題ではあるが、直樹は自分の体験した出来事を誰かに確認したい欲求に駆られていた。
廊下を進み、その途中の階段を直樹は上ってきたのだ。
この学園に地下施設は存在しない。せいぜい、体育館の舞台下の設備が多少地下に位置しているという程度だ。
行動当初の記憶が曖昧になってはいたが階段を使った覚えはあり、屋上か最上階にある特別教室を目指した方が早いだろうと考えた結果である。
だが。
直樹の目の前にあるのは整然と並んだ下駄箱であった。つまりは昇降口に辿り着いたのである。
(いやいや、おかしいだろこれ……)
校舎内に充満する妖気が意識を乱す効果もあると感じ取った直樹は、途中からではあったが強く意識を保つようにしていた。
階段を上った行動にしろ、漫然と足を動かしていた訳ではない。間違いなく直樹は校舎内を上の階へと移動していたのだ。
移動していた『はず』なのだ。
妖気の影響は遮断できていた『はず』なのだ。
自身の思考とその結果の正反対さに、さすがに直樹も自信が薄らいでしまう。
直樹は確かに、妖気の影響を受けてはいない。
だが校舎自体はその影響を強く受けており、異空間さながらに校舎内の空間のあちこちを無作為に繋げてしまっていた。
そうである事は直樹も可能性として考えていたが、こうして足を踏み入れてしまった以上、思索のみを巡らせてもどうしようもない。
とにかく歩き回り脱出の糸口を探すほかにないのだが、こうして昇降口を目の前にしても開放された気がまったくしない。
状況的に、昇降口から外に出たとしても校舎の外に繋がっているとは限らないからだ。
むしろ、この状況で外に出られると安易に喜べる者がいるだろうか。
「それにしても、誰かいないか…?」
この際、香月でなくとも構わないと思った。
延々と一人で彷徨っていては、いずれ頭がどうかしてしまいそうな気がしてならない。
誰に呼びかけたつもりでもなかったが、独り言にしては大きい呟きが校舎内に反響した。
「呼んだ? センパイ?」
「……っ!?」
直樹が驚いたのも無理はない。
その声は、直樹の背後から気配もなく発せられたものだったからだ。
さらに、その声が聞き覚えのあるものだった事も驚いた一因だった。
「誰だ!?」
声の主が何者であるか、直樹の脳裏にはその人物の顔が浮かんではいたが、それでも誰何せずにはいられなかった。
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