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君を絶対…
君を絶対…
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一方でうみは、目の前で起こったことに、度肝を抜かれていた。
(ゆのか…今、ちょっと笑った…?
マジで??)
見間違いかと錯覚するくらい、小さく、ほんの一瞬だけ、ゆのかの表情が柔らかくなった。
ずっと、何かに怯えていたゆのか。あいると星と話している時ですら、どこか苦しそうで。うみは、自分が笑わせたわけでもないのに、無性に嬉しくなった。
「もしかして…例の、よく遊んでた公園?」
うみの問いかけに、ゆのかは首を縦に振った。
「じゃあ、ちょっとだけ、遊んでいこうよ。」
その瞬間、ゆのかの表情は青ざめ、固まった。
(誰かに見つかったら…どうするの?
それこそ……航ちゃんに、見つかったら?)
ゆのかにとって、今最も恐れていることは、家に連れ戻されること。
既に多くの使用人が、ゆのかを血眼になって捜している。さっきだって、見つかりかけた。
遊ぶ時間がないことは明白で。ゆのかは、僅かな勇気を振り絞って、口を開いた。
「ぎっ…ギター……は………?」
「遊んだら取りに行く。」
返ってきたのは、絶望的な言葉だった。
(航ちゃんと、おばあ様は……絶対に、急いで帰ってこようとしてる……
もしかしたら………もう、とっくの昔に、ホペ州に戻っていて……すぐ傍に、いるかもしれないのに……?)
それでも、“遊ぼう”と悠長に言われたことに、ゆのかの小さな体が震えた。
(でもっ…この人の言うことを聞かなかったら…私は……)
今、ゆのかが頼ることができるのは、ついさっき出会ったばかりの、うみだけ。
もしこの場で、うみがゆのかを見捨てたら、力のないゆのかは、ほぼ確実に使用人に捕まる。
(だからゆのかは、俺の言うことを聞かざるを得なくて
それを利用して…俺は、ゆのかをもう一度笑わせたいためだけに……ゆのかを怖がらせてでも、わざと危険な道を選んでる。
本当…我ながら、我儘だよなぁ……笑わせたいから怖がらせるとか、矛盾しすぎだし。)
家に連れ戻される不安と、うみに逆らえない恐怖の狭間で、ただ怯えることしかできないゆのか。うみの罪悪感は、一瞬で溢れた。
(……でも、初めてだったから。)
ゆのかはずっと、気を張りつめている。
そんなゆのかが、あんなにも穏やかな顔になったのは、この公園を見た時が初めてだった。
きっと、宝物と同じくらい、大切な場所なんだと思うと、引き留められずにはいられなかった。
「大丈夫だよ。」
ゆのかの頭に、大きな手が伸びる。
「っ……!!!」
ゆのかは、ビクン!と体を強ばらせて、今にも泣き出しそうで
そんなゆのかを、安心させるように、うみは微笑んだ。
「君を絶対…守るから………」
大きな手は、ゆのかの頭を殴ることなく、繊細な物を扱う時のように、そっと触れているだけだった。
帽子から伝わる優しさに、ゆのかは、胸が苦しくなる。
(守る…って………何…?)
これまで、周りにいた人は皆、強い力を存分に振るい、誰かを傷つけてでも、自分の思い通りにしようとする者達ばかりだった。
そんなゆのかを、いつか必ず助けると、約束してくれた幼馴染はいた。
だが、今すぐこの苦しい状況から、ゆのかを守ってくれる人なんて……いや、守れる人なんて、誰もいなかった。
(“守る”なんて…誰からも、言われたことない言葉……簡単に、信じて…いいの…………?)
小さく呼吸をする。
「どう…して……?」
戸惑うゆのかの口から出たのは、感謝の言葉ではなかった。
「相手は…冷血でっ…残酷な人……で……あなたが…っ、怪我、するかも…しれない…のにっ……
どうして……会った…ばかりの…他人の、私を…守って、くれるの……?」
自信に満ちていて、強くて、自由なうみ。
そんな人が、怪我するリスクを背負ってまで、ゆのかを守り、助けてくれる理由が、ゆのかには分からなかった。
うみは、笑っていた。静かに、そして綺麗に。
それまで、恐怖でしか揺れなかったゆのかの心臓が…なぜか今、聞こえるくらい大きく脈打った。
「副船長に言われたから…とか?」
「えっ………」
「冗談だよ。」
ゆのかは、ポカン、と目を見開いた。うみはその隙をついてゆのかの手を取ると、そのまま軽く引っ張って、公園の中に入った。
「っ…?!」
「大丈夫だよ。おいで?」
その言葉につられて、ゆのかも歩き出す。不思議と、嫌な感じはしなかった。
ブランコの前にたどり着いた時、うみの足は止まった。
「星さんが、トレジャーハンターの話をしたの、覚えてる?
実は俺も、トレジャーハンターなんだよね。財宝狙う奴らと、ずっと戦ってきたの。」
トレジャーハンターは、金や銀のような財宝を見つけて稼ぐ職。財宝を狙う輩との戦闘は日常茶飯事で、強くなくてはならない。
あいるがうみに、ギター奪還の代わりを頼んだのも、うみがトレジャーハンターで強いからだ。
「だから、ゆのかの言う…“強くて冷血で残酷な人”……なんて、今までたくさん出会ってきた。
財宝のためなら、なりふり構わず襲ってくる奴なんて、掃いて捨てるほどいたし……それまで優しかった人が、金が絡んだ瞬間、裏切って殺されかけたなんてこともあったよ。」
人間不信になりそうな話に、ゆのかは少し、震えた。
震えが手を伝って、うみに届く。うみは、苦笑いした。
「そういう奴らと、ずっとやり合ってきた身からすると…ぶっちゃけ、航ちゃんとやらも、大して怖くないんだよね。」
うみは、手を離した。そして、ブランコに座る。
キッ…と、金属の軋む音だけが響く。戸惑うゆのかは、ブランコに座ろうとしない。
うみはそんなゆのかに、優しく微笑んだ。
「ゆのかのこと、絶対守りきる。
じゃなきゃ、ここには寄ってないよ。」
「………。」
「遊ぼ。せっかく、通りかかったし…当分、来れないだろうし。」
星は、“ホペ州に戻ってこれるのは、最低でも5年かかる”と言っていた。
(じゃあ…1番長くて、どれくらいかかるの?
おばあ様や航ちゃんが、ずっと私を捜し続けて……ずっと、捕まえようとしていたら?)
うみが言った“当分”が、“永遠”になる可能性があることに気づいて、ゆのかは無性に泣きたくなった。
ゆのかは、うみの隣のブランコに座った。
ひんやりした鎖を握ると…懐かしい感覚に、陥った。
脆くて、儚くて。でも、とても綺麗な思い出が、頭を駆け巡る。
(懐かしいなぁ……)
幼馴染達の笑い声が、聞こえた気がした。瞳に涙が滲む。
「靴投げ、知ってる?」
「……?」
「ブランコこいで、靴を飛ばすの。」
うみは、ブランコを漕ぎ始めると…あっという間に、最高点に達して
ポーーーーーン、と…靴は、高く、遠くに飛んでいった。
どこまでも飛んでいきそうな速さ。そのままうみの靴は、地面に墜落した。
(すごい……靴って、あんなスピードで飛んでいくんだ…………)
ゆのかは、隕石のような靴に、目を奪われた。
「ゆのか、勝負。飛ばしてみてよ。」
「……え?」
ゆのかは、戸惑った。どう考えても、あんな遠くまで飛ばせるわけない。
(でも………やってみたい…かも。)
一方で、胸が高まっていた。
足を精一杯振って、ブランコを漕いだ。目の位置が、徐々に高くなる。
頭の中でぐちゃぐちゃしていたものが、振り落とされるような気がした。タイミングを見計らって、ゆのかは足を大きく振り上げる。
「あ…れ…?」
ゆのかの靴は…視界から忽然と消えた。
思わず左足で、ブランコを止める。少しゆらゆら揺れながら、靴の行方を探すものの、見当たらない。
「………痛っ。」
突然、頭に衝撃が走った。
足元には、遠くに飛ばしたつもりの靴が転がっていた。
(なんで…?!)
ぶつかった場所を押さえて混乱するゆのかに、うみはとうとう、我慢できなくなってしまった。
「ぶっ…あははははは!!
大丈夫?ふふっ…痛くなかった?」
盛大に笑ううみに、思わずムッとしてしまう。
(絶対…心配なんか、していない!)
うみは、そんなゆのかを気にもせず、横に倒れたゆのかの靴を元の向きに戻す。
「そりゃ、足を真上にあげたら、靴は頭に降ってくるでしょ。」
ゆのかの靴の投げ方が下手だったため、靴は頭の真上に飛ばされて、そのまま落ちてきたのだった。
うみは思い出し笑いを少しすると、ゆのかの帽子に手を伸ばした。
「っ……!!」
ゆのかは、反射的に顔を背けた。
「大丈夫。砂、落とすだけ。」
「え…………?」
「ゆのかを傷つけたりしないよ。」
「っ、ひゃ…」
うみは優しく帽子に触れて…ついた砂を落とす。
大きい手。でも、うみがゆのかをぶつような気配はない。
(そっか…おばあ様じゃ……ない、か…)
ゆのかは少し安心した。
「はい、落ちた。」
「あ……」
「前に飛ばす感じだよ。
次は笑われないといいね。」
「…!」
ゆのかは一気に悔しくなり、靴投げの練習をすべく、再びブランコを漕ぎ始めた。
(ゆのか…今、ちょっと笑った…?
マジで??)
見間違いかと錯覚するくらい、小さく、ほんの一瞬だけ、ゆのかの表情が柔らかくなった。
ずっと、何かに怯えていたゆのか。あいると星と話している時ですら、どこか苦しそうで。うみは、自分が笑わせたわけでもないのに、無性に嬉しくなった。
「もしかして…例の、よく遊んでた公園?」
うみの問いかけに、ゆのかは首を縦に振った。
「じゃあ、ちょっとだけ、遊んでいこうよ。」
その瞬間、ゆのかの表情は青ざめ、固まった。
(誰かに見つかったら…どうするの?
それこそ……航ちゃんに、見つかったら?)
ゆのかにとって、今最も恐れていることは、家に連れ戻されること。
既に多くの使用人が、ゆのかを血眼になって捜している。さっきだって、見つかりかけた。
遊ぶ時間がないことは明白で。ゆのかは、僅かな勇気を振り絞って、口を開いた。
「ぎっ…ギター……は………?」
「遊んだら取りに行く。」
返ってきたのは、絶望的な言葉だった。
(航ちゃんと、おばあ様は……絶対に、急いで帰ってこようとしてる……
もしかしたら………もう、とっくの昔に、ホペ州に戻っていて……すぐ傍に、いるかもしれないのに……?)
それでも、“遊ぼう”と悠長に言われたことに、ゆのかの小さな体が震えた。
(でもっ…この人の言うことを聞かなかったら…私は……)
今、ゆのかが頼ることができるのは、ついさっき出会ったばかりの、うみだけ。
もしこの場で、うみがゆのかを見捨てたら、力のないゆのかは、ほぼ確実に使用人に捕まる。
(だからゆのかは、俺の言うことを聞かざるを得なくて
それを利用して…俺は、ゆのかをもう一度笑わせたいためだけに……ゆのかを怖がらせてでも、わざと危険な道を選んでる。
本当…我ながら、我儘だよなぁ……笑わせたいから怖がらせるとか、矛盾しすぎだし。)
家に連れ戻される不安と、うみに逆らえない恐怖の狭間で、ただ怯えることしかできないゆのか。うみの罪悪感は、一瞬で溢れた。
(……でも、初めてだったから。)
ゆのかはずっと、気を張りつめている。
そんなゆのかが、あんなにも穏やかな顔になったのは、この公園を見た時が初めてだった。
きっと、宝物と同じくらい、大切な場所なんだと思うと、引き留められずにはいられなかった。
「大丈夫だよ。」
ゆのかの頭に、大きな手が伸びる。
「っ……!!!」
ゆのかは、ビクン!と体を強ばらせて、今にも泣き出しそうで
そんなゆのかを、安心させるように、うみは微笑んだ。
「君を絶対…守るから………」
大きな手は、ゆのかの頭を殴ることなく、繊細な物を扱う時のように、そっと触れているだけだった。
帽子から伝わる優しさに、ゆのかは、胸が苦しくなる。
(守る…って………何…?)
これまで、周りにいた人は皆、強い力を存分に振るい、誰かを傷つけてでも、自分の思い通りにしようとする者達ばかりだった。
そんなゆのかを、いつか必ず助けると、約束してくれた幼馴染はいた。
だが、今すぐこの苦しい状況から、ゆのかを守ってくれる人なんて……いや、守れる人なんて、誰もいなかった。
(“守る”なんて…誰からも、言われたことない言葉……簡単に、信じて…いいの…………?)
小さく呼吸をする。
「どう…して……?」
戸惑うゆのかの口から出たのは、感謝の言葉ではなかった。
「相手は…冷血でっ…残酷な人……で……あなたが…っ、怪我、するかも…しれない…のにっ……
どうして……会った…ばかりの…他人の、私を…守って、くれるの……?」
自信に満ちていて、強くて、自由なうみ。
そんな人が、怪我するリスクを背負ってまで、ゆのかを守り、助けてくれる理由が、ゆのかには分からなかった。
うみは、笑っていた。静かに、そして綺麗に。
それまで、恐怖でしか揺れなかったゆのかの心臓が…なぜか今、聞こえるくらい大きく脈打った。
「副船長に言われたから…とか?」
「えっ………」
「冗談だよ。」
ゆのかは、ポカン、と目を見開いた。うみはその隙をついてゆのかの手を取ると、そのまま軽く引っ張って、公園の中に入った。
「っ…?!」
「大丈夫だよ。おいで?」
その言葉につられて、ゆのかも歩き出す。不思議と、嫌な感じはしなかった。
ブランコの前にたどり着いた時、うみの足は止まった。
「星さんが、トレジャーハンターの話をしたの、覚えてる?
実は俺も、トレジャーハンターなんだよね。財宝狙う奴らと、ずっと戦ってきたの。」
トレジャーハンターは、金や銀のような財宝を見つけて稼ぐ職。財宝を狙う輩との戦闘は日常茶飯事で、強くなくてはならない。
あいるがうみに、ギター奪還の代わりを頼んだのも、うみがトレジャーハンターで強いからだ。
「だから、ゆのかの言う…“強くて冷血で残酷な人”……なんて、今までたくさん出会ってきた。
財宝のためなら、なりふり構わず襲ってくる奴なんて、掃いて捨てるほどいたし……それまで優しかった人が、金が絡んだ瞬間、裏切って殺されかけたなんてこともあったよ。」
人間不信になりそうな話に、ゆのかは少し、震えた。
震えが手を伝って、うみに届く。うみは、苦笑いした。
「そういう奴らと、ずっとやり合ってきた身からすると…ぶっちゃけ、航ちゃんとやらも、大して怖くないんだよね。」
うみは、手を離した。そして、ブランコに座る。
キッ…と、金属の軋む音だけが響く。戸惑うゆのかは、ブランコに座ろうとしない。
うみはそんなゆのかに、優しく微笑んだ。
「ゆのかのこと、絶対守りきる。
じゃなきゃ、ここには寄ってないよ。」
「………。」
「遊ぼ。せっかく、通りかかったし…当分、来れないだろうし。」
星は、“ホペ州に戻ってこれるのは、最低でも5年かかる”と言っていた。
(じゃあ…1番長くて、どれくらいかかるの?
おばあ様や航ちゃんが、ずっと私を捜し続けて……ずっと、捕まえようとしていたら?)
うみが言った“当分”が、“永遠”になる可能性があることに気づいて、ゆのかは無性に泣きたくなった。
ゆのかは、うみの隣のブランコに座った。
ひんやりした鎖を握ると…懐かしい感覚に、陥った。
脆くて、儚くて。でも、とても綺麗な思い出が、頭を駆け巡る。
(懐かしいなぁ……)
幼馴染達の笑い声が、聞こえた気がした。瞳に涙が滲む。
「靴投げ、知ってる?」
「……?」
「ブランコこいで、靴を飛ばすの。」
うみは、ブランコを漕ぎ始めると…あっという間に、最高点に達して
ポーーーーーン、と…靴は、高く、遠くに飛んでいった。
どこまでも飛んでいきそうな速さ。そのままうみの靴は、地面に墜落した。
(すごい……靴って、あんなスピードで飛んでいくんだ…………)
ゆのかは、隕石のような靴に、目を奪われた。
「ゆのか、勝負。飛ばしてみてよ。」
「……え?」
ゆのかは、戸惑った。どう考えても、あんな遠くまで飛ばせるわけない。
(でも………やってみたい…かも。)
一方で、胸が高まっていた。
足を精一杯振って、ブランコを漕いだ。目の位置が、徐々に高くなる。
頭の中でぐちゃぐちゃしていたものが、振り落とされるような気がした。タイミングを見計らって、ゆのかは足を大きく振り上げる。
「あ…れ…?」
ゆのかの靴は…視界から忽然と消えた。
思わず左足で、ブランコを止める。少しゆらゆら揺れながら、靴の行方を探すものの、見当たらない。
「………痛っ。」
突然、頭に衝撃が走った。
足元には、遠くに飛ばしたつもりの靴が転がっていた。
(なんで…?!)
ぶつかった場所を押さえて混乱するゆのかに、うみはとうとう、我慢できなくなってしまった。
「ぶっ…あははははは!!
大丈夫?ふふっ…痛くなかった?」
盛大に笑ううみに、思わずムッとしてしまう。
(絶対…心配なんか、していない!)
うみは、そんなゆのかを気にもせず、横に倒れたゆのかの靴を元の向きに戻す。
「そりゃ、足を真上にあげたら、靴は頭に降ってくるでしょ。」
ゆのかの靴の投げ方が下手だったため、靴は頭の真上に飛ばされて、そのまま落ちてきたのだった。
うみは思い出し笑いを少しすると、ゆのかの帽子に手を伸ばした。
「っ……!!」
ゆのかは、反射的に顔を背けた。
「大丈夫。砂、落とすだけ。」
「え…………?」
「ゆのかを傷つけたりしないよ。」
「っ、ひゃ…」
うみは優しく帽子に触れて…ついた砂を落とす。
大きい手。でも、うみがゆのかをぶつような気配はない。
(そっか…おばあ様じゃ……ない、か…)
ゆのかは少し安心した。
「はい、落ちた。」
「あ……」
「前に飛ばす感じだよ。
次は笑われないといいね。」
「…!」
ゆのかは一気に悔しくなり、靴投げの練習をすべく、再びブランコを漕ぎ始めた。
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