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第一章
マーダーの影-03
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ダス・ヴェスタは小さな町だが、その町が内包する迎撃装備は一級品だった。
行動にえらく難儀した湿地帯のオースティンと比べ、この土地はしっかりした花崗土に覆われた恵まれた大地にあった。敵ドラグナーはキエイドルジェと呼ばれるカマキリを思わせる顔の指揮騎を筆頭に、SSナンバーを着けたヘイムダル・ファハンで防御を固められていた。
『-何だよコレ! いくら潰してもキリがないぜ!?-』
『-ボヤいてるんじゃねぇ、クライネ。それよかしっかり前を見ろ!!-』
『-そういうリハリングも、気を抜くんじゃないの!-』
『『-フラウ隊長!-』』
俺から観て2時の方向、ズム…という爆発音がその爆炎より遅れて響いてきた。
「フラウ隊、損害は!?」
『-オールグリーンだ。何も問題ない-』
「ダメージはないんだな?」
『-心配してくれるのも嬉しいけれど、ここはもっと私を信じて欲しいわ-』
「わかった。引き続き右翼の攻撃はフラウに一任する」
『-フフ…、観てて。任された-』
俺は未だ、アジ・ダハーカの艦橋にいた。出たくても出られないのだ。それ程までにダス・ヴェスタの防御網は完璧だった。
「…おいおい、こりゃ、下手な砦よりも難儀だぞ…」
そうなのだ。張り巡らされた塹壕には兵士が張り付き、ドラグナーで下手に突入しようものなら足元を救われる。もしもこの世界に無限軌道のクロウラが装着された戦車があれば、この小煩い塹壕を突破できるのだが…。
いや、あるにはある。かつてテレビのドキュメンタリーで観た、第一次大戦時の…。
化学兵器を含む、大量殺戮兵器。
もしもこの世界にもそういった類のものがあるとするならば、敵は躊躇なく使ってくるだろう。実際にそうだった。ダーフの村を壊滅させたのは、見まごうことなき火炎放射器だったのだ。
そしてもし、当方の兵士が塹壕を制圧した時には…。
「間違いなく使ってくるだろうな…」
「何をです?」
俺の呟きが聞こえたのか、エッセン=ハンプトフィンガーが聞いてきた。
「ああ、この世界にもB/C兵器があるのかなって」
「B?…C…?」
「生物兵器と化学兵器のことですよ、大尉。俺の世界ではBとかCとかって呼んでたんです。そういや、この世界にもあるんですか?」
「なるほど! そういう手がありましたね」
「いや、もしもこの世界にもあるというのなら、俺は絶対に使いたくない。絶対にだ!」
「…一瞬で塹壕の敵を鎮圧する方法ですか…。そんなものがあれば、私が今、使いたいところですよ」
「一瞬で… 一瞬で制圧…」
そうだ。まだこの地域は雨季だった。俺はカーゴにいるメイーダを呼んだ。
◇ ◇ ◇ ◇
クーリッヒ・ウー・ヴァンの物語を知るものは幸いである。こころ穏やかであろうから。だからこそ、伝えよう。勇敢なる戦士たちの物語を…。
「皆さんこんばんは。クーリッヒ・ウー・ヴァンの世界へようこそ。私が当番組のナビゲーターを努めます、ブレンドフィア=メンションですご機嫌はいかがですか?
さて。ダズ・ヴェスタへと舵を切ったライヴ少年一行。彼らは一体何を求めて彼の地へと赴いたのでしょう? そこには鉱山があったと、史記ゲシュヒテに記述が残っています。では何のために? 補給? それとも…? これらの問に答えてくれる歴史上の発掘物はあるのでしょうか?」
「私は今、ダズ・ヴェスタのあったツルック・ゴット山地の真南に位置する第3号遺跡に陣取っています。さぁ、この規模がわかりますか?」
アンスタフト=ヒストリカ教授だった。狭い土の通路からカメラがグッと引かれ、大きな遺構が現れた。それは網の目のように掘られた、塹壕の跡だった。
「ご覧のとおり、大規模な塹壕跡が見て取れます。これでもまだ、全てを発掘して終わった訳ではありません。それだけ広大な土地に渡って、この塹壕が掘り進められていたのです。これだけの塹壕を掘ってまで守ろうとした物とは、一体何だったのでしょう?
…残念ながら、それは未だに分かっておりません。あくまで推測に過ぎませんが… もしそれが私の想像通りであれば、歴史がひっくり返るような発見につながるでしょう!」
そして、もう一人… ミンダーハイト=ギリアートン教授だ。
「私が今、どこにいるかお分かりの方はいらっしゃいますか?…そう、ここにはかつて、ムーアの砦があったとされる場所です。現在はその名残も全く感じさせられない近代的な都市となってしまいましたが、その都市の開発段階で数多くの遺跡が発掘されました」
画面は切り替わり、何らかの施設の中を映し出した。教授はボックストレーに埋め尽くされた棚に囲まれている。
「さて。ここはムーア県立歴史博物館の資料室です。ここに、ダズ・ヴェスタに関する銅板の碑が安置されています。まるで筆で書いたような美しい文字。そこには、このような記述がありました。
『ダズ・ヴェスタからのドラグナー十数騎もの援軍により、此度もウィクサー首長国の侵攻を防ぐことができた』
ダズ・ヴェスタは決して大きな街ではありません。が、大規模な塹壕の跡が発見されていたりインフラが想定以上に整えられていたという事実から、彼の地は当時から重要な、特別な場所だたと考えています。そもそも、ダズ・ヴェスタという街に、他所の防衛に回せる十数騎ものドラグナーが駐機していた…。実に不自然ですよね? つまり、ダズ・ヴェスタとは、発掘兵器であるドラグナーの発掘抗である可能性が実に高いのです!」
◇ ◇ ◇ ◇
「ドラグナーのコンバーターを使って、発電… ですか?」
カーゴにて。メイーダはその大きな瞳を更に大きくしながら身を乗り出してきた。
「…そうだよ、メイーダ。なんとかならないだろうか?」
「そりゃ、作れといわれれば作りますけど…」
「何か、問題でも?」
「そもそもドラグナーは発掘兵器です。維持はできても、開発はできないのはご存知ですよね?」
「勿論」
「それでは、下手に弄ることで、出力設定のバランスが崩れる可能性については?」
「想定内だ。第一、やってみなければ以降の運用にも問題が出てくる。違う?」
「それはその通りなのですが…」
「ほんの一瞬、高電圧のパルスショットが放てればいいんだ。それを数発。なんだったら、俺のレクルートだけに装備してもいい」
「コンデンサを使って蓄電ができれば、それほど負担をかけずに運用も可能かもしれませんね」
「と、言うことは…」
「ハイハイ、やってみましょう。少し時間をいただけますか?
「ありがとうございます!」
「…言い出したら全然人の話を聞かないんだから…」
「で、いつまでにできそう?」
「そうですね… 後3日もいただければ…」
「了解した! その線で頼みます!」
艦橋へと戻る道すがら、エッセンは俺の跡を追いかけながら聞いてきた。
「ライヴ艦長、一体何を考えているんですか?」
「まぁ、観てりゃわかるよ」
「それで、騎体のバランスを崩してまでやるべきことなんでしょうか?」
「この地はまだ、雨季が続いてるよね?」
「そうですが?」
「だからこそ、今できることがあるんですよ」
「?」
「さぁて、これで作戦はできた! 後は頼んだものが出来上がるのを待つだけだ!」
行動にえらく難儀した湿地帯のオースティンと比べ、この土地はしっかりした花崗土に覆われた恵まれた大地にあった。敵ドラグナーはキエイドルジェと呼ばれるカマキリを思わせる顔の指揮騎を筆頭に、SSナンバーを着けたヘイムダル・ファハンで防御を固められていた。
『-何だよコレ! いくら潰してもキリがないぜ!?-』
『-ボヤいてるんじゃねぇ、クライネ。それよかしっかり前を見ろ!!-』
『-そういうリハリングも、気を抜くんじゃないの!-』
『『-フラウ隊長!-』』
俺から観て2時の方向、ズム…という爆発音がその爆炎より遅れて響いてきた。
「フラウ隊、損害は!?」
『-オールグリーンだ。何も問題ない-』
「ダメージはないんだな?」
『-心配してくれるのも嬉しいけれど、ここはもっと私を信じて欲しいわ-』
「わかった。引き続き右翼の攻撃はフラウに一任する」
『-フフ…、観てて。任された-』
俺は未だ、アジ・ダハーカの艦橋にいた。出たくても出られないのだ。それ程までにダス・ヴェスタの防御網は完璧だった。
「…おいおい、こりゃ、下手な砦よりも難儀だぞ…」
そうなのだ。張り巡らされた塹壕には兵士が張り付き、ドラグナーで下手に突入しようものなら足元を救われる。もしもこの世界に無限軌道のクロウラが装着された戦車があれば、この小煩い塹壕を突破できるのだが…。
いや、あるにはある。かつてテレビのドキュメンタリーで観た、第一次大戦時の…。
化学兵器を含む、大量殺戮兵器。
もしもこの世界にもそういった類のものがあるとするならば、敵は躊躇なく使ってくるだろう。実際にそうだった。ダーフの村を壊滅させたのは、見まごうことなき火炎放射器だったのだ。
そしてもし、当方の兵士が塹壕を制圧した時には…。
「間違いなく使ってくるだろうな…」
「何をです?」
俺の呟きが聞こえたのか、エッセン=ハンプトフィンガーが聞いてきた。
「ああ、この世界にもB/C兵器があるのかなって」
「B?…C…?」
「生物兵器と化学兵器のことですよ、大尉。俺の世界ではBとかCとかって呼んでたんです。そういや、この世界にもあるんですか?」
「なるほど! そういう手がありましたね」
「いや、もしもこの世界にもあるというのなら、俺は絶対に使いたくない。絶対にだ!」
「…一瞬で塹壕の敵を鎮圧する方法ですか…。そんなものがあれば、私が今、使いたいところですよ」
「一瞬で… 一瞬で制圧…」
そうだ。まだこの地域は雨季だった。俺はカーゴにいるメイーダを呼んだ。
◇ ◇ ◇ ◇
クーリッヒ・ウー・ヴァンの物語を知るものは幸いである。こころ穏やかであろうから。だからこそ、伝えよう。勇敢なる戦士たちの物語を…。
「皆さんこんばんは。クーリッヒ・ウー・ヴァンの世界へようこそ。私が当番組のナビゲーターを努めます、ブレンドフィア=メンションですご機嫌はいかがですか?
さて。ダズ・ヴェスタへと舵を切ったライヴ少年一行。彼らは一体何を求めて彼の地へと赴いたのでしょう? そこには鉱山があったと、史記ゲシュヒテに記述が残っています。では何のために? 補給? それとも…? これらの問に答えてくれる歴史上の発掘物はあるのでしょうか?」
「私は今、ダズ・ヴェスタのあったツルック・ゴット山地の真南に位置する第3号遺跡に陣取っています。さぁ、この規模がわかりますか?」
アンスタフト=ヒストリカ教授だった。狭い土の通路からカメラがグッと引かれ、大きな遺構が現れた。それは網の目のように掘られた、塹壕の跡だった。
「ご覧のとおり、大規模な塹壕跡が見て取れます。これでもまだ、全てを発掘して終わった訳ではありません。それだけ広大な土地に渡って、この塹壕が掘り進められていたのです。これだけの塹壕を掘ってまで守ろうとした物とは、一体何だったのでしょう?
…残念ながら、それは未だに分かっておりません。あくまで推測に過ぎませんが… もしそれが私の想像通りであれば、歴史がひっくり返るような発見につながるでしょう!」
そして、もう一人… ミンダーハイト=ギリアートン教授だ。
「私が今、どこにいるかお分かりの方はいらっしゃいますか?…そう、ここにはかつて、ムーアの砦があったとされる場所です。現在はその名残も全く感じさせられない近代的な都市となってしまいましたが、その都市の開発段階で数多くの遺跡が発掘されました」
画面は切り替わり、何らかの施設の中を映し出した。教授はボックストレーに埋め尽くされた棚に囲まれている。
「さて。ここはムーア県立歴史博物館の資料室です。ここに、ダズ・ヴェスタに関する銅板の碑が安置されています。まるで筆で書いたような美しい文字。そこには、このような記述がありました。
『ダズ・ヴェスタからのドラグナー十数騎もの援軍により、此度もウィクサー首長国の侵攻を防ぐことができた』
ダズ・ヴェスタは決して大きな街ではありません。が、大規模な塹壕の跡が発見されていたりインフラが想定以上に整えられていたという事実から、彼の地は当時から重要な、特別な場所だたと考えています。そもそも、ダズ・ヴェスタという街に、他所の防衛に回せる十数騎ものドラグナーが駐機していた…。実に不自然ですよね? つまり、ダズ・ヴェスタとは、発掘兵器であるドラグナーの発掘抗である可能性が実に高いのです!」
◇ ◇ ◇ ◇
「ドラグナーのコンバーターを使って、発電… ですか?」
カーゴにて。メイーダはその大きな瞳を更に大きくしながら身を乗り出してきた。
「…そうだよ、メイーダ。なんとかならないだろうか?」
「そりゃ、作れといわれれば作りますけど…」
「何か、問題でも?」
「そもそもドラグナーは発掘兵器です。維持はできても、開発はできないのはご存知ですよね?」
「勿論」
「それでは、下手に弄ることで、出力設定のバランスが崩れる可能性については?」
「想定内だ。第一、やってみなければ以降の運用にも問題が出てくる。違う?」
「それはその通りなのですが…」
「ほんの一瞬、高電圧のパルスショットが放てればいいんだ。それを数発。なんだったら、俺のレクルートだけに装備してもいい」
「コンデンサを使って蓄電ができれば、それほど負担をかけずに運用も可能かもしれませんね」
「と、言うことは…」
「ハイハイ、やってみましょう。少し時間をいただけますか?
「ありがとうございます!」
「…言い出したら全然人の話を聞かないんだから…」
「で、いつまでにできそう?」
「そうですね… 後3日もいただければ…」
「了解した! その線で頼みます!」
艦橋へと戻る道すがら、エッセンは俺の跡を追いかけながら聞いてきた。
「ライヴ艦長、一体何を考えているんですか?」
「まぁ、観てりゃわかるよ」
「それで、騎体のバランスを崩してまでやるべきことなんでしょうか?」
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