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第9話「見知った顔」
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省吾は抑制剤を一錠のみ外に出て薬の効果を実感した。誰とすれ違っても興奮することがなくなっていた。そのまま省吾はとある記事を見て市役所へと向かっていった。その記事には今回の女体化してしまった人に対する生活補助金についての内容だった。省吾は抑制剤をもらった時に女医から診断書をもらっていたため、抑制剤の効果の確認と補助金について聞くために外に出た。
市役所についた省吾は対応する窓口の番号札を受け取り、椅子に座っていた。平日の昼間にもかかわらず老若男女問わずに人がいて省吾は少し驚いた。しばらくスマホを触っていると省吾の番号が呼ばれ、窓口へと向かった。窓口には眼鏡をかけた職員が座っていて
「本日は女体化された方の生活補助金についてのご説明でよろしかったでしょうか? 」
と聞いてきた。省吾はうなずきながら診断書と免許証を提出した。受け取った職員は席を立ち少しせわしなく動き回っているのを見ながら、じっと待っていた。
しばらく待っていた時に
「天崎省吾さ~ん? 」
と職員から呼ばれた。省吾は職員の元まで行き、説明を受け始めた。
「~以上となりますが、問題ないですか? 」
省吾は聞いても特に問題ないと感じたため
「はい、 大丈夫です! 」
省吾は職員から書類を受け取り自宅へと帰った。
自宅に帰った省吾はベッドに横たわりながら、書類を眺めていた。申請の仕方や金額の確認、申請にかかる日にちなど事細かに書いていた。
女の体になってから仕事をやめて、ニュースでも報道されていたことだから奇異の目で見られることも少なくなかった。社会では男を見ると興奮して股を開くビッチのような扱いを受けていて、実際にそういう店で働いている人たちも多く、前の会社でも他の男たちからセクハラも多発していて、女性社員からのクレームも多くて居ずらくなり逃げるように退職してしまった。仕事を辞めてからは病院か薬局にしか行っていなかった。食事もあまり取らず、ニートのような生活を送っていた。
このままでは行けないと思った省吾は転職活動を初め出してハローワークや転職活動サイトで面接を受けるが帰ってくるのは
「女体化したんだよね?何人くらいの人とセックスしたの? うちの会社で男漁りとかやめてね? 」
や
「今この場で俺のものを舐めたら就職させてやるよ」
などのセクハラ紛いの面接官ばかりだった。もう他の人と同じように身体を売るしかないと諦めていた時、突然家のチャイムがなった。省吾はゆっくりとドアを開けるとそこには牢屋に閉じ込められていた岡田幸太郎が立っていた。
「よっ、久しぶり。 元気には……してなさそうだね」
省吾は驚きながらも幸太郎を家に入れた。
「なんでここが分かったの? 誰にも住所伝えてないのに」
省吾はコーヒーの入ったマグカップをふたつ持ちながら幸太郎にひとつ差し出して飲み始めた。幸太郎はコーヒーをひと口飲みながら口を開いた。
「君が受診してる病院の女医さんから君についての話を聞いてね、心配で来ちゃった! 」
軽く答える幸太郎に驚きつつ、省吾もコーヒーを飲む。幸太郎は省吾の部屋を見渡した後に省吾に目を向けた。
「ねぇ、あの後誰かとシた?」
唐突な質問に省吾は飲んでいたコーヒーでむせていた。幸太郎は気にすることなく話を続けていた。
「殺風景であんまり家具はないけど、バイブとかはあるみたいだし、気持ちいいことは嫌いではないのかなーって思ってさ。 」
省吾は口の周りに付いていたコーヒーを手で拭いながら幸太郎に食ってかかった。
「ちっちが! あのバイブは俺の友人が置いていっただけで」
「じゃあひとりでしなかったの? 」
バイブの出処を伝えたが幸太郎空の一言で完全に黙り込んでしまった省吾の肩に手を置いて
「今からいい所行こうぜ、ちょっと着替えてもらうけどな」
省吾を立たせた後に無理やり服を脱がして服を着替え始めた。着替え終えた省吾の肩に手を置いてそのまま玄関まで背中を押し始めたが、省吾は必死に抵抗を始めた。
「なんで抵抗するのさ! 別に変な格好じゃないじゃん!」
幸太郎はすこしむくれながら省吾の背中を押す。
「こ、こんなの痴女じゃないか! 俺は出ないぞ!」
そういった省吾の格好は下着が見えるほどのミニスカとブラが見えるような白いTシャツで胸の真ん中で結ばれていた。
アメスクのような格好だった。
市役所についた省吾は対応する窓口の番号札を受け取り、椅子に座っていた。平日の昼間にもかかわらず老若男女問わずに人がいて省吾は少し驚いた。しばらくスマホを触っていると省吾の番号が呼ばれ、窓口へと向かった。窓口には眼鏡をかけた職員が座っていて
「本日は女体化された方の生活補助金についてのご説明でよろしかったでしょうか? 」
と聞いてきた。省吾はうなずきながら診断書と免許証を提出した。受け取った職員は席を立ち少しせわしなく動き回っているのを見ながら、じっと待っていた。
しばらく待っていた時に
「天崎省吾さ~ん? 」
と職員から呼ばれた。省吾は職員の元まで行き、説明を受け始めた。
「~以上となりますが、問題ないですか? 」
省吾は聞いても特に問題ないと感じたため
「はい、 大丈夫です! 」
省吾は職員から書類を受け取り自宅へと帰った。
自宅に帰った省吾はベッドに横たわりながら、書類を眺めていた。申請の仕方や金額の確認、申請にかかる日にちなど事細かに書いていた。
女の体になってから仕事をやめて、ニュースでも報道されていたことだから奇異の目で見られることも少なくなかった。社会では男を見ると興奮して股を開くビッチのような扱いを受けていて、実際にそういう店で働いている人たちも多く、前の会社でも他の男たちからセクハラも多発していて、女性社員からのクレームも多くて居ずらくなり逃げるように退職してしまった。仕事を辞めてからは病院か薬局にしか行っていなかった。食事もあまり取らず、ニートのような生活を送っていた。
このままでは行けないと思った省吾は転職活動を初め出してハローワークや転職活動サイトで面接を受けるが帰ってくるのは
「女体化したんだよね?何人くらいの人とセックスしたの? うちの会社で男漁りとかやめてね? 」
や
「今この場で俺のものを舐めたら就職させてやるよ」
などのセクハラ紛いの面接官ばかりだった。もう他の人と同じように身体を売るしかないと諦めていた時、突然家のチャイムがなった。省吾はゆっくりとドアを開けるとそこには牢屋に閉じ込められていた岡田幸太郎が立っていた。
「よっ、久しぶり。 元気には……してなさそうだね」
省吾は驚きながらも幸太郎を家に入れた。
「なんでここが分かったの? 誰にも住所伝えてないのに」
省吾はコーヒーの入ったマグカップをふたつ持ちながら幸太郎にひとつ差し出して飲み始めた。幸太郎はコーヒーをひと口飲みながら口を開いた。
「君が受診してる病院の女医さんから君についての話を聞いてね、心配で来ちゃった! 」
軽く答える幸太郎に驚きつつ、省吾もコーヒーを飲む。幸太郎は省吾の部屋を見渡した後に省吾に目を向けた。
「ねぇ、あの後誰かとシた?」
唐突な質問に省吾は飲んでいたコーヒーでむせていた。幸太郎は気にすることなく話を続けていた。
「殺風景であんまり家具はないけど、バイブとかはあるみたいだし、気持ちいいことは嫌いではないのかなーって思ってさ。 」
省吾は口の周りに付いていたコーヒーを手で拭いながら幸太郎に食ってかかった。
「ちっちが! あのバイブは俺の友人が置いていっただけで」
「じゃあひとりでしなかったの? 」
バイブの出処を伝えたが幸太郎空の一言で完全に黙り込んでしまった省吾の肩に手を置いて
「今からいい所行こうぜ、ちょっと着替えてもらうけどな」
省吾を立たせた後に無理やり服を脱がして服を着替え始めた。着替え終えた省吾の肩に手を置いてそのまま玄関まで背中を押し始めたが、省吾は必死に抵抗を始めた。
「なんで抵抗するのさ! 別に変な格好じゃないじゃん!」
幸太郎はすこしむくれながら省吾の背中を押す。
「こ、こんなの痴女じゃないか! 俺は出ないぞ!」
そういった省吾の格好は下着が見えるほどのミニスカとブラが見えるような白いTシャツで胸の真ん中で結ばれていた。
アメスクのような格好だった。
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