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第四章(2/3)
しおりを挟む第二景
江南の雨期はふた月続く。
その日は久々のからっとした晴天で、恋しかった陽射しが朝からふりそそいでいた。
草市内を走る水路からは市の賑わいが愉しめる。レイは小舟に揺られながら、活気溢れる人々の様子をぼんやりと眺めていた。
北側の断崖を削るようにして建つのは市署だ。いくつかある役所の建物を、同じく断崖を削ってつくられた階段で結んでいる。市署とは中央機関に属する役所で、国内の商取引全体を管理する。青凄におかれた市署は利益をだしている限り坐商による自治に口は挟まない。これが暗黙の了解となっていた。
遠く泳いでいたレイの視線が戻ってくる。
小舟を漕いでいるのは、ヒュウ。
この男、なぜか客待ちしていた船頭と交渉して小舟を借りると、自ら漕いで小舟を出してしまった。口数の少ないヒュウだが、感情にものをいわせることもないので、レイは時々、無口なふりをした彼にいいように振り回されているのではないかと勘繰ることがあった。
(わたし、なにやってんだろ)
二人の関係はどこかが軋んでいる。逃避行していたときのような関係が保てず、音もなく壊れていく予感があった。
そんな負の気持ちが湧くのは関心をもたれたからだとわかっている。
なのに、ヒュウに誘われるまま付いてきてしまった。言われるままに動いてしまう――自分のことなのに判然としない心の振幅が、レイをいつになく不安定にさせるのだった。
毎晩、化粧の匂いをぷんぷん纏わせながら帰ってきて。
迅白という恋人のために離縁できないまま妻から逃げて。
(そうして今日は、わたしと……)
いったいヒュウはなにがしたいのか? まったく理解できない。理解できないから不安になって、その分、緊張してしまうのだ。緊張すれば、必然的に呼吸が浅くなり、視線が惑って見えるべきものが見えなくなる。視界とともに世界が狭くなっていく。
(身の置き所がないんだわ……)
だから傍にいて息苦しくなったんだとレイは思った。――その瞬間、ばっちり目と目が合った。
「なんだ?」
返ってきた声には余裕がある。刹那レイは、男が横顔を見られていることに気づいていたのではないかと焦った。
「ん……ああ、ええっと。ほんと、いいお天気ね」
「そうだな。おまえと出かけるなら、こんなふうに晴れの日がいいと考えていた。二人で草市内見物をするのははじめてだ。ずっと二人で歩いてみたかった」
(考えてた、って、ちょっと……。今さらりと聞き捨てならないこと言わなかった?)
焦りが倍増する。心の臓のばくばくも更に倍である。
男女の間に落ちた沈黙が、やがて奇妙な空気を連れてきた。空を飛ぶ烏が「ばかぁ」と鳴いたように聞こえたのは気のせいか。
慌ててレイは強引に話題を転じた。
「し、仕事はどうなの? 順調?」
「うん? 順調でなくもない」
「なによ、歯切れが悪いわね。ひょっとして件の妓女ともめた?」
「妓女? や、私ではない。困っていることがあるんだ」
「へえ、ヒュウが困り事。珍しいわね。店でなにかやられたの?」
「そう、袁洪と名乗る無頼漢が連日連夜豪遊してな。明け方になるとそいつはいつの間にか妓楼からいなくなっているんだ。妓女達と遊ぶだけ遊んで飲み食いして、まったく銭を落とさずに帰ってしまうから」
「う」
返す言葉につまったのはレイだ。
(なんてこと!?)
「次に来たら捕まえようと毎晩見張っているんだがな、気づいたときには妓楼にあがられている。取り押さえに駆けつければすでに逃げている。見回りの数を増やしているのに成果はなしで。なんとも雲をつかむような話で信じられないかもしれんが」
「…………」
「遊んだ妓女達に聞きとりをするんだが、袁洪という男の記憶はみな曖昧なんだ。顔つきや歳恰好などの特徴をはっきりと思い出せる者は一人もいないし、妓女によっては遊んだことすら忘れてしまっている。いったい、どうやって忍び込んでいるのか」
「…………」
「妓女の一人が手引きでもしているのだろうか」
「え……妓女が? 損害を被ってる妓楼にとってはつらいし、あんたのもともとの職業が門衛だから人に対して厳しい目で判断するのはわからないでもないけれど、……でも、あんたは妓女と一緒に働いてるんじゃない。身内を疑うのはどうかと」
「あ、うん。だがな、傭人として雇われている以上、このまま成果をあげられなければクビにされかねんしな」
先程とは微妙に色の違う沈黙が訪れる。
しかし今回、話題を転じたのはヒュウだった。なんとなくレイは、この間をヒュウが待っていたように感じた。
「おまえはどうなんだ? 仕事は順調なのか?」
「え……ええ」
「レイは戎家最高の見鬼師だろう、戎家について噂だけは耳にしていたんだ」
そこでレイは瞠目する。
「戎家のこと……知ってた、の?」
「私は門衛だと言ったろう。皇宮内のあれこれは耳を塞いでいても耳に入ってくる、あそこは異常な空間だ」
「ああ、そうよね」
後宮に長逗留していたレイは頷いた。
宮中は隔絶されているが、ひとつの世間を形成している。何事かが起これば不思議とそれはどこかから雨水のように漏れ出して滴り落ち、大きな波紋を広げてしまう。
聞きたくない話でも届けられてしまうのだ。
たとえば、部外者であるにもかかわらずレイが聞いてしまった噂話は、仕事相手だった皇太弟妃に関すること。皇太弟妃・楚娥は『玉座を蹴った夫に不満を抱いている』『夫を玉座に据えたいと未だ強い願望を胸に秘めている』など不穏なものばかり。すべてが聞いていて気持ちのよいものではなかった。
「おまえはいくつの頃から旅をしている?」
話の流れに沿ってさり気なくヒュウが尋ねてくる。
これが室内であったなら閉ざされた空間のままにレイは心を閉じ込めていたであろう。あいにくと今、二人がいるのは水上、開放的な外だ。しかも周囲に船はなく……。
そこでレイはハッとなった。
この世に戎家の存在を知る者は少なく、数少ない知る者の間でも玉眼の所有者が三十年も不在で「戎家は滅びた」という噂が流れていた。ひょっとしてヒュウは、人目を気にせず戎家の話をするために水上散歩に誘ったのではないか……。
そんな疑念がよぎったのは一瞬で、快晴に吸い取られるかのように空へと消えてしまう。
座っているレイと、立って小舟を漕いでいるヒュウとでは、目線の高さが違う。交わりにくい視線が逆に口にしやすい雰囲気をつくりだし、吐く息と同じ拍子を刻んで胸に押し隠している気持ちを洩らしていってしまう。
「十六の頃からよ」
「それなら、もう二年近く独りで旅を?」
「自分で言ってびっくりだけど。そうなるのね、早いわ。……戎家の邸のある場所を【花天月地】と一族は呼んでいてね。それは、花が空一面に咲き、月光がくまなく大地を照らしている。花咲く陽春の頃の、月夜の景色をいうんだけれど」
戎家の邸が迋国のどこにあるのか知られてはいない。
邸のある場所は〝郷〟と呼ばれていて、これは国内の街や村といったものと同等の地方行政単位になる。違いは中央から派遣された官吏が常駐しないこと。
求むれど探しあてられない景勝の地、美しき戎家の郷。
「――其は、花天月地。私も聞いたことがある。戎家の初代は仙人だとも。仙人の棲む地だからそれほどまでに美しいのか」
「さあね」
他言できない戎家の郷。それでレイは曖昧にぼかして笑った。
「戎家の血をひいていたとしても無能の者も生まれるのよ。どちらかといえば多いのよね。それでも古より血脈が絶えないのは、戎家が見鬼の能力をもつ幼子を引き取って育てているからなの。これを〝郷学〟というんだけれど」
「郷学とは、つまり見鬼師を育てる学び舎か」
「そうよ。鬼は、見鬼の能力で見えたとしても、鬼の名を知らなければ制御できないから。経典を使って鬼の種類と名を憶えることからはじまって、方術の執行まで厳しく教え込まれるの。もちろん、地理や歴史といった一般的な学問も学ぶのよ。たくさんの知識を頭に詰め込んで、十日に一度の試験を通過しなければならなくて。無償で学べるんだけれど、試験に合格しなければ強制的に退学となる。異能を厭われ捨てられて入学した子供がほとんどだから、退学となれば行く場所がないじゃない。郷を出されたら住む所も食べ物もなくなってしまう、放り出されるってとても怖いことでしょう。だからみんな必死に勉強するのよね」
「毎日?」
「いいえ。休みは十日に一度、試験の翌日が休み」
「かなりきついな」
「でしょ? わたしは郷学で十二歳まで学んで。以降は、自立した見鬼師達と実地の訓練を積んで。で、独り立ちしたのが十六歳」
「成績よさそうだな、おまえ」
「だって、……勉強しかやることがなかったんだもの」
仕事とは結果がすべて、努力したがんばったは言い訳でしかなく世間では通用しない。
早く戎家最高の見鬼師になるには修行するしかなかった。
郷を出ることにも抵抗はなく、流転こそが〝戎礼寿〟の運命と気持ちを切り替えた。
「人は、自分の歩むべき道がわかっているから、迷うのかもしれん」
ぼそりとヒュウが言った。
彼の声音が低かったせいか、いっそう心を見透かされたような気持ちになって、レイは複雑な表情を浮かべる。
「人はな、生まれたときにある程度の人生が決まっているものだ。自分にとって不都合なことのほとんどは、いらぬ荷物の如く親の代からもち越されると相場は決まっているものだからな。貧富貴賎、容姿の美醜、才能、すべては血のしがらみによる。だがな、たとえ終着点が決まっていようとも、どの道を往くか選ぶことはできる。
選べるときは誇りをもってその道を駆けていけ。選んだ自分を疑うようなみみっちいまねはするな。常に自分を信じていろ。
――なんてな、これは人の受け売りだ」
「……なんだ、他人の説なのね。あんたがまともなこと言うから驚いたじゃないのよ」
天然という個性の欠落した台詞に、レイの目は見開かれたままだ。
図らずも見つめ合ったままになってしまい、レイは目を逸らす機会を失った。
(う、どうしたら……)
戸惑うレイをおき去りにして、ヒュウが呟くように言う。
「戎家は滅んだと思っていたが出逢えるとは」
「……なに? 聞こえなかった」
「や、いいんだ」
この独り言のおかげで視線を逸らすことができたものの、気まずい沈黙が三度やってくる。まいったな、と頭を抱えるレイは水路に飛び込みたくなった。
(帰りたい)
「……もしもし、ヒュウさん、そろそろ戻りませんか」
「なんで? あ、腹が空いたのか」
「違うわよっ。忘れたの、舟に乗る前、あんたが『江南の食べ物はおいしい』って言って胡麻餅だけをやたら買ったもんだから、食べなくちゃならなくなったわたしはお腹いっぱい。おかげさまでわたし太るわよっ」
「おまえは少し肉をつけたほうがいいだろう。今のままでは寝るときに抱き心地が悪い」
「抱き枕みたいに言わないでよ失礼しちゃうっ。あんたいっつも一種類なのよね、どんだけ気がきかな――」
そこでレイは言いよどむ。
(しまった!)
薔薇の花には触れたくないのに。
一種類の薔薇を摘んで抱えてきたヒュウ、あの出来事を忘れていればいいのだが。
不自然に口ごもるレイの眼前で、ヒュウが片膝をつく。
小舟が揺れて心許ない中、いきなり二人の距離が縮まってレイの肩がびくっと跳ねた。
「なあ、レイ。私は無粋な男だが、おまえが望むならおまえの声に耳を傾けて願いをすべてかなえてやる。約束する」
「な……に?」
これまたいきなり話が飛んでレイはぽかんと口を開けた。
〝薔薇〟という弱点を衝かれなかっただけマシだが、なんでこんな展開に?
「一緒に眠って一緒の夢をみたい。そのためなら私の全部をやろう」
現実に起きていることなのに現実味が全然ない。
この真剣顔も天然のせいなのかっ!?
「私を信用できないか?」
「へ? え、ちょっと、大丈夫? 久々に陽を浴びて熱でた? ていうか、ふた月も一緒に逃避行したんだもの、信用してるけれど」
「けれど?」
「信用は、願いをすべてかなえるという約束にはならないわよね」
受けて、ヒュウの切れ込んだ特長的な眦が動く。なにかがひっかかったのかもしれないが、あえてレイはつっこまない。感情を読まれないよう、ただ睫を伏せるだけだ。
「なるほど」
レイの心の揺れ動きを読んだうえで、ヒュウはわずかに考え込むような仕種をしたものの、すぐに目線を上げた。まっすぐに。そうして吐息がかかるほど顔を寄せ、微笑む。
「約束ほど不確かで、けれど口にした人間を雁字搦めに縛るものはない。今日このときから私は、無意識のうちにおまえとの約束事に囚われる」
――憶えていてくれ。
囁くヒュウに、レイは片手をとられていた。その指先に口づけが落とされる。
なにをされたのか。
口唇のしっとりと柔らかい感触をはっきりと意識した瞬間、レイは髪まで震えて頬を真っ赤に染めた。
「あんった、顔いいからってなにしても許されるとか勘違いしてんじゃないわよっ」
どぼんっ。
小舟の周りで盛大な水飛沫があがる。
いわずもがな、憐れにもヒュウは小舟から突き落とされたのだった。
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