尽くしすぎの僕がスパダリに会ってざまぁして幸せになるまで。

鳥海あおい

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ざまぁされた俺(バリタチ)がネコにされてしまいヒンヒンいわされてまう話。

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俺のざまぁ爆弾は時限式であった…


俺は黒木晃司(34)、バリタチのゲイ。
会社員である。
ちょっと前までの俺の人生はバラ色であった。
難関資格をとり、転職活動の末に世の中の『転職したい会社ナンバー1』の会社に転職成功したのである。
年収は大台を越しまくり、役職がついた。
名刺もやたらかっこいい感じになった。

なんか最近かっこよくなった?とか、お洒落~、とか色々声をかけられるようになった。
しかもいいな、美人だな~と思っていた恋人の友人からモーションかけられて舞い上がってしまい、つい乗り換えてしまった。
つまり、有頂天になっていた俺はすべて俺一人の力、とすっかり思い上がっていたのである。
元恋人がまめまめしく世話をやいてくれたれり、手伝ってくれたり、プレゼンの資料一緒に見てくれてアドバイスくれたおかげでうまくいった事などはすっかり頭から消え去り、とにかく俺Sgeee~、高嶺の花をゲットした俺Sgeee~みたいになってしまっていた。

だが、世の中塞翁が馬である。
罵詈雑言を浴びせて別れた恋人がそのあと付き合い始めたのはなんと俺の会社の社長であった。
さすがに社長も役員以下の顔を全員覚えているわけではないので、その時はすぐにはバレなかった。
しかし、同じ社内でいればいつかはバレてしまう。
バレたらどうしよう…と毎日ビクビクしながら時限爆弾を抱えたように過ごすこと数ヶ月、ついにその日は今日やって来た。
企画会議にて目があった時の一瞬にして社長の顔から消えた笑顔と、殺されそうなくらい冷やかになった目線が忘れられない。
向こうにとって俺は大切な恋人をひどく傷つけた人非人だから仕方ないのだが…社長の心象MAX最低値以下が確定した瞬間であった。
末はリストラか、窓際か……もぉ、いつくるかわからない死刑宣告を待ってる気分である。




「もう俺はだめだ~おしまいだ~」
その夜、俺はゲイバー《KANNA》でウジウジとカンナママに愚痴っていた。
カンナさんはニューハーフである。
背が180くらいあるのにハイヒールをはいた長身迫力美人である。
なんだかんだ言って聞き上手だし、元恋人との事情をよく知っているので、ついつい足が向いていて、ついつい愚痴りまくってしまう。
「おしまいなんてことはないわよぉ~。いくら社長でもいきなり首にしたりはできないんだし。労働基準法とかあるじゃない?とくにクロちゃんとこは大手さんだしぃ」
先程まで何人かのゲイ友が付きあってくれてたのだが、あまりにも俺がクダを巻くので面倒になったのか一人減り、二人減り…気がつけばカウンターから離れて他の客と談笑している。
「しかも新しい恋人には捨てられるし」 
「性悪ネコってわかってたでしょ」
「涼もめっちゃきれーになってきたし」
「愛を注がれたらキレイになるのよっ。たんぱく質もたくさん接種するしね」
怒涛の勢いで言いかえされる。
「……」
逃した魚は大きかったし、隣の芝生は青いのだった。
「でも、あいつらだって俺が別れたから付き合えたわけじゃん?」
「この後に及んで発言クズね~。性格ゲスいのはヤバいわよ」
カンナママはバチバチの付けまつげをつけた切れ長の目で軽く睨んだ。迫力のある美人だからついたじたじになってしまう。
「そうだよ。俺はクズだよ。でもそういう性格だから仕方ないじゃん。もう俺は駄目だぁ~」
「なんか堂々めぐりしてんな」
聞き覚えのない野太い低い声がして、キョロキョロしてしまう。
「それそろうるせー口は塞いでいいよな?」
再び低い声が---耳元でして。
俺の体はぐいっと持ち上げられた。ハイカウンターに半分乗り上げるような恰好になる。
ぽかんとあいた唇に、いきなり舌が口内に入り込んできてディープキスされる。
ねろりと舌に舌が絡む。柔らかい濡れた粘膜と粘膜がこすれる快感に思わずうっとりしてして、舌で応えてしまうと、項を抑えつける手の力が強くなった。
気持ちよくてぽーっとしていた目の焦点があうと、ねちっこいキスをしながら強い俺を射抜くような視線と目があった。
「悪い口はこうよっ」
あっけにとられている俺にカンナママがハスキーな声で言うと、周りからヒューヒューと黄色い歓声がとんだ。
えっ、うそ!カンナママが?
悪ふざけ?と思っているとそのまますごい力でひっぱられ、カウンターに体が乗った。
おつまみの皿が落ちる派手な音がし、俺はカウンターに仰向けに寝ている自分に気づいた。
どピンクの天井でキラキラ光るミラーボール。
カウンターに寝転んで天井を見るなんて初めてだ…。と思っていたら、再び唇が重なり、何度も何度も角度を変えて重ねあわされる。
濡れた音が唇と唇の間から漏れた。
気持ちよくて舌を突き出すと、感触を確かめるように舌が舌を舐め、絡まり、絡められる。
キスというものは誰としても気持ちがイイ。
上手な相手なら特にそうだ。
甘い痺れが口内を疼かせ、体中に甘くゆるい快感が広がってた。
(やっばい)
すごく変な気分になってきて、ちんこがムズムズする。
入れたい…入れて、思う様腰を振りたい。
余韻に浸っているとフロアにママの声が響いた。
「悪いけど今日はクローズよっ。-----ハプニングバーの見世物じゃねぇんだからおめーらみんなでてけ!」
ハスキーで妖艶な声は、途中から男前に低くなる。その落差がなんかすごい。
ガヤガヤいいながらお客達が出ていく音がした。  
「…ママ、キスうまいね。きもちいー」
「まーね」 
これは…やっぱやる雰囲気なのかな?
ママにいざなわれるままお店のボックス席のソファーに移動しながら俺は考える。
好みより背が大きいけど、ママはきれいだし、ワンナイトで一戦交えてもよいかなあ。  
この気の強そうなママを、ひんひんいわせるのも楽しそうかも。



-----とか思っていた時もありました。



…数時間後、ヒンヒン言わされてるのは俺でした~。
泣きたい。
鳴いてるけど。

ママはまず俺をソファーに組み伏せると服を剥いた。
おれはタチ~だから無理ぃ!とか言っても鼻で笑われてしまい、それから長い時間をかけて指と唇と舌で身体のあちこちを吸ったり舐めたり摘んだり撫でたりグリグリしたりといじりまわし、俺はトロトロくにゃくにゃにされてしまった。 
「だって、お前こんな気持ちよさそうにしてるんだからネコだろ、どうみても」
「あああっ…そんなこと、ない!」
「ここはそうだって言ってるよ。もっとクチュクチュしてほしいってさ」
ケツの穴をすごくじっくり時間をかけてほぐされてしまい、今はもうローションでまみれた狭い窄まりにママの指が3本も入ってしまっている。
肉の環が限界まで広がって、力が入ったり抜けたりする度に鈍い快感が響いた。
「き、もちいい、ダメ…」
「おい気持ちいいのと、ダメなのとどっちだよ」
「ああっ…んッ、カンナママ!そこ、や…」
「…カンナって呼べよ」
耳元で囁かれる度に腰が疼く。
ほとんど動いているのかいないかくらいのゆっくりな動きしか与えられないため、体のほうが焦れてはっきりした刺激を求めてしまう。
腰が気持ちいいところを求めてどうしても意思に反して蠢いててしまい、羞恥と、快感の間で煩悶した。
気持ちいい。
出したい。
入れたい。 
ずっと勃ったままお預けをくらっているちんこの先から、ダラダラと先走りがたれている。もうずっとビンビンで、刺激されたくて仕方ない。
擦りたい。
擦りたい。
「入れたい…」
「だめ。今日はコウジはこっちでいくのよ」
不意打ちに艶やかな声で囁かれ、びくっとする。
その使い分けはなんかずるい。
二人の別の人間に犯されているような気分になる。
「入れたいとかいって、中、入れられたくてヒクついてるやがる。トッロトロ」
くちゅ、と、音をたてて指が引き抜かれた。ほっとしたのに、喪失感に本当に内壁がヒクヒクしてるのがわかった。足を大きく開かされる。
勃起ちんぽと長くいじられすぎて閉じきらない穴がまる見えのめちゃめちゃ恥ずかしい格好にされてしまう。
「入れてっていってごらん?」
気持ちいいし、孔はうずうずと埋められるのを今や遅しと待ち焦がれている。
しかし、今までずっとバリタチとして生きてきたのに、中に受け入れてしまったらなにかが変わってしまいそうな気がして抵抗があり、無駄とはわかっていたが、俺は抗った。
「あああっ、うそっ…だめ。入れるのやだ!カンナ、カンナ!」
見上げた顔は、不敵に笑っていた。
「まっ、だめって言っても入れるけど」
「やだ…ああっ…あ~~!!」
ズブリ、と硬くて熱いものがゆっくり入ってくる。
その形を知らしめさせるように、中の媚肉をいっぱいに押し広げながら。 
「なに、これぇ…」
それはすごく太くて固くてでかいちんこで…
赤黒くて血管が浮き出てて…
しかもカンナの股間から生えていた。
「えっ…だ…って、ニューハーフって…」
「俺、未工事なんだ」
しかも、ニューハーフだけど性的な対象は男でタチだし。
そう言うと、今まで入れる専門だったのにちんこを突っ込まれたショックと、カンナにナニが着いていたという衝撃的な事実に混乱している俺の中に途中まで挿入したちんこをゆっくり引き抜くと、またぬぐぐ、と付き入れてくる。
「…でかい…むり…」
そう喘ぐと、中のがさらにムクムクと大きくなる。
「うっ、うっー…」
もう本当にこれ以上無理!
ギブ!ギブ!
「くるしい…」
「煽んなよ。すぐ気持ちよくなる」
相変わらずゆっくりした動きで突き上げがはじまる。
根本まで奥に丁寧に埋めこまれるたびに、俺はビクビクと背を反らせた。
ゆっくりたっぷり慣らされてすっかり待ちかねていた中は突かれるたび快感を拾う。いっぱいに溢れたそれがやがて脳がじわりと快感で溶けて真っ白になる。 
いつイッたのか実感がないま気がついたら精液を垂れ流していた。長く後をひく快感に幾度も痙攣の波が押し寄せ、中の壁がひくつき締まる度、また埋め込まれた肉棒をまざまざと感じて全身が痺れるような快感が生まれた。
「気持ちいいな。もっとたくさんしような」
終わらない快感に息も絶え絶えの俺に、身体を繋げたままカンナはあやすように口づけた。
「お前って俺の好みドンピシャだよ。クズ風味でバリタチで…」
顎をつかみ、うっそり笑う。 
「…イキッてるやつを調教して俺のネコにするの、すげぇすき」     

呆然としながら聞く。
言っている内容やばすぎと思うのに、何故か悦びに脳が痺れた。

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