尽くしすぎの僕がスパダリに会ってざまぁして幸せになるまで。

鳥海あおい

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続★ざまぁされた俺(バリタチ)がネコにされてしまいヒンヒンいわされてまう話。④

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ここからすぐに帰りたかった。
もしくは、イベント会場に戻ってサトルを探し、予定通りベッドに誘い、セックスをする。
それがいいはずなのに、俺の足は棒のようになってしまった。

俺はタチである。
いつでも抱く側だ。 
ネコは絶対にしない。

だからカンナにヤられて中で感じまくったなんて屈辱極まりなかった。
しかし、ヤッておいて見向きもされず、他の客と並列のように扱われていることになぜか傷ついていた。  

それに。

「ほら、お見送りしてあげるからネッ」

立ち尽くしている俺の背中をカンナが押す。
動揺を知ってか知らずか、さりげなく背中に触れた拍子に、下肢の、しかも内側が脈打つように熱がともった。

「早くしないと、終電なくなっちゃうわよぉ」

ぞくり、と甘い悪寒じみたものがはしる。

こんな感覚……俺はすでに知っている。
知っていて忘れたふりをしようとしていた。
でも、その声に、匂いに、体が反応して、もっと…とを欲している。
カンナがじっと俺の顔を覗きこんできて、フッと笑った。ラメでキラキラしたつけまつげに囲まれた黒い瞳が俺の顔をまっすぐ見ていた。
俺の全てを見透かすように。

「…ね~ぇ、…すっごいやばいわよ」

するり、と背中から腰へと手が移動して尻をギュっと強く掴まれ、思わず声が出た。

「…ひっ…」

「…コウジ、すっげーエロい顔してる。俺にヤられたいって顔」

きれいにルージュをひいた唇から急に出る低い男そのもの声のギャップ。
その声に、パブロフの犬のように体が反応して体が疼く。あれだけもう嫌だと思っていたのに、その声を聞いたらもうたまらなかった。
自分が入れてかきまわし穿った時のそれを凌駕する、かきまわされ、穿たれた時の官能の記憶が一気に蘇ってくる。

「そんなこと……思ってないっ」

「…気持ちよくなりたいんでしょ?ねぇ?」

往生際悪く抗おうとする俺に、素直になりなさい、と、再び囁きはハスキーな甘い声に戻る。
まるで悪魔の囁きだ。


『…イキッてるやつを調教して俺のネコにするの、すげぇすき』

たぶん前回、体の奥深くを貫かれながら囁かれたあの時、俺は変えられてしまった。だから逃げていたつもりだったのに、この声を聞いたら一瞬で引き戻されてしまったのだった。
 
もう抗えなくて、蘇ったそれに俺は陥落してしまった。
力を抜いてカンナに身を委ねる。
…そもそもすでに俺は陥落してのだ。あの夜に。



気持ちよければもう何でもいいというようなやけっぱちの気分になり、俺が観念して力をぬくと、強く引き寄せられる。
密着したカラダは熱い。
唇が重ねされる。
吸って、舐めて、噛んで――腰がくだけそうな濃厚なキスが気持ちよすぎて反射的に舌で応えてしまうと、カンナはキスしながら俺をソファーに座らせ、そのまま覆いかぶさるようにしながらパンツの後ろから中に手をさしこんできた。

「や、…俺、…後ろは…」

もはや口だけの抵抗だった。
何故ならカネコに半端な刺激を与えられた孔が、体が熱をはらむに連れて入れられ擦られたがってずくずくしていたからだ。

「コウジはここでするの好きだろ?中に入れて奥ごりごりされたり、だめになっちゃうとこコリコリしたら気持ちよくてめちゃくちゃ感じちゃったの忘れちゃった?」

後ろの穴にカンナの指が触れた瞬間、縁から中の奥までキュンと切ない感覚がはしった。

「……う、あぁ!そこやだ…」

「ここ、すっげー柔らかくてすぐ入っちゃいそう。カネコにされた?まさかあれから自分でしてたの?」

「そんなのしてない!!カネコが…」

「…じゃあ上書きしねぇとだな」

服を脱がされ、ソファーの上で俺の足を大きく開脚させながら、カンナは言う。
まくられたスカートからヌッと勃起が姿を表したさまはミスマッチ感がなんとも言えない感じあったが、それよりもその怒張の大きさに、もうすでに知ってはいたが、俺は青くなった。

「…いやいや…いきなり、それは無理っ!」

「大丈夫よ。前も上手に飲み込んでたわよ。ほらぁ、がんばれがんばれ」
 
肉の綻びにカンナの怒張の先端があてられ、まだ潤いを残したローションの助けをかりてぐーっと入ってくる。
縁をめくりあげて開かれれば圧迫感と痛みが生まれたが、それ以上に疼きをあげていた中を擦られれる気持ちよさに腰が浮いた。

「…ああっ!」

「力抜いて…そう、上手…」
 
膝を立てて座った姿勢だから、接合部がよく見えてしまう。

穴が自分でも信じられないくらい広がり、濡れた音とともにゆっくりと肉棒が入ってくるのをまざまざと見てしまう。
無理、と思っていたのに、俺の中はカンナを受け入れてゆく。体も、そして心も。

「ほら、ちゃんと入る」 

「ひ……ああぁ!…あっ」

ちんこの形に広がった肉の壁に疼くような快感が生まれ、肉棒で前立腺を押される鈍い快感とともに、先端を濡らしながら俺のちんこが勃ってゆく。
中の気持ちよさよりも、俺のそこはもうその先の気持ちよさを欲して、急いていた。 

「かわいー鳴き声、もっと聞かせて」

「うぅ…あ、ぁあ―――」

合間に首筋や鎖骨を優しく噛まれ、俺自身をゆるゆると扱かれると、気持ちよくてたまらなくて惜しみなく声が出てしまう。
まだ開ききっていない奥は初めはそれを根本まで受け入れられなかったが、腰を優しく揺らすようにされるとだんだんと潤み、少しずつ侵入を赦していった。

「ん…あっ、…ん………」

「ほら、コウジのここ、俺のを美味しそうに飲み込んでゆく。ほら、全部はいった」

「あっ、くるしっ…」


ついに腰が密着し先端が奥を突いたとき、俺は狂おしいほどの快感を感じ、白濁を溢した。
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