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0.始まりの日
しおりを挟むその日の事はあまり記憶がない。
なんだか体が熱くてだるくて、その日は会社の医務室で寝ていた。
常にないだるさでボーッとベッドに寝ていると、ガチャっとドアが開いた。
あ、隣の部署の新入社員の子だなあと思う。確か来宮清人くんだったっけ。
なんだか顔が紅潮していて、どうしたの?なんか大丈夫?って声をかけたところで記憶が途切れている。
それはしがない普通のサラリーマンだった田中怜田中れいがΩと判明した日であり、新しい命を授かった日であり、また、彼の人生が大きく変わった日であった。
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