読み切り 過激☆短編集

まむら

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04 排泄アクメ症候群(小スカ、大スカ)

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排泄アクメ症候群。
 
それは地球上で極僅かな者に現れる病気で、青年から中年に差し掛かる男性に多く見られるらしい。
 
今年で25歳になるアキヒコは数か月前、その病と診断されてしまった。
 
異変を感じたのはトイレに入り、立って放尿している時のことだ。ペニスの先から尿が出た瞬間、全身を激しい絶頂感が襲った。
 
あまりにも体が感じ過ぎてしまったアキヒコは、力が抜けて床に座り込んでしまった。しかし尿が止められず、全てを出し切るまで絶頂し続け、床は水浸し。
 
立つことも喋ることも出来ず、ガクガク震える体が落ち着くのを待っていた。
 
それがトイレに行って尿を出す度に起こり、とうとう病院へ行ったのだ。
 
そこで診断された病名がこれ、排泄アクメ症候群というものだった。
 
頭の中が真っ白になり、先が見えなくなってしまった。これから自分はどうやって生きてゆけばいいのか、何もわからなくなってしまった。
 
真っ青になるアキヒコに医師が教えてくれた。
 
この病気は特定疾患ということで、医療費は国が全額負担してくれるらしい。
 
しかし、これから先、生活する上で不便なことが増えるらしく、入院を勧められた。自分でもそれが不安であったため、すぐに手続きをした。
 
入院と言っても治療薬はなく、今後の医療のために情報を提供することが目的であるため、実際のところは介護施設のような場所で生活することになるのだが。
 
とにかく、アキヒコは急いで入院の準備をして、施設へと向かった。
 
広い個室が用意され、ここがこれからアキヒコが生活する場所となる。もしかすると一生治らないかもしれない病気であり、借りていたアパートは戻れる保障がないため、一度解約した。
 
施設での手続きを終えたアキヒコは疲れた様子で部屋に入ると、ようやく落ち着くことができてホッと息を吐いた。
 
すると突然、激しい便意が襲い、慌ててトイレに駆け込んだ。
 
便座に座ってズボンとパンツを下ろし、排泄をするため腹に力を入れる。
 
腸内を塊が通過してゆき、便器の中に落ちた瞬間、アキヒコの全身がブルブルと震えてゆく。
 
そして、それは起こった。
 
「うううううううううっ、あ、あ、あ、あ、あ、ああああああああああああああっ!!」
 
ガクンガクンガクンガクンッ
 
背を丸め、激しく腰が痙攣する。
 
真っ赤な顔で涙を流しながら絶叫し、便を漏らしながら放尿をして射精をする。
 
何とアキヒコは、まさに今、排泄によって絶頂をしていたのだ。
 
ボチャボチャボチャッ、ブシャッ、プシュウウウウウウウッ…
 
ビュルルルルッ
 
ガクガクガクガクッ
 
「ふう~っ!!ふう~っ!!う゛っふう~っ!!う゛ーっ!!う゛ーっ!!う゛ーーーっ!!!!」
 
前のめりになり、足で床をバンバン叩きながら、激しい絶頂で気が狂いそうになっている。
 
部屋でサイレンが鳴り出し、バタバタと施設のスタッフがやってきた。
 
施設のスタッフは全員男性で、介護の資格を持つプロばかりである。
 
アキヒコの姿を見ても、誰一人驚いたり戸惑う者はいない。
 
ビチャビチャと前後から排泄アクメしながら射精するアキヒコに、スタッフがアキヒコの体を押さえながら相談している。
 
「このままではいつアクメが終わるかわからないな」
「ああ、それにこのままでは、脱水症状を起こす可能性もあるぞ」
「そうだな。だが、症状が落ち着くまでは動かせない」
「とにかく排泄が止まるのを待とう」
 
彼らは真剣な顔で話し合い、とにかくアキヒコの排泄が終わるのを待つことにした。
 
アキヒコは涙を流しながら排泄アクメを続け、暴れる体をスタッフに抑え込まれながら足をバタバタ動かしている。
 
しばらくして、体中から排泄物がなくなり、アキヒコの動きが落ち着いてきた。
 
スタッフはフウと息をついて汗を拭い、アキヒコの様子を見る。
 
アクメしすぎた体はダラリと力が抜けており、便器に座る気力もないほどに体力が消耗しているらしい。スタッフの支えがなければ、すでに床に倒れていることだろう。
 
虚ろな目をしたアキヒコは視線をフラフラと彷徨わせ、鼻からズルリと鼻水を垂らしている。
 
これからアキヒコは排泄をする度に、このように絶頂してゆくのだ。治療法がないため薬もない。
 
尿と精液を出し過ぎたペニスは尿道口が開ききり、排便し続けた肛門は真っ赤に腫れている。
 
痛ましいアキヒコの姿に、スタッフが溜め息を吐いた。
 
「可哀想に、こんなにやつれて…」
「まだ25歳って聞いてるぞ、若いのに不憫な…」
「いくら俺たちが嘆いても治らないんだ、出来るだけショックを与えないようにしよう」
「ああ、そうだな」
 
アキヒコは既に失神していた。スタッフはアキヒコを便器から下ろし、防水シートで包んで風呂へ連れて行った。体を綺麗に洗うらしい。
 
泡のついたスポンジで丁寧に全身を擦り、温かいシャワーで流す。髪も同様に優しく洗ってやり、そっと浴槽に入れた。
 
たった一日で体は痩せてしまったように見え、スタッフは皆、無言で作業を続けていく。
 
すると、アキヒコの目が開き、ぼんやりとしている。湯が気持ちいのか、また目を閉じてスタッフに支えられながらじっとしている。
 
少しして突然アキヒコの様子が変わり、目をキョロキョロと動かしながらスタッフに言った。
 
「あああっ、やだっ、うわっ、ああっ、またっ、またあっ」
「まさか、またアクメが…っ」
 
バシャバシャと暴れ出し、アキヒコが悲鳴を上げた。
 
「うわあっ、ああっ、ああああああああああああああああああっ!!」
 
ジョロッ、ジョロロロッ、ジョパアアアアアアアアッ
 
ブジュジュジュッ、ビュルッ、ビュルルッ
 
「んぐううううううっ、うんんんんっ、んおおおおおおおっ!!」
 
ビグンッ、ビグンッ、ビグンッ
 
アキヒコが浴槽の中で尿を漏らし、排泄アクメをした。
 
ブリッジするように浴槽の中で浮力を借りて尻を思い切り浮かせ、腰を真上に突き上げるように何度もバウンドし、上に向いたペニスから尿と精液を交互に噴き上げてゆく。
 
ブシュウウウウウッ!!プシイイイイイッ!!ブシュウウウウウッ!!プシイイイイイッ!!
 
グンッ、グンッ、グンッ、グンッ
 
「ああああああっ!!いぐうううううっ、いぐうううううっ!!いっぐううううううううううっ!!」
 
ガクガクガクッ、…バシャンッ!!
 
失禁と射精が終わると、アキヒコは力尽きて浴槽に沈んだ。
 
スタッフは慌てて浴槽から出し、タオルで水分を拭き取ると風呂から出た。
 
バスローブを着させてベッドに寝かせると、彼らはフウと息を吐いた。
 
これからこの状態が二十四時間三百六十五日、アキヒコはずっと続くのだ。とてもではないが、正気ではいられないだろう。
 
シンとした室内で誰からそう呟いたが、どうすることもできない。ただ、見守るしかなかった。
 
アキヒコが落ち着いていることを確認し、スタッフは全員、部屋から出て行った。
 
ベッドで眠るアキヒコがピクリと動き、閉じている目から一筋、涙が流れた。
 
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