74 / 89
第1章――7 【 センリVS魔剣/吸血鬼と共に 】
第63話 ニュースタイル/覚醒
しおりを挟む
捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け捌け――攻撃全部捌け!
「ヴオオオオオオ!」
「――ッッ!」
前回の怪物――ベルクトとの戦いで、アカツキ・センリは自身に新たな可能性を見つけた。
先の戦いでセンリはベルクトの鬼神と呼ぶに相応しい攻撃を十分近くいなし続けた。その一撃でも食らえば致命傷という攻撃をいなし続けたセンリの集中力と動体視力は極限状態へと至り、それが彼を強制的に次のレベルまで引き上げた。
それはまるで蕾が開花し大輪を咲かせるように。この世界に転移してからひたすらに積み上げた戦闘と修練が、『死』という強烈な感情のトリガーによって彼の才能を開花させた。
あるいは人はそれを――『覚醒』と呼ぶのだろう。
覚醒以前から他者より突出していた直感と危機感知も同様に更に発達し、センリは以前よりも相手の行動が視えるようになった。
そんな彼が入院中に新たに選んだ武器が、中剣と短剣の二本構えで戦う――〝双剣〟だった。
いなす、捌く、の能力技術が飛躍的に向上したセンリにとって、双剣はまさに自分にハマっていた武器だった。
センリの以前の攻撃スタイルは、相手の攻撃をいなしてから反撃するカウンター方式。双剣はそんな彼の戦闘スタイルを更に磨きをかけた。
剣が短く、軽量化してしまったせいで一撃の攻撃力は落ちたが、元々攻撃力が低いセンリにとっては特に影響はなく、それよりも構える剣が一本増えたことで連撃性が上がったことで総合的な攻撃力は上昇したと言えよう。
さらに戦闘での小回りが利くようになり俊敏性も向上した。
双剣のデメリットであるリーチの短さも、センリ自身の能力によって補うことができる。しかし、センリ自身の最大の弱点である体力のなさには拍車が掛かってしまったが。
「(少しでも余裕ができたら息継ぎ! ちょっとでもいい! 肺に酸素を取り込め!)」
呼吸は哺乳類でも海中を長く泳ぎ続けられるクジラを意識しているが、雨のように降り注ぐ剣撃の中ではそれすらも難しい。
まるでずっと海中の中にいるみたいだと苦笑いしながら、センリは迫り来る剣撃を双つの剣で捌き続ける。
ジャリリリ! と激しく散る火花を散らしながら流れていく剣線が、この武器を選んで正解だったと彼に自信を持たせる何より証だ。
そして、彼が剣の雨を必死に捌き続ける光景を遠くから眺めていたリリスたちはというと、
「……んだよ。あの動き」
「あら。こんな近くに来ていいの? 巻き込まれても助けないわよ」
「すぐ離脱するわ! 加勢しに来たけど、俺が邪魔になるってことだけは、嫌でも理解させられる」
「落ち込んでるようだけど安心しなさい。あれは、私にも手が出せないから」
センリとベルクトの、文字通り割って入る隙がない苛烈な攻防は、リリスの実力を以てしても「圧巻」と言わせしめるものだった。最もリリスの場合は、別の理由もあるのだが。
「私が下手に手を出してセンリの機嫌を損ねたくない。だから戦いに参加するのはもうちょっと後」
「もしかしたらこのままセンリ一人でやっちまう、なんてことは」
「いくら急成長しようと、流石にアレ一人はあの子にはまだ無理よ」
センリのことはこの中ではリリスが最もよく理解している。センリの成長速度には確かに目を瞠るものがあるが、しかしまだ欠点も多分にあることを、リリスはよく知っている。
一つは体力のなさ。そしてもう一つは、
「ギルドを出る前に身体強化を掛けてあげるっていったのに、あの子「それじゃあリリスが魔法を使えなくなるから必要ない。自分で掛ける」って言ったの。べつに同時に扱える魔法が限られるだけなのに」
「ん? センリって身体強化の魔法使えたのか?」
「あの子がまだそんな上位魔法使えるわけないでしょう。それでも教えて欲しいって強請るから教えたの」
「で、結局使えるようになったのかよ?」
「付け焼き刃程度にはね。あの子はまだ魔法を完璧に扱えるだけの魔力とコントロールを持ってないから、右手だけに身体強化が掛けられてる状態でしかも5分の時間制限付き」
「5分⁉ ってあと何分も残ってないじゃんか!」
「バカか。切れたらまた掛け直せばいいだけでしょ」
「そ、そうか。そうだよな。なんだよヒヤヒヤさせやがって」
「まぁあの子はもう一度身体強化を掛けられるだけの魔力持ってないんだけどね」
「じゃあダメじゃねえか⁉」
それをセンリ自身も理解した上で戦ってる。そして隣で一人騒いでいるアイゼンは何か勘違いしている。
リリスはセンリの身体強化の効果時間を説明しただけで、実際にはまだ発動していない。つまり、今戦っているのは身体強化もなにも掛かっていない素の状態だ。
「……そういえばアイツの持ってる魔剣。回収係がちゃんと回収したんじゃないの? その手筈のはずだったでしょう」
「作戦は全部順調だった。全員がそう思ってた。けど、魔剣を回収した班から連絡があったんだよ。回収した魔剣がこっちに飛んでった、って」
「……じゃあ結局、作戦は失敗したということね」
あの日、センリの要求をギルドマスターが呑んでから立てられた作戦はこうだ。
センリを囮にしてベルクトを噴水広場まで誘導。彼が魔剣を手に持った状況とそうでない状況を二パターンを想定して作戦は立てられた。後者であった今回は魔剣を回収する班が速やかに彼の部屋から魔剣を押収。そのまま封印されるはずだった。だが魔剣は意思を持っており、宿主の身体も既に乗っ取っていた。つまりヤツがこっちに飛んできたのは、宿主と意識を共有していてその感情に呼応したからか。
いずれにせよ、自分から宿主の危機を感知して数百メートルも離れた所から飛んでくるなんて魔剣、リリスは百年以上生きて一度も見た事はなかった。
「リリス嬢。一つ、訊きたいことがある」
「なに?」
「あの男の意識はもう、ないのか?」
「限りなくないと思うわ。あの男の魂はもう完全に魔剣と同化している。貴方も冒険者なら、なんで魔剣を人間が使ってはいけないかくらいの享受は受けてるんでしょう」
「……あぁ」
魔剣は本来、意思を持つ武器ではない。しかし、
「魔剣は使用者に力を与えるが、しかしその代償に欲望を増大化させる。その増大化した欲望を魔剣が吸い取り、徐々に魔剣そのものが意識を宿す。やがて、魔剣を手にした者の意識と身体を奪う」
「あれがそのいい例ね」
まさに人の成れ果てた姿こそが今のベルクトだ。魔族はその姿を滑稽と口を揃えて嘲笑するが、人間はその姿を見て怪物や化け物と呼ぶ。
人間にも、魔族にも、ましてや魔物にすらなれない、ひたすらに堕ちた醜い操り人形。それが、魔剣がもたらす人間の最期。
「いくら復讐の為とはいえ、やはり愚かね」
けれど、アカツキ・センリは、そんな人間にも手を差し伸べようとしている。
一度殺されかけて、そしてまた殺し合っているというのに、それでもアカツキ・センリは最後まで彼が戻ってくるという希望に縋って剣を握っている。
彼だけがこの戦いの中で唯一、魔剣に魅せられた者をそのまやかしから解こうと必死に藻掻いて戦っている。
リリスには到底理解できない行動信念。けれど、それが今のセンリの身体を動かしているということは理解できるから。
「アイゼン。他の者達に伝言してきなさい」
「まーた伝言。今回はなんだ」
「――全員、あの子に賭けなさい」
「…………」
この戦いに無粋な横やりは不要。周囲を見ればわざわざアイゼンに伝言を回す必要もないとも思ったが、町を無茶苦茶にした相手を前に誰がいつ行動を起こすかは分からない。だからこそ、リリスはアイゼンに伝言を頼んだ。
それを託されたアイゼンは、フッ、と小さく笑うと、
「ギルドマスターに伝えておく。一度アンタらに託したんだから余計な真似はすんなって」
「くすっ。よく分かってるじゃない。これが終わったらビール一杯奢ってあげる」
「そいつは楽しみだ。場所はもちろん」
「「ビールで」」
リリスとアイゼンは悪童のような笑みを交換した後、それぞれが為すべき最善に向けて動き出した。
アイゼンはリリスからの伝言をギルドマスターへと渡す為に後方に下がり、リリスは正面に向き直り、静かに剣を握る。
「さて、そろそろ、私が前に出なくちゃいけない時間かしらね」
どうしても一人で頑張ろうとしてしまう世話の焼けるパートナーが最後まで戦い抜けられるように、リリスは人知れず感覚という牙を研ぎ澄ましていく。
「ヴオオオオオオ!」
「――ッッ!」
前回の怪物――ベルクトとの戦いで、アカツキ・センリは自身に新たな可能性を見つけた。
先の戦いでセンリはベルクトの鬼神と呼ぶに相応しい攻撃を十分近くいなし続けた。その一撃でも食らえば致命傷という攻撃をいなし続けたセンリの集中力と動体視力は極限状態へと至り、それが彼を強制的に次のレベルまで引き上げた。
それはまるで蕾が開花し大輪を咲かせるように。この世界に転移してからひたすらに積み上げた戦闘と修練が、『死』という強烈な感情のトリガーによって彼の才能を開花させた。
あるいは人はそれを――『覚醒』と呼ぶのだろう。
覚醒以前から他者より突出していた直感と危機感知も同様に更に発達し、センリは以前よりも相手の行動が視えるようになった。
そんな彼が入院中に新たに選んだ武器が、中剣と短剣の二本構えで戦う――〝双剣〟だった。
いなす、捌く、の能力技術が飛躍的に向上したセンリにとって、双剣はまさに自分にハマっていた武器だった。
センリの以前の攻撃スタイルは、相手の攻撃をいなしてから反撃するカウンター方式。双剣はそんな彼の戦闘スタイルを更に磨きをかけた。
剣が短く、軽量化してしまったせいで一撃の攻撃力は落ちたが、元々攻撃力が低いセンリにとっては特に影響はなく、それよりも構える剣が一本増えたことで連撃性が上がったことで総合的な攻撃力は上昇したと言えよう。
さらに戦闘での小回りが利くようになり俊敏性も向上した。
双剣のデメリットであるリーチの短さも、センリ自身の能力によって補うことができる。しかし、センリ自身の最大の弱点である体力のなさには拍車が掛かってしまったが。
「(少しでも余裕ができたら息継ぎ! ちょっとでもいい! 肺に酸素を取り込め!)」
呼吸は哺乳類でも海中を長く泳ぎ続けられるクジラを意識しているが、雨のように降り注ぐ剣撃の中ではそれすらも難しい。
まるでずっと海中の中にいるみたいだと苦笑いしながら、センリは迫り来る剣撃を双つの剣で捌き続ける。
ジャリリリ! と激しく散る火花を散らしながら流れていく剣線が、この武器を選んで正解だったと彼に自信を持たせる何より証だ。
そして、彼が剣の雨を必死に捌き続ける光景を遠くから眺めていたリリスたちはというと、
「……んだよ。あの動き」
「あら。こんな近くに来ていいの? 巻き込まれても助けないわよ」
「すぐ離脱するわ! 加勢しに来たけど、俺が邪魔になるってことだけは、嫌でも理解させられる」
「落ち込んでるようだけど安心しなさい。あれは、私にも手が出せないから」
センリとベルクトの、文字通り割って入る隙がない苛烈な攻防は、リリスの実力を以てしても「圧巻」と言わせしめるものだった。最もリリスの場合は、別の理由もあるのだが。
「私が下手に手を出してセンリの機嫌を損ねたくない。だから戦いに参加するのはもうちょっと後」
「もしかしたらこのままセンリ一人でやっちまう、なんてことは」
「いくら急成長しようと、流石にアレ一人はあの子にはまだ無理よ」
センリのことはこの中ではリリスが最もよく理解している。センリの成長速度には確かに目を瞠るものがあるが、しかしまだ欠点も多分にあることを、リリスはよく知っている。
一つは体力のなさ。そしてもう一つは、
「ギルドを出る前に身体強化を掛けてあげるっていったのに、あの子「それじゃあリリスが魔法を使えなくなるから必要ない。自分で掛ける」って言ったの。べつに同時に扱える魔法が限られるだけなのに」
「ん? センリって身体強化の魔法使えたのか?」
「あの子がまだそんな上位魔法使えるわけないでしょう。それでも教えて欲しいって強請るから教えたの」
「で、結局使えるようになったのかよ?」
「付け焼き刃程度にはね。あの子はまだ魔法を完璧に扱えるだけの魔力とコントロールを持ってないから、右手だけに身体強化が掛けられてる状態でしかも5分の時間制限付き」
「5分⁉ ってあと何分も残ってないじゃんか!」
「バカか。切れたらまた掛け直せばいいだけでしょ」
「そ、そうか。そうだよな。なんだよヒヤヒヤさせやがって」
「まぁあの子はもう一度身体強化を掛けられるだけの魔力持ってないんだけどね」
「じゃあダメじゃねえか⁉」
それをセンリ自身も理解した上で戦ってる。そして隣で一人騒いでいるアイゼンは何か勘違いしている。
リリスはセンリの身体強化の効果時間を説明しただけで、実際にはまだ発動していない。つまり、今戦っているのは身体強化もなにも掛かっていない素の状態だ。
「……そういえばアイツの持ってる魔剣。回収係がちゃんと回収したんじゃないの? その手筈のはずだったでしょう」
「作戦は全部順調だった。全員がそう思ってた。けど、魔剣を回収した班から連絡があったんだよ。回収した魔剣がこっちに飛んでった、って」
「……じゃあ結局、作戦は失敗したということね」
あの日、センリの要求をギルドマスターが呑んでから立てられた作戦はこうだ。
センリを囮にしてベルクトを噴水広場まで誘導。彼が魔剣を手に持った状況とそうでない状況を二パターンを想定して作戦は立てられた。後者であった今回は魔剣を回収する班が速やかに彼の部屋から魔剣を押収。そのまま封印されるはずだった。だが魔剣は意思を持っており、宿主の身体も既に乗っ取っていた。つまりヤツがこっちに飛んできたのは、宿主と意識を共有していてその感情に呼応したからか。
いずれにせよ、自分から宿主の危機を感知して数百メートルも離れた所から飛んでくるなんて魔剣、リリスは百年以上生きて一度も見た事はなかった。
「リリス嬢。一つ、訊きたいことがある」
「なに?」
「あの男の意識はもう、ないのか?」
「限りなくないと思うわ。あの男の魂はもう完全に魔剣と同化している。貴方も冒険者なら、なんで魔剣を人間が使ってはいけないかくらいの享受は受けてるんでしょう」
「……あぁ」
魔剣は本来、意思を持つ武器ではない。しかし、
「魔剣は使用者に力を与えるが、しかしその代償に欲望を増大化させる。その増大化した欲望を魔剣が吸い取り、徐々に魔剣そのものが意識を宿す。やがて、魔剣を手にした者の意識と身体を奪う」
「あれがそのいい例ね」
まさに人の成れ果てた姿こそが今のベルクトだ。魔族はその姿を滑稽と口を揃えて嘲笑するが、人間はその姿を見て怪物や化け物と呼ぶ。
人間にも、魔族にも、ましてや魔物にすらなれない、ひたすらに堕ちた醜い操り人形。それが、魔剣がもたらす人間の最期。
「いくら復讐の為とはいえ、やはり愚かね」
けれど、アカツキ・センリは、そんな人間にも手を差し伸べようとしている。
一度殺されかけて、そしてまた殺し合っているというのに、それでもアカツキ・センリは最後まで彼が戻ってくるという希望に縋って剣を握っている。
彼だけがこの戦いの中で唯一、魔剣に魅せられた者をそのまやかしから解こうと必死に藻掻いて戦っている。
リリスには到底理解できない行動信念。けれど、それが今のセンリの身体を動かしているということは理解できるから。
「アイゼン。他の者達に伝言してきなさい」
「まーた伝言。今回はなんだ」
「――全員、あの子に賭けなさい」
「…………」
この戦いに無粋な横やりは不要。周囲を見ればわざわざアイゼンに伝言を回す必要もないとも思ったが、町を無茶苦茶にした相手を前に誰がいつ行動を起こすかは分からない。だからこそ、リリスはアイゼンに伝言を頼んだ。
それを託されたアイゼンは、フッ、と小さく笑うと、
「ギルドマスターに伝えておく。一度アンタらに託したんだから余計な真似はすんなって」
「くすっ。よく分かってるじゃない。これが終わったらビール一杯奢ってあげる」
「そいつは楽しみだ。場所はもちろん」
「「ビールで」」
リリスとアイゼンは悪童のような笑みを交換した後、それぞれが為すべき最善に向けて動き出した。
アイゼンはリリスからの伝言をギルドマスターへと渡す為に後方に下がり、リリスは正面に向き直り、静かに剣を握る。
「さて、そろそろ、私が前に出なくちゃいけない時間かしらね」
どうしても一人で頑張ろうとしてしまう世話の焼けるパートナーが最後まで戦い抜けられるように、リリスは人知れず感覚という牙を研ぎ澄ましていく。
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる