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第2章――1 『 輪舞祭/吸血鬼と変わらぬ日常 』
第76話 絆を確かめて
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――身体が、一つに溶け合っていく。
「ぷはっ……ねぇ、もっとぉ。もっとしましょぉ」
「ふふっ。……うん」
離れたくない。そう強請るかのように、リリスが己の肉体をぎゅぅぅ、と密着させてくる。隙間なく密着して、それでも尚足りないようで、背中に回る腕がいっそ苦しいほど抱きしめてくる。
「んんぅぅん……ちゅぱっ、れろ、れろぉ……もっと、もっと唾液、交換しよ?」
「はぁ、はぁ……んんんっ」
何十秒もお互いの口を塞がなければならないキスよりもディープキスの方が口唇の隙間から息継ぎできるからまだいくらかマシだけど、やはり苦しいことに変わりはない。
今日は一段と激しく舌を絡ませにくるから、とにかく酸素を取り込むのに必死だった。
だったらむりやりにでも引き剥がせばいいのに、なんて考えは無粋だ。こうして情熱的に求めて来るリリスはどうやって引き剥がせないし、それに何よりこんな可愛くて愛しい彼女の求愛行動に応えないわけにはいかない。
「センリ。センリぃ……もっと、んんぅんっ……もっろぉ」
「……うん」
お互いの胸に込み上がる欲情を余す事なく相手にぶつけるように、僕とリリスはさらに身体を密着させて、満足に呼吸ができないのにそれでも唇を重ね、激しく舌を絡ませる。
今夜のリリスは、これまでより一段と僕を求めている。思えるのではなくそうだと断言できる。
「……はぁ、はぁ。私、変なの」
「……なにが?」
「身体が、疼いて仕方ないの。今までよりずっと、貴方のことを身体が求めてるの。センリの全部が欲しくてたまらない。――んんっ」
「んっ……ふふ」
自分の感情に困惑しながらキスしてくるリリス。それはもはや、理性ではなく本能で僕を求めているようだった。
「なんで……んんぅ……ぷはっ……笑うのよ」
「だって、リリスが可愛くて仕方がないから」
どうやら本人は自覚してないようで、それが余計に面白おかしく、そして愛しさが込み上がって来る。
「細かいことは考えなくていいよ。リリスは今、僕と何がしたい?」
「そんなの決まってる。早く繋がりたい。早く貴方が欲しくて、身体は貴方を求めてどうしようもないの」
苦しそうに息を乱して、赤い瞳を潤ませて懇願するリリス。密着する上裸の下では、彼女の熱い箇所がそれを欲して悶えていて。
その姿があまりにも愛おしくて、いじらしくて、
「あぁ。可愛いな」
リリスが見せた独占欲。そして注がれる愛慕。募りに募った感情はその一言に集約されて、僕は衝動が抑えきれずリリスの頬にちゅ、と唇を押し当てた。
そして、
「今夜は僕がリードしていい?」
「ちゃんと満たしてくれる?」
「もちろん。今夜は、最後までリリスに付き合える気がする」
不思議と、今夜は何度でもリリスと繋がれる気がした。限界が来ようともそれを超えて、何度でも、何度でもリリスを抱ける自信が湧いてくる。
「じゃあ、今夜はたくさん満たして。センリの愛情で溺れちゃうくらい」
「くすっ。それ、これ以上ないほどの誘い文句だね」
今夜は理性のブレーキは外して、ただひたすらに欲に溺れて互いを満たし合おう。
互いに感じた絆を、愛情を、一夜を通りして確かめ合おう。
「センリ」
「ん?」
「私きっと、貴方のことが好き。ちゃんと異性として。一人の男として、貴方のことが好き」
「――――。そっか」
いまやっと、これまでの自分の努力が少し報われたような気がして、僕は思わずフッと笑ってしまった。
でもまだ、リリスを夢中にさせるには足りないだろうから。ここで止まる気はなくて。
「だったらもっと、僕を好きにさせてみせる。だから、覚悟してね」
「――ふふっ。それはとても楽しみね」
言葉でも、行動でも、形でも、僕ができること全てを使って、僕はキミをものにしてみせる。
そんな僕の覚悟がキミにちゃんと伝わるように、僕は彼女の手を強く、強く握りしめた――。
「ぷはっ……ねぇ、もっとぉ。もっとしましょぉ」
「ふふっ。……うん」
離れたくない。そう強請るかのように、リリスが己の肉体をぎゅぅぅ、と密着させてくる。隙間なく密着して、それでも尚足りないようで、背中に回る腕がいっそ苦しいほど抱きしめてくる。
「んんぅぅん……ちゅぱっ、れろ、れろぉ……もっと、もっと唾液、交換しよ?」
「はぁ、はぁ……んんんっ」
何十秒もお互いの口を塞がなければならないキスよりもディープキスの方が口唇の隙間から息継ぎできるからまだいくらかマシだけど、やはり苦しいことに変わりはない。
今日は一段と激しく舌を絡ませにくるから、とにかく酸素を取り込むのに必死だった。
だったらむりやりにでも引き剥がせばいいのに、なんて考えは無粋だ。こうして情熱的に求めて来るリリスはどうやって引き剥がせないし、それに何よりこんな可愛くて愛しい彼女の求愛行動に応えないわけにはいかない。
「センリ。センリぃ……もっと、んんぅんっ……もっろぉ」
「……うん」
お互いの胸に込み上がる欲情を余す事なく相手にぶつけるように、僕とリリスはさらに身体を密着させて、満足に呼吸ができないのにそれでも唇を重ね、激しく舌を絡ませる。
今夜のリリスは、これまでより一段と僕を求めている。思えるのではなくそうだと断言できる。
「……はぁ、はぁ。私、変なの」
「……なにが?」
「身体が、疼いて仕方ないの。今までよりずっと、貴方のことを身体が求めてるの。センリの全部が欲しくてたまらない。――んんっ」
「んっ……ふふ」
自分の感情に困惑しながらキスしてくるリリス。それはもはや、理性ではなく本能で僕を求めているようだった。
「なんで……んんぅ……ぷはっ……笑うのよ」
「だって、リリスが可愛くて仕方がないから」
どうやら本人は自覚してないようで、それが余計に面白おかしく、そして愛しさが込み上がって来る。
「細かいことは考えなくていいよ。リリスは今、僕と何がしたい?」
「そんなの決まってる。早く繋がりたい。早く貴方が欲しくて、身体は貴方を求めてどうしようもないの」
苦しそうに息を乱して、赤い瞳を潤ませて懇願するリリス。密着する上裸の下では、彼女の熱い箇所がそれを欲して悶えていて。
その姿があまりにも愛おしくて、いじらしくて、
「あぁ。可愛いな」
リリスが見せた独占欲。そして注がれる愛慕。募りに募った感情はその一言に集約されて、僕は衝動が抑えきれずリリスの頬にちゅ、と唇を押し当てた。
そして、
「今夜は僕がリードしていい?」
「ちゃんと満たしてくれる?」
「もちろん。今夜は、最後までリリスに付き合える気がする」
不思議と、今夜は何度でもリリスと繋がれる気がした。限界が来ようともそれを超えて、何度でも、何度でもリリスを抱ける自信が湧いてくる。
「じゃあ、今夜はたくさん満たして。センリの愛情で溺れちゃうくらい」
「くすっ。それ、これ以上ないほどの誘い文句だね」
今夜は理性のブレーキは外して、ただひたすらに欲に溺れて互いを満たし合おう。
互いに感じた絆を、愛情を、一夜を通りして確かめ合おう。
「センリ」
「ん?」
「私きっと、貴方のことが好き。ちゃんと異性として。一人の男として、貴方のことが好き」
「――――。そっか」
いまやっと、これまでの自分の努力が少し報われたような気がして、僕は思わずフッと笑ってしまった。
でもまだ、リリスを夢中にさせるには足りないだろうから。ここで止まる気はなくて。
「だったらもっと、僕を好きにさせてみせる。だから、覚悟してね」
「――ふふっ。それはとても楽しみね」
言葉でも、行動でも、形でも、僕ができること全てを使って、僕はキミをものにしてみせる。
そんな僕の覚悟がキミにちゃんと伝わるように、僕は彼女の手を強く、強く握りしめた――。
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