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<Chapter1>始動
<1-8>特別実戦試験④
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試験場は緑色のビニールシートのようなもので覆われていた。
シートの切れ目で入り口となっている所から奏翔と桐嶋は中へと入る。
内部は床までビニールシートになっており、それが日光を遮断しているためにかなり暗くなっていた。そこを天井や床の端に設置された蛍光灯が青く照らしていた。
そして内部には一人の男性がいた。
「「・・・って弘津先生!?」」
よく見ると先ほどまでの服装とは違い、クラスメートの数人が着ていた青いローブの色違いとなった黒いローブを纏っていた。
「私がこの試験の監督役を務めさせてもらう」
奏翔と桐嶋が驚いていることには触れずに弘津先生はこの試験の監督役として義務的に話し始める。
「お前たちにはこれから私が呼び出す魔物・・・まあ、本当はただのロボットのような物なんだが、ともかくそいつら二体と戦ってぶっ壊してもらう」
・・・訂正。そこまで義務的ではなかった。
「使える魔法は変換魔法と水魔法の二つのみ。そして魔物の弱点は人間と同じ部分にある。その弱点となる核を壊せば、そいつら二体は勝手に崩れ去る・・・極めて単純で簡単な試験だ。だから、お願いだから私に面倒なことをさせないでくれよ。私は今日、すごく眠たいんだ・・・」
さっきの教師面した先生はどこ行ったんだと呆れる二人の視線を気にもせず、弘津先生は大きく欠伸をする。
ただし、その欠伸ができるほどこの試験は簡単なんだろう。何とか切り抜けられるといいんだけどな・・・
奏翔がそう考える横で、桐嶋はなぜか何かに期待するように興奮していた。
「じゃあ、先生!あれやってくださいよ、あれ!」
「ああ、わかったから落ち着け。まずは依代を置かせろ」
桐嶋をなだめながら、弘津先生は地面へと赤い宝石を二つ、ある程度離して置いた。
そして壁側までいくと、いきなり床へと両手をつき、何かを唱えた。
するとそこから脈のように青い線が出て、それが床全面、壁、そして天井へと張り巡らされていき、それらが一定の間隔の規則的な形へと並び、大量の小さな正方形を作ると青から赤、赤から黄色と色を変えながら、徐々にそれらが広がり始める。
やがて、線が作る正方形の形が見えなくなるほど遠くなったとき、広がった空間の端から急に世界に色が付き始める。
それが奏翔たちの上にまで及んだ時、奏翔たちの周りには大きく広がる澄んだ空が、しっかりとした強度を持った土の大地があった。そして周りは大量の木々で埋め尽くされていた。
「凄い・・・」
ゲームのような開けた楕円型の空間の完成度に、小さな正方形にいたはずがたったの数秒で大きな天然のバトルフィールドへと変わっていたという事実に奏翔は心から感嘆した。
「幻影魔法と空間魔法の合わせ技・・・凄いだろっ!?」
感嘆する奏翔と同じように興奮している桐嶋が我が物事のように自慢してくる。
「あぁ・・・本当に凄いな」
たったこれだけの時間でこんな幻想的なものが見れるとは思っていなったので、奏翔は素直に魔法に対して感動した。
「絶対に真似しようとなんか考えるなよ。魔力を流しやすいあの金属を用いたからできる芸当だ。普通にやったらすぐ魔力切れでエンストするぞ」
どうやらあの緑色のビニールシートは布ではなく金属だったらしい。
二人が落ち着いたのを見計らってから、弘津先生は何かの魔法を唱え、自分の姿を消してから開始の合図を言い始める。
「今から特別実戦試験を開始する!試験時間は10分。それでは、始め!」
そうして、試験は開幕を告げた。
シートの切れ目で入り口となっている所から奏翔と桐嶋は中へと入る。
内部は床までビニールシートになっており、それが日光を遮断しているためにかなり暗くなっていた。そこを天井や床の端に設置された蛍光灯が青く照らしていた。
そして内部には一人の男性がいた。
「「・・・って弘津先生!?」」
よく見ると先ほどまでの服装とは違い、クラスメートの数人が着ていた青いローブの色違いとなった黒いローブを纏っていた。
「私がこの試験の監督役を務めさせてもらう」
奏翔と桐嶋が驚いていることには触れずに弘津先生はこの試験の監督役として義務的に話し始める。
「お前たちにはこれから私が呼び出す魔物・・・まあ、本当はただのロボットのような物なんだが、ともかくそいつら二体と戦ってぶっ壊してもらう」
・・・訂正。そこまで義務的ではなかった。
「使える魔法は変換魔法と水魔法の二つのみ。そして魔物の弱点は人間と同じ部分にある。その弱点となる核を壊せば、そいつら二体は勝手に崩れ去る・・・極めて単純で簡単な試験だ。だから、お願いだから私に面倒なことをさせないでくれよ。私は今日、すごく眠たいんだ・・・」
さっきの教師面した先生はどこ行ったんだと呆れる二人の視線を気にもせず、弘津先生は大きく欠伸をする。
ただし、その欠伸ができるほどこの試験は簡単なんだろう。何とか切り抜けられるといいんだけどな・・・
奏翔がそう考える横で、桐嶋はなぜか何かに期待するように興奮していた。
「じゃあ、先生!あれやってくださいよ、あれ!」
「ああ、わかったから落ち着け。まずは依代を置かせろ」
桐嶋をなだめながら、弘津先生は地面へと赤い宝石を二つ、ある程度離して置いた。
そして壁側までいくと、いきなり床へと両手をつき、何かを唱えた。
するとそこから脈のように青い線が出て、それが床全面、壁、そして天井へと張り巡らされていき、それらが一定の間隔の規則的な形へと並び、大量の小さな正方形を作ると青から赤、赤から黄色と色を変えながら、徐々にそれらが広がり始める。
やがて、線が作る正方形の形が見えなくなるほど遠くなったとき、広がった空間の端から急に世界に色が付き始める。
それが奏翔たちの上にまで及んだ時、奏翔たちの周りには大きく広がる澄んだ空が、しっかりとした強度を持った土の大地があった。そして周りは大量の木々で埋め尽くされていた。
「凄い・・・」
ゲームのような開けた楕円型の空間の完成度に、小さな正方形にいたはずがたったの数秒で大きな天然のバトルフィールドへと変わっていたという事実に奏翔は心から感嘆した。
「幻影魔法と空間魔法の合わせ技・・・凄いだろっ!?」
感嘆する奏翔と同じように興奮している桐嶋が我が物事のように自慢してくる。
「あぁ・・・本当に凄いな」
たったこれだけの時間でこんな幻想的なものが見れるとは思っていなったので、奏翔は素直に魔法に対して感動した。
「絶対に真似しようとなんか考えるなよ。魔力を流しやすいあの金属を用いたからできる芸当だ。普通にやったらすぐ魔力切れでエンストするぞ」
どうやらあの緑色のビニールシートは布ではなく金属だったらしい。
二人が落ち着いたのを見計らってから、弘津先生は何かの魔法を唱え、自分の姿を消してから開始の合図を言い始める。
「今から特別実戦試験を開始する!試験時間は10分。それでは、始め!」
そうして、試験は開幕を告げた。
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