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甘苦い飴に、涙目。
「リョウ様、ユーコン宰相がいらっしゃいましたが、いかが致しますか?」
「お通しして下さい」
宰相さんにも、朝の内に、〝熱があるから、お休みします〟って伝えに行って貰ったけど、わざわざ来てくれたのを追い返すなんて、できないよ。
「失礼しますね」
宰相さんにも、〈成熟し始めの熱〉って伝っていて、お見舞い兼お祝いの品を頂いた。
開けてもらったら、チャイブ先生達と同じ物だった。
定番だもんね。
潤滑液と回復薬が、あっという間に各30本。
封印の品がまた増えた。
「リョウさん。熱がある内は、魔法の練習はできませんが、夢渡りができたかどうかの確認だけ、しておきましょう。私が、これから、昨夜見た、夢の話をしますので、間違っていたら違うと仰ってください」
「はい、解かりました。お願いします」
「先ず、キャンピングカーなる物を見せて頂きました。前方に運転席、後方は寝泊りができるようになってました」
コクンッ
「馬は必要とせず、ガソリンという燃料なる物で動くという話をしました。どうです、合ってますか?」
「合ってます」
「他にもいろいろと、お話をしましたが、ここまでで、確認は十分ですね。何しろ、こちらの世界には無い乗り物の話ですからね。夢渡りは、成功ですね。あっ、そうそう、イメージだけで、早く走れるのか、ナイルで試すという話でしたが、熱が下がりきるまでは、魔法制御を誤り易いので、魔法を使うのは禁止しますね」
「禁止ですか?」
えっ、そんな~。
成功した事が分かったら、山崎君の夢に渡れるかどうか、今夜にでも試そうかと思っていたのに。
「7~8日の辛抱です」
そんなに、日にちが経ったら、他にも、試そうと思っていた事、忘れてしまいそうなんだけど。
「リョウ様、ユーコン宰相がいらっしゃいましたが、いかが致しますか?」
「お通しして下さい」
宰相さんにも、朝の内に、〝熱があるから、お休みします〟って伝えに行って貰ったけど、わざわざ来てくれたのを追い返すなんて、できないよ。
「失礼しますね」
宰相さんにも、〈成熟し始めの熱〉って伝っていて、お見舞い兼お祝いの品を頂いた。
開けてもらったら、チャイブ先生達と同じ物だった。
定番だもんね。
潤滑液と回復薬が、あっという間に各30本。
封印の品がまた増えた。
「リョウさん。熱がある内は、魔法の練習はできませんが、夢渡りができたかどうかの確認だけ、しておきましょう。私が、これから、昨夜見た、夢の話をしますので、間違っていたら違うと仰ってください」
「はい、解かりました。お願いします」
「先ず、キャンピングカーなる物を見せて頂きました。前方に運転席、後方は寝泊りができるようになってました」
コクンッ
「馬は必要とせず、ガソリンという燃料なる物で動くという話をしました。どうです、合ってますか?」
「合ってます」
「他にもいろいろと、お話をしましたが、ここまでで、確認は十分ですね。何しろ、こちらの世界には無い乗り物の話ですからね。夢渡りは、成功ですね。あっ、そうそう、イメージだけで、早く走れるのか、ナイルで試すという話でしたが、熱が下がりきるまでは、魔法制御を誤り易いので、魔法を使うのは禁止しますね」
「禁止ですか?」
えっ、そんな~。
成功した事が分かったら、山崎君の夢に渡れるかどうか、今夜にでも試そうかと思っていたのに。
「7~8日の辛抱です」
そんなに、日にちが経ったら、他にも、試そうと思っていた事、忘れてしまいそうなんだけど。
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