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気持ちが通じ合ったのはいいけど、明日から、どうしたらいいのだろう。
相手は同姓で、しかも、先生。
気軽に部屋を行き来できないだろうし、もし、他の先生とかに関係がばれたら、大変な事になると解り切っている。
キスしたり、ハグしたりも、人目を気にして、できる場所は限られている。
恋人どうしになれても、今までみたいに、ほとんど会えないのかも。
ただ、会話もなく、抱き締めあってるだけ、それだけの、穏やかで、ゆったりとした時間が、とても貴重だと感じた。
ジョエルの提案で、逢う口実として、月・水・金だけ、マッサージのバイトをする事になった。
別に、恋人同士になったのだから、お金を貰わなくてもしてあげるのに。
そう思って、言ってみたら、
「生徒を部屋に呼ぶ訳だから、他の先生方に問われた時に、バイトで来てもらっているっていう、納得させられる証拠を用意しておかないとね」
バイト代を、ジョエルのカードから俺のカードに振替えてもらう時、バイトした日付、時間、金額の書かれた明細書を事務に提出する必要があり、何か言われたら、それを、見てくれって言えるって説明してくれた。
現金払いじゃないんだね。
「へ~、そういうシステムなんだ。でも、そうしたら、土日に出入りする時は、ばれないよう気をつけないといけないね」
「まっ、見られたら、マッサージしてもらう代わりに、勉強を教えてたとでも言うよ。そうしたら、代金は発生しないからね。・・・そうなると、湖箔の学年を担当してなくて良かったかもな」
「?何で?」
「テストに出る所を教えてる、とか変に邪推されないで済むだろ」
「確かに、そうだね」
これで、週3日、30分と短時間だけど、堂々と会える。
初め、ジョエルが土日の事に触れなかったから、忙しくて、会えないのだと、諦めていた。
でも、違った。
「湖箔、編入生だから成績を落とす事ができないのは知ってる。だけど、出来るだけこうして一緒にいたい。湖箔はいつも通り、勉強に時間を使えばいい。友達と過ごす時間も必要だろう。でも、ここにも、各種参考書を用意しておく。だから、平日は泊まれないとしても、休日の前夜、土曜や日曜、祝祭日の予定のない日は、ここで勉強をして、趣味とか、好きな事をして・・・それでも、残った時間、それだけでもいいから、それを、俺の為に使ってくれないか?」
真剣な眼差し。
本心?
出来るだけ一緒にいたいとか、ジョエルも思ってくれているなんて。
胸がいっぱいで、声に出したら、泣いてしまいそう。
だから、頷くだけで、精一杯だった。
相手は同姓で、しかも、先生。
気軽に部屋を行き来できないだろうし、もし、他の先生とかに関係がばれたら、大変な事になると解り切っている。
キスしたり、ハグしたりも、人目を気にして、できる場所は限られている。
恋人どうしになれても、今までみたいに、ほとんど会えないのかも。
ただ、会話もなく、抱き締めあってるだけ、それだけの、穏やかで、ゆったりとした時間が、とても貴重だと感じた。
ジョエルの提案で、逢う口実として、月・水・金だけ、マッサージのバイトをする事になった。
別に、恋人同士になったのだから、お金を貰わなくてもしてあげるのに。
そう思って、言ってみたら、
「生徒を部屋に呼ぶ訳だから、他の先生方に問われた時に、バイトで来てもらっているっていう、納得させられる証拠を用意しておかないとね」
バイト代を、ジョエルのカードから俺のカードに振替えてもらう時、バイトした日付、時間、金額の書かれた明細書を事務に提出する必要があり、何か言われたら、それを、見てくれって言えるって説明してくれた。
現金払いじゃないんだね。
「へ~、そういうシステムなんだ。でも、そうしたら、土日に出入りする時は、ばれないよう気をつけないといけないね」
「まっ、見られたら、マッサージしてもらう代わりに、勉強を教えてたとでも言うよ。そうしたら、代金は発生しないからね。・・・そうなると、湖箔の学年を担当してなくて良かったかもな」
「?何で?」
「テストに出る所を教えてる、とか変に邪推されないで済むだろ」
「確かに、そうだね」
これで、週3日、30分と短時間だけど、堂々と会える。
初め、ジョエルが土日の事に触れなかったから、忙しくて、会えないのだと、諦めていた。
でも、違った。
「湖箔、編入生だから成績を落とす事ができないのは知ってる。だけど、出来るだけこうして一緒にいたい。湖箔はいつも通り、勉強に時間を使えばいい。友達と過ごす時間も必要だろう。でも、ここにも、各種参考書を用意しておく。だから、平日は泊まれないとしても、休日の前夜、土曜や日曜、祝祭日の予定のない日は、ここで勉強をして、趣味とか、好きな事をして・・・それでも、残った時間、それだけでもいいから、それを、俺の為に使ってくれないか?」
真剣な眼差し。
本心?
出来るだけ一緒にいたいとか、ジョエルも思ってくれているなんて。
胸がいっぱいで、声に出したら、泣いてしまいそう。
だから、頷くだけで、精一杯だった。
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