シャム猫

大器晩成らしい

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ジョエルが、俺のと一緒に手に握り込み、上下に擦る度、交じり合った二人の先走りが、グチュグチュと、卑猥な音を奏で、唇を貪りあう音と、直接的な刺激とが相まって、どんどんと昂ぶり・・・

「ぁあ、はぁ、もぉ、出ちゃう」

「いいよ。イって」

「んっ、でも、一緒がいい、んぅんっんっ」

ジョエルの首に腕を回し、縋りつきながら、我慢。

ジョエルが追い上げる手の動きに翻弄されながらも、一緒にイく為に、どうにか耐え続ける。

耳に、ジョエルの荒い息遣いが入ってきて、その興奮の度合いの高さに、身体がゾクゾクする。

「湖箔っ、一緒に・・・んっつ・・・」

名を呼ばれ、一際強く擦られると同時に、尿道を精子が勢いよく駆け登り、外へと解放されていた。

「ん、はぁ、んっ」

ジョエルの手は、出した後も、直ぐに止まる事はせず、残滓を搾り出すかのように、ゆっくりと数回、上下に動かしていた。

俺の腹の上には、二人分の白濁。

「・・・湖箔、シャワーを浴びていくか?」

「そんな事をしていたら、遅くなるよね?とりあえず今は、ティッシュで拭くだけでいいよ。シャワーは、部屋に帰ってからするから」

「・・・このまま、泊まっていったら?」

「明日も学校があるのだから、無理。できないのを知っているくせに。・・・俺だって、本当はそうしたいのを、我慢してるんだからな。惑わせるの禁止」

「我慢しているのか・・・じゃあ、仕方ない、俺も我慢するしかないな」

そう言いながら、テーブルの上のティッシュBOXを引き寄せ、2~3枚取り出し、俺の腹の上の白濁を、軽く拭き取り、さらに数枚取り出し、俺のと自分のモノを拭いた。

「タオルを濡らしてくるから、少し待ってて。チュッ」

俺の目尻に口付けをし、下着だけを穿いて、脱衣所に。

タオルを濡らし、絞った物を持って、電子レンジで1~2分加熱。

自分の手で熱さを確認してから、そのタオルで、俺の身体と、出し切ってくったりと倒れているモノを、丁寧に拭いていった。

ちなみに、〝タオル貸して、自分で拭くから〟って主張したけど、却下された。









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