何で僕を?

大器晩成らしい

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「プレナイト!大至急あの方に連絡して、陛下にも知らせて来て下さい」

「はいっ、行って参ります」

あの方って誰?

これって、訊いてもいいのかな?

召喚された理由も、まだ聴いていない。

いろいろ、確認したい。

意を決して訊こうと思った時、プレナイトさんと入れ違いで、お医者さんを呼びに行った第一異世界人が、戻ってきた。

「連れてまいりました」

後ろで、かなりご高齢のお爺さんが、両膝に手を置いてゼイハア呼吸を荒げているんだけど・・・

「あのっ、大丈夫ですか?」

僕を診察する為に、急いで来てくれたのだろうけど、それでぽっくり逝かれたら困る。

「大丈・・ゲホッ、ゴホッ・夫。ガハッ」

いやっ、全然大丈夫に見えないんだけど・・・

「えっと、お医者様にお水をあげてくれませんか?」

「・・・なんとお優しい、ガホッ、ゲホッ。」

第一異世界人に目を向けると、スッと部屋を出て行き、新たなグラスを持って来て、水差しから水を注ぎ、お医者さんに渡してくれた。

「すみません、ありがとうございます。えっと、僕は神永葵と言います。お名前をお聞きしても宜しいですか?」

「これは、名乗らず失礼しました。この部屋付きの侍従をしております、ラピス・シ・ディープブルと申します。して欲しい事等ございましたら、何なりとお申し付け下さい」

「すみません。お世話になります」

それにしても、皆、名前が長くて、僕、覚えられるかな・・・

こうなったら、ちゃんと覚えるまでは、こっそり鑑定するしかないかな。

ちなみに、お爺ちゃん先生の名は、シェル・ハク・ホワイトで、王室医薬師長らしい。

お医者さんの一番偉い人なんだよね?

そんな人を急かして、走らせたて来たなんて、申し訳ないな。

ラピスさんからグラスを受け取り、むせない様に、喉に水を流し込み、一息ついたようだけど、平気かな?

「ふぃ~、お待たせしたのぅ、それじゃあ、診察しようかのぅ・・・・・・侍従以外、出て行ってくれないかのぅ」

「これは、失礼しました。では隣の部屋に居りますので、診察が終わったら呼んでください。ほらっ、行きますよ」

魔術師長は、渋るジェイドさんを促がしながら、一緒に部屋を出て行った。
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